汚い、流石兄貴汚い   作:DEAK

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さて、今回はリレーファイトを書いていきたいと思います!

いつものざっくり描写ですがどうかご容赦ください!


外道と名前はまだない(アンノウン)②

「え~始めていいっすかね?」

 

「すまないな。早速始めようじゃないか」

 

カムイの遠慮がちにかけられた声にリューズが自身のデッキをテーブルに置きながら応えた。どうやら彼が先鋒のようだ。

 

 

「エースく~ん、機嫌直せって」

 

「……ふん」

 

さっきまで暴れていたせいで若干息の上がっているマモルが同じく肩で息をしているエースにそう言うがエースの方は取りつくしまもない。

 

 

 

「さて、相手は君かね?」

 

「あ、はい!」

 

それらを完璧にスルーして、リューズは目の前の渦巻き頭の少年に話しかけた。向こうの先鋒は彼になったらしい。

 

「改めて、明神リューズだ」

 

「し、新導クロノです。よろしくお願いします」

 

言葉に詰まりながらも丁寧に頭を下げて自己紹介する姿に唇をほころばせながらリューズは

 

「……やはり」

 

と呟いた。

 

「はい?」

 

「いや、すまない。なんでもないよ」

 

思いのほか声量が大きくなってしまったのかクロノから訝しげに此方を見られるがリューズは鉄面皮でなんとかごまかした。

 

 

「では、はじめようか」

 

「はい」

 

お互いの指がヴァンガードサークルのファーストヴァンガードにかかる。

 

 

 

 

「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」

 

 

 

 

「ガンナーギアドラゴキット!」

 

「チクタクワーカー」

 

「!?」

 

リューズのファーストヴァンガードを見てクロノの目が驚愕に見開かれる。

 

 

「あれは!?」

 

「ギアクロニクル!?新導以外にも使い手がいたの!?」

 

驚愕したのはシオンとトコハも同様であり、彼等もクロノ以外のギアクロニクル使いを始めてだった。

 

「ちょっと兄貴!どういう事よ!?」

 

トコハは恐らく事情を知っているであろう兄に真相を問いただそうとする。

 

「あれ?俺とやった時はグレートネイチャー使ってたような?まぁいいか」

 

「よくな~い!」

 

がマモルは別にいいかと軽くスルーしてしまう。

 

「あんた今とんでもない事実をスルーしようとしてんのよ!?」

 

「なに言ってんだよ。ファイトの進行に影響はないでしょ?」

 

「そうだけど!そうなんだけど!」

 

なんかこう、話の流れ的なもので重要な何かが今スルーされようとしているとトコハもよくわからない危機感にさいなまれ声を張り上げるがその声は届くことはなかった。

 

 

 

「まさか、俺以外にギアクロニクルを使っている人がいるなんて」

 

「珍しいクランではあるからな」

 

「あの!」

 

意を決して、といった様子でクロノはリューズに疑問をぶつける。

 

「ギアクロニクルって一体……」

 

「……」

 

抽象的な質問だ。自分でも聞きたいことは数あれど、整理しきれていないと言う事だろう。ごまかすのは簡単だがそれでは彼に、『新導ライブ』の息子に対して失礼と言えよう。

 

 

「この勝負に勝てたら、私の知ってる事を教えてあげよう」

 

「っ!約束ですよ」

 

まさか通じるとは思っていなかったのだろう。息をのむ音がこちらにまで聞こえてきた。

 

「いいとも、さぁ君の先攻だ」

 

「はい!スタンド&ドロー!」

 

クロノの顔が困惑から好戦的な笑顔に変わっていく。考えがヴァンガードのそれに変わったという何よりの証拠だ。

 

「ライド!タイムブレイクドラゴン!先駆でファーストヴァンガードは移動!」

 

他にやることのない先攻第一ターンはこれで終了となる。

 

 

「では私のターン。スタンド&ドロー」

 

次はリューズの第一ターン。ギアクロニクル使いではあれどそれとファイト経験のないクロノは自然と身構える。

 

「ライド、クロノチャージユニコーン。先駆によりチクタクワーカーを移動」

 

「うぐぅ!?」

 

「おう!?どうしたエース君!」

 

リューズがライドしたユニットを見て、シンがこっそり振る舞ってくれたドリンクを危うくエースは吹きかける。

その様子を見て、流石のマモルも心配そうに声をかけるが

 

「い、いや、なんでもない」

 

事情が事情である以上こう答えるしかなかった。

 

 

(あれって十二支刻獣じゃん!)

 

彼等の計画に置いて最も重要なピースである十二枚の特殊なカード、それこそがギアクロニクルの十二支刻獣である。

がまさかそのカードをこんなファイトで使うと予想できる奴が果たしているだろうか?

 

 

(なにしてんだよあの人ぉ!?)

