東方龍録表─番外編ジャック
ジャック・ザ・リッパー、皆さんはその名をご存知ですか?
ロンドンにおける最悪最大の事件を起こした殺人鬼。
そんな
?「ふぅ、寒いなー……」
彼は人里に住むごく普通の人間。龍美達は彼の事を全く知らないだろう。しいて言えば、修也が話し相手として話をしたことがあるくらいだ。
?「なんか霧も出てきたし、そろそろ帰ろうかな……」
そんな彼はこれから起こることを知らない。
?「あれ?あんなところに人影?」
自分が殺されかけるという事態になることなんて想像できる者がいるとは思えないが
?「女の子…?ねぇ、君」
?「……………」
?「おーい?ここで何してるの?早くおうちに帰らないと親御さんが心配するよ?」
?「……貴方、じゃない」
?「え?」
?「そこ、退いて?」
?「あ、もしかしてこっち方面なのかな?もしよければなんだけど送っていこうか?女の子1人は危険だよ?あれ……?」
そこで彼は気付く、彼女の服装がおかしい事に。彼は知らないだろうがそれはもはや水着と言ってもいいだろう。
上は簡単に服を着ているが、下はどう見ても紐水着だ。しかも際どい。彼は水着何てものは知らない。だから下着か何かだと思ったのも無理はないだろう。そして一番おかしいのは腰にある4つのナイフ鞘だ。だが、今彼はそれどころじゃない。
?「う、うわぁ?!そ、そんな服装はいけないよ?!」
?「……うるさい」
?「え?」
?「退いてくれないなら、切るよ?」
?「え?え?」
?「退いてくれないんだ……切るよ」
彼の体にナイフの刃が入り込む。彼は思考が止まった。
?「え…?なん…で…切れ……てる…の?」
彼はその場に倒れた。
?「…………ごめんね」
女の子は謝り、何処かへと歩いて行く。彼の思考はこの時復活する。物凄い痛みが体に走る。動く事すら煩わしい。
?「うぐ……あ、ぁ……」
彼は悟るように仰向けになった。ここで死ぬんだ、僕は……彼はそう思った。その時彼を呼ぶ声が聞こえる。
?「ん?そこにいるのは誰だ?っ!?霧崎?!」
霧崎「その…声……け……ね…さん?」
慧音「あぁ!私だ!!何があった?!」
霧崎「あ、ぁ……死なずには……棲みそう…かな…?」
そうして彼、
龍美「なるほど……これね、名前がわからないわ。修也なら知ってるかしら?」
龍美「修也〜、いる〜?」
修也「――――――」
慧音「――――――」
龍美「あれ?話してる?」
修也「影文が襲われた、か……」
慧音「あぁ、出来れば大事にはしたくないんだ。だから修也に解決をお願いしたい」
修也「なるほどな……わかった。それに関しては受けよう、相手はどんな姿をしていたんだ?」
慧音「女の子で銀髪に赤目、上には服を着ているようだが、下は紐の下着だそうだ」
修也「なにそれ……」
慧音「一番特徴的なのは腰にある4つのナイフだ」
修也「……まぁ、大体わかった。それじゃあ慧音はもう帰れ。あとは任せろ」
慧音「わかったよ、任せた」
修也「………………銀髪に赤目の女の子、か……この情報じゃわかんねぇな」
龍美「あれ?修也でもわからない?」
修也「ん?龍美居たのか?」
龍美「まあね、それでまた事件?」
修也「この事はお前にはやらせたくなかったんだけどな…」
龍美「どう言うことよ?」
修也「さぁねー」
龍美「馬鹿にしてるわね?この野郎……!にしし」
修也「おい、龍美?話はまだ終わって…」
龍美「私はこの仕事向いてないから、またこーんど」
修也「まあ、良いか「盗聴はさせてもらうけどね?」は?」
龍神「意味不明な所を作っておこう…」