花と猫と引っ掻き傷   作: 凛キチ

8 / 10
特別編② 「思い出以上になりました!」

・作品解説② (5〜6話)

 

第5話 これって純情?

本来は壮絶なギャグ回にするつもりでした。こんな感じ…

 

・真姫ちゃんが「亀ラップ」を歌う(タイトルはその名残)

・絵里がひたすらかしこくない

・「僕」のセクハラ発言が酷かった

・「憐」「西木野先生」等の新キャラ乱発

・違反すれすれのディ○ニーネタ

 

書き終えた時の満足感は素晴らしいものでしたが、いざ読み返すと…. シュール過ぎて面白くない。それに歌詞コピペしてたから利用条約違反だし。という訳でこれらを全て白紙にもどし、新たに書き直しました。その結果プロットよりもずっと良くなった…はず。

 

ちなみに第5話に出てきた曲 「Dear Friends」、僕が中3の時に書いた黒歴史(やつ)をそのまま使いました(笑)

あぁ…恥ずかしい…

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

第6話 スキのちからで、ユメのけしきを

 

カッコいいにこちゃんが書きたかった、それだけ。

あと主人公の名前やっと出せました。どうせ出すならインパクトのある出し方しようと思っていたので、この出し方は個人的に気に入っています。

 

 

特に何も解説していない解説、いかがだったでしょうか?ここからはクリスマス特別編をお楽しみください。

 

時系列?細けえことはいいんだよ!

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

「……………」

 

12月24日、クリスマスイヴ。

 

凛ちゃんが「プレゼントは君の部屋で渡すね!準備出来たらメールするにゃ」なんて言うからもう死ぬほど楽しみにしている。

 

大好きな人から貰うプレゼント…これだけで満足しすぎて逆に不満なレベル。

 

そんなこんなで凛ちゃんからメールが届き、はやる気持ちを抑えながら自分の部屋に入る。すると…

 

 

 

 

ベッドの上に、「かまくら」ができていた。

 

掛け布団が異様に盛り上がっている。人一人が隠れていると考えれば丁度いいサイズ。

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

うわぁ…これは凛ちゃんが隠れてますね、間違いない。

 

多分ここが頭だろう。そのかまくらに触れてみると…

 

「マッテローヨ!」

 

「!?」

 

凛ちゃんどこで覚えたんだ……!?なんで待つの?何を準備してるの?てか凛ちゃんのマッテローヨ可愛すぎんだろ…まぁいいか。

 

「じゃあ、気長に待たせて貰おうかな」

 

僕はそう言ってもう一度かまくらに触れる。

 

「マッテローヨ!」

 

一体何が待ってるのか…楽しみにしながらかまくらを撫でまわす。

 

「マ、マッテローヨ…」

 

凛ちゃんの反応が変わった。

 

「いつまで待たせるのかなぁ〜」

 

調子に乗って撫ですぎてしまった。すると…

 

「マッテ…ひゃう!」

 

「!? り、凛ちゃん…?」

 

「行って……いいよ……///」

 

凛ちゃんが布団から顔を出す。かまくらは盛り上がったまま。

 

ん?じゃあさっきまで撫で回してたのは…

 

「ねぇ…来ないの?」

 

「!? それは…布団に入ってこいって解釈で…いいのかな?」

 

「…うん」

 

「じゃあ遠慮なく」

 

そのまま布団に入ると、そこには———

 

 

一言で言おう、透けてる。

 

もっと正確に言おう。

 

猫耳かつ、透けてる。

 

なんていうんだっけ…アレだ、ワンピース的な…思い出した、「ネグリジェ」だ。

 

そして首にはリボン。

 

まとめるとこうだ。

 

「透けるほど薄いネグリジェを着て、猫耳を付け、首にリボンが巻かれた凛ちゃん」が布団の中で待機していたのだ。

 

「凛……ちゃん…………///」

 

