龍美「いや、分かってるから」
龍神「仮契約ですからね?」
龍美「………」
龍神「仮契約で(以下略)」
龍美「龍の臭いが分かるなんて凄いわね」
フェンリル「キュオン!」
龍美(でも良く分かるわね、此処から距離もヤバイのに)
距離=100㎞
龍美(それに龍は良い香がするんだよね、やっぱり女子力高いね!)
そりゃあんたも似たようなもんだろうに
龍美「おー!やっと見えてきた!龍!!大丈夫ー?」
龍「んえ?」
龍美「フェンリル止まって」
フェンリル「ニャー!」
龍美「………あれ?ニャー?」
フェンリル「アオーーーン!!(擬人化能力発動しまーす!!)」
Pon☆
フェンリル「ご主人様ー!」
龍「訳が分からないYo☆」
龍美「こ、子供なの?「む!子供とは何事ですか!私はもう大人です!」あ、そうなんだ」
フェンリル「そうなんです!今後は気にしないでくださいね?また言うのは面倒なんですから」
龍美「流石に忘れないと思うよ……?」
龍「あ!龍美!早く昴さんを!」
龍美「昴さんがどうしたの?」
龍説明中
龍「という訳なんだよ!」
龍美「……………フェンリル、分かった?」
フェンリル「いえ、何を言ってるのか?」
龍「」
昴「はぁぁぁ!!」
アーサー「おぉぉぉぉ!!」
二人の剣がぶつかり合う。だが、鞘から剣は抜かれてはいない。故に、二人の体には痣が複数あった。
昴「どうした?こんなものか?」
アーサー「ふっ、まだまだだな」
昴「……………」
龍美「これは…………」
龍「この状況がわかるでしょ?!」
龍美「……………私には、何も出来ないわ」
龍「なっ!?どういうこと?!」
龍美「あの二人には今の私では勝てない。いえ、止めることすら出来ないわ。しかもあの二人はまだ本気の三割も出してない」
龍「う、うそ……」
龍美「でも昴さんは絶対に連れていかなくてはならない……」
龍「ん?ちょっと待って、やっぱりちゃんと話聞いてたんだよね?!」
龍美「……………どうすれば良いかなんて一つしかないか……二人の戦いが終わるまで待つのよ」
龍「無視するなぁぁぁぁぁ!!」
代奈「ねぇ……」
龍美「ん?その声は代…奈?!」
龍「どうかした──ひっ!?」
フェンリル「二人ともどうしたの?」
龍美「え?い、いや、えっと、その」
龍「フ、フェンリル?良いこと教えてあげるよ」
フェンリル「?」
龍「怖い顔は何かって聞かれたら、笑顔って言ったら良いよ…」
フェンリル「…………?」
龍美「そ、それで代奈はどうしたの?」
代奈「うん、修也何処にいるのか知ってる?」
龍「あ、はい。それなら──」
アルラウネ1号「代奈様!修也さんは見付かりませんでした!」
アルラウネ2号「代奈様!此方もです!」
アルラウネ3号「代奈様!頂上から可笑しな気配を感じます!」
アルラウネ4号「代奈様!部隊は全員帰ってきました!」
アルラウネ5号「代奈様!此方異常なしです!」
代奈「よろしい」
龍美・龍・フェンリル「……………なぁにこれぇ?」
代奈「いきなり襲ってきたから手懐けた(物理)」
龍美・龍・フェンリル「……………なぁにそれぇ?」
場を落ち着かせようか
代奈「龍、修也は?」
龍「妖怪の山に居るよ……でも早く昴さんと龍美が来てくれないと修也が……」
少しの沈黙…そこで口を開いたのは
代奈「そうね………」
龍美「あら?落ち着いてるのね」
代奈「こんなことじゃ焦らないし、それにね」
龍美「ん?」
代奈「あの修也が簡単に負けると思ってるのか・し・ら?」
龍美「……………それもそうね、それに久々に代奈の口調聞いたし、安心できそうだわ」
代奈「それと、昴さんだけど」
龍「昴さんがどうかした?」
代奈「あれは本気が出せないだけよ、魔力切れでね」
フェンリル「へ?!」
代奈「私達神話妖怪は妖力だけでなく、元々が人間だったせいか、魔力もあるのよ。まぁ、霊力が妖力に変わっただけなのよね」
龍美「それじゃあ……」
代奈「昴さんは修也との戦いで使った技のせいで、魔力が切れてるのよ」
龍美「それじゃあ昴さんは!?」
代奈「まず勝てないでしょうね」
龍美「そんな…………………ん?待って、なら修也は?修也も相当な量を使ってるはずよ」
代奈「修也にはほら、私がいるから。私の魔力を持っていってるのよ」
龍美「そっか!二人は契約してるから…ん?契約?それよ!!」
龍「うわぁぁぁ?!」
フェンリル「何?!」
龍美「誰かが昴さんと契約すれば!」