 

「見た事無いユニットだ」

 

「珍しいカードだからな。アタックに入るぞ?」

 

「あ、はい!」

 

しかも当の本人は少年と普通に会話していると来たもんだ。

 

頭が痛くなってきたエースであった。

 

 

 

 

そしてその数分後、リューズが十二支刻獣クロノビートバッファローにライドしエースは椅子ごとひっくり返りそうになり、隣にいたマモルに助けられる羽目になるのだがそれはまた別の話である。

 

 

 

 

 

「ライド!クロノジェットドラゴン!」

 

とまぁ表面上はつつがなくファイトは進み、クロノは自身の相棒とも言えるユニットにライドした。

 

「更にスモークギアドラゴンをコールしてアタックだ!」

 

「スチームメイデンメラムでガード」

 

(お?なるほど)

 

超強力なカードであるメラムをコールではなくガードとして使うその意図を理解したマモルはちらりとなにやら頭を抱えているエースをちらりと見ながら軽く笑った。

 

「ブーストを受けたクロノジェットでアタック!」

 

「それはノーガードだ」

 

「ツインドライブ!」

 

リューズのノーガード宣言を受け、クロノが山札に手を伸ばす。

 

「ゲット!クリティカルトリガー!効果は全てクロノジェットドラゴンに!」

 

「ほう、見事」

 

リューズはクロノを言葉では称賛しながらダメージチェックを行う。

 

「ゲット、ドロートリガー。効果で一枚ドロー」

 

「ターンエンド」

 

これでリューズのダメージは3、対するクロノは2.ダメージだけ見るならばクロノが有利だが状況は予断を許さない。

 

「私のターン、スタンド&ドロー」

 

デッキトップから一枚カードを引いたリューズの顔がふ、と何かを悟ったような物になる。

 

「ライド、クロノファングタイガー!」

 

ライドしたのはリューズに道を指し示した一枚のカード、運命に対する『復讐』の為の血塗られた赤の化身。

 

「また知らないユニット……」

 

「このカードにはある能力が今回は使わない」

 

そのかわり、とリューズは手札からスチームブレスドラゴンを見せる。

 

「私のターンから超越が使える。私はこのカードをコストにジェネレーションゾーンを解放するとしよう」

 

そう言いながらリューズはGゾーンのカードから一枚を選びクロノファングタイガーから超越(ストライド)させる。

 

「さぁ運命を踏みにじり駆けるがいい!フェイトライダードラゴン!」

 

ここからがギアクロニクルの本領発揮である。

 

「チクタクワーカーをコールして、フェイトライダードラゴンのスキルを発動!」

 

チクタクワーカーがデッキの下に戻り、デッキからスチームメイデンメラムがコールされた。

 

 

「グレード0のユニットがグレード1のユニットになった!」

 

「ギアクロニクル、時を操るクランの真骨頂と言った所か」

 

クロノのファイトを見たことのあるシオンとトコハには見なれた光景ではあるが、それでもその能力の特異性には何度見ても驚きを禁じ得ない。

 

 

「バトルフェイズ!メラムでヴァンガードにアタック!」

 

「インターセプト!」

 

メラムはスキルでパワーが上がり11000となる。たかが5000要求だがこれが後々響いてくるのだ。

しかも彼女の能力はそれだけではない。

 

「メラムの効果発動、ヴァンガードへのアタック終了時自身をデッキボトムに戻す事でグレード0のカードをレストでコールする」

 

「……?」

 

レストであれば追撃される恐れもない、効果の意図が分からず疑問がクロノの頭を駆け巡るが答えは直ぐに示された。

 

「さらに同時にチクタクワーカーのスキルを時限誘発させる!」

 

「なに!?」

 

「チクタクワーカーのスキルでデッキボトムに戻るメラムはバインドゾーンへ」

 

目を見張るクロノを余所にリューズは粛々と効果の処理に入る。

 

「メラムのスキルでウル・ワタルをレストでコール、更にチクタクワーカーのタイムリープで自身がソウルに入りヒストリーメーカーをコールする!」

 

一気に盤面をめまぐるしく変化させたリューズだがこの時点でヒストリーメーカーのパワーは9000、ヴァンガードには届かない。

 

「次にフェイトライダーのアタック!パワー26000!」

 

がトリガーがのれば話は別だ。

 

「ノーガード!」

 

面喰いはしたが結局はヒット時スキルもないヴァンガードの攻撃、クロノは冷静にノーガードを選択した。

 

「トリプルドライブ、ゲット、クリティカルトリガー!」

 

「ぐ、ダメージチェック」

 

クロノは祈りにも似た思いを込めて山札をめくるが無情にもトリガーはめくれない。これでクロノのダメージは4、5点で敗退し次のファイターと交換になる以上崖っぷちと言う事になる。

 

「ヒストリーメーカーでアタック、アタック時カウンターブラスト1で他のリアガード1枚をタイムリープ!私はウル・ワタルを選択する」

 

