ボスを幸せにしてやりたいんですが構いませんねッ!?   作:ツキハ

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皆様、お久しぶりです。
生きてますよ、チマチマ書いてます。
スマホは没収されませんでしたが学業が忙しくなり、このようなことになってしまいました。すみません。
凍結させるつもりはないのでこれからもよろしくお願いいたします。

ちなみに今回、基本夜中テンションで執筆したため下ネタが酷いです、ご注意ください。



第11話 逃れられない

「諸君、我は愛(つね)と言う。

特別に名で呼ぶことを許可してやる故、光栄に思えよ愚民」

 

「ラッシャァァァ!!!」

 

「ヒブッ!!」

 

登場早々無駄なキラキラオーラを撒き散らし、上から目線でものを言った騎士(仮)に脛蹴りをお見舞いする。

 

「!?ちょ、あなた何やってんの!?」

 

「ウザかったんでつい」

 

「ついじゃないでしょ!暴力はダメ!!」

 

「『僕は悪くない』」

 

「はぁ!?」

 

小学校の先生かなこのボーイッシュ、ちょっとうるさい。私が嫌いなタイプだ。

まぁ『いい子』だね、うん。私みたいな課題提出しないし居残りも脱け出すようなヤツとは違うな。多分。

あと我らが裸エプロン先輩を知らぬとは許すまじ、手ブラジーンズ先輩及び全開パーカー先輩とお呼びするのもよし。

ちなみに私は裸エプロン派です。だって裸エプロンなら後ろから入rゲフンゲフン。

ちなみに着せるのはもちろん男キャラです。腐れてますからねわてくし。

 

「つーかさ、あんたらよくイラつかないね。私こいつらイライラして堪んないんだけど、仲良さげだね随分と」

 

「あたしからしたらあなたの言ってることがわからないよ、この人はあたしの願いを聞いてくれたんだから」

 

「それが叶ったか否かはまた別だろ、第一『参加』者なのに拒否権一斉なかったじゃん。理不尽はミー嫌いデース」

 

「ふざけてるの?」

 

「お、お二人とも喧嘩は」

 

「ケンカじゃねーさ森ガール、ただの意見の押し付けあいだ」

 

こいつらあれだ、私とは真逆や。再確認した。

ボーイッシュは正義感強いし森ガールはほわほわしてる。

私は斜めに構える男女だからね、一時期アダ名「マウンテンゴリラ」だったからね。解せぬ。

 

「はいはい、おしゃべりはおしまい!」

 

パン、と誰かが手を合わせた。

その方を向けば自称神…運が口を開いていた。

知るか、言い返そうとしたが言葉は音にならなかった。

 

「悪いけどおれらが許可したこと以外き・ん・し」

 

「ぐぅ…我々の参加者はおとなしめだが運のはかなり乱雑だからな……美しくない」

 

「カミナちゃんはひねくれすぎなのー、すぐにケンカ売らない」

 

「……ッ!」

 

「ちょ、暴力で返答しないでッあい"だァ!?」

 

「……!……!!」

 

苛立ちのあまり自称を蹴るがまさかのディアボロに止められた。

お互い話せないために言いたいことは伝わらないから理由はわからない。

 

「ではここに!『ポケモンinギャング』の開催を宣言しまぁーすッ!」

 

「イェェェェェェェイ!!!」

 

「ふん」

 

声高らかと自称が言えば何処からともなく響き渡る『パンパカパーン』という効果音とクラッカーの弾ける音。ご丁寧に色とりどりの紙吹雪が舞い踊る。

キラキラと目を輝かせ『きれい…』と言いたげな森ガールと、同じく目を輝かせ『すご…』と言いたげなボーイッシュを除き表情は皆固かった。

固いというか、無表情というか……だが。

私?私はあくびしてる。

 

「ルール説明ィィィィィィィィィィ!

今回のゲームは3つのチーム、『護衛』『暗殺』『親衛隊』のチーム戦!

毎回ランダムで『スタンドバトル』か『ポケモンバトル』、または『イベントバトル』の中からバトルの題材が選ばれる!やったねたえちゃん、勝機が増えるよ!」

 

「おいやめろ」

 

そのセリフは出たがまた空気が通るだけとなる喉、こいつ面白ければいいんじゃねぇか……。

つうか『スタンドバトル』て…私スタンドもってねぇよ?わかってるこいつ??何?スタンドない奴は生身単体なの???

