修也「だが断る」
龍美「あら、そう?じゃ私は消えさせてもらうわ」
修也「………ふぅ、龍美は離れたか。まぁ、ありがたいな。出来れば龍美を影文に会わせたくなかったし」
霧崎 影文、彼は人間でありながらその潜在能力は俺を超える。始めて彼を見て俺は驚愕した、彼はいつか俺を超える。だが、それは彼が自分を鍛え上げた先にある未来だ。
修也「さて、また弟子にならないか、って誘いながら事件の話でも聞くか」
修也は事件についても聞くことをかねて影文に会いに行った
修也「なるほど……」
影文「こんな感じですかね。僕から言えることは本当にないんです、ごめんなさい」
修也「いや、構わないさ。と、一旦それは置いといて」
影文「……まさかと思いますけど、この後に及んでまたですか?」
修也「そのまさかだ。俺の弟子にならないか?」
影文「それは以前からお断りしていることですよ」
修也「やっぱり諦めれるかっての、お前の潜在能力は俺を超える。つまりは幻想郷一の潜在能力を持ってることになるんだぞ?諦めれるわけねぇ」
影文「はぁ…有り得ません。僕は普通の人間です。仙人になるつもりはありません」
修也「………むぅ、また駄目だったか」
影文「駄目に決まってます」
修也「しゃーねぇ、また来るわ」
影文「勘弁して下さいよ……」
修也「お前が折れるまで誘い続けるさ、じゃな」
影文「はい、さよなら」
龍「今だ☆」
修也「?」ヒョイ
龍、?「ぎゃふ…」
修也「お前ら何やってんだよ……」
龍「いやー、暇だったし?それにジャックの事もあるし、霧が濃くなるって言われてたし」
鞘「お姉ちゃんは大丈夫だと思うし、ジャックはずる賢そうだし」
修也「ジャックがずる賢そう、ね。本当にそれだけなら良いんだが……」
鞘「どういうこと?」
修也「あの霧が作り出されたものなら可能性はある。けど自然に出来たものなら、あまり意味は無いな。ん?待てよ…………」
龍「どうしたの?」
修也「………………やばいな、影文が危ないかも……」
龍「えぇ?!」
影文「…………………また霧だ…」
今日も今日とて、霧ですか……星とか見てみたいな……
影文「それにしても、霧、か……」
あの子、何やってるんだろ……なんとなくだけど、今思えばあの目、悲しそうだったなぁ……また、会えないかな……
影文「あれ?もしかして、嘘………これがフラグってやつ?」
自分の目の前に昨日の少女が立っていた……空を見上げながら、少女はこちらに来る。そして少女は顔をこちらに向けて話し掛けてくる
?「お兄ちゃん、生きてたんだね」
影文「うん、生きてたね。自分でも死んだと思った」
?「うん、私も殺したと思ってた。でも生きてた、お兄ちゃん凄いね。でも、お兄ちゃんじゃない」
影文「君は……いったい誰を探しているの?」
?「それはね――――――――」
修也「くそっ!」
龍「き、霧が凄いね」
修也「鞘は連れてこなくて正解だな。この霧、魔力によって出来てやがる。どんな有害なもので出来てるかわかるもんじゃねぇ」
龍「で、でも影文さん?はこの中を歩いてるわけでしょ?」
修也「あいつの潜在能力は俺を超える。そのためだろう」
龍「へぇ、修也を超え――って、えぇぇぇぇぇ!?」
修也「誰にも言うなよ、っ!?あれは?!」
龍「あれが影文さん?なんかしゃがんでるような……まさか?!」
修也「くそっ!?影文!!」
影文「あれ?修也さん?」
修也「お前何が―――」
修也は言おうとしていた事が続くことはなかった。何故なら
?「っ、うぅ?お兄、ちゃん?」
1人の女の子が泣きながら影文に抱きついていたからだ。
影文「あー、えっと、後で事情を話すから僕の家に行こう?」
修也「え?あ、あぁ……」
事情聴取
影文「えっとね、あの時僕は彼女に会ったんだ。そして少しだけ話したんだけど――――」
?「お兄ちゃん、生きてたんだね」
影文「うん、生きてたね。自分でも死んだと思った」
?「うん、私も殺したと思ってた。でも生きてた、お兄ちゃん凄いね。でも、お兄ちゃんじゃない」
影文「君は……いったい誰を探しているの?」
?「それはね、家族を探してるの」
影文「家族?もしかして、お母さんとか?」
?「うん!それでね!それでね!お母さんやお父さんと一緒に遊ぶんだ!でもね……」
影文「どうかしたの?」
?「お母さんとお父さん、いなくなっちゃった。家に帰ったら誰もいないんだ。それで、知らないおじさんが居てこういうんだ。『君のお母さん達は君を捨てたんだよ』って」
どう考えてもその男は怪し過ぎる。まさか、まさかと思うけど……
?「部屋の奥から変な臭いがするんだ……鉄がこびり付いたような臭い。今思えばあれって血の臭いだったんだ」
影文「まさか……そんな……」
?「でもきっとどこかにいるよね、だって私を捨てたんだもの。きっと―――」
影文「っ!!」
衝動的にって言うのかな、いつの間にか抱きついてた。だって彼女が………
影文「もう……もう君の親はいないんだ……」
?「…………………」
影文「現実を見て……そして、歩き出さなきゃ……君にはその資格がある……」
?「死んで……ないよ…?お母さん達は…生きてるよ…?」
影文「ううん、死んでる。君のお母さん達は死んでしまってるよ」
?「…………嫌だよぉ……1人は嫌だよぉ……お母さん達は生きてるって信じていたかったんだよ…?でも、でも気づいちゃったら現実を捨てなきゃ……私……壊れて……」
