劣等生の方も進んでないのにね!
これも全て羽島リンという僕の好み内角高めのストレートなキャラをつくりだしたスタッフが悪い(暴論)
そのヒールで僕にヒールトリガーを下さい(キリッ
という殺し文句を思いつきましたがどうでしょう?
世界のカードゲーム人口は数億人に上り、カードゲームは娯楽のみならず人々の生活の様々な所に関わっている。
その中でも最もアツいカードゲームがヴァンガードであり、ここ日本でも様々な大会が開かれプロファイターなる存在もいる。
「ふっふふ~ん♪」
活気あふれる人々の営みが様々な街模様を形成しているその一角で緑青色の髪をした男が鼻歌を歌いながら散策していた。
「お、おいあれって……」
「もしかして……」
男は有名人のようで、すれ違った人は老若男女区別なく振り向き女性に関しては黄色い声を上げる者もいた。
だが男はそれを一切気にせず、相変わらず鼻歌交じりで歩みを進めていた。
「キータ~ニ~Limit break!っと良い天気だ」
おっす、俺安城マモル!今をときめくドラゴンエンパイアのクランリーダーさ!使用デッキはかげろう、すべてを焼き尽くしてやるぜ!
というのは置いといて、いやそれも間違ってはいないんだけど、俺安城マモルは転生者だ。いやいきなりトラックに轢かれてとか、神様に会ってうんぬん~とかではなく、ある朝目覚めたらいきなり安城マモル(幼少期)になっていたのだ。何を言っているかわからねぇと思うが(ry
まぁ最初はめちゃくちゃ混乱したが、今では折り合いをつけて何とかやっている。前世の記憶は殆どないけどどうやら俺は向こうでもヴァンガードファイターだったらしくすんなりとヴァンガード中心のこの世界を受け入れられたのも大きかったと思う。
今はかげろうを使っているが、昔はなるかみとかダークイレギュラーズとかオラクルシンクタンク(バトルシスター)とかの方が使いやすかったりもした。これも前世の影響なんだろうか?
まぁ今はかげろうも使ってて楽しいし悪くないと思っている。
そして俺がこの世界で生きて行くことを受け入れられたもう一つの理由
それはマイプリティーシスター安城トコハの存在である。
俺がこの世界で目覚めて初めて目に入ったのが兄を起こしに来たロリトコハちゃんだった。正直、過ちを犯しそうになったがそこは心の完全ガードで抑え込み俺はトコハの兄として恥ずかしくない自分をやっている筈だ。
「おい」
なのに、最近は碌に会話もしていない。昔はあんなに可愛かったのになぁ。ヴァンガードだって良く二人で遊んだのに……
「えっと~」
「あ、そのカードをコールしたいのかい?」
「うん!」
「アーシャの
「そっか!じゃあコール!」
「はい、じゃあヒロイックサーガドラゴンのライド時スキルでそれ退却ね」
「」
とか
「ん~お兄ちゃんのクリティカルトリガーは」
「一応、ドロップゾーンに四枚あるね」
「四枚か~、あ!スタンドトリガーもある!」
「あらら、ばれちゃったか」
「ということは各トリガー四枚ずつ入れてるのね!」
「いや~しまったなぁ、そこ見抜いちゃう~?」
「じゃあもうクリティカルはないわ!ノーガード!」
「ごめん、そう思わせる為にスタンド一枚しか入れてないんだ。はい、クリティカルゲット、二ダメージね」
「」
とか、ヴァンガードの楽しさ(意味深)をマイシスターに教えていたらいつの間にか呼び方が『クソ兄貴』とか『バカ兄貴』とか『外道』に変わっててお兄ちゃん涙目だよ。
「おい!」
一体何が悪かったんだろう?まぁそれでもたまにファイトを挑んでくる妹は本当に可愛いです。
「おいってば!」
さて、仕事サボってきたからそろそろ戻んないと支部長に怒られるかな~?ヴァンガード関係なら大丈夫かと思ったけどやっぱ仕事はだるいです。
「聞・い・て・ん・の・か!」
「いってぇっ!?」
何だよ!人が考えごとしてたのに!と結構遠慮なしにふくらはぎ辺りを蹴られ涙目になりながらも振りかえると
「久しぶりだなぁ?安城マモルぅ!」
紫色の髪の縦ロールとリップを塗った口、そして恐ろしい程悪い目つきの少女が腕組みしながらこっちを見ていた。
俺は彼女の事をよく知っている、ていうかかれこれ長い付き合いになるしファイト数だけでいえば俺と一番ファイトしている少女だ。
「なんだ、リンリンか」
「その気持ち悪い呼び方やめろって言ったよなぁ!?」
彼女はリンリン、じゃなくて羽島リン。チームディ、ディ……ディなんとかっていう所に所属する結構強いファイターなんだけど何故その彼女に絡まれているかという話しをすると結構前に遡ってしまう。
まぁめんどくさいんで要約すると、いたいけな少女相手に自分だけが楽しみながらファイトする小さいリンリン、略してロリンリンがいたのでシンパシー、じゃなくて正義の心でヴァンガードの本当の楽しさを教えてあげたのだ。
「ほらほら~もっと頑張って~ヴァンガードには攻撃しないであげるから~あ、でもリアガードもういないね?ぷぷっ」
とか
「ん~ヴァンガードのパワー31000ラインか~いや~きっついな~、か~ら~の~完全ガード(キリッ」
などなどヴァンガードの楽しさ(超意味深)を根絶丁寧に教えてあげた結果「てめぇいつか絶対ぶっ殺す!」という楽しさ溢れる台詞と共に去って行った彼女。
そして次の日から俺にめっちゃ付きまとうようになるのでした。
まぁファイト挑んでくるたびにボコっているんですけどね?(ゲス顔)それでもめげないリンリンはうちのトコハよりも根性あると思うよ。
「わかったよ。で、何の用だリンリン?」
「話聞いてねぇなてめぇ……」
悪い目つきが更に悪くなるリンリン、全く女の子がそんな言葉づかいしてはいけませんよ?