やばい、可愛すぎて死にそうだ。待てよ、じゃあ僕はこの格好の凛ちゃんの……その…チャームポイントを撫で回して……っ!!!! すげぇ興奮してきた。

 

「プレゼントは凛でしたー!今夜の凛はあなただけのもの!…あれ?外しちゃった?」

 

「いや…嬉しくて声が出ないだけ」

 

「……そう///」

 

もうだめだ、理性が持たない。

 

 

「凛ちゃん」

 

「?」

「今夜だけは、凛ちゃんは僕のものなんだよね?」

 

「….そうだけど」

 

「僕、貰った物はすぐに壊すんだよね」

 

「えっ…///」

 

そのまま凛ちゃんを抱き寄せる。そして耳元でこう囁いた。

 

「めちゃくちゃにするけど…いい?」

 

「いいよ…あなたにめちゃくちゃにしてほしい」

 

凛ちゃんが僕の背中に手を回しながら言う。

 

「あなたの為になんでもしたいよ…愛してるから」

 

「僕も愛してるよ、凛……」

 

二人はそのまま見つめ合う。

 

「あなた…獣みたいな眼してる。狼みたいだにゃ」

 

凛ちゃんが顔を近づけてくる。

 

「狼さん…凛のこと、食べてくれる?///」

 

「っ!何処で覚えたそんな言葉!!」

 

「あなたのブックマークから」

 

「…」

 

「いただきます」

 

僕はそう言って凛ちゃんのつま先にキスをする。

 

「痛い痛い痛い痛い!!!」

 

思いっきり頬をつねられた。

 

「なんでいきなりキスするにゃ!しかもつま先って!」

 

「たい焼きは尻尾から食べる派なんだよ」

 

「どーでもいいにゃ…」

 

「ったく…じゃあ食べさせて貰うよ、可愛い猫さん」

 

「うん…来て…///」

 

 

 

 

そして二人の唇が———重なる寸前で目が覚めた。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

「……………」

 

———なんて夢を見てしまったんだ。

 

なんて素晴らしい夢。素晴らしく、最低な夢。

 

しかもとんでもないこと言った記憶が…

 

「…あ」

 

 

思い出してしまった。

 

 

 

 

『僕、貰った物はすぐに壊すんだよね』

 

『めちゃくちゃにするけど…いい?』

 

『凛、愛してるよ』

 

『食べさせて貰うよ、可愛い猫さん』

 

 

 

 

 

「…あぁぁぁぁぁぁ………//////」

 

声が出るほど恥ずかしい。

 

「うぅ…何言ってんだよぉぉぉぉ……///」

 

 

…神様。いやサンタさん。

 

 

こんな台詞言わなくていいから。

 

言う度胸なんていらないから。

 

だから、せめて———

 

「ごめんね」の一言を伝える勇気。

 

ほんのちょっとの勇気を、僕にください。

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

同じ頃…

 

『プレゼントは…凛でしたー!』

 

『貴方になら…めちゃくちゃにされてもいい』

 

『狼さん…凛のこと食べてくれる?』

 

「…」

 

「……にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

何この夢。……何この夢!?

 

「イミワカンナイ……イミワカンナイ………!!お花屋さんと…あんな……にゃあぁぁぁぁ!!!!」

 

 

『凛、朝から何騒いでるの!!さっさと朝ごはん食べなさい!』

 

 

「……はーい」

 

「凛…なんて夢見てるの?……何言ってるのぉ……?///」

 

あんなこと言わなくていい…っていうか恥ずかしくて言えないし!

 

———だけど。

 

「ありがとう」の一言ぐらい、言えるようになりたいな。

 

 

 

つづく

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

クリスマスローズ

 

科・属名: キンポウゲ科クリスマスローズ属

和名: クリスマスローズ

別名: ヘレボルス、ヘレボラス

英名: Christmas rose, Lenten rose

 

花言葉は 「私の不安をやわらげて」

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

次回予告

 

最終話 「涙」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と見せかけて特別編③「えりまき」

 

 

 

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