影文「うん……うん……辛かったね。でも、もう大丈夫だよ」
?「なんで…?」
影文「僕が君の家族になってあげるから。だから、安心して泣いていいんだよ?」
?「あ、ぁ、ぁぁぁ、うう、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!うえっ、ぐ、おかぁさぁん!ぐすっ」
影文「今は泣いて、楽になろう………」
影文「これが修也さん達が来るまでにあった事です」
龍「うぅ、ぐすっ。良い話だなぁ……」
修也「あぁ、そうだな。俺とした事が涙が出るぜ…」
影文「それでおじさんの命令で、殺しをしてたらしいんだ。だから見逃してくれないかな?捕まえるならその男だよ」
俺に電流が走った
修也「……………そうか、わかったぞ」
龍「どういうこと?」
修也「あのジャック・ザ・リッパーは俺達の知るジャック・ザ・リッパーじゃない。別の世界にいたジャック・ザ・リッパーだ」
龍「それじゃあ?!」
修也「あぁ」
修也達は外に飛び出し、奴を探しに行った……だがそいつは近くにいた、修也達は気付かなかったのだ
?「切り裂きジャック、何処だ?」
?「…っ」
?「居ないのか~?ならこの家燃やすぜ?」
?「………」
?「チッ!何やっても来ねえか、ならやっちまえ」
影文「どうすればいいんだ……」
?「お兄ちゃん………」
影文「大丈夫、安心して……きっと助かるよ……」
?「……うん!」
影文(とは言ったものの、どうするべきか……)
影文と少女は家の地下にいた。影文の家系は魔術師の家系の為に、工房があるのだ。だが、影文は魔術師ではない。一般人だ。少しばかり魔術の知識があるだけの人間に何が出来るのか
影文(爆発魔術式を発動させて爆発させるか……いや、それなら爆連魔術式で連鎖を繋げた方が……どうすればいいんだ!)
?「お兄ちゃん………あれ、何?」
影文「え?あれは…………そうか!あれを使えばなんとか……」
修也「おい!家が燃えてるぞ?!」
龍「急がないと!」
影文「ここをこうして、あぁして。あ!配列術式が少し違ってる?!戻さないと、後はこっちをこうしたら、出来た……!」
?「何が出来たの?」
影文「ちょっとした魔術器具だよ、効果は試してみないとわからないけどね。それに第一魔法に手を出した形になっちゃったし……」
?「第一魔法?」
影文「あー、いや、何でもないよ。あ、そう言えば君の名前は?」
?「私の名前?私に名前はないよ?」
影文「そっか……じゃあリリー、今日から君はリリーだよ!」
リリー「リリー……うん、私は今日からリリー!!」
影文「………………」
ジャック「んあ?」
修也「影文!?」
リリー「……………」
ジャック「おぉ、ジャック、いたんだな。ジャック、ジャック、ジャック!!」
リリー「ひっ!?」
影文「大丈夫だよ……安心して……」
リリー「…………うん!」
ジャック「おい、おいおいおい!まさかと思うが、そいつを庇うのか?そいつは殺人鬼だ!人を殺し、解剖までしたんだ。ここまで素晴らしい殺人鬼は他にいない!」
影文「それも全部貴方がやらせたんでしょう?」
ジャック「あぁ、私が教えた……相手を1回で殺せる方法……解剖技術……医療技術……様々なことを教えてやった!そして生まれたのが、切り裂きジャック、お前だ!!」
影文「……………修也さん、剣を下さい」
修也「…?わかった」
修也は剣を作り出し、影文に投げる。それを影文は慌てながら取る
影文「な、投げるなら投げるって言ってくださいよ…」
修也「すまん、忘れてた」
ジャック「無視しないでくれよ、なぁ!!てめぇらなんか俺に掛かれば―――」
影文「いえ、もうお終いです」
ジャック「は?」
影文は先程までジャックがいた場所の目の前に立ち、件を構える。
影文「父さんが完成間際で亡くなって、この研究は本来完成するはずのないものだった。けど」
影文は剣を空高く上げ
影文「リリーを守るためなら……この研究を完成させる!はぁぁ!!」
剣を振り下ろす。そして――
ジャック「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!」
ジャックが方から袈裟懸け斬りの要領で真っ二つにされる。
影文「父さんが残した研究。それは過去に戻る魔術器具、でもそれは失敗した。けど、完成もしていた。例えば過去の人間を斬る事で未来の人間を斬るということも出来るくらいには、ね。それが第一魔法、
龍「す、凄い…龍美が見たら嫉妬するな」
修也「彼奴が嫉妬したら何やるかたまったもんじゃないぞ…」
龍「あ、英姫さん?そっちにジャックが来たら即落としてください『私は見ているのですよ?この者は落として当然です、後リリーと言う子は……罪はありますが、今回に免じて少しは許します』ありがとうございました、英姫さん」
いや何で映姫の電話番号を知ってるんだ?
しかしやっと終わった、この事件は幕を閉じた……しかし何故ジャックは部屋に入ろうとしなかったのだろうか?ジャックならお手のもののはずなのだが
ある男が絡んでいたからとしか僕は言えない、『俺の名前は誰にも言うな、これはある男が家を焼いていたからそいつの気を反らしてやっただけだ』だってさ
龍「て言うかあの人何人?「見てからしてアメリカ人の特殊隊の奴だろ」特殊隊?」
龍は?としたがそんなことより眠くなったので寝るらしい
番外編はこれにて終了