「トコハといいリンリンといい人の事を足蹴にしすぎじゃないかい?どうせ蹴るなら自販機にしてくれ」
「自業自得って言葉を教えてやるよ。てかなんで自販機?」
「これまでのリンリンを見た率直な感想だよ」
ぶっちゃけどっかのツンデレールガンみたいな行動なんだよ。え?なんでそれ知ってるのかって?この世界にもあるんですよ。ラノベがね、よくそれを仕事中とかに呼んでるんだけど支部長とかが可哀想な人を見る目をしてくるんだよね。正直偏見だと思います。
と、話が逸れたがビリビリとリンリンの違いはデレ成分の違いだね。こっちの方全くデレないからね、殺意しかないからね。全く誰のせいでこうなってしまったのか(白目
「ちくしょう、てめぇ探してたら喉渇いちまったじゃんか」
よく見ると、額に汗が浮かんでいる。あちこち探し回ってたのか、ご苦労なこって。よし、ここはお兄さんが大人の貫禄見せちゃうぞ~
「ほい」
「あ?なんだこの金」
「そこに自販機があるから好きなの買ってきていいよ」
思いのほか素直に受け取った五百円玉を訝しげに見るリンリンに俺は道路向かいにある自販機を指さした。
「ゲス野郎にしては気がきくな」
ゲス野郎は余計です。
だが、この俺が何も考えないと思ったかい?正直支部戻んないとヤバいし相手している場合じゃないので買っているうちに逃げるつもりです。
これが大人というものなのだよ?(キリッ
「じゃあお前も来いよ」
「え?」
「お前の分も買ってやるってんだよ。あと、逃げんな?」
げ!?何故ばれたし
「ちょ、俺時間がヤバいんだけど」
「どうせ仕事サボってきたんだろ?思いっきり怒られるんだな」
なぜそこまでわかる?
「あ、ああぁぁぁぁ……」
抵抗虚しく意外に力の強いリンリンに手をひかれ引きずられるように連行されるのでした。
「さあ!あたしとファイトしろ安城マモル!」
やっぱそう来たか!自販機でジュース飲んでる時もどうにか逃げようと思ったけどリンリンが逃げたら殺す、と言わんばかりの殺意のこもった目でガン見してくるので出来ませんでした。
「あ~もうわかったわかった。飽きないね~リンリンも」
「おめぇをボコボコにするまでやんだよ!あとリンリン言うな!」
さて、ボコボコにされるのはどちらですかねぇ?
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
お決まりの掛け声と共にお互いのファーストヴァンガードがあらわになる。さぁファイトの開始だ!
とここで綿密にファイトを描写したいのだが短編ということでハイライトでさっくりとお送りしたいと思う。決して書けなかったとかそういう事ではない、イイネ?
「じゃあ、アタック入るよ~。ヴァンガードのワイバーンストライクドーハでリアガードのサウザンドレイペガサスにアタックで」
「はぁ!?ヴァンガードでリアガードを!?」
「うん?なんか問題が?」
(コイツっ!あたしがペガサスを残したいのを見通してやがる……!)
