一色いろはと家庭教師   作:煌弥

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遅れてごめんなさい!!

キリの良いところで切ったら今回はちょっと短くなってしまいました。


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先輩の家に行った翌日、いつも通り早く登校して勉強をしていた。

昨日先輩に教えてもらったところの復習をしているのだが、どうしても昨日の出来事を思い出してしまい、頬がゆるむ。

だめだだめだ、我慢しないと!!

こんな顔を他の人に見られるわけにはいけない。

 

そうしてしばらく勉強していると、綾音と遥が登校してきて、一直線に私の元にくると私に顔を近づけて見つめてきた。

 

「お、おはよー。二人ともどうしたの...?」

 

「うーん、どう思います綾音さん?」

 

あ、この口調は.....

 

「嬉しいことがあってそれが顔にでちゃうのを必死に我慢してるように見えるわ遥さん。」

 

ばれてる!?

 

「そ、そんなことないよー」

 

「「ダウト」」

 

この二人には勝てる気がしません。

 

「これはお昼休みの『例の時間』が楽しみですな綾音さん。」

 

「えぇそうね、『例の時間』がとっても楽しみだわ遥さん。」

 

あぁ、また今日も全部はかされちゃうんだろうなぁ....

 

 

※ ※ ※

 

午前の授業が終わるチャイムがなり、日直が号令をかける。

そして号令が終わった瞬間に私は『例の時間』から逃げるために素早く、そして静かに教室から脱出する。

よし、完ぺk

 

『ドン』

 

「あ、ごめんなさい」

 

いけない、誰かにぶつかってしまった。

でも今は時間がないから、申し訳ないけど一言謝ったし行かせてもらおう。

 

私はぶつかった人の横を通りすぎようとした。

だが、その人は私の手をがっちりと掴んできた。

 

「そんなに急いでどこにいくの、いろは?」

 

「...へ?」

 

そ、そんなはずはない....

だって、あの二人の席は私よりもドアから遠いはず....

 

恐る恐る顔をあげると

 

「お昼ご飯食べに行こっか!!」

 

すっごくいい笑顔をした綾音がいた。

 

「なんで!? なんで私よりも早く廊下にいるの!?」

 

「まあまあ、細かいことは気にしないでレッツゴー!!」

 

楽しそうに笑いながら私の手を掴んでいない方の手を「オー」と掲げて綾音は歩きだす。

すっごくかわいいんだけど、それ完全に私たち三人でいるときのテンションだよね?

あんまりそういうところを見られたくないみたいだから教室では大人しくしてるみたいだけど、ここ教室の前だよ?

あ、何人かの男子がこっちガン見してるし。

これは落ちたな....

 

「いろはー、綾音ー、お昼ご飯食べに行こー.....ってあれ? 二人は?」

 

遥はいつも通りで安心したよ。

 

 

 

 

 

 

遥も連れて、私たちはいつもの場所にたどり着いた。

 

「さあさあいろはここに座って!!」

 

「う、うん」

 

遥かが私の座る場所を用意するが、そこは教室と反対側で、教室に戻るには二人の横を通らなければならない。

この場所って完全に私が逃げられないようにしてるよね?

 

「まあいきなりっていうのもあれだから、まずはお弁当食べましょうか!!」

 

綾音のその一声で私たちは持ってきたお弁当を広げる。

そして、他愛のないことを話ながら時間は過ぎていく。

 

 

 

数分後お弁当の中身が減ってきた頃、綾音と遥が明らかに何かアイコンタクトをとっていた。

あぁ、とうとうくるか....

私は覚悟を決めた。

 

「いい、綾音いくよ?」

 

「えぇ」

 

「「せーの」」

 

よしこい....!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お楽しみタイムだ!!ってえぇぇぇぇええ!?!? 綾音なんで!? なんで言わないの!?」

 

「いやー、これって端から見たら私たちかなり恥ずかしいことを叫んでるなぁって」

 

「大丈夫だよ誰も周りにいないよ!?」

 

「あはははは、いやー、最近いろはばかりからかってたけど遥もやっぱりいい反応するねー」

 

「くっ、このドS女め....」

 

あのー、私結構覚悟決めて待ってたんですけど.....

何をやってるんだこの二人は....

 

「さてさて、久々に遥のいい反応も見れたところでもう一回やりますか!!」

 

「ねぇ、今度はちゃんとやるよね? また私だけとか無いよね?」

 

「大丈夫大丈夫、ちゃんとやるから。」

 

「おっけーおっけー、じゃあ....」

 

「あ、もし遥がやらなかったら遥の趣味を皆にばらすからね?」

 

「.......そ、そんなこと考えてるわけ無いじゃないですかイヤダナー。」

 

遥の趣味というのは別に変なものではなく、可愛らしいぬいぐるみが大好きだということだ。

遥の部屋にはたくさんのぬいぐるみが綺麗に置いてあって、どこかのテーマパークみたいになっている。

私は別に他の人に知られてもいいと思うんだけど、遥は天真爛漫で少しだけ男勝りなところがあるから、そういうのが好きだと知られたくないみたいだ。

 

「ならよし。じゃあいくよー、せーのっ」

 

「「お楽しみタイムだっ!!」」

 

あぁ、ついにこの時間がきてしまったかぁ....