パワーはトリガーが乗って14000、更にスキルによって新たなユニットを呼びだすことができる。

 

「ウル・ワタルのグレードは0、よってグレード1のカードを山札からコールする」

 

「まさか……」

 

クロノの背筋に冷たい汗が流れる。

 

「御名答、私はスチームメイデンメラムをコール!」

 

「またお前かよ!」

 

クロノの思わずと言った感じで出た叫びをたしなむものは誰もいなかった。

 

 

「なんてインチキ臭い効果だ……」

 

「……」

 

一概に否定できないエースはマモルの言葉に何も言わずに帽子をかぶり直すのであった。

 

「ふふ、まだ終わりではないぞ?」

 

「まだあんの!?」

 

「先ほどタイムリープしたウル・ワタルのスキルだ。バインドされた時、山札の下に戻す事で2枚ドローし、一枚を山札に戻してシャッフル」

 

「て、手札増強まで……?」

 

どんだけやれば気が済むんだ、と叫びたくなるがクロノは忘れている。自分もそんなクランを使っているという事実を

 

「ふむ、これで一連の処理は終了だ」

 

(長い……)

 

(これ慣れてないと相当時間がかかりそうね)

 

とりあえずクロノには無理だろうな、とシオンとトコハはファイトを見ながらそんな酷い事を考えていた。

 

「や、やっと終わったか。えっと、アタックはガード!」

 

(これ、本気を出せばもっと長いんだがな)

 

とりあえず次の超越はもっと簡潔に早く終わらせることにしようと考えるリューズであった。

 

「更にメラムでアタック」

 

「そっちはジェネレーションガードだ!ウルル頼む!」

 

「む?」

 

5000ガードで済むアタックをわざわざGガーディアンまで使ってガードした理由とは……

 

(これは、私に次の超越はないかもしれないな)

 

「メラムのスキルでチクタクワーカーをレストでコールしてターンエンド」

 

ターンエンド時にタイムリープでコールしたヒストリーメーカーは山札に戻りメラムが再び戻ってくる。

 

 

(あれ?これって次のターンもっとヤバい事になるんじゃ……?)

 

メラムとチクタクワーカーが場に残っているリューズの盤面を見てトコハの顔が青くなる。

 

「新導!どうにかしなさ~い!」

 

「わかってるよ!スタンド&ドロー!」

 

当然、クロノもそれはわかっておりここで一気に決めるつもりだ。

 

「ジェネレーションゾーン解放!」

 

わざわざGガーディアンを切った理由がここにある。

 

「いまこそ示せ!我が真に望む世界を!ストライドジェネレーション!

 

 

 

 

クロノドラゴンネクステージ!!」

 

「これは……!」

 

クロノが超越したユニットにリューズは軽く目を見張る。

 

(なるほど、彼自身が掴んだ未来いや、掴みたい未来の姿ということか)

 

「クロノジェットのストライドボーナスでメラムをデッキボトムへ!」

 

リューズの逡巡を余所にダメージ側のメラムがデッキの下に送られる。

 

「更にヒストリーメーカーとティックアウェイドラゴンをコール!」

 

盤面を並べて攻撃の準備を整える。

 

「君も結構えげつないカードを持っているじゃないか」

 

「え?あ~」

 

まさか、殆どもらい物だとは言えないクロノは言葉を濁すしかなかった。

 

 

「まずはネクステージでアタック!」

 

「ノーガードだ」

 

「?トリプルチェック!」

 

ほぼ考える仕草もなくノーガードを宣言したリューズを不思議に思いながらもクロノはトリプルチェックを淀みなく進行させる。

 

「トリガーなし、ネクステージのスキル!」

 

ネクステージは手札3枚のドロップとGゾーンの自身を表にすることで、ハーツのクロノジェットをヴァンガードにすることができる。

 

「これでクロノジェットで再び攻撃ができるというわけか」

 

凄まじいと形容するのになんのためらいもない強力なスキルだ。

 

 

だが、ここでクロノは致命的とも言っていいミスを犯す。

 

 

「ティックアウェイのブーストでヒストリーメーカードラゴンのアタック!」

 

 

「!?」

 

「ば、バカ!新導!?」

 

シオンとトコハが見るからに焦っているのをクロノも感じ取りそっちを振り返るが

 

「ノーガード」

 

「あ」

 

リューズのノーガード宣言を受け、自身の過ちを悟る。

 

 

「ダメージチェック、トリガーなし。ダメージが5になったので私は中堅と交代だ」

 

リレーファイトではダメージが規定に達した瞬間そのファイターのターンが強制終了し、ヒット時効果、ターン終了時効果を同時に処理することになる。

 

 

つまり……

 

 

「く、クロノジェットのツインドライブがない!?」

 

そうリアガードで先にアタックしてしまった為、ヴァンガードがアタックせずにターンを終了してしまうのだ。これではただスキルで手札を捨てただけになってしまう。

 