「ち、クリティカルヒットエンジェルでガード!」
「ドライブチェック、おうクリティカル。じゃあリアのドラゴンナイトイマードに効果全部」
「な!?ブースト付きで19000だと!」
「15000ガード切る?(ニヤニヤ」
「やろぉ……受けてやるよぉ!」
「よし、俺のターンドロー」
「さっさとライドしやがれ」
「任せとけ、V裏に英気の炎アエトニキをコール」
「おいライドはどうした!」
「え?いや~G3がなくてさ~」
「じゃあGアシストしろよ!」
※Gアシスト…次のグレードにライド出来ない時、手札を公開し該当のグレードがないことを確認した後、山札から5枚めくり該当グレードがあったらライド出来る救済措置。だが成功した場合手札二枚を除外しGソーンのカード二枚を表にしなければならないのだ。
というわけなんだが手札が増えないかげろうで手札二枚消費とか超痛いんだよね~てか実はG3あるしね
「ん~今回は遠慮しとくわ。アタック、リアのアタックでターンエンド」
(またコイツあたしのリアガード殴りやがった)
「ドロー、じゃあこれでくたばりやがれ!
「ニヤニヤ」
「こ、これが狙いかよ!」
※
つまり相手のグレードが2の場合はストライド出来ないのである。
「いや~たまたまライド出来なかったんだけどね~儲け儲け」
「この野郎……」
「じゃあ僕先に
「さっさとしやがれ!ぶっとばしてやる!」
おうおう、怖いね~(棒読み
で、色々あってゲームは進み、俺のかげろうで焼いて焼いて焼きまくった結果
俺盤面
V:ドラゴニックブレードマスター
右上R:ドラゴニックブレードマスター
左上R:ドラゴンナイトイマード
左下R:煉獄の化身マジド
手札:三枚
完璧とまでは行かないが全ラインヴァンガードを殴れるので問題はない。一方リンリンの盤面は
リンリン盤面
V:黒衣の戦慄ガウリール
右上R:機動病棟ヒーリングパレス
手札:四枚
ふふふ、完璧ではないか(暗黒微笑
おやおや~リアガードが足りてないよ~まぁ俺が焼いたんですけどね
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……」
ひゅ~いい感じに荒れてるね~。あんまやり過ぎると泣いちゃうから程々にしないとな。前に泣かせて周りの人に警察呼ばれた時はマジで死ぬかと思ったぜ。
支部長のおかげでどうにかなったけどあの時のマイシスターのゴミを見る目つきといったら、新しい何かに目覚めちまいそうだったZE★
「ほらほら~もっと頑張って~このターンはヴァンガード攻撃しないであげるから~」
「うっせぇ!さっさとやれよこのクソ外道が!」
やれやれ、引導を渡してあげましょうかね?
「じゃあドロー」
げ、ドロートリガー素引きかよ……一番弱いドローだぜこれ、まぁいい
「さぁ、ラスト
と、ここまで来て手札を見ると
ヒールトリガー(G0)、ドロートリガー×2(G0)、リザードソルジャーグローム(G1)の四枚
0+0+0+1=1
(ス、
痛恨のミスである。
(や、ヤバくね?一応ブレードマスターのGB2は発動してるが、ぶっちゃけヒロイックサーガに乗りたかったなこの状況)
そうすれば、イマードの能力も発動出来たかもしれないんだが
(ていうか、よく見たらこの手札、返し防げなくね?なんか余裕ぶっこいちゃったけどこれヴァンガード攻撃しないとか言ってる場合じゃないんじゃ……)
でもな~言ってしまった手前な~
「ま、まぁ超越は勘弁してやろう」
「?」
ぐ、めっちゃ不審に思ってるじゃんか。し、仕方ない
「ヴァンガードでガウリールにアタック!」
「おいちょっと待て外道」
「え?」
「え?じゃねぇよボケ!さっきお前ヴァンガードに攻撃しないって言ってただろが!」
「はて?そんな事言った覚えが」
相当無理があるがすっとぼけてみると、リンリンの目が本気で蔑むものに変わる。
「お前、それは人として……」
う、うるせぇし!こちとら負けそうなんだよ!
「おらおら!16000のクリティカル2だ!防御しろ防御!」
「あ~ったく、ほらよ完全ガードだ」
大丈夫だそれは知っていた。後はトリガーにかける!
「ドライブチェック!」
一枚目:ヒロイックサーガドラゴン(G3)
二枚目:ヒロイックサーガドラゴン(G3)
「ファッ!?」
出ないと思ってたらそんなとこに固まってたんかい!てかそれどころじゃねぇ!G3ってガード値0なんだよ!ガードに使えないんだよ!こ、これ本格的にヤバいぞ
「おやぁ?運がねぇようだなぁ」
「はん、まだリアガードの攻撃があるわい!」
調子づかせる前に倒す!
「ブーストを着けてイマードが攻撃!16000だ!」
「ノキエルでガード!効果でダメージゾーンのカードを回収する、ガウリールを回収!Vのガウリールの効果で前列全てのユニットのパワー+2000!」
という事はガードと併せて18000か、防がれたがまだだ!