 

「でもってー…勝敗は言わずもがな、『勝った回数が一番多いチーム』!しかも勝敗が決まった後は『デービーバックファイト』方式で『相手チームから一人仲間にできる』!!」

 

「…?」

 

「…!?……!!!」

…『デービーバックファイト』?

え、ちょ、幻聴だよな??幻聴って言って、お願い幻聴じゃないと困るからやだよあんな面倒なの。

 

「ま!取り返すことはもちろんできるよ、あと勝敗には関係ないしィ?問題はありまっせぇーん!」

「ちなみに1チーム二人だと寂しいから『全員』がチームだよ!!やったね!」

 

……グッと親指を立ててウインクをする大。いつもならイラッときて蹴りにかかっただろう。

しかし私の思考はそれどころではない。

今こいつは『全員』と言った。そう、『全員』。

まさかとは思うが5部メンツ全員の参加なんてカオスじゃなかろうか。

そしてその場合チームメイトはどこに住むのだろうか、主にそこ重要。

食費とか服代とか光熱費とか私持ちなら死ねる。ゲームとかに回せないではないか。

 

「ではチーム発表だ、我、愛担当参加者、『まつり』。チーム名『護衛チーム』、チームメイトはジョルノ・ジョバァーナこと『汐華初流乃』、『ブローノ・ブチャラティ』、『レオーネ・アバッキオ』、『ナランチャ・ギルガ』、『グイード・ミスタ』、『パンナコッタ・フーゴ』、『トリッシュ・ウナ』最後に『ジャン・ピエール・ポルナレフ』。

ポルナレフは5部verだとあまりにも不利だから3部ver。中身は5部時の状態の参加。スタンドの矢は危険なために取り上げとする。」

 

「次おれね、大担当参加者『カリス』。チーム名『暗殺チーム』、チームメイト『リゾット・ネエロ』、『ホルマジオ』、『イルーゾォ』、『プロシュート』、『ペッシ』、『メローネ』、『ギアッチョ』、『ソルベ』、『ジェラート』。

こちらのチームの注意事項はなしだ。」

 

「最後にわたし、運担当参加者『カミナ』。チーム名『親衛隊』、チームメイト『ディアボロ』、『チョコラータ』、『セッコ』、『カルネ』、『スクアーロ』、『ティッツァーノ』、そして『ヴィネガー・ドッピオ』。

『親衛隊』は他2チームより人数が少ないために『ヴィネガー・ドッピオ』も参加対象とさせてもらう。なお本来ならばディアボロのもう1つの人格であるが今回のゲームのために人格を剥離させ肉体を生成。一人の人間として参加する。そしてディアボロにかけられた『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』の効果は持続させたままとする」

 

さらさらと先程までのふざけた空気はどこへやら、真面目な顔付きで『ゲーム』の内容を説明し始める神3人。

…それにも驚くがあっさり自身の片割れのことを暴露されたディアボロの殺気が辛い。

神だけに向けられているのだろうが強すぎてこっちに侵食している。一般人の私にはかなりきついのでやめていただきたい。

しかも殺気を出し始めたディアボロに気付きリゾットとジョルノの2名も殺気を向け始めた、ディアボロに。

しかしディアボロは私の隣なために殺気の二次被害をこれまた食らう。…胃が痛くなってきた。

 

「また参加者はチームメイトの衣食住の面倒を見る義務を背負ってもらう。その際に発生する費用は自分で払っていただきたい」

 

「この開会式終了後元いた場所に転送する、そしてチームメイトも同じように転送することになる。今この場にいないチームメイトにも同じ説明をしているため安心してほしい」

 

「対戦の詳しい事項については対戦初日に発表とする。対戦初日は今から3ヶ月後、カロス地方ミアレシティ郊外にて行う」

 

費用自分持ちの言葉に私絶望。

なんでだよ…チームにサーレーとかポルポあたりは含まれなかったのかー。とホッとしてたのにィ!!

……仕事、増やそうかな。いや面倒だしな……。

 

「対戦の注意として言っておくことは1つ。『ポケモン』戦には自身の手持ちを使用してもらう。それぞれ手持ちのポケモンを一人三体は所有していただくことを願う、3対3の交換戦だ。」

 

「『スタンド』戦において『参加者』には5部以外のスタンドをランダムで『貸し出す』。その場で我々が貸し出すために当日までは不明となる。また貸し出したスタンドを別空間にて試すことが可能」

 

「『ランダム』戦は我々にも予測不可能なためにルール確認はない、以上で大まかなルール確認は終了とする。

質問があるものは挙手。」

 

「へい」

 

