東方龍録   作:龍神とブロフラ

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第117話

モルドレット「あれ?こんなところに水なんてあったっけ?」

 

?「グオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」

 

凛・赫・モルドレット「っ!?」

 

ファイアドレイク(まずいな………何故お前らがいるのかがわかったぞ……奴がいるのか……)

 

シーサーペント(気付くのが遅かったな……そうさ…海の龍……リヴァイアサンがここにはいる!!)

 

凛「…………早く終わらせた方が良さそうだね…」

 

モルドレット「多分彼が行ってるはずなんだけど……」

 

赫「それよりも決めるぞ」

 

モルドレット「やっと?!長いわよ!!」

 

凛「こっちも行けるよ……我が究極の奥義……」

 

凛は神話武装を展開し、魔力を流し込む。鎌の刃に魔力を纏い、大きな鎌の刃となる。それをシーサーペントに向けて放とうとする。

 

赫「此方も始めよう……はぁぁぁ!!」

 

赫は神話武装である銃に魔力を込める。魔力の奔流で赫の背中に炎で出来た龍の羽が出来る。

 

凛「行くよ……『7つに裂かれる邪神の毒鎌(アスラ)』!!!」

 

凛は鎌を振り抜く。7つの毒々しい斬撃はシーサーペントを切り刻む。

 

シーサーペント「ジャァァァァ!?(ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?)」

 

だが、全ての斬撃は致命傷ではない。

 

シーサーペント「ガルルルル(外したな……)」

 

凛「外したとでも思ってる?ねぇ、知ってる?ナーガの毒は一撃で相手を倒せるほどの力を持つんだよ………」

 

シーサーペント「グアァァ?!ジャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!???!」

 

シーサーペントはそのまま倒れ込んだ。身体の色を徐々に変色させながら……

 

凛「そっちはどう?」

 

モルドレット「大丈夫そうですね…」

 

赫「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ファイアドレイク「グルルル………グオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!(来るか小僧……その力、全て我に見せてみよ!!)」

 

赫「燃え尽きろ……『火炎龍の息吹(ロストフレア)』!!!」

 

ファイアドレイクはブレスを放つ、それと同時に赫の銃から炎が放たれる。二つの力がぶつかり合い、いろんなものが巻き込まれていく。空気は爆発し、森は焼け、地面を焦土とかす。まさに二人は神話で語り継がれる戦いをしたのである。そしてついに赫の炎がファイアドレイクのブレスを上回り、ファイアドレイクを包み込む。

 

ファイアドレイク「グオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」

 

赫「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

 

ファイアドレイクは燃えながら倒れた。

 

凛「大丈夫?!」

 

赫「あ、あぁ、なんとかな……」

 

モルドレット「本当に、良かったですよ」

 

三人が安堵していると、予想してない言葉が聞こえてくる

 

『誠に素晴らしき戦いだったぞ、小僧』

 

赫・凛・モルドレット「っ!?誰だ!!」

 

『目の前にいるであろう、我だ』

 

赫「ファイアドレイクなのか?!」

 

『その通りだ……良い戦いだったぞ、小僧。生前にもここまでの戦いをしたのは少なかったぞ。褒美だ、受け取れ』

 

ファイアドレイクは自身の鱗を数枚剥ぎ取る。

 

『うぐっ、流石に死んでいるとはいえ、痛いものは痛いな、まぁ良かろう。その鱗で武器でも作るが良い。素晴らしき物が出来ると約束しよう』

 

ファイアドレイクの鱗は剥ぎ取られた後でも燃え続けている。ファイアドレイクは全身に焔を纏っているためか、その鱗にも焔が纏われていた。

 

『それでは去らばだ、小僧共。最後に忠告だ、リヴァイアサンだけはやめておけ、奴はラグナロクの次に厄介だ……』

 

そう言ってファイアドレイクは消えた

 

赫「……………不安要素を残してくれるな」

 

凛「でも、行かなくてはならないんですよね」

 

モルドレット「そりゃあそうですよ、じゃないと守れませんから」

 

三人は鱗を回収すると、急いでリヴァイアサンの所に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

?「さて、そろそろ始めましょうか」

 

?「はぁ、今回のマスターは何とも胡散臭い者だな」

 

?「酷い?!ご、ごほん!貴方には幻想郷を守って貰いますよ」

 

?「動くのは私の自由でいいんだな?」

 

?「はい、そうしてください」

 

?「なるほど、ではまだ私の出る幕ではない。もう少しは裏方に徹しよう」

 

?「お願いします」

 

?「任せておけ、マスター。いや、八雲 紫よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランスロット「…………………こいつはやべぇな」

 

ランスロットは海の龍、リヴァイアサンと対面していた。

 

ランスロット「攻撃が通じないとは……」

 

ルワード「だから言ってるでしょ?!攻撃が全部跳ね返されるのよ!!」

 

 

リヴァイアサン「………………………………」

 

ランスロット「あー、眠ってんのか、これ」

 

ルワード「わかんないわよ!!いつの間にか海が出来てるし!!どうなってんの?!」

 

ランスロット「…………………」

 

ランスロットは軽く妖力弾を放つ。妖力弾はリヴァイアサンに当たる直前で方向を変えて何処かに飛んでいく。

 

ランスロット「……反重力か……面倒な……」

 

ルワード「は、反重力?」

 

ランスロット「自分で考えろ。それよりも、こいつはヤバイな。どんな攻撃も効かねぇ。物理も特殊型も何もかも通用しねぇとしたら……あぁ、くそ。なんでこういう時に限ってリヴァイアサンの神話妖怪さんはいねぇんだよ……」

 

ルワード「香澄さんは何処に行ったのかわからないわ。それに龍美達も何処にいるか……」

 

ランスロット(どうする……こいつに攻撃が効かないとなると誰が来ても意味がない……それじゃあ……」

 

『何をしている、そんな事では護れるものも護れんぞ。私にはどうでも良いが、そこを右に退け』

 

ランスロットは不意に後ろから殺気を感じて右に避ける。そして、避けた所には一本の剣がリヴァイアサン目掛けて飛んでいた。

 

『『|偽・抜かれば斬るまで止まらぬ呪われた必中の剣《ティルヴィング》』』

 

剣はリヴァイアサンの反重力にぶつかる。この時点で剣はあらぬ方向に行くはずなのだが剣はそのまま反重力の層を抜け、リヴァイアサンを貫く。

 

リヴァイアサン「グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」

 

リヴァイアサンは剣に貫かれ、その場に倒れた。そして存在が消え始める。

 

ランスロット「っ!?貴様何者だ!!」

 

弓兵「…………………」

 

木の上で弓を構えた弓兵は何も言わず、その場に立つ。

 

ランスロット「答えろ!!何者かと聞いている!!」

 

弓兵「…………………」

 

それでも弓兵は何も言わない。いや、待て……あいつの顔……何処かで……

 

龍美「ルワード!!ランスロットさん!!無事ですか?!」

 

瀑布「おい!!そこで何があった!!すごい音が聞こえたが…」

 

凛「皆!!大丈夫?!」

 

他のメンバーが集まる中、ランスロットは弓兵を睨み付ける

 

ランスロット「何も言わないつもりか?」

 

弓兵「……………はぁ、何か答えなければいけないという道理でもあるのか?私には無いと思っているのだが」

 

瀑布「貴様は先程の?!」

 

弓兵「先程の女か……はぁ、今回は表立って助けてやったが、次はないと思え」

 

弓兵はその場から消えた、文字通り消えたのだ。

 

凛「なっ!?」

 

昴「………いったいあいつは……」

 

モルドレット「ちょ?!これって……嘘?!」

 

龍美「ど、どうかしたんですか、モルドレットさん?!」

 

モルドレット「こ、この剣!この剣を見てください!!」

 

モルドレットが持ってきたのは先程リヴァイアサンを貫いた剣だった。

 

龍美「この剣がどうかしたの?」

 

モルドレット「わからないんですか?!この剣は魔剣!つまり呪われた剣なんですよ!」

 

ランスロット「呪われた……魔剣…?っ!ティルヴィングか?!」

 

モルドレット「そうです!!」

 

昴「呪われた魔剣とは言え、ティルヴィングだとわかるのか?呪われた魔剣でも色々あるだろう」

 

ランスロット「………さっき、あの弓兵が言ってたんだよ。ティルヴィング、ってな」

 

昴「………………見せてくれ」

 

昴はモルドレットから剣を受け取ると、その剣をじっくりと見始める。そして、その顔が驚愕に変わるのを誰もが見逃さなかった

 

龍美「どうかしたの?」

 

昴「…………あり得ん……この剣は……偽物だ……」

 

モルドレット「えぇ?!で、でもこれは……」

 

昴「………だからこそあり得んのだ!!この剣は偽物でありながら本物と同じ力、能力、魔力、いや、これはほぼ本物と言っても差し支えない!!それほどの偽物なんだ………」

 

龍美「…………本物を作る偽物………」

 

昴「………っ!?消えた?!」

 

ティルヴィングは昴の手から魔力の粒子となって消えた。

 

ランスロット「…………………おい、これを魔術で作ってんのか……」

 

龍美「嘘でしょ……」

 

魔理沙「おーい!!何やってるんだー!!」

 

龍美「あ、魔理沙に霊夢、あれ?アリスとクラムさん?」

 




龍神「試合が面倒だった」

龍美「………」
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