 

「ちょっと!?何兄貴みたいなことしてんのよ!」

 

「う、うるせぇな!しかたねぇだろ!」

 

「トコハ~!それどういう意味だ!?」

 

迂闊とも言っていいプレイングミスに当然チームメイトであるトコハからはブーイングが飛び、シオンからは責める様な眼を向けられる。居心地が悪くなりクロノはぶっきらぼうに叫ぶが状況は残念ながら変わらない。

 

そしてリューズからバトンタッチしたどっかの外道が何故か流れ弾を喰らい喚いているがそれでも状況は変わらない。

 

 

「じゃあいくぜ!リレーションヴァンガード!」

 

リューズの手札から追加で更に5枚ドローし、中堅マモルのターンとなる。

 

 

「まずはライド!ドラゴニックブレードマスター!」

 

通常の三倍速そうな機械仕掛けの赤い虎から紅蓮の焔を従える竜へとヴァンガードが変貌した。

 

「更に、ストライドジェネレーション」

 

リアガードとドロップゾーン、更にGゾーンの表の枚数を引き継ぐリレーファイトでは2番手以降はGBスキルを遺憾なく発揮する事が出来る。

 

「炎帝龍王ルートフレアドラゴン!」

 

一部では安城マモルの代名詞とも言われる焔の帝が顕現した。

 

「ハルクロアードラゴンとドラゴンダンサーマルセルをコールしてルートフレアのスキル発動!」

 

GペルソナでGゾーンの自身を表にすることで縦列のユニットを丸ごと薙ぎ払う事が出来る。

 

「ヒストリーメーカー、ティックアウェイ、双方を退却退却~♪」

 

「ぐぐ」

 

自身のターンでは強力なカードも相手のターンでは、特に安城マモルの前では退却を待つだけの生贄に過ぎない。

 

「ふふ、やっぱ退却って楽しいな~!」

 

ここ最近碌に退却の愉悦に浸れていなかったマモルは全力でこのファイトを楽しむつもりである。

 

「さぁバトルだ!マルセルの効果でルートフレアを竜炎(ブレイズ)にしてそのままブースト!」

 

合計パワー33000のルートフレアのアタックがクロノジェットを襲う。

 

「ぐ、防げない……」

 

ネクステージの手札コストが痛かった。それさえなければまだどうにかなったかもしれないが残念ながら後の祭りであろう。

 

「トリプルチェック!よっしゃ、ヒールトリガーゲット!」

 

更にダメージまで回復されるというおまけまでついてきた。

 

「だ、ダメージチェック。ドロートリガーゲット!」

 

だが残念ながらヒールではない為、クロノはここで中堅と交代になる。

 

「じゃ、俺はマルセルのスキルを使うぜ~」

 

マルセルはヴァンガードが竜炎(ブレイズ)状態かつ自身のブースト終了時にユニットのアタックがヴァンガードにヒットすれば山札から五枚見て竜炎(ブレイズ)持ちを手札に加えることができるのだ。

 

「五枚見て~隋竜侍女レアスを手札に加えるとしましょうね」

 

「終わった?」

 

「ん?」

 

「終わったなら私のターンでいいわね?」

 

マモルが完全ガードを手札に加え愉悦に浸ってた隙にいつの間にか選手交代していたようで、トコハがデッキトップに手をかけながらマモルのターンエンド宣言を待っていた。

 

 

「ん~どうしよっかな~?」

 

「早くしろボケ!」

 

「は~いはい」

 

怖い怖い、とうそぶきながらマモルはターンエンドと軽い調子で言い放ち、トコハが青筋を浮かべながらも何も言わずに自身のターンを進める。

 

 

「リレーションヴァンガード!」

 

トコハも新たに5枚を手札に加えて戦線を整える。

 

「クロノジェットドラゴンを捨てて、ジェネレーションゾーン解放!」

 

「あら?」

 

トコハ愛用のユニット、ラナンキュラスの花乙女アーシャにライドしない事にマモルは首をかしげるが彼女の意図は直ぐにわかる事になる。

 

「夢紡ぐラナンキュラスアーシャ!」

 

更に!とトコハは先ほど超越したアーシャを少しずらしてクロノジェットを見えるようにした。

 

「クロノジェットドラゴンのストライドボーナス!ハルクロアードラゴンを山札の下に!」

 

「なんだとぉ!?」

 

ネオネクタールでは出来ない相手盤面への干渉、それをクロノジェットドラゴンを使う事で可能にしたのだ。

 

「お、俺の十八番が……」

 

トコハが座っていた場所に座ったクロノがショックを受けていたが彼等の目には入らなかった。

 

「くそ、しかもハルクロアーをやられるとは……」

 

「何度そいつに苦汁をのまされたと思ってんのよ」

 

トコハがふふんと鼻を鳴らしながら言った通りマモルのデッキは退却、それも相手ターンの退却に主軸を置いた構築になっておりハルクロアードラゴンはまさに要といえるユニットだ。

 

(とは言ったものの……)

 

トコハはここで自身の手札を見る。その枚数は向かい合うマモルのそれと比べても明らかに少なく、このターンでは攻めた動きは出来そうもない。

 

(だけど、私の推測が正しければ……!)

