汚い、流石兄貴汚い   作:DEAK

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更新遅くなってすいません!!

これも先導者と根絶者を6箱買って根絶者のRRRが一枚しか出なかったせいなんや!!
いつの間にかロイパラデッキが出来ちまったじゃないか!!どうしてくれるんだ武士ロード!(白目


いやほんとすいません、ただ次回の更新も未定なんですよね……正直話しのネタががががが

もう本編に行ってしまおうかとも考えてます。


そういえばアニメで予想以上に早くリンとマモルが再会してましたね(支部長が足踏まれてたあのシーンです)
色々と妄想が荒ぶるシーンでしたよね

リンの再登場に期待しつつこれからも頑張っていきます。




天使と外道

羽島リン

 

ユナイデッドサンクチュアリ支部のチームディマイズのメンバーにして、動きがトリッキーで扱いが難しいと言われているエンジェルフェザー使いこなす若くして一流のヴァンガードファイターだ。

 

彼女自身の容姿の美しさも相まってファンクラブも存在するほどの人気ファイターなのである。

 

まぁその中には

 

『ある男に毎回ファイトを挑む姿がまるで構って欲しい乙女みたいでいつもの気だるげな姿とギャップに萌える』

 

とか

 

『あのバカにお灸をすえられるのはリンちゃんしかいない。応援してるから頑張るんだよ!』

 

とか

 

『ビリビリならぬリンリンですね?わかります』

 

とか本人が聞いたら憤死しかねない事を考えている人たちもファンクラブにはいるのだが、そのような背景がある為、彼女のファンクラブは男性だけでなく女性、特にご年配の方々が多い。(ある外道との間柄を応援している的な意味で)

 

とまぁここまで長々と語ってしまったが羽島リンはある意味で一般人とは違う世界を生きている人間なのだ。だがそんな彼女も学生であり、平日は学校に通い勉学に励む一人の人間だ。

 

 

そんな彼女の学校生活とは?

 

まさか有名である事が仇になり陰湿ないじめを受けているのか

 

もしくはそんな下らない学校が嫌になり不登校になっているのか?だから自分だけが楽しむような外道なヴァンガードをするほど歪んでしまったのか?

 

 

 

と考えた諸兄は安心していい、幸運な事に彼女は意外に根は真面目なのでちゃんと学校には通っているしそこでの生活も

 

 

「リ~ン!この課題全くわかんないよ~!」

 

「はぁ!?お前これはこの公式を使ってだな~」

 

「羽島さん、先生から言われてた件なんだけど」

 

「そんなんクラスの奴らに協力して貰えば、なに?みんな協力してくれない?待ってろ、私がちょっくら発破かけてくる」

 

「羽島~新設したコンピュータールームのネット接続を手伝って欲しいって

 

 

 

 

他校から」

 

「他校ぉ!?ってトコハがいる学校か……んがぁ!仕方ねぇ、纏めて面倒見てやんよぉ!!」

 

と彼女の面倒見の良さから様々な人から頼られる姉御肌的な人物として学園生活に上手く溶け込んでいた。ただそこにはどんな理不尽があっても「まぁあのバカ野郎よりはましか」と考え受け流す歳不相応な包容力とそのバカにひと泡吹かせるために磨いた対応力のなせる結果であるのだが本人はそれを絶対に認めてない。

 

 

 

 

「あ”~疲れた……」

 

時はあっという間に過ぎ、放課後になった。数多の生徒が帰宅、もしくは部活動などに精を出す中、リンは自分の机に突っ伏していた。流石に他校にまで出張ったのはやり過ぎたと思うが言いだした手前投げ出すのは彼女の性に合わなかった。

 

どうせ誰も来ないだろうし、ひと眠りしてから支部に顔出すかと瞼を閉じ夢の世界に旅立とうとしたが

 

「リ~ンちゃ~ん、いる~?」

 

(う……)

 

ガラガラと教室のドアが開かれる音と共にかれこれ小学生以来の付き合いとなる知人の声が聞こえ否応なくリンの意識は覚醒する。

 

「お~う」

 

「疲れてるね~、ねぇねぇ久しぶりに一緒に帰ろうよ」

 

出会ったときは長い黒髪だった少女だが今はバッサリセミロング辺りまで髪を切りそろえている、リンの知人(友人とは羞恥心が勝り言わない)名を茶臼愛という少女がリンに笑顔を向けながら近づいてくる。