代奈「それで?誰が契約するの?」
……………
代奈「なら一時的に仮契約交わすのは?」
龍美「それなら私がやるけど…昴に送るには時間が必要ね………」
代奈「はぁ、ほんと、貴方達といると退屈しないわね」
龍美「代奈……?」
代奈「私が時間稼ぐからその間にちゃんとした仮契約を結びなさい」
龍美「代奈………わかったわ!」
代奈「……ふぅ、さぁ、どっからでも掛かってきなさい」
代奈は自分の神話武装『
アーサー「退け、小娘。お前では相手にならん」
代奈「それはどうか・し・ら?あんまり舐められても困るのよねぇ~」
アーサー「…………………」
代奈「っ!?…………………」
アーサーから黒いオーラが漂い始める
アーサー「我とあの男の決闘を邪魔するというのか?」
代奈「…………………そうよ?」
アーサー「死ね」
代奈の眼前でアーサーが剣を降り下ろそうとしていた。それをかろうじて剣で受ける、しかし、勢いを止めきれず、飛ばされてしまい、木に激突する。
代奈「がはっ───っ!?」
一瞬息が出来なくなるが、それでも代奈は自分の能力を使い、時間稼ぎを続行する。
代奈「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…っ!!!『
代奈がそう叫んだ瞬間、周りの音が消える。何一つ音が聞こえなくなったことに動揺したアーサーは少しの間代奈から目を離してしまう。その一瞬を代奈は見逃さず、上空に飛ぶ。
アーサー「───!?───!───?!何故音が、っ!?聞こえるようになったか?!」
アーサーが戸惑いを隠さずに何かを言っている時、上から何かが落ちてくる。
代奈「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
アーサー「貴様?!いつの間にそんなところに?!」
アーサーは上空から斬り掛かろうとしている代奈の攻撃を躱せないと考え、半歩後ろに下がる。代奈は気にせずアーサー目掛けて斬り下ろす
代奈「『
アーサー「っ!!??!??!」
代奈の剣がアーサーを袈裟懸けのように斬る。アーサーは半歩後ろに下がったおかげで傷は浅いが、それよりもアーサーを苦しめたのは
アーサー「あ、がぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!」
切り口からまるで体全体を痛め付けるような痛みが走る。これは『
アーサー「はぁ…あ、がぁ…こぉ……小娘がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
代奈「っ!?」
代奈目掛けて剣が降り下ろされる。それを──
昴「危ないんじゃないか?」
仮契約を成功させた昴が受け止める。
少し前
昴「龍美は
龍美「聞いたことぐらい」
昴「……はぁ、
龍美「主と使い魔?」
昴「所謂、魔女に黒猫みたいなもんだ。それで使い魔は主から逐一魔力を供給されてないといけない。この場合、俺が使い魔、サーヴァントで龍美が主、マスターだ」
龍美「えぇ、わかったわ。続きをよろしく」
昴「あぁ、主と使い魔の関係はこれで終わりなんだが、魔力に問題があってな。魔力が少なければ使い魔を維持できない」
龍美「そこに関しては問題は無いわよ」
昴「あぁ、そこに関しては本当にお前で良かったと思っているよ。今から俺の現状を説明する。まず俺が持っている魔力量を200としよう。修也との戦いに使った技が100使う。奥の手もあるが、今は良い。ここまで良いか?」
龍美「良いわよ、続けて」
昴「わかった、さて、ここで俺の神話武装『
龍美「20?!燃費悪すぎよ!!」
昴「まぁな、しかも鞘から剣を抜いた時、消費量は70に膨れ上がる。魔力残量はたったの10。しかもこれを一秒ずつ使う事になる。ここまで言えば分かるな?」
龍美「私はそれ以上の魔力を送り続けないといけない…………」
昴「ガス欠だけはすんなよ、それくらい俺に魔力を送るって言うのはきついんだ」
龍美「………………わかったわ、任せて」
昴「それじゃあ契約だ、仮契約だとしても契約は契約、気を引き締めろよ、マスター」
龍美「マス?!え、えぇ」
現在
昴「魔力を回せ、マスター!!決めに行くぞ!!」
龍美「り、了解!!」
龍神「少しは戦況が良くなっていきましたが…香澄はどうなるのでしょうか?」
龍美「やっと直った…」