 

 

「純潔の乙女カトリーナをコールして、夢紡ぐラナンキュラスアーシャのスキル発動!デッキからカトリーナをコールして前列のユニット全てのパワー+5000!」

 

夢紡ぐアーシャのスキルは同名カードをデッキからコールし、指定したユニットが二体以上いればパワーアップを行うというものだ。今回はカトリーナを選択し、二体以上いたのでパワー上昇が付与されたというわけだ。

 

「更にカトリーナの開花(ブルーム)でカトリーナが登場した時同名ユニットを5枚まで選びパワー+4000!」

 

これでカトリーナは単体で16000になったがぜいたくを言えばもっとパワーが欲しいところだ。

 

「よし、まずはカトリーナでヴァンガードにアタック!」

 

がトコハはこれ以上パワーを上げずにアタックしてきた。

 

「スチームバトラーウル・ワタルでガード」

 

「次!アーシャでヴァンガードにアタック!」

 

「それはノーガードだな」

 

ノーガードを選択したマモルにトコハは自身が抱いた懸念を更に深めつつ、デッキトップをめくる。

 

「トリプルチェック、ゲット!クリティカル&ドロートリガー!」

 

「二点かよ!ダメージチェック!」

 

マモルのダメージチェックでトリガーはでなかった。

 

「最後に、もう一方のカトリーナでアタック!」

 

「ん~ノーガードだね」

 

「!」

 

(やっぱり……)

 

手札が潤沢にあるにも関わらず、マモルはノーガードを選択した。ギリギリまで手札を温存する作戦なのだろう。

 

どうやら、リレーファイトにおける戦略はあちらの方が何倍も練られているらしい。

 

「ダメージチェック、あ~今クリティカル出てもな~」

 

間違いなくそれに一枚かんでいるであろう本人はあっけらかんと無駄になったダメージトリガーを嘆いているし

 

「く、腐りきって食えなくなってもクランリーダーってことね」

 

「トコハ~大分余計な言葉がついてるぞ~?」

 

褒めてるんだかけなしてるんだかわからない言葉を妹から頂きつつ、マモルは自分のターンを進める。

 

「ったく、スタンド&ドローからの超越(ストライド)!」

 

マモルの二回目の超越ユニットは

 

 

 

「超越神龍ヌーベルバーグレクスプレス!」

 

今は懐かしき、蝶野アム戦にてフィニッシャーとなったユニットであった。

 

「ブレードマスターのストライドボーナスでカトリーナを退却!」

 

そこらへんはもう慣れたものなのかトコハは特に顔色を変える事もなくカトリーナをドロップゾーンに置いた。

 

「更にドラゴンナイトナーデルとガトリングクロードラゴンをコール!ガトクロの効果でソウルに入れてガンナーギアドラコキッドを退却!」

 

「んもう!相変わらず退却ばっか!」

 

「それが退却マスターたる安城マモルだ!」

 

「うるさいわ!」

 

ぎゃーぎゃー騒ぎながらも淀みなくファイトを進める辺り、もうこのあたりのやりとりはあらかたやりつくしているのだろう。

 

「ヌーベルバーグのスキル発動、ヌーベルバーグは二つのスキルを得る!」

 

説明は必要あるまい、とばかりにマモルはそのままバトルフェイズに移行する。

 

「バトル開始時、ヴァンガードは竜炎(ブレイズ)状態になり、ドラゴンナイトナーデルのスキル発動!ナーデルのパワー+4000、更にカウンターチャージ1」

 

カウンターブラストを多用するかげろうに置いては貴重なカウンターチャージ要因だ。

 

「マルセルのブーストでヌーベルバーグのアタック!このアタックではグレード1をガーディアンに出来ない!更に」

 

「ダメージが5以上ならトリガー無効、でしょ?」

 

「お?」

 

マモルの言葉を奪う形で引き継いだトコハにマモルは意外そうに目を丸くする。

 

「知ってたのか?」

 

「わざと説明を省いた癖に何を今更、ノーガード!」

 

それをうっとうしそうに払いのけトコハはノーガードを選択した。

 

「ではトリプルチェック!ゲット、クリティカルトリガー!」

 

クリティカルをヌーベルバーグに、パワーをナーデルに振り分け、ヌーベルバーグの紅蓮の炎がクロノジェットドラゴンを焼き尽くした。

 

「ダメージチェック」

 

トコハのダメージチェックでめくれたのはウーントタナップ、ドロートリガーだ。

 

「トリガー……!」

 

「だけど、ヌーベルバーグのスキルでトリガーは無効化されている」

 

(ドロー出来ない……!)