ようやく声が出た。

かなり間抜けな声だが気にする必要はないだろう、話せるだけでまだありがたいのだ。

 

「『参加者』カミナ、質問を許可する」

 

「何故この人達を巻き込んだ」

 

この人達、それはディアボロ達のこと。

しかもほぼ5部のメンバーはいるときた、理由がわからない。

 

「わからない」

 

「……は?」

 

「我々は確かにこのゲームを開催した、だが『ジョジョの奇妙な冒険』第5部黄金の風の登場人物である彼らの参加は視野に入れていなかった」

 

登場人物という言葉にジョルノとリゾットが驚愕するのがわかる。声は聞こえないが息をする音が一瞬大きくなった。

無理もない、自身の人生が作り物だと言われたのと同意義なのだ。信じる信じない以前の問題である。

私とて、もしこの人生が誰かの手によって作られたものだといわれたら唖然とするだろう。

 

「お前達は視野に入れていない?ならなんでこの人達がいるんだ?」

 

「我らの上司の案だ。我々神は上級神と下級神にわかれている。我らは下級神で、その案を出された方は上級神だったのだ」

 

「上司の命令モドキには逆らえないと、ふーん」

 

「他に質問は」

 

「ゲーム、『スタンドバトル』についてだ。5部以外のスタンドといったが5部には広瀬康一も登場している、エコーズはどちらにカウントされる?」

 

「広瀬康一は第4部の登場人物である、故に4部側とみなす。空条承太郎も同じくだ」

 

「エコーズ、タスクなどの成長するスタンドの場合Actは固定されるの?」

 

「同一スタンドとしてみるためにAct は好きなように変えることができる。ただしエンリコ・プッチのスタンドである『ホワイト・スネイク』『C-MOON』『メイド・イン・ヘブン』は別のスタンドとみなす」

 

「そ、なる…あーあと」

 

「なんだ?」

 

ズラズラと続く質疑応答、私以外の参加者組やジョジョ組は半ばポカーンしている。

ジョジョ組は展開についていけないのか?ジョルノのポカーンとかそうそう見れるものじゃないね、写メりたい。ボス?ボスはシリアルキャラな気がするから別問題ないね。だってボスだし。

 

「それになんの得がある?」

 

「…何?」

 

「それに参加して、私らになんの得があるって聞いてんの」

 

「…ってあなた何いってんの!」

 

問題はそこである『私達のメリット』そこが気になって仕方ない。勿論、メリットがないなら参加したくはない。

私だって楽しいことは好きだ。というか大好きだ。だが不思議と気にくわないこいつらの思い通りになるのは嫌だ。

だから参加したくない、たとえ拒否権がなかろうが拒否の意を表したい。

 

「あなたさっきから失礼な人だね、誰と話してるか分かっているの?」

 

「自称神、つかむしろ紙?あ、ペーパーな」

 

「か、み、さ、ま!!」

 

ムスッとした顔で私にボーイッシュは物申す。

しかし私はその意見を受け入れるつもりは毛頭ないので捩じ伏せる。いや捩じ伏せれるかは知らないけどいらないから…押し返す?

 

「………君はこいつらに助けられたのか?」

 

「そう、あたしは助けてもらった。助けてもらわなかったら死んでいた。だからあたしは愛に感謝している」

 

「事故かな?多分猫とか子供助けようとして自分轢かれた感じ」

 

「そうだけど…なんでわかったの?」

 

「テンプレの臭いがしたから」

 

「……は」

 

「森ガール、君はどうやってこっちにきた?」

 

「……わ、わたしですか?」

 

「うん」

 

キョトンと目を丸くするボーイッシュ…まつりから目を反らしカリスという名の森ガールに問いかける。

ジョルノやリーダーは質問の意図がわからないようで眉を寄せていた。おそらくボスも同様だろう。…もしわかったら彼らのスタンドはアトゥム神系のスタンドだと疑いたくなる。

 

「…わたし、は……。その…」

 

「?…なぁに?」

 

「親と…喧嘩して、ムシャクシャしてて……気が付いたら、踏み切りで……その」

 

「あぁ、うん、なんかごめん」

 

思ってたより君重いのね。

よくいる大人しい子のふりした系参加者かと考えていたよ、ごめんマジで。

 

ちなみにいっておくが、私は心を読むなんてことはしていない。今までの経験による判断である。

研究者としてお偉いさん方のパーティーに引っ張られたことがあったりドロドロした大人の黒い部分に付き合わされたこともある。

 

もちろん、本業の彼らには敵わないだろうがね。特にボス。

 