 

「そうだな……」

 

とリンが愛に目を向けると彼女は変わらぬ笑顔でリンを見返す。

 

(そういや、初めて会ったときは……)

 

リンは彼女と会った時の事に思いをはせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うぅ……」

 

そういやあの時は今とは違って泣きそうな顔してたっけな……まぁ私のせいだったんだけどさ……

 

「ほらほら~ヴァンガードには攻撃しないであげるから~もっと頑張って~」

 

あぁ全く醜い顔だな……まるで正視に堪えない、酷い顔だよ……全く

 

 

そうだ、あの時はあるショップでヴァンガードをしていたんだった。声をかけられファイトしてみればこれだ。全く、自分のことながら本当にどうしようもないな。

 

「ぐす……うぇ……」

 

目にたくさんの涙を溜め、それでもこぼすまいと努力する姿をその時の私は嘲笑うように見ていた。暗い愉悦に口をゆがめていた私だったが

 

「ふ、そこな少女よ」

 

ふと後ろから声がかけられ、せっかく楽しんでいたのにと舌打ちを何とか抑え振り向くと

 

 

「やらないか?」

 

 

 

変態がいた。直ぐに110番しようとした私の判断は正しいと今でも思っている。

 

 

「ちょっと待てぇ!?なに警察呼ぼうとしてんの!?俺はただヴァンガードファイトしようぜ?って誘っただけだって!」

 

んじゃ、誤解招くような言い方するなっつーの、ていうか後になって聞いたんだがこの時、愛も通報しようとしてたんだってな。まぁ全身青いジャージ野郎がいたら誰だって怪しいって思うよな。

 

「ヴァンガードファイト?あなたと?」

 

「そう!もうほぼ決着はついているようだし、良ければ俺とファイトしないかと思ってね、だからその携帯端末から指を離して下さいお願いします」

 

変態野郎の言葉で私はまだ携帯をもったままだったと気付く。仮に本当に変態だとしても店員がなんとかしてくれるからいいかと思った当時の私は大人しく携帯をポケットにしまった。

 

それにホッとした様子を見せた変態(仮)はさっきまで私とファイトしてた少女(愛)に何事かぼそりと呟くと笑顔で私に向かい合った。

 

「んじゃ、よろしくね」

 

「名前、まだ聞いてませんが?」

 

「ん?おぉそうだったな!」

 

私の言葉に大げさに驚くと彼はまっすぐ私を射抜くように見る。

 

「俺は安城マモル、探偵さ」

 

「蝶ネクタイとメガネかけて出直してこいボケ」

 

頭脳は大人な名探偵か、と変態、もとい安城マモルに向かい外面をかなぐり捨てて吐き捨てる様に言うと何故か感動したかのようにうち震え

 

「このツッコミスキル……トコハ以来の逸材か……!」

 

「いいからさっさとやるぞ変態」

 

「変態ちゃうよ!?」

 

やかましい、今のお前の言葉をどれだけの人間が信じると思ってるんだ。そしてその時の私はあった事のない『トコハ』という人物に同情するのだった。実際会った時は同情するどころかされてしまうのだがそれはまた別の話

 

 

 

 

「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」

 

この時の私はコイツをどういたぶってやろうかとしか考えていなかった。だが今思えば当時の安城マモルも多分同じ事を考えてたんじゃないかと思う。

 

だって、笑顔の裏に隠した目の光が私と同じだったから

 

 

 

 

「じゃあ、俺のターンだね」

 

お互いグレード1にライドしダメージは安城マモルが3点、私はリアガードにFV(ファーストヴァンガード)の他に一体ユニットをコールしている。

 

私は前のターンのアタックでクリティカルを引いた事もあってかなり余裕が出来ていた。

 

「ワイバーンストライクドーハにライド」

 

(ち、パワー10000か、めんどくせぇ)

 

「あと、バーサークドラゴンをコールして効果発動。カウンターブラスト2でリアガード一体退却ね」

 

「な!?」

 

この先攻バーサークドラゴン効果による退却がコイツの得意技ということを後から知ったのだが、当時の私はGB(ジェネレーションブレイク)でない退却効果を持つユニットをわざわざデッキに採用している事に驚きを隠せなかった。

 

(しかもFVを退却かよ)

 