 

クロノはトリガーに腰が浮きかけるが、シオンは渋い顔のままだ。今現在トコハのダメージは7、リレーファイトではダメージも引き継ぐためシングルファイトではラストヒールをさせないくらいの効果でしかない能力もここでは問答無用でトリガーを無効化する無慈悲なものとなりえる。

 

「ふふ、残念だったね~。行け、ナーデル!チクタクワーカーはブーストだ!」

 

「ふん!予想通りよ!ジェネレーションガード!ダークエレメントディズメル!」

 

「なに?」

 

「効果でカトリーナを選択、カトリーナは効果で選ばれずアタックもヒットしない!」

 

ディズメルはヴァンガードのみならず、リアガードも守ることのできる画期的なGガーディアンだ。リアガードが重要なネオネクタールでは普通に採用候補に入るカードだ。

 

 

「まじか~じゃあこれでターンエンド」

 

まだなにかやるつもりだったらしいマモルのなごり惜しそうな声に油断も隙もないとトコハは気を引き締めるのだった。

 

「私のターン、スタンド&ドロー。そしてジェネレーションゾーン解放!」

 

再びクロノジェットドラゴンをハーツに超越をトコハは選択する。

 

(さっきのマルセルの効果でまた完全ガードをサーチしてたし、ここは……)

 

 

「夢紡ぐラナンキュラスアーシャ!」

 

超越したのは再びアーシャの超越共鳴ユニットだ。

 

 

「スキル発動!マルセルを山札の下へ」

 

手札増強に置いておおきな役割を担っていたユニットがデッキに帰されてしまい、マモルは名残惜しそうにしながらもマルセルをデッキボトムに置く。

 

「そしてカトリーナと理想の乙女トゥーリアをコールし、スキルでトゥーリアを『純潔の乙女カトリーナ』に!」

 

これで実質的にカトリーナが三体いることになるが今回はここで終わらせるつもりはない。

 

「まだまだ!アーシャのスキルでカトリーナをコールして前列全てにパワー+5000!」

 

デッキから最後の一枚であろうカトリーナがコールされる。

 

「最後にカトリーナの開花(ブルーム)発動!」

 

「げ、ちょっと待て!その効果何回誘発すんだ!?」

 

「ふっふ~ん。少し待ってなさい」

 

なにやら凄まじいことになりそうなカトリーナのパワーに流石のマモルも余裕の表情が

崩れる。それを見たトコハがしてやったりとでも言いたげに胸をそらしてパワー計算を始める。

 

 

「え~とこれがこうなって~」

 

(ん~これどうしよっかね?)

 

「……あの」

 

「ん?」

 

「凄くたくさん×3じゃダメ?」

 

「おい!?」

 

が途中で頭がこんがらがってきたのかトコハがそんな事を言い出しマモルがずっこけそうになる。

 

 

「お前、めちゃくちゃ言ってるぞ」

 

「……」

 

「う、うるさい!」

 

後ろのクロノとシオンも呆れを隠さず愚痴る様に言葉を漏らし、しっかり聞いていたトコハは少し顔を赤くしながらも鋭く一喝した。

 

まぁトコハにしても軽い冗談だったようで再び計算に没頭するのだが。

 

「私も手伝ってやろう」

 

「まぁトコハなら……」

 

「ありがとうございます!」

 

出番がなくて暇なリューズとエースの助けも得てどうにか計算出来たようだ。

 

 

結果

 

カトリーナ×カトリーナ=47000

 

夢紡ぐラナンキュラスアーシャ=31000

 

トゥーリア(カトリーナ名称)×カトリーナ=57000

 

 

「……おおう」

 

予想を遥かに超えた大型ラインにマモルも何も言えなくなってしまう。

 

「さぁこれでくたばれ兄貴!アーシャでブレードマスターにアタック!」

 

「させん!レアスで完全ガード!」

 

トコハは拳を突き出し攻撃を宣言する。本当に殴られかねないのでマモルが少し背を逸らしたのは秘密だ。

 

「トリプルチェック!ゲット!クリティカルトリガーダブル!」

 

引いたトリガーは左右それぞれのリアガードに振り分けられ更にパワーが上がる。

 

 

「カトリーナのブーストでカトリーナのアタック!」

 

「それもレアスで完全ガード!」

 

「なら!トゥーリア!」

 

「これは流石に……!」

 

マモルは後ろに戻っていたエースとリューズ、正確にはエースの方を見て、何かを謝罪するように手を合わせた。

対するエースはふんと鼻を鳴らして顔をそむけ、リューズがそれを見て軽く微笑む。その一連の動作を了承と受け取ったのかマモルは取っておいたカードに指をかけた。

 

 

「ジェネレーションガード!」

 

「あっ!?」

 

その存在を忘れていたトコハがしまったとばかりに声を上げる。

 

