頑張ります。では、どうぞ
カーン...ギンッ...
夕焼けに照らされ、
白髪の男が剣戟を放ち、赤髪の男の剣を砕けばすぐに”学習”し構造を変えて創り出す。
二人とも全く同じ形をした剣のため複製されたものだということが分るだろう。
さらに赤髪の男は白髪の男の剣の技術でさえも”学習”したらしく、剣戟の技術が白髪の男に追いついてきている。
それでも力の差が歴然としている。白髪の男はいつでも赤髪の男を殺せるほどの差だ。
しかし、白髪の男は殺さない。
むしろ赤髪の男にわざと自分の技術を学習させているようにさえも見える。
白髪の男は偽善の正義を否定し、自己犠牲を空想のものと考えていた。
赤髪の男は借り物の理想を掲げ、偽善の正義でも間違いではないと肯定する。
もしかしたら、白髪の男は赤髪の男にわずかながらに懸けているのかもしれない。
白髪の男は赤髪の男を何度も斬り、蹴り、吹き飛ばす。
だが、それでも赤髪の男は倒れない。剣を握り、走り出す。
白髪の男が斬ろうとしているのは、己を生み出す自分自身。
赤髪の男が斬ろうとしているのは、己を阻む自分自身。
互いに分かち合えないからこそ自らの過去、未来の姿を斬ろうとしていた。
そして、互いに理解しているからこそ戦っている。
かくして決着がついた。
PiPiPiPiPiPi・・・
「...んあ」
知ってる天井だ...そりゃそうか、俺の部屋だもんな。
うるさく鳴り続けている目覚まし時計のスイッチを叩き、止める。
ベッドからのっそりと抜け出て、寝巻を脱ぐ。
クローゼットから制服を取り出し、眠気眼で着替える。
そういえば、久しぶりに夢を見たなぁ...昨日早く寝たんだけど、それにしてもあの二人は誰だったんだろうか。俺の知り合いに白髪の奴はいないし、茶髪はいるけど剣は創らないのは当然だからなぁ...。
うーん...お腹すいた
下の階へ降りて、母の作った朝食を食べながらテレビを眺める。
身支度を済ませ、学校へ向かった。
「よう、ノブリン」
「おう、武」
私立駒王学園、それが俺たちの通っている学校の名前だ。
その校門であの不届きキャプテンとあったのだが、
「なぁノブリン、この人だかりはなんだ?」
「さぁ?俺も見えないし近づけないし全くもって分んないわ」
俺たちは今校門の近くまで来ているのだが、人がいつもよりかなり多くなっており入れなくなっているのだ。
しかも怨念のようなものも聞こえてくる。
「どうしてあんなやつが...」
「リアスお姉さまがあのような下品な男と...」
「殺す殺す殺す...」
なんか、ここにいるだけでいろんな厄が降りかかってきそうだ。
あ、あの子倒れた。
あの出来事の後無事に教室に入れた俺たちはつつがなく授業を終え、部活の時間となった。
すいません、眠いです
茶髪を赤髪に変更しました、訂正ありがとうございます。