「え~と、更にヒートネイルサラマンダーをコールするよ」

 

ここで更にアタックヒット時退却効果を持つユニットをコールされ、私の顔は更に苦渋に歪む。これではダメージを稼いだ事が完全に裏目に出た形だ。相手クランがかげろうであることからコストを与え過ぎる事は警戒していたがまさか超越前からここまでコストを使ってくるとは思っていなかったのだ。

 

「じゃあ、アタックするよ」

 

「えぇ」

 

「アタックしちゃうよ?」

 

「……どうぞ」

 

「いいのか~い?」

 

「早くしろや!」

 

あ、地の口調が出てしまったと思わず口に手を当てるが。あいつはニヤニヤと腹立つ笑顔のままだった。

 

「その方がいいと思うよ~?ヴァンガード、ゴー!」

 

「うっせぇ!ノーガードだ!」

 

結局そのターンでリアガードは全滅し、ヒールトリガーまで引かれてしまい、いきなり苦しい展開を強いられることになってしまう。

 

「くそが、私のターン!」

 

「あの……あれ?名前まだ聞いてないね」

 

出鼻をくじくように(間違いなくわざとだろう)あのボケは私にそんな事を言ってきた。

 

「……」

 

「言ってくんないと安寧芋さんって呼ぶけど」

 

「羽島リンだよ」

 

正直、言いたくないので黙っていると、向こうから何処見て決めた?と問いただしたくなる恐ろしいあだ名をつけられそうになったので観念して答える。

 

 

 

ていうかアイツが安寧芋って言った時吹いた奴は後で泣かす。

 

 

 

 

「そうか、では羽島さん。実は俺……ある病を抱えているんだ」

 

「はぁ?」

 

いきなり神妙な顔で何を言い出すのかと思えば飛び出してきたのはもっと突拍子の無い言葉だった。

 

「病、ですか?」

 

とここでさっきまで私とファイトしていた少女が心配そうにアイツに聞いてくる。

 

「あぁ、重い病でね」

 

「どんな病なんですか?」

 

「それはね……」

 

気付けばこのショップの誰もが固唾をのんで見守っているなか安城マモルの口が重々しく開かれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「毎ターン相手のリアガードサークルを焼け野原にしないと死んでしまうという病なん」

 

「それは良かったな、ぜひともそんままくたばってくれ。ライド!」

 

「おうふ」

 

ちょっとでも真面目に聞いた私が馬鹿だったとさっさとファイトを進める。見れば周りも肩の力が抜けたのか乾いた笑いを漏らしている。

 

 

 

それからも

 

「ヴァンガードにアタック!」

 

「えと、パワー聞いていいかな?」

 

「あ?あ~ドクトロイドリフレスの効果二回使って、アズライールのスキル使ったからブロークンハートのスキルでヴァンガードと自身がパワー6000上がって……あ、そういやガウリールの超越ボーナスもあったっけな、あ~あとペガサスもパワー上がるからえ~」

 

「きゃんぜん(完全)ガードぅ!」

 

「……(イラッ」

 

注)完全ガード等を使う場合は「あ、パワー計算は必要ありませんよ」など一声かけるようにすると円滑なファイト進行の手助けになりますよ。

 

「いや~メンゴメンゴ悪気はなかったんだよ~

 

 

 

 

 

ちょっとした嫌がらせさ★」

 

「悪気あんじゃねぇか!!」

 

 

などなど完全にあの時の私はアイツのペースに踊らされてしまい気付いてみれば……

 

 

 

 

「~~~~~~っ!」

 

「うふふふ、THE愉悦ッ!」

 

私の盤面はそれは綺麗に焼け野原にされてしまっていた。

 

「うふふふふ~?リアガードに攻撃しといてあげようか~?