「炎翼剛獣ディナイアルグリフォン!」

 

弓月ルーナとの戦いでもその猛威を存分に振るったGガーディアンが再び降臨した。

 

「アタックしているリアガードは退却される!」

 

どんなに高いパワーを持つリアガードもこのカードの前では無意味、トゥーリアはなすすべもなく退却されてしまった。

 

 

「く、ターンエンド」

 

「よし!手札は使っちまったがしのいだぜ!」

 

トドメを刺せずにトコハは眦をつり上げるがマモルも本来とっておきたかった完全ガードとGガーディアンを使ってしまっているので顔色は渋い。

 

「スタンド&ドローからのジェネレーションゾーン解放!」

 

都合三回目となるマモルの超越、選ばれたユニットは

 

 

「炎帝龍王ルートフレアドラゴン!」

 

先鋒のクロノに引導を渡した龍王が再び自らの炎でもって決着をつけんと現れる。

 

「ん~ストライドボーナスは、使うかな!カトリーナを退却する」

 

少しだけ悩む仕草を見せたマモルだが結局スキルを使用することに決めたようだ。

 

「更にルートフレア!一例凪ぎ払え!!」

 

「またリアガードが……!」

 

再び奮われるルートフレアのスキル、縦列のリアガードを全て退却させる獄炎の極みが容赦なくカトリーナ二体を焼き払った。

 

対するトコハはいつもの事とはいえ、好き放題に盤面を荒らされることに舌打ちをしてしまいそうになる。

 

 

「毎ターンリアガードをほぼ全て退却させるか」

 

「ホントあいつらしいですよ」

 

 

リューズがマモルのえげつない退却戦法に感嘆の、それに応えるエースは呆れの息を吐く。

 

「だがあの子もネオネクタールの特性を活かして上手く展開している」

 

Gガーディアンを使わせたのがその証拠だ、とリューズは顎を撫でながらトコハを見て目を細める。

 

「あの退却バカの妹ですから」

 

「なるほど、相性差を上手に埋めている」

 

苦労しているんだろう。と言外にありありと含ませたエースの言葉にリューズは更に目を細めた。

 

 

「安城のやつ、大丈夫か?」

 

「流石兄妹なだけあって良く耐えてる。でも相手はかげろうのクランリーダーだからね、ある程度は仕方ないと割り切るしかない」

 

一方雲行きが大分怪しい試合展開にクロノはざっくばらんに、シオンはある程度は分析しながら今の状況を素直に口にする。

 

「……っ!」

 

トコハが人知れずギリッと歯を食い縛ったのをマモルは感情の読み取れない目で見ていた。

 

「トコハ」

 

「何よ」

 

 

 

 

ウェーイ( ´∀`)σ)∀`)←トコハ

 

 

 

 

 

プチっと何かが切れる音がしたのを周りは確かに聞いた。

 

「クォラアアア!何すんじゃボケェェェ!!」

 

トコハはドスのきいた声で意味不明に煽り出したマモルを怒鳴り付ける。その姿はどう控えめに見ても中学生の女の子がしていい姿ではない。

 

実際にクロノとシオンは若干ビビっているし

 

「何って……挑発♪」

 

「んなっ!?」

 

そんなトコハの形相など知ったことではないとばかりに更に煽りを続けるマモルには間違いなく怖い物知らずの称号が与えられるだろう。

 

(コロス……絶対にコロス……!)

 

「さぁアタックしちゃうぜ~」

 

「来いやゴラァ!」

 

「そうこなくっちゃ、ルートフレアでアタック!」

 

鬼のような顔のトコハとは対照的に何故か楽しそうなマモルは鼻歌を歌いかねない軽い調子でヴァンガードをレストする。

 

「アルリムで完全ガード!」

 

「トリプルドライブ!」

 

流石にトリガーは出なかった。マモルの眉が八の字になる。

 

「ならばチクタクワーカーのブーストでナーデルのアタック!」

 

「ガード!」

 

「アタック終了時、チクタクワーカーのスキルを発動!」

 

先ほどはディズメルのせいで使えなかったスキルをマモルは発動させ、チクタクワーカーはソウルに送られる。

 

「ナーデルを時翔(タイムリープ)させて、ラディエントドラゴンをコール!」

 

グレード1からグレード2のラディエントドラゴンが現れる。

 

「ラディエントドラゴンのスキル発動!パワー+2000して、相手のユニットのいないリアガードサークルひとつにつき更にパワーが2000上昇!」

 

今トコハのリアガードはいない、つまり……

 

「ラディエントドラゴンは単体でパワー21000!」

 

「ぐ!?」

 

さっき呼ばなかったのはカトリーナを退却出来なかったからであり、MAXパワーでアタックが出来なかったからというわけだ。

 

「行け!ラディエントドラゴン!」

 

「通すかぁ!ジェネレーションガード!レインブレスドラゴン!効果でグリーンショットエルフをコール」

 

しかしトコハもただでは通さない、しっかりとガードし次のターンに繋げる一手も打つ。

 

「どうだ!防いだわよ!」

 

「マジか~ターンエンド」

 

ガッツポーズした拳をそのまま兄に向かって突き出すトコハにマモルは頭をかきつつも余裕な雰囲気を崩さない。

 

「スタンド&ドロー!ライド!ラナンキュラスの花乙女アーシャ!」

 

ようやく登場したアーシャ、ここは相手の盤面干渉より自分の盤面展開を優先させたのだろう。

 

「ジェネレーションゾーン解放!」

 

(さぁ何が出てくるかな?)

