凛「この異変かなりきついらしいよ?」
金次「こんな異変ないもんな....」
オリジナル異変、寄生異変
修也「親父が化け物になってから何年も経った」
香澄「そうね」
修也「母さんは死んで、俺と香澄姉さんは独り暮らし、なんというか、辛いよな」
香澄「修也……、でもそうしないと危険が及んだから」
修也「知ってるよ。でも、幻想郷にあれがいるのを見るまでは」
香澄「修也?」
修也「いや、何でもないんだ。それより俺は帰るよ」
香澄「えぇ」
修也「龍美」
龍美「バレてた?」
修也「当たり前、それより手伝え」
龍美「ふへぇ?」
修也「何で驚いたんだ?」
龍美「てっきり怒られるのかと........」
修也「だったら人の尾行はやめろいいな?」
龍美「はーい。」
修也「俺の手伝い、してくれるよな?」
龍美「う、分かったよ」
修也「と言っても寄生虫退治なんだけどな」
龍美「寄生虫?」
修也「あぁ、妖怪の一種で人間や妖怪に取り付いてその者の自我を奪い、体を乗っ取る奴なんだ。姿は普通は見えない。ただお前なら分かるだろ?大きさなんてそれによるし、幻想郷でそいつを見たときはビックリしたぜ。早く始末しないと大変なことになるな」
凛「………………」
龍美「そんなの」
修也「俺はまだ親父を殺さないといけないからいけない。だから、手伝ってくれ。頼んだぞ。じゃあな」
龍美「………………」
凛「龍美……どうするの?」
龍美「あの子に聞こう。」
移動中···
龍美「という訳でそういうのに詳しそうなんで来た」
リグル「確かに虫には詳しいけど、というか蛍の妖怪だし」
凛「お願い!教えてくれない?」
リグル「わ、分かりました。多分それは隅虫《くまちゅう》ですね」
龍美「くまちゅう?」
リグル「はい、隅虫は取り付く相手の心の隅、つまり心の隙間を狙ってきます。深い傷を心におってしまったりした者には絶対に心に隙間を作ります。だからその隙間を狙って隅虫は入り込みます。そして、一番怖いのは」
凛「一番怖いのは?」
リグル「完全に乗っ取られてしまうと姿が保てなくなり、まるで化け物のようになってしまうことです」
龍美「そんな……」
リグル「だから、完全に乗っ取られる前に殺さないといけません」
龍美「私は……あ」
『は?殺さないといけないとき?』
『そうそう。そんなときが来たらどうするんだ?』
『優はどうするの?』
『………………殺らないといけないなら殺るな。そいつのために』
『そいつのため?』
『俺は俺らしく、皆を守りたいと思ってるから。だからそいつも、守りたいなら殺さないといけないなら、俺は殺る。例えこの腕や足、体の一部がなくなっても』
『………………そっか』
龍美「そう……だったね」
凛「龍美?」
龍美「私、私やるよ....あいつのいっていた言葉すっかり忘れていたよ........ごめんね優。」
?「──────────」
遠くから変な鳴き声が聞こえた
龍美「行くよ!凛!」
凛「分かった!」
リグル「気を付けてね!」
龍美「これは…」
凛「なに……これ?」
修也「っ!?」
?「──────────」
龍美「なんて……言ってるの?」
凛「もはや言葉に聞こえないよ」
龍美「修也!!大丈夫!?」
修也「何とか―!龍美!右に避けろ!」
龍美「な!?よっと!!危ないなぁ....」
凛「龍美............僕が....僕があいつを倒す!」
龍美「駄目!!迂闊に突っ込んだら!」
凛「僕が何も考えていないなんて大間違いだ!!人間のほうには恐怖は与えない!
だが!寄生虫には恐怖を埋め込んでやる!!そして心の中から引き釣りだしてやる!!............そこだぁぁぁぁ!!」
?「ぐっ!?........俺は何を?」
寄生虫「─────────」
凛「させるか!!消えてなくなれぇ!!覇王符『デスプロニアルウム』!」
寄生虫「───────!?」ギュガァァァーーン!
凛「ハァハァ........久しぶりの戦闘だから熱くなりすぎちゃったよ....ヘヘヘ....」
修也「馬鹿!まだ終わってない!完全に乗っ取られてる奴を殺さないと!」
凛「え?」
?「う、うが、がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
龍美「凛!」
修也「くそ!間に合え!精霊術─
『今宵は終日
十六夜の濃ささえ忘れたり
今此処の闇さえ潰したし
さぁ暗闇の光を見せたまえ
今此処にある全てを包み込め
闇のある欠片へと』
?「ぎが、うが、がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
修也「『暗黒の終演《レクイエムエディスト》』!」
?「──────────」
ベチャッと音がなった........それは龍美に返り血がついたのだ....
龍美「あ........あぁ...........あ」
凛「龍美........大丈夫?」
龍美「凛........この人と私についた血はどうすればいい?」
凛「この人は埋葬するしかないよ........龍美についた血は............洗うしかないよ........(舐めたら嫌な予感がする....)」
修也「全く!油断するな!!あともう少しで死ぬところだったんだぞ!!」
凛「ご、ごめん........それより修也は人を殺したことがあったんだね。凄く迷いがなかった」
修也「…………………俺は歪みのせいで色んな奴を消してきたからな。そのせいだよ」
龍美「だ、だからって、人をあんな風に殺すなんて」
修也「龍美?」
龍美「わ、私には無理だよ。人を殺すなんて無理!何でこんなことをしないといけないの?!どうして!」
修也「お、おい龍美の血の付いた手で顔に触れるなよ。口に入るぞ」
龍美「ん、ごめん。少し取り乱したよ。でも血が口に付いちゃって、うぐっ!?が、ぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
凛「龍美!?どうしたの?!しっかりして!」
龍美「アガァ........ハァ........ハァ....「龍美!大丈夫!?」うぐっ!?まだ続くようだけど」
修也「これは永琳のところに連れていった方が良さそうだな」
凛「う、うん!早く行こう!」
こうして幻想郷かつてない災厄の異変、寄生異変の幕が切って落とされた
龍美「........................」
そして龍美は永遠亭のベッドに寝かされた
凛「龍美がいないけど....」
修也「仕方ないだろ?まだ寝てなきゃならねぇんだから。」
龍神「さてと、龍美さんはこれからどうなるのか?そしてこの異変はいつ終わるのか....次回をお楽しみにしてくださいませ。」