花と猫と引っ掻き傷   作: 凛キチ

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2期5話に出たあのクソガキが凛ちゃんのこと好きだったら...そんなことを思って書きました。全体的に拙く、誤字脱字の多い文章ですが、よろしくお願いします。


第1話 「最低だ!」

引っ掻き傷ってのは、軽いようで重い。すぐ治るようで、その傷痕は一生残ることもある。

 

小学5年生の春。「僕」は好きな女の子を引っ掻いた。

 

ホントに引っ掻いたわけじゃない。ただ彼女のスカート姿が珍しくて、可愛くて、つい言葉に出てしまった。たった一言の照れ隠しだったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「星空がスカート履いてる!」

 

「いつも男みたいな格好してるのにな!」

 

 

 

 

 

 

 

その一言が、実際に引っ掻くよりもずっと、彼女を傷つけてしまった。

 

 

「凛...着替えてくるね」

 

 

 

彼女は一言そう言うと、今来た道を走って戻っていった。

 

追いかけなきゃ....!謝らなきゃ....!!

......でも、僕の足は動かなかった。結局追いかけることができず、僕は学校へ向かった。

 

数分後、彼女は遅刻ギリギリで教室に入ってきた。

目は真っ赤に腫れ、頬には涙の痕もあった。

そして、彼女の格好は...

 

まるで「男の子」みたいな半ズボンだった。

 

一言、彼女に謝った。それだけでどうにかなるとは思えなかったけど、とにかく謝った。その時の彼女の言葉を、そんなことを言わせた自分の愚かさを、僕は一生忘れないだろう。

 

 

 

 

 

「もういいよ。どうせ凛は可愛くないから。凛には、男の子みたいな格好が似合ってるんだよ。....っ!凛が....!スカートなんか履くのが間違ってたんだよっ...!!」

 

彼女は、人目もはばからず泣いた。

 

 

 

 

 

 

それ以降、彼女がスカートを履いている姿を見たことがない。小学校を卒業するまで、ずっと。

 

 

僕は最低だ。

好きな人を褒めることもできず、照れ隠しで嫌な言葉を浴びせて、中途半端に謝って、泣かせてしまった。そのせいで彼女は、スカートを履くことができない。つまり、「女の子らしさ」を失ってしまった。

 

「失ってしまった」なんて大嘘。僕が奪ったんだ。

五年も経った今でも思う。

 

 

 

 

もし、あんなことを言わなかったら。

 

 

彼女は、自分に自信を持てたのかな?

彼女は、女の子らしくなれたのかな?

彼女は、可愛い服を堂々と着られるようになったのかな?

.....彼女は、ずっと笑顔でいられたのかな?

 

その可能性を、全て奪ってしまった。

 

今更許してくれなんて言わない、軽蔑されたって構わない。どんなに罵られたって構わない。でも...

もしまた会えたら、心の底から謝りたい。

 

 

 

 

 

 

 

....ごめんね、凛ちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○○○○○○○○○○

カンパニュラ

 

科・属名: キキョウ科ホタルブクロ属

和名: 風鈴草(フウリンソウ)

別名: 釣鐘草(ツリガネソウ)

英名: Canterbury bells

 

花言葉は「後悔」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シャワータペストリーにわしわしMAXしてたら2時間経ってた。
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