 

「私はもう覚悟を決めたからなんでも聞いて.....」

 

「お、いろはが隠すことを諦めましたよ綾音さん」

 

「うーん、それもそれでちょっとずつ崩していく楽しみが無くなっちゃうけどまあいいでしょう」

 

うっわドSだぁ....

綾音はおしとやかに見えてこういうところがあるからなぁ....

 

「で、で、どこまでいった!! キスとかしたの!!」

 

「っ!? ガハッゴホッ!?!?」

「まあまあ落ち着きなさいな遥さん。いろはもびっくりしてるじゃない。まだ時間はたっぷりあるんだし、最初からゆっくりと聞かせてもらいましょう。」

 

「あー、それもそうかー」

 

綾音はもはやプロの領域に達している....

 

「じゃあまずは比企谷先輩の家につく前のことであったことを教えてもらいましょうか」ニッコリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから私は洗いざらい全て話した。

カフェでの出来事から香水騒動、そして二回目の勉強の前の出来事まで隠さずに話した。

二人はその間「おぉ」っと声をあげたり笑ったり爆笑したり爆笑していた。

 

「....なんというか」

 

「.......うーんと」

 

「「いろはってアホの子?」」

 

「うるさい!! 昨日お母さんにも笑われたんだからもうそこには触れないで....」

 

「あはははは、いろは顔真っ赤にしちゃってかわいいやつよのー 」

 

うりうりと遥が私のほっぺを弄ってくる。

 

「いやー、でも香水一つ置いてあっただけで嫉妬しちゃうなんて、いろはは本当に比企谷先輩のことが好きなんだねー。私も比企谷先輩と知り合いになってればよかったかなー? 」

 

「だ、だめ!!」

 

とっさに声が出てしまった。

綾音は突然大声をあげた私をキョトンとした顔で見ている。

それからくすくすと笑いだした。

 

「ふふっ、大丈夫だよいろは、比企谷先輩はとったりしないから!!」

 

「べ、別にそんなんじゃないもん....」

 

「「ガハッ!?」」

 

あれ、二人が俯いてぷるぷるとしだした。

何かこういうこと前にもあったような.....

 

「......ねぇ、綾音さん?」

 

「言いたいことはよーくわかってるわよ遥さん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょぉーっとこの子やっぱりかわいすぎませんかねぇ!? 私もうお持ち帰りしてぬいぐるみと一緒に並べたいんですけど!?」

 

「だめよ、いろはは私が貰うんだから!!」

 

そう言うと二人して私に飛びかかってきた。

 

あぁ、やっぱりこうなるのね.....

私はどこか諦めたような冷静な気持ちで二人にもみくちゃにされたのだった。

 

 

 

「ひゃっ!? ちょっ、遥どこ触って....もう!!」

 

結局冷静ではいられないのだった。

 

 

 




【家庭教師一日目が終了した後の一色家の会話】

「ただいまー」

「あら蓮司さん、おかえりなさい」

「おぉ、楓か。今日だよな、いろはの家庭教師が始まるの?」

「えぇ、そうよ。とってもいい人だったわ」

「ほう、どんな感じの人だ?」

「うーん、そうねぇ.....比企谷さんっていうんだけど、(からかうと反応が)可愛らしくて教え上手なとってもいい子よ!! いろはも気に入ったみたい!!(元々だけどね) 」

「そうかそうか!! それなら安心していろはを任せられるな。じゃあお風呂にはいってくるよ」

「はーい、いってらっしゃーい」

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ママはすの戦略によって女の子が家庭教師だと思い込むパパはすでした(^-^)



ふとお思い付いて、「一色いろはと家庭教師」でググってみましたw
そしたらなんと、ブログで紹介してくださっている方がいてめちゃくちゃ驚きましたw
ニヤニヤしながら10回ほど読ませてもらいました(´∀`)


いつもたくさんの感想をありがとうございます!!
常連の方々もいて、本当に励みになります(´∀`)
新しい方々の感想もとっても楽しく読ませてもらっています!!
感想があるとそれだけで頑張る気力がわいてくるので、じゃんじゃんくれると嬉しいです(´∀`)


前回と今回は八色の絡みはありませんでしたが、次の本編からはどんどん入れていきます!!
なぜこんな言い方をするかというと、本編書くのに少し疲れたので息抜きに番外編の方をすすめようかと考えているからです(´∀`)
こういうときに本編を書いてもいいのが出来そうにないんですw

次回は本編と番外編のどちらになるかわかりませんが、番外編になったらオリキャラ視点でいこうと考えているのでお楽しみに!!

そしてその次回は2日後か3日後です!!






【サークル活動の近況報告】

自分が所属することになったサークル、「re:connecting」の活動は順調にすすんでいて、ノベルゲームを作成することになりました!!
このサークル名には、「自分達は趣味で繋がったメンバーであり、これからもどんどんと人との繋がりをひろげていきたい」という意味が込められています!!
企画書ももう出来上がっていて、その企画書の本格差に驚きを隠せませんでしたw
最初は無料のノベルゲームを作るみたいなので、完成して暇があればぜひやっていただけると嬉しいです(´∀`)

あ、ちなみに自分はシナリオを少しやることになるのかな?


re:connectingのツイッターはこちら↓
https://twitter.com/reconeing?s=06

IDは@reconeingです!!

まだ始動しはじめたばかりのサークルですが、よろしくお願いしますm(__)m
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