「とまぁこんな感じにお二方はピンチを救ってもらったみたいだけど、私は受験勉強中に連れてこられたからね」

 

「えっ」

 

「えっ」

 

「…貴様受験生だったのか?」

 

「当時受験生です、今も本来なら受験生ですけど」

 

花の18歳ですよ、まぁ花は花でも私の場合ラフレシア?腐女子だからね(誇らしげ)

 

「まぁ、何が言いたいかというと…。『こっち』は確かに楽しい。けど助けられたとはミリにもミクロにも考えていない。私はあんた方に返す恩なんてないし、ハイリスクノーリターンなんて聞いたことないし好きじゃあないんでね。

 

第1に…私はこの『ゲーム』で己の身を滅ぼす奴や豚箱にぶちこまれた奴を多々見てきている。そいつらは人間として身の程知らずなノーリスクハイリターンを望んでいた。

私は欲なんて対して持ってないと思っているが、そこまで欲のない人間とも思っていない。

念には念を、保身のために私は参加したくない」

 

「例え拒否権が無くてもそう宣言するか」

 

「意思表示は何事にも大事らしいし?

ちなみにディアボロさんとかジョルノさんとかリゾットさんとかはどうやってきました?」

 

「………憎きレクイエムのループを繰り返していたら貴様の庭にいた。

その後は貴様もしってる通りだ」

 

「僕は目が覚めたら、ですね。

いつものように寝て起きたらまつりさんのテントの中にいました」

 

「…気が付いたらいた」

 

ボスはレクイエム中、ジョルノは日常の最中(原作終了後)リーダーは死後かな?

全員5部終了後みたいな感じていいのか?リーダーは微妙なとこだけど。

 

「連れてこられたご感想をどうぞ」

 

「ゲームだなんて無駄なことしたくありません、さっさと元ボスはレクイエムして暗殺チームのリーダーは死んでください」

 

「…レクイエムが何だかは知らない、だが護衛チームにもボスにも大きな『借り』がある。

お礼参りをしたい」

 

「……貴様ら二人そろって物騒だな」

 

「自分の娘を殺そうとした人間に言われたくはありません」

 

ごもっとも、その言葉は飲み込んだ。

というよりあなた方全員ギャングだから物騒も何もないでしょう。むしろ物騒上等ちゃいまっか?

 

「何度も言うが…何を言おうが拒否権はない、大人しく参加」

 

「…はーい」

 

「他に質問は?」

 

一旦下がるとまた口が開かなくなった。

他の奴等も質問に答えていたから話せただけで、普通に喋れるわけではなかったようだ。

 

「ないか?

 

 

 

 

 

 

以上が説明でーす!これから三ヶ月間、君達には猶予があたえられます。ジョルノ達は三ヶ月の中で自分のポケモンゲットしてね?

他のお仲間さんとも仲良くなってくださーい、チームワークはとっても大事。

 

じゃ、バイビー!」

 

浮遊感を感じる中、全く筋道を感じない開会式への狂気を少し感じた。

 

ここから、ゲームが本格的にスタートする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あいつら、あてられちゃってね?」

 

「バッチリあたってるわね」

 

「いやまぁ、確かに私が選んだ奴等だけどさ。神が神に『あてられて』どうすんのさ」

 

「位としては貴女が上よ、力が強すぎるのよ」

 

「力が強すぎるって言われてもねぇん?新米ぜよ、わてくし」

 

「新米にしても貴女は様々な神々に気に入られてるの、そこでも力の差が生まれるわ」

 

「マジか俺TUEEEEEEEEEEなわけか」

 

「そうね、俺TUEEEEEEEEEEよ」

 

「……しっかしまぁ…これからどう転ぶのかね。あいつらは」

 

「『そこ』は決めないのよね、決めたほうが思い通りに出来るのではないの?」

 

「不確定要素ほど面白いもんはない、『思い通りになる』のは楽しいが、『展開』がわかるのはつまらないからね。

どうなるか『わからない』のがおもしろいんだよ」

 

「貴女らしいわ、『シュレーディンガーの猫』」

 

「にゃーん、ってか?

どういたしまして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『縁の神』サマ」

 

 

 

くるくるくるくるくるくるくるくる、回っているのは運命の歯車か?

それとも…誰かの持つ、運命を握る何かしらか?

 

物語は動き出し、新たな物語を紡ぎだす。




次回は8月中になるかと思いますが、できる限り早く更新できるよう心がけます。
また、こちらをpixivに転載しようかと考え中です。

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