贋作者のハイスクール   作:エルシャドール

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頑張って連続投稿してみました。

駄文ですが、どうぞ


第二話 日常

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

 

竹刀を上段にあげ、下半身をいつでも跳ぶことができるようにあえてどっしりと構える。

 

すり足で小さく、ときに大きく動きながら竹刀を軽く振ってフェイントを加える。

 

ーーーそろそろ来るか...?

 

頃合いだと確信し、一足で相手の懐に入り一気に後退し、距離を開く。

 

「んなっ」

 

自分の小手を狙った打突が大きく空振り、体制を崩す。

その隙を見逃さず、片手ではなく両手の振りおろしを面に叩き込み、叫ぶ。

 

「めええええええええん!!」

 

そのあとは全力で端まで逃げ切り、残心を取る。

 

「面あり!!」

 

女子部員三人の赤旗が一気にあがる。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~、武(たける)はいいよなー」

 

「何が?」

 

防具を棚に入れながら聞き返した。俺の何がいいのだろうか。

 

「何がって、その高身長と腕の筋肉に決まってるわ。

一体何を食べればこうなるのか不思議で仕方ないぞ、鉄アレイでも入ってんのか?」

 

「鉄アレイはひどくないか?」

 

不届きな奴め、人の腕を鉄アレイ呼ばわりとはずいぶんと偉くなったもんだなぁ

ちなみに今話しているこの不届き学生は村上 登(むらかみ のぼる)またの名をノブリンと呼ぶ。

 

防具に向けて霧吹き型の洗剤をかける。

やっぱり終わった後にちゃんとかけないとね。棚から出したときにあふれ出る悪臭を少しでも和らげるために頑張ってくれリ○ッシュ。

 

「スマホいじってないで早くかたずけろよノブリン」

 

「わかってるってちょっと待ってくれよー、もうすぐで佳奈ちゃんの好感度がMAXなんだよー」

 

剣道に熱心な部員だと思った人、残念だ。こいつは二次の女にしか興味が湧かない正真正銘のオタクである。

 

「先、行ってるぞー」

 

「おーう」

 

汗をしみ込んで重くなった胴着を袋で包み、バックに入れる。

はっきり言って袋に包んだところでにおいや汗は染み出てくるわけで、家に帰ればバックの中はガス室状態だ。

 

「今日も疲れたなー...」

 

俺はここ、駒王学園の男子剣道部の副キャプテンだ。ちなみにキャプテンはあの不届き学生オタクである。マジでこの先が心配だ...。

そんなことはその辺の犬にでも食わせておいて、前から女子部員から聞いていたのだがどうやらここには覗きがいるらしい。

 

そのため俺たち男子部員が暇なときに見張りをすることとなっているのだが、正直言ってめんどくさい。確かに人助けは大切なことだと言われているのだが、今回ばかりは相手が人間であるため説得する必要があるのはめんどくさい。

 

そう思ってるうちに女子更衣室の裏手に着いたようだ。

ノブリンのやつ絶対来ないやつだよな...

 

「めんどいなぁ」

 

おっと、ついつい心の声がもれてしまったようだ。

毎回立っている定位置に移動し、女子部員が着替えるのを待つ。

 

 

 

「武くんありがとねー」

 

「おう、どういたしまして」

 

最後の部員が出て行くのを確認して、施錠した。ノブリンめ本当に来ないのは不味いだろ。

はぁ、週一だけどこれはめんどくさいな、覗きなんてしないでくれよ。主に俺のために。

 

鍵を返し、帰路に着く。

ちなみに俺の家はギリギリ自転車範囲外なので、長い距離を歩かなきゃならないのは少し変えてほしいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

「あら、おかえり」

 

そう笑顔で言ってくるのはうちの母親だ。少しばかり小柄だがちゃんと家事ができるので文句はなしだ。ちなみに今俺たちは母と俺の二人暮しをしている。

 

「今日は麻婆豆腐とか春雨とか中華料理ずくしよ」

 

「おお、うまそう」

 

実際、目にすればわかるが本当においしそうなのだ。

小柄なのに良く作るよなぁ、と毎日感謝しながら食べている。

 

風呂は大きく作られているが、俺は高身長のため少し小さく感じる。

 

ベッドは俺が寝られるように自ら改造したのだが、そのせいで後ろの扉が開かなくなったのは余談である。

 

「疲れたー」

 

そう言ってベッドにダイブするのが俺の日常である。

 




眠い目をこすって書いたので、誤字脱字が多いかもです。

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