のず猫「どうした急に!?」
スバル「えっ?だって回想すごい長いからなーって。」
ベガ「忘れてるわけないって・・・」
-WAXA日本支部-
電波が中心の世界になってハイテクになるにつれ犯罪も増加している。
ここはその犯罪を阻止する為に特別警察すなわち「サテラポリス」がある。
それだけではなく電波などの事を研究する凄腕の研究者も集まる場所だった。
そんなところに関係のない人ましてや子供が来るわけない。
しかし・・・
世界を救う程の力を持つ者は別であった。
「あのー暁さんいますか?」
WAXAの受付の女性にベガは少しビクビクしていた。
その女性が怖いわけではない。ただエリートの集まるWAXAに今も緊張しているようだ。
「ベガちゃんね。暁ならヨイリー博士と大吾さんと一緒にメインコンピュータにいるわよ。」
「あ・・・有難うございます。」
まだ緊張が解けないのかよくあたりを見回している。
「ちょっといいかしら?」
そんなベガを受付の女性は呼び止めた。
「ベガちゃん貴方こんなに大人がいるところじゃ緊張するかもしれないけど貴方は貴方らしく胸を張って歩いたほうがいいわよ。そっちの方が歩きやすいでしょ?」
「・・・自分らしく?」
彼女自身そんな大きな意味で言ったつもりはないだろう。
だがベガの中では何かを変えるものだった。しかしそれが何かを考える暇はない。
ベガは女性に軽く礼をして走っていった。
-WAXAメインコンピューター-
「暁さーーん!」
メインコンピューターの前に集まっている暁達のところに息をきらせて走ってきた。
「暁さん!ヨイリー博士や父さんまでどうしたんですか?」
そこには重々しい空気が流れていた。
「ベガ・・・今は何も言わないでこれを見てくれ。」
状況を理解できていないベガに大吾は険しい顔をしてモニターにある映像をだした。
それはあまりに異常なものだった。
「これって・・・!!」
『まさかこんなことが・・・!?』
その映像はコスモウェーブのものだった。
だがもうそこにはウェーブロードと見えるものは無かった。
あるのは壊れてしまったいくつものデンパ君とウェーブロードの残骸なのかオレンジ色の欠片がポツポツと宇宙を漂っていた。
その荒れ果てたコスモウェーブにベガとウォーロックは驚きと恐怖を隠せなかった。
「これは今さっき起こったことなの・・・」
ヨイリーもこの状況を理解するのはしばらくできなかったのかモニターから目線を離して話していた。
「でも!一体誰がこんな酷いことを!!」
他人の事を自分以上に思いやるベガにとってこの事件の犯人はどうやっても許せないのかその声は怒りに満ちていた。
その思いはウォーロックも同じようだ。
『メテオG事件以来ウイルスなんかいねぇからなんかまたアホみてぇな悪党がやったのか?』
ハンターからウォーロックが飛び出した。
『いえ・・・これは地球上の者のしわざではありません。』
その声と共に暁のハンターからアシッドが現れた。
「え・・・?地球上じゃないってどういうことなの?」
その言葉に疑問を持ったベガは落ち着きを取り戻しアシッドに尋ねた。
アシッドは一度回りを見渡して三人のうなずきを見ると話を続けた。
『ヨイリー博士の言ったようにこれは今さっきの出来事です。よく考えてください。こんな
一瞬でここまで電波世界を崩壊する事はあなたのロックマンの力でさえも不可能です。』
「じゃあこれをやったのは・・・」
『シリウスみてぇな正体不明の電波体か?』
『・・・いえ。シリウスを遥かに上回っています・・・!!』
アシッドの声にも恐怖が混じっている。
それに気づいた暁はアシッドの代わりに話した。
「実はここに残されてた残留電波から犯人を特定しようとしたんだ。だけど・・・」
暁の話を真剣な顔で聞くベガとウォーロックに暁は一度目を閉じた。
「残留電波でさえすさまじい力を持っていてな・・・近づこうとしたバトルウィザード全員
デリートされたんだ。」
「・・・。」
ベガとウォーロックはしばらく互いの顔を見合わせていた。
そして今の思いが同じであることを確認して大きくうなずいた。
『つまりはその犯人をオレ達でぶっ飛ばせばいいんだろ?』
「暁さん!私絶対に犯人を許せない・・・!だから行かせてください!!」
その闘志に満ちた顔を見ても三人は完全に賛成できるわけではないようだ。
「・・・死ぬかもしれないんだぞ?」
『へっ!そんぐらいとっくに慣れてるぜ!!』
『・・・わかりました。シドウ彼らにまかせましょう・・・!!』
しばらく思い悩んでいた暁だが決心がついたらしい。
「わかった!ベガ、ウォーロック・・・必ず帰って来い!!」
「はい!!」
『おうよ!!』
メインコンピュータ内に力強い返事が響きわたった。
「ロック行こう!!!」
『ああ!!』
「トランスコード003!シューティングスターロックマン!!」
その瞬間あたりは青い光に包まれそこには英雄ロックマンがいた。
「・・・ベガ。」
「大丈夫だよ父さん・・・私必ず帰ってくるから!!」
そういうと一瞬でその場で消えた。
人間の目では到底見えないスピードだった。
「大吾ちゃんシドウちゃん・・・」
「博士。俺にはわかる・・・ベガはちゃんと帰ってくるさ。」
「そうだよヨイリー博士。なんたってあいつは・・・
オレの認めたヒロインなんだからさ!!」