 

 

 

 

あれれ~?リアガードがいないよ~?これはヴァンガード攻撃するしかないね~」

 

「っっ!!」

 

歯ぎしりしながら愉悦に歪むあいつの顔を睨むと、てへぺろ♪と気持ち悪い笑顔を向けてきて更に私の怒りのボルテージが上がる。

 

「さぁ、ファイナルターンといこうか!」

 

安城マモルの全く容赦がない攻撃に手札も充分でない私が防ぎきれる筈もなく

 

 

 

私のダメージゾーンに六枚目のカードが置かれる。

 

 

 

私の完全なる敗北だった。

 

「く……っ」

 

当時の私はここまでコテンパンにやられた事がなく、目に浮かぶ雫を必死に抑えていた。

 

「ま、なかなか強かったんじゃいですかね。ヴァンガードはね、皆で楽しむものなんだよ(キリッ

 

なんちゃって~!」

 

と当時から全く空気の読めないクソ外道野郎は傍から見ればいたいけな少女をいじめる犯罪者にしか見えなかった。

 

「てめぇ」

 

「ん?」

 

「いつか絶対ぶっ殺してやるから覚悟しやがれ!!」

 

私は捨て台詞に近い罵倒をアイツに浴びせつつ乱暴にデッキをかき集め、店を後にした。

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

それからどれくらい走っただろうか、気付くと私はどこかの公園にいた。まだ日も高い筈なのにその公園には誰もおらず、寂しく遊具が風に揺られていた。

 

「ちくしょう……」

 

思い出すのはさっきのファイト、完敗だった。

 

「う……」

 

あそこまで虚仮にされたのは初めてだった。

 

「うぇ……っ」

 

あそこまで手も足もだないのは初めてだった。

 

「……ひっく、ぐす」

 

駄目だ、泣くな、泣いちゃいけないと思えば思うほど目から涙があふれてくる。気付けば次々と熱い雫が溢れだし公園の砂を濡らしていく。

 

「うわああああん!酷いよあのおにいちゃ~~ん!!」

 

「!?」

 

もう大声をあげて泣いてしまおうかと思った矢先、自分より大きな声で泣き叫ぶ少女の声を聞き、そちらに振り返ると

 

(あいつ……)

 

あのバカの前にリンとファイトしていた少女が泣きながら此方に向かって歩いてきていた。リンにはまだ気付いていないようだ。

 

「お前……」

 

「ぐす………あ」

 

声をかけられようやくリンの存在に気付いた少女は身をすくませるが、リンの目が自分と同じように赤いことに気付く。

 

「泣いてたの?」

 

「な、泣いてねぇ!」

 

精いっぱい強がるリンの姿に先ほどまでの恐怖が消えたのか、少女の表情が柔らかくなりポツポツと自分の事情を話し始めた。

 

聞けばあの安城マモルにボコボコにのされたらしい。

 

あの野郎……一切の区別なしかよ!

 

 

とこの少女だけで終わればまだ良かったのだが

 

「ヂグジョーーー!!」

 

「死んじまえ!あのボケーーーっ!!」

 

「許さねぇ、外道がーーー!!」

 

恐らく、アイツにやられたのだろう。気付けばショップにいたほぼ全員が泣きはらした顔で公園に集まるという良くわからない風景が形成されていた。

 

人間不思議なもので同じ体験をするとそこに親近感が生まれる。いつの間にか皆いかに安城マモルにやられたか憎しみと怒りを吐き出すように思い思いにぶつけていた。

 

そしてこれが記念すべき『安城マモル被害者の会』という今の羽島リンファンクラブの前身である会の第一回会合となるのであった。

 

 

 

「私茶臼愛、あなたは羽島リンさん、だよね?」

 

「あぁ、そうだよ」

 

「よろしくね」

 

「……あぁ」

 

「ここで会ったのも何かの縁……」

 

「絶対に安城マモルをボコボコにするぞ!」

 

「「「「オォーーーーーーーーッ!!」」」」

 

リン達が打倒安城マモルの元に一致団結している頃、あるショップでは暴虐の限りを尽くした安城マモルが妹に物理的に暴虐の限りを尽くされ、その妹に引きずられてショップを後にしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「リンちゃん?」

 

「ん?あぁそうだな帰るか」

 

思いのほか深く回想に耽ってしまったようで、愛から怪訝な顔をされてしまう、リンはことさら大きく伸びをして眠気を内に閉じ込めるとカバンを持って愛を伴って教室を後にした。

 

「リンちゃんはこれからユナサン支部?」

 

「まぁな、お前はメガラニカ支部だっけか?」

 

「うん、ユナサン支部はちょっと……」

 

「気持ちはわかる」

 

ユナサン支部はある一人の独裁政権となっており、強さ意外に価値を認めない勝利至上主義とも言うべきディストピアと化していた。

 