 

 

 

 

 

 

 

「薫り立つ春と共に現れろ!

 

 

 

薫風の花乙姫イルマタル!」

 

「な!?それは!?」

 

トコハが超越(ストライド)に選んだのは、新たなる春の可能性をその身に宿したGユニットであった。

 

 

「ほう、あれを使いこなすか」

 

まさかのレアユニットの登場にリューズも思わずと言った感じで声が漏れる。

 

「アーシャのストライドボーナスでグリーンショットエルフをデッキからスペリオルコール!パワー+2000!」

 

前列に二体のユニットが並ぶ。

 

「更に桃園の乙女エルミをコールしてスキル発動!グリーンショットエルフをデッキからコール!」

 

グリーンショットエルフが縦に二体配置される。がグリーンショットエルフはグレード2、ブーストが出来ない以上後ろに呼ぶ意味はないのだが

 

「グリーンショットエルフの開花(ブルーム)!同名ユニットをパワーアップさせて『ブースト』を与える!」

 

グリーンショットエルフは自身のスキルでブーストすることが出来るため高パワーでのアタックが実現するのだ。

 

「そしてイルマタルのスキル!カウンターブラストとGゾーンのイルマタルを表にして発動!」

 

まず、とトコハは前列デッキ側のグリーンショットエルフを軽く指で叩く。

 

「一枚ユニットを選択してそれが開花(ブルーム)を持っているなら一枚ドロー出来る」

 

「ドロー強化?」

 

「当然それだけじゃないわ。選択したユニットと同名ユニットを六枚まで選んで、ヴァンガードヒット時ワンドローするスキルを与える!」

 

「ヒット時スキルまで……!」

 

エースが帽子に隠れて見づらい目を軽く見張る。

 

「更に!」

 

「まだあんの!?」

 

「当然!更に開花(ブルーム)能力を持つユニットが三枚以上ならイルマタルのクリティカル+1!」

 

「へあ?」

 

ドローにヒット時スキル付与にクリティカル増加とまさに至れり尽くせりな効果に思わず変な声が出てしまうマモル。

 

「さぁ行くわよ!」

 

「ちょ、ちょっと待って!」

 

今度こそトドメを刺してやると気合い充分なトコハだがマモルに水を刺されてしまい顔をしかめる。

 

「何よもう!」

 

「ここは一旦落ち着こ……」

 

「聞く耳持たず!」

 

一体何を言い出すかと思えば醜い命乞いだったのでトコハは一刀のもとに切り捨てる。

 

「そこをなんとか!」

 

「やかましい!私はリンちゃんほどお人好しじゃない!」

 

「待て!待つんだ!」

 

「イルマタルで……」

 

「トコハァァァァ!!」

 

「な、何よ!」

 

今までで一番大きな声で名前を叫ばれ流石のトコハも勢いが削がれる。

 

「トコハ……」

 

「だから何……」

 

 

 

 

 

 

ウェイウェーイ( ´∀`)σ≡σ)∀`)←トコハ

 

 

 

「イィルマタルゥゥゥ!!ぶっ殺せェェェ!!てかぶっ殺す!!」

 

「ノーガー、アギャアアアアアッス!?」

 

遂に堪忍袋の緒が切れたトコハによりマモルはヴァンガード的にも物理的にも手痛い一撃をくらうのであった。

 

 

 




す、すいません!一話で終わらせる予定が終われませんでした(汗

リレーファイト予想以上に難しいです。ざっくりふわふわ描写なのに情報量が多くて文章量もそれに伴いとんでもないことに~あばばばば……。

あと今回後半が諸事情ありスマホで打っていますので色々とおかしな所があるかもしれません。何かありましたら御手数ですが教えて頂ければありがたいです。

一応リレーファイトが今回の順番になったのは

クロノ達:単純にファイト歴の短い順


マモル達

マモル「え?明神さん先鋒ですか?」

リューズ「うむ、少し戦ってみたい子がいるのだ」

マモル「俺が先鋒やろうと思ってましたがそういう事ならいいですよ」

リューズ「すまんな」

マモル「いえいえ!あ、エース君は大将ね。クラン的に」

エース「もう好きにしてくれ……」

という事情とやり取りがありました。一応次話にもこの下りを書きたいと思います。
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