「リアのブレードマスター11000でこう……」
あれ?ガウリールのスキルで前列皆13000あるよ?てことは
(何処も殴れねぇだとぉぉぉぉぉ!?)
痛恨のミス(二回目)である。
「た、ターンエンド……」
「は!これでトドメだボケ!ドロー」
だ、大丈夫だ。超越さえされなければ……
「ガウリールをコストに超越!」
そうだね!さっきノキエルで回収してたね(目逸らし
「ラジエルに
あぁぁぁぁ!?リアまで出てきちゃったよ!でも問題ないペガサスのパワーは9000、俺のヴァンガードのパワーは11000。このままでは届かない!
「ラジエルのスキルでダメージゾーンのカード全てを山札に戻し、同じ枚数だけ山札からダメージゾーンに置く」
ぎゃああぁぁぁ!!ペガサスのパワーがががががry
こ、これはヒールにかけるしか……
え~と、手札に一枚、ダメージに一枚、ドロップゾーンに二枚、計四枚か~ヒールはデッキに四枚しか入れられないから……
うん!ヒールも出来ないね!(血涙
あばばばばばばばばばばばry、ど、どどどどどうしよう。いや、落ち着け!ドイツ軍人はうろたえない!
「じゃあバトルに」
「ちょっと待て!」
「んだよ!」
「あのさ、ここはヴァンガードに攻撃しないという案はどうだろう?」
「はぁ?」
「ほら、リンリンが言い始めたことじゃない?ヴァンガードに攻撃しないであげる~ってのはさ、だから自分のプレイスタイルを貫くってことで、ここは一つ!お願いします!」
「お、お前、プライドはねぇのかよ……」
人は時に何かを得るために何かを捨てなければならないんだ(キリッ
「はぁ~わかったよ。ったく」
「よっしゃあ!」
これでまだ逆転の可能性が……
「ラジエルでヴァンガードにアタック!」
「おいこらそこの紫娘、どういうことだぁぁぁ!!」
「てめぇがさっきやった事そんままお返ししてやってんだよクソ野郎!」
「ぐぬぬぬぬ~」
ありませんでした★てへぺろ♪
や、ヤバい。クランリーダーとして一人のヴァンガードファイターとしてここで負けるわけには……え?それ以前に人として負けてるって?
それはこの際置いておくとしてだね。
いやマジでマズイよ。これどうあがいてもガード足りないもの。なにかないか!?逆転の一手が……
と周りを見て
(はっ!)
ここでマモルに電流走る。(アカギ風)
「あ!神埼支部長!」
「なに!?」
とリンリンが俺の指さした方を向いた隙に自分のデッキを素早く回収し踵を返し、脱兎のごとく駆けだした。
どう考えても逃亡です。ありがとうございます。
「あ!逃げるかこの外道がぁぁぁぁぁ!!」
やべぇやべぇ!リンリンマジ足速いんだけど!クソ!最近運動してないからな~
「てめぇ負けそうになったからって逃げるか普通!?」
「負けてないし!ただアレだったんだよ。その~アレだ!うん……アレ」
「思いつかないなら言うんじゃねぇよ!」
「いやホントにアレだから!アレだよ?アレ!」
「知るかあぁぁぁぁ!!」
だ、誰か助けてくれぇぇぇぇ!!
あ、そこの道行くマダム!助けてくれ!
「おやおやマモルさんじゃないか、またリンちゃんにちょっかい出したのかい?」
いやなんでそんな生温かい目線をしてんの!?
ええい!そこのダンディーなおじさま!助けて!
「おう羽島の嬢ちゃん。今日こそあいつをとっちめてくれよな」
「任せとけ!地獄送りにしてやるぜ」
「これ持ってきな。役に立つぞ」
「サンキュー。オラ待て野郎!」
いやぁぁ!!リンリンに味方しないで!てかそれエアガンじゃね!?もう躊躇なく撃ってくるしね!
「死ぃねぇぇぇぇぇ!!」
「いやじゃあぁぁぁぁ!!」
結局、この死の鬼ごっこは支部長の依頼を受けたマイシスターの足払いにより俺が華麗にゴミ箱に突っ込むことで終わりをつげ
俺は支部長の手によって数倍の仕事を押し付けられ泣く泣く徹夜する羽目になり、リンリンはトコハと仲良く夕飯を頂いたらしい。
二人が仲良くてお兄さん嬉しいよ(涙目)
続かない。というより続ける気力がない(汗
展開力の乏しいエンジェルフェザー相手にかげろうで殲滅の限りを尽くし
「ヴァンガードはみんなで楽しむものなんだ(ニッコリ」
とか言っちゃうマモルさんまじ鬼畜www
と思ったのがこれを書こうと思った始まりです。
感想や、ご指摘ございましたら是非ともよろしくお願いします。