リンにしてみればあのアホとやっている事は対して変わんないんじゃね?と思っておりむしろアイツのいい対策がわかるかもと足しげく支部に通っているのだが目の前の少女はちょっとちがうようだ。

 

「あ、ねぇリンちゃんあの公園!」

 

愛が指さす方向を見ると、懐かしいかな。あの時安城マモルを絶対にぼこると誓った公園があった。

 

「こんな小さかったんだな」

 

「ほんとだね~みんな元気かな~?」

 

「最近会ったばっかじゃねぇか、みんな強くなってるよ。愛だってもうグレード3なんだろ?」

 

「最近ようやくって感じだけどね」

 

当時は広く感じたが月日の流れという奴か今はこじんまりとし、遊具もあのときよりも若干錆びついている公園を見回した。

 

「ヴァンガードしてる子がいるよ、リンちゃん」

 

「今時珍しくもないだろ」

 

と言いつつもリンはヴァンガードをしている子供たちに眼を向ける。

 

彼等はとても楽しそうにファイトしていた。トリガーの一枚一枚に一喜一憂し、攻撃の順番に頭をひねらせる。

 

(そういや、あの時も)

 

あの時、茶臼愛とファイトしていた時も彼女はあんな風に楽しそうにファイトしてたっけ……

 

それを、当時の自分は踏みにじった。ただ自分だけが楽しみ、愉悦に浸る為に

 

 

もし、もしだ……あの時ファイトに負けて公園に行かなかったら、愛達が来なかったら……そもそも安城マモルが現れなかったらこんな風に愛と帰る事なんてなかっただろう。

 

まぁそれでも安城マモルに感謝することなど一ミリたりとも有り得ないが

 

どうしても、あの時泣いていた。泣かせてしまった幼少期の愛の姿がちらついてしまう。

 

「なぁ、愛」

 

「ん?」

 

 

 

 

 

 

だから、これはきっと一時の気の迷いなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「あの時は……悪かったよ」

 

「え……?」

 

呆けたように此方を見る愛になんか気恥ずかしくなりぷいと顔をそむける。我ながら似合わない事を言っているという自覚があるだけに気恥ずかしさは余計に増していく。

 

 

「なんでもねぇ」

 

「ふふ、変なリンちゃん」

 

優しげに笑う愛の姿に見透かされたような気がしてリンは仏頂面でそっぽを向いた。

 

「……ん?」

 

と視線を逸らした先に、見覚えのある。というより不倶戴天の敵とも言っていい男の姿を見つけ一気にリンの顔は好戦的なものになっていく。

 

「?……あぁ」

 

リンの正面にいた愛も彼女の視線の先を追い合点が言ったように頷くとリンに近づき

 

「リンちゃん、今日も行くんでしょ?」

 

「あぁ、今日こそ勝ってやる」

 

「頑張って!リンちゃん!」

 

愛に満面の笑みで送りだされリンはある男めがけて走っていく。愛は手まで振ってそれを見送ると

 

 

 

「別に気にしてないのに、律義だね~」

 

ぽつりと呟き、リンの後を追いかけるように歩きだした。

 

 

 

 

 

羽島リン

 

ユナイテッドサンクチュアリ支部のチームディマイズ正式メンバーにしてトップファイターの一人

あの時、誓った思いと得た友人の助けと笑顔を受けて彼女は今日も彼の前に立ち言うのだ。

 

 

いつものあの言葉を

 

 

 

 

「私とファイトしろ、安城マモル!!」

 

 

 

 

彼女たちの未来はきっと光り輝いた物に違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ヴァンガードあるある

エンジェルフェザー、グレートネイチャーはパワー計算が大変



と今回はオリキャラを出させて頂きました。過去の回想でリンに泣かされてたあの子です。ここではあんなことになったので普通にリンと友人をやっています。

軽いプロフィールを

名前:茶臼愛
髪型:セミロングの黒髪(レギオンメイト編のミサキさんくらい)
使用クラン:Duo軸のバミューダ

リンとは昔からの友人、公園で打倒安城マモルを誓ったメンバーとは良く会っており、最近はメンバー内で一番強いリンに打倒の夢を託し彼女のサポートを行っている。(最近のマモルの戦法とかデッキレシピの報告とか)
昔からリン達とファイトしていた為、ファイトの腕は結構高くディマイズに入れる実力もあるとはリンの談。


茶臼は愛知県の茶臼山からとりました。
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