いろいろあって遅れました!!
エタル気は無いのでこれからもお願いします!!
光一は目の前の光景を呆然と見ていた。
突如高速道路に現れた、エラー『ルナイザー』を倒したのは良かった。
しかし、ぼろぼろになったパンドラに対して敵エラー幹部の一人ビスゴーラが迫った!!
絶対絶命に状況で、パンドラの目の前に銀と黒の戦士『シプラス』が現れた!!
「さぁ、ハンティングの時間だ!!」
シプラスはその言葉と同時に、ベルトのバックルからXのデザインが入ったリボルバー『シプラスボルバー』を引き抜き構える!!
「なんだお前は!?新しいライダーか?」
「ライダー?そっか、アッチではその名前で定着してるんのね。
じゃあ俺もライダーだ、仮面ライダーシプラスってところかな?よろしく!!そんでサイナラ!!」
そう言うとリボルバーの引き金を引き、容赦なくライオンエラーを攻撃する!!
「ははぁ!!舐めるなよ!!」
ライオンエラーは軽快なフットワークで攻撃を避ける!!
その姿はまるで獲物を狙うライオンの様だった。
「獲ったらぁ!!」
両腕の爪を尖らせシプラスの跳びかかる!!
抱きしめる様に、10本の鋭い爪が輝く!!
「空中ならよけれまい!……なんつって!!」
「効かんなぁ!!」
対空攻撃をするシプラスの光弾がライオンエラーを攻撃するが、ライオンエラーにそれが効いている様子は無い!!
「そうか、ビスゴーラはタテガミを使ってエネルギーを散らせてるんだ」
その様子を見ていたキュピルスが冷静に、判断する。
「なにぃ!?そんなん有り!?」
耳ざとく聞きつけたシプラスが驚愕の声を上げる。
「そう言う事だな!!仮面ライダー!!」
ライオンエラーの右ひざの一撃がシプラスにめり込む!!
2度3度と、シプラスの身体が跳ねる!!
「うへぇ……思ったより強いなー、あーあ。あんまり無駄使いしちゃダメって言われてるけどしょうがないか……」
その言葉と同時に、自身の手に持ったリボルバーの弾倉を捻る。
それと同時に電子音が鳴る。
『シプラスボルバー!!ホワット・チョイス?』
「うーん、ここはシンプルに……これで!!」
目指すべきところに弾倉を回転させ、再びリボルバーの引き金を引く!!
『オーケイ!!オーダー!!ファイア!!モエルー・タギルー・アチチナ・ファイアー!!』
「一応言っておくけど歌は気にしないでくれよ?社長の趣味なんだ」
その言葉と同時にシプラスの黒いXが赤く染まる。
再びライオンエラーに対して、引き金を引く!!
「ぐぁ!?アッチィ!?」
先ほどまでの白い光弾は、真紅の炎のになりライオンエラーを包む!!
「はぁ!?がぁ……」
炎を消そうとしたのか、ライオンエラーが地面をゴロゴロと転がった!!
「ヒュウ!やっぱりクレアシオンを使う攻撃は違うね!!じゃ、トドーメ!!」
そう言うとシプラスはベルトに再び、リボルバーを押し込む!!
1、2、3とベルトの中で引き金を引く!!
『デンジャー!!デンジャー!!モエルー・タギルー・アチチナ・ファイアー!!』
ベルトから、警告音が鳴り響く!!
その音を聞いた、シプラスはベルトから再びリボルバーを引き抜きライオンエラーに向かってトリガーを引いた!!
「じゃ、バイビー」
「があぁああああああああっぁああああ!!!!!!!」
離れた光一にすら火傷しそうな、熱が発されライオンエラーを燃やし尽くした!!
「うーん……途中から手応えが無くなった……逃げな?あー!!どうしよ!?社長に叱られる!!あー、減給は嫌だなー!!」
そう言いながら、リボルバーの弾倉を抜き変身を解除する。
その場で、クルリと振り返り光一の方へ向かってくる。
「よう、少年!!俺は古矢……って言っても?さっき紹介したばっかだよな?まぁ、早くトンズラしようか、ここに居るだけでチョーット困るだろ?お互いにさ」
そんな事を言う古矢の後ろに、黒塗りの車が音も無く停車し窓が開かれる。
「乗りなさい、食事でもどうだい?」
霊山時がにこやかな表情を見せる。
都内に有る最高級ホテルのレストラン。
普段ならそこはセレブ達、御用達の店だが本日は数人のシェフと3人の客しか居なかった。
「掛け給えよ、栄度 光一君」
にこやかな顔で、霊山時がテーブルで呼ぶ。
あまりに自身の住む世界と離れた、場所に光一は萎縮してしまう。
「ディナーを取るだけだよ。今夜は私のおごりだ、好きな物を注文しなさい……古矢君はもうやっている様だしね……」
チラリと霊山時が目配せすると、視線の先では古矢がステーキにかぶりついていた。
「むぐ、むぐ……ごくん!!あー!!美味い!!この……えーと……佐藤ドリアン?だっけ?」
「古矢君、シャトーブリアンだよ……いい加減名前位覚えたまえ……」
霊山時が、自身の皿の白身魚を突きながら話す。
「あー、それそれ!!ほら、パンドラも食えよ!!杉ノ屋の牛丼と同じくらい美味いぞ?」
そう言って更に、ステーキを注文する。
因みにコレは本編に全く関係ない情報だが、杉ノ屋の牛丼は並盛250円、シャトーブリアンは一人前9800円である。
「……アンタと昼重さんは同僚だったんだよな?」
霊山時の前の机に、光一が腰かける。
ポケットからキュピルスをとりだし机に置く。
「……そうか、食事より情報が好みか……良いだろう!話してやろう、キミのパンドラシステムとも私は深い関係が有るからね」
そう言って机の上のキュピルスを見てニヤリと笑った。
「さて、先ずは君の変身するパンドラについて説明しよう。
パンドラシステムは、簡単に言えばパラレルワールド、つまりは別の次元に移動するための防護服さ。
空間を超える際に起こるであろう衝撃や影響から装着者の身を守るスーツさ、実際君はエラー達の攻撃に耐えているだろう?そのスーツが無ければ君はすぐにでもクレアシオンに変換されて死んでいる」
そう言うと、傍らに置いて有ったワインに口を付けた。
キミもどうか?と差し出してくる。
「次はエラーについてだ。世界同士の矛盾の結果がノイズなら、エラーはそれが肥大化し意志を持った者達だ、50年前の実験の余波で一時期大量のクレアシオンが漏れだし