side ?
「ん……ここはどこだ?」
やけにキラキラしたような場所だな…。
まるでアイドルのステージだ。
「目が覚めましたか?」
「誰だ…?」
「私は、そうですね。天使様とでも思ってください。少々時間がないもので。」
「あ、ああ、わかった。その天使様がどうして?」
「実は、他の方の身勝手な行動によってあなたは死にました。」
「それか、まあ、そんなことはどうでもいい。どうなるんだ?」
あのまま生きてたってなんにもない人生だったしな。
「はい。あなたにはある世界で2度目の人生を歩んでもらいます。」
「ある世界?どんな。」
「それは言えません。ですが、何もなしで放るのも良くありません。ですから、あなたの体の情報を少し書き換えさせていただきます。」
「体の情報?なんだ、それは。」
「まあ、それは後でわかります。それでは、目を瞑ってください。」
「ああ。」
すると平衡感覚が乱れぐるぐる回るような感覚と共に意識が消えた。
「いってらっしゃいませ。」
そんな声が聞こえた気がした。
転生して3年経った。ここはどこだ?
あれから転生して生まれて、1つ上の姉がいることがわかって、母親の乳を吸って成長して離乳食も食えるようになって、寝て起きたらここはどこだ?路上?
………なるほど捨てられたか。流石に落ち着きがあり過ぎだったのか?髪も白かったのがあまりにも違和感があったんだろうな。
雨が降ってるけど一応屋根はあるのか。
これからどうしたものか。
「ねぇ、僕。どうしたの?」
ん、誰だ?
「私は千川みどり。あなたの名前は?」
一応、名乗った方がいいか。
「……零。」
「名字、上の名前は?」
捨てられたからあんまり言いたくはないんだが…。
「…………城ヶ崎、城ヶ崎 零。」
あの後風邪を引くからと家に連れてかれて今まで何があったかを話した。
「そっか、零君はそんなことがあったのね。」
「……はい。」
「歳の割りに落ち着いた子ね。うちのちひろよりも大人っぽくみえるわ。」
ちひろ…娘さんか?まあ、いい。
そんなことよりもこれからのことを考えなければ。
「捨て子かぁ…そうね。そうしましょう。」
なんだ?
「零君、私の養子。子供にならない?」
「え…?」
つまり、どういうことだ?衣食住は完璧?
「ここに住んでもいいのよ。」
「本当に……?」
「ええ、いいの。」
そうか……こんな俺でも受け入れてくれる所があるんだな…。
『ただいま〜!』
「あら、ちひろが帰ってきたのね。丁度良いわ。紹介するわ。」
こうして俺は千川 零と名乗るようになった。
side out
これからどんな人を出すか悩んでいるので、リクエストがあればお願いします!