流星のロックマン ~もう一人のロックマン~   作:のず猫

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回想~平和~

コダマ小学校では一人の少女がドリルをフル回転しているように見えるほどの気迫を放っていた。

 

「ベガ君・・・貴方今日という日に何をしたかわかっているの?」

 

「・・・う、うん。えっと、そのごめんな・・・

 

「なんでこういう日に限って遅刻するの!!?もう大恥かいたじゃない!!!!」

 

ベガの言葉もかき消す怒声を上げるルナに周りの人たちはなるべく近寄らないようにした。

それは自分の身を守る為でもあった・・・

 

「本っっっっ当にごめんなさぁーーーーい!!!もうしないからぁ!!」

 

とうとうその気迫の恐ろしさに負けたベガはルナの怒声を遥かに上回る泣き声で何度も謝った。さすがのルナもそのやり取りを止めさせないといけないことに気づいたようだ。

このままでは遅刻よりも大きい恥をかくことに。

 

「も・・・もう!そんなわめいたら遅刻どころの問題じゃないわ!!」

 

「えっ?」

 

「謝りすぎよ!!まるで私が何か酷いことしたみたいじゃない!」

 

(十分それだけの恐ろしさは持っていたがな・・・)

 

ハンターの中から見ていたウォーロックは呆れ顔だった。

 

(んもう!ロックさん!ルナちゃんはそんな気はありませんよぉ~)

 

どうやらベガのハンターにルナのウィザード、モードが来ているようだ。

二人の進展しない会話はうだうだと続いていた。

 

「ハァ・・・じゃあゴン太やツカサ君達は先に展望台に行っちゃったわ。私達も行きましょう?」

 

「うん。そうだね行こっか!」

 

「本当にベガ君が憧れのロックマンなんて・・・信じられないわ・・・」

 

「ん?何か言った委員長?」

 

「何も言ってないわ!早く行きましょう!!」

 

どうやら「この世界」では「愛し」ではなく「憧れ」をもっているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!ベガ君!委員長!!」

 

展望台で集まっているツカサ達がベガとルナに気づいたようだ。

 

「待たせてごめ~ん!」

 

さっきの泣き叫んでいた面影は全くなく明るい笑顔のベガと殺気を放ちまくっていた面影の無くなった大人しそうな笑顔のルナだった。

 

「も~すっごく待ったんだから!」

 

「「!!!!?」」

 

ツカサ達男子の中からひょっこりと茜色の髪の毛にピンク色のパーカーの地球人ならば誰もしっているぐらいの大人気少女アイドルの・・・

 

「ミ・・・ミソラちゃん!?」

 

「ベガちゃんそれにルナちゃん久しぶり~」

 

「どうしてミソラちゃんがここに!?」

 

「あっ!まるで来ちゃいけないみたいな言い方だね~!?」

 

「いや・・・そんな事じゃ・・・」

 

ハイテンションなミソラにベガはたじたじしていた。

 

「私の学校も始業式だから今日は仕事が休みなの!」

 

「ミソラちゃん~会えてうれしいぜ!!」

 

ミソラファンのゴン太にキザマロは異常な程興奮している。

だがツカサとジャックは全く興味ないようだ。

しかし彼らにとって思いを寄せる人はいたようだ。

 

「ベガ君・・・また会えて嬉しいよ!」

 

「ツカサ君もジャックも久しぶりだね!」

 

「・・・!ま・・・まぁな!」

 

「それでベガ君!君に・・・話が・・・」

 

「ん?どうしたの?」

 

ツカサは下を向いて顔を赤くしていた。

この思いを伝える為・・・と自分の中で必死だった。

 

「あの・・・僕と・・・付き・・」

 

PPPPPP!!

 

ベガのハンターが急に鳴り出した。

どうやら電話を受信したようだ。

 

「あ・・・ツカサ君ごめんね。ちょっと待ってて。」

 

「う・・・うん・・・」

 

皆から少し離れた場所にいきハンターを取り出した。

 

「ん・・・もしもし?」

 

モニターにはWAXAのエース、暁が映っていた。

 

『皆と盛り上がっている所悪いな。ちょっと事件だ。WAXAにきてくれ。』

 

「え?は・・・はい・」

 

そういうとモニターが消えた。

 

「ごめん皆!暁さんに呼ばれたからちょっといってくる!」

 

ルナ達の返事も聞かずにベガは展望台をあとにした。

だが・・・

 

 

この呼び出しは「ちょっと」では済むものではなかった。

 

 

 

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