龍「龍美、今日はちょっとした祭りがあるね」
此処での時間は現実とずれている、今は夏の暑い日だった
修也「よ、龍!「修也に咲夜、いよいよ今日だね」凛と音と悠真もこの日を待ちわびていたからな」
咲夜「一年長かったわ」
龍「でも、やっとだね」
修也「もう帰ってきてんのかな」
咲夜「もしかして恥ずかしくてお面を被ったりしてね?」
龍「ま、まさかね」
皆は龍美の帰りも待ちわびながら夏祭りの用意をした
夏祭り
龍「龍美何処なのかな………今でやっと一年たったのに……」
ふと、顔をあげると
狐のお面を被った人「おじさん、林檎飴一つ頂戴な」
おやっさん「あいよ!持っていき!」
狐のお面を被った人「ありがとうね!」
龍は何か心で滴の垂れるような音がしたような気がした
そう思っていると、狐のお面を被った人が此方に歩いてきた
狐のお面を被った人「……………今日があの事件から一年たった日、此処も変わったわね、私がいたらお邪魔みたいね」
と、告げ口のような事を言うとまた歩いていった
もしやと思い、その人のお面を取ろうとした
が、とどかなかった
しかし、その狐のお面を被った人が龍に気付いたようで取りやすいところに来た
龍はお構い無くその人の狐のお面を取った、そこには
?「龍、ただいま」
龍美が帰ってきた、やっぱり龍美が約束を守ってきたのだ
龍「龍美…龍美!!」
龍は龍美を強く抱き締めた、それに応じて龍美も龍を優しく抱き締めた
龍美「もう、甘えん坊はまだ直ってないのね、でも龍らしくて良いわ」
龍美は何時もより優しく微笑んでいた、それはまるで自分の子供を育てている母親の顔だった
そして、龍美が帰ってきたと皆が喜びに満ちた
修也「龍美、帰ってきてくれたな」
龍美「当たり前よ、ちゃんと約束したもの」
咲夜「しかし、前よりも立派になられましたね」
龍美「それどういう意味よ!?」
何時もの笑い、幸せ、そんな毎日が帰ってくるのかと思うと、心が軽くなった
龍「龍美、この日記」
龍美「ふふ、考えることは一緒ね?はい!私の日記よ」
龍と龍美は日記を交換した
龍「凄い……凄く正確だ…」
龍美「一年でこんなに変わったのね…」
龍美の日記には神としての仕事、幻想郷の人達や家族の事、そして全ての世界の自分と龍の親は酷いことをされたと思っていたが、本当は愛があったからこそだったその事も教えてあげたらしい
龍「龍美、言い遅れたけど…お帰り!」
龍美「ええ!ただいま!」
火月「…………帰ってきたみたいだな」
龍美「あ、火月、ただいま」
火月「おう、おかえり」
聖籠「あれ?龍美?!帰ったのか?!」
金次「んぁ?げっ!?龍美?!」
龍美「片方の反応が物凄く気になるけど、ただいま」
金次「そういうな――げばぶっ?!」
?「こら、駄目金次!何をサボってやがる!さっさと行くぞ!」
金次「ちょ?!まって!?お願いします!?いやぁぁぁぁぁぁ!!?!」
龍美「………………誰?」
修也「別の世界から来た赤ちゃん家庭教師らしい」
龍美「……………聞かなかったことにする」
修也「そうしろ」
聖籠「それにしても龍美が帰ってくるとはな」
美羽「ちょっと、聖籠。貴方いきなりどこかに行かないでよ、待ち合わせ場所にいないし」
聖籠「あー、ごめん。俺が悪――ぐはっ?!」
龍美「聖籠!?」
聖籠「最後に……美羽の浴衣姿を見れて……俺は感動している……!ガクッ………」
美羽「いや、単なる鼻血で死なれても困るわよ。あ、龍美居たんだ。おかえり」
龍美「扱い酷い?!」
昴「お?」
龍美「ん?」
昴「帰ってたんだな」
龍美「人によっては私に対して冷たいよね。それに仮面被ってるのにわかるんだ……」
昴「俺ですから」
龍美「納得……」
昴「それでランスロットの事なんだが「永遠亭で1週間で治った、でしょ」あぁ、なぜ知ってるのかは知らないがそういうことだ」
龍美「全くアホらしくなったよ…私は帰っても何時もの扱いを受けたかったけど、昴さん達には強制はしないよ」
龍美は暗い夜道の森に消えていった
龍「龍美!?」
龍は龍美を追いかけていった
龍美「ヤッパリ落ち着くなぁ、此処」
龍美は時止まりの森にいる、ルワード達が前に来たところである
龍美「静かなところは私には嬉しいものね…」
しかし時が止まっている、何故龍美達が居れる?それは幻想郷に認められた者しか留まるのを許されないからだ
龍「龍美!」
龍美「龍……!龍走りなさい!」
龍「え!?わっ!!」
龍の後ろには得たいの知れない妖怪が居た
龍美「全く此処は私だけで充分だったのに」
龍「え?どう言うこと?」
龍美「遅れていたら、龍もそいつに記憶消されてたわよ?」
龍「まさか一年に一度現れる剣のような妖怪、忘剣?!」
龍美「そう、私もうっかりしてたわ……こいつのせいで私は…!!」
龍美の左目は敵を殺すようなおぞましい蛇の目をしていた
龍美「我が左目の蛇よ、この者を永久に死を味合わせる永遠なる呪いを……貴様はもう何も見ることもすがることもできない!朽ちる朽ちるだけだ!!!」
その言葉を使ったとき忘剣は消えていた、いや一瞬だが何かに喰われた、そんな感じがした
龍美『呪いの封印』
また何か追い討ちをかけたらしい
龍「た、龍美?」
龍美「…………終わったわ、やっと自分の力で人を助けた感じね」
龍「龍美!早く帰ろ!」
龍美「そうね、帰りましょう」
?「龍美、龍私とお前の母は見守っているぞ…仲良くな」
龍美「?」
龍「どうしたの?」
龍美「気のせいよね、ううん!何でもないよ帰ろ帰ろー!」
やっぱり此処は大好き!お母さんお父さん産んでくれてありがとう!
END
龍神「表無事終了いたしましたが!まだ裏が残っております、まだ楽しむこともできますので、東方龍録をどうぞよろしくお願い致します!」