いろいろな意見が欲しいので、みなさん活動報告に書き込んで頂けると嬉しいです。
では、どうぞ。
「ここが、その教会か。」
すでに空は暗く、街灯の光が道を照らす時間となっている中、三人の悪魔と一人の人間が教会の見える位置で様子を窺っていた。
俺には今、あの白髪の人の『経験』を憑依させてあるため殺気というものは感覚的に分かるが、兵藤君たち悪魔にはその種特有の危機察知能力というものがあるらしく、それがアラームを激しく打ち鳴らしているらしい。
「ああ、見たところ人の出入りはなさそうだけどな...。」
今にも跳び出しそうな兵藤君が答える。
身を乗り出していることから、今すぐにでも行きたいことが分かる。
すると一枚の紙面が目の前に提示される。
「これは?」
なにやら建物の図面のように見えるが...。
「この教会の図面だよ。相手陣地に攻め込むときのセオリーだよね。」
おお、さすがイケメンだな。確かにどんなに少ない情報でもあるとないとでは大きく変わってくるからな。
まぁ、そんなことを言うのなら俺が持って来なければならないんだけどな。
「怪しいのは聖堂だろうね。今は詳しく話せないけど神への冒涜のために聖堂が使われることが多いんだ。」
「なるほどな...。」
小猫ちゃんが口を開く。
「...入口から聖堂までは眼と鼻の位置。一気に行ける思う。問題は聖堂の中に入り、地下への入り口を探すことと、待ち受けているであろう刺客を倒せるかどうか。」
「あと、行かないと決めた宿舎にも何らかの仕掛けがあると俺は思う。」
「なぜだい?」
俺に憑依させている『経験』がそう言っているのだ。とは言えないな...。
「お、俺の
なんとも苦しい言い逃れだ。こんなので信用してもらえるはずがない...。
「なるほど、なら確認しに行かないとね。」
やっぱりイケメンは強かった。
「俺は人間だから兵藤君たちのような体はないからすまないけど聖堂は任せるよ。その代わりに宿舎を見に行ったあとに聖堂に行くよ。」
「確かにそのわけ方が理想的だけど、大丈夫かい?もしかしたら堕天使がいるかもしれないよ?」
「ふふふ...、大丈夫だよ。人間も舐められたもんだね。」
挑発的な笑みを木場君に向ける。
「ははっ、それなら頑張ってもらおうかな。ちゃんと聖堂にくるんだよ。」
「そうだぞ衛宮。まだお前のこと全然知らないんだからな。」
「...ファイトです。」
三人の言葉に大きく頷いたのが合図となり、衛宮は宿舎、残りは聖堂の入り口まで走り抜けた。
小猫ちゃんがドアをブッ壊しているのを見てそれに習って、ドアを蹴破る。
中は木造で、食事?のための長いテーブルとイスがあり、食器が並べてあるのが暗がりでも分かる。
「
月明かりが照らす中を辺りを警戒しながら干将・莫邪を投影する。
右手の白亜の刃・干将を肩の位置に左手の漆黒の刃・莫邪を体の前で構え、奥へ進む。
ゆっくりした足取りで進んでいくと、突きあたりに木製のドアが見えた。辺りを見れば左にもドアがある。
とりあえず、近い方からだな...。
突きあたりのドアから音が聞こえるかどうか確かめようとしたときだった。
「ゲイ・ボルグ!!」
真っ赤の槍がドアを砕いて飛んできた。
「はぁっ!!」
バックステップと同時に両手に持つ二刀の刃を『経験』を頼りに振りぬく
槍の勢いに吹き飛ばされるが、向いている方向から察するに位置をそらすことには成功したようだ。
刹那、刃が槍に当たる高い音と剣が砕ける高い音が宿舎全体に響き渡る。
「ぐあっ」
ベキッ、とテーブルの上に落下しテーブルは真っ二つになってしまった。
すぐさま立ち上がり相手を確認する。
「死ね」
槍を投げたであろう黒ローブの人物が真っ赤の槍を持って飛びあがっていた。
「ぐっ、
干将・莫邪を創り出し、すでに降下してきていた槍を弾く。
人間離れした跳躍力で距離を取られる。あの槍を構えなおしたようだが...。
「この一撃で仕留める...。」
あの真っ赤の槍に瞬時に莫大な魔力が濃縮される。
さすがにあの強さになると防げないぞ...っ!
刹那、
「
『権能』の槍が放たれた。
今回は結構頑張りました。
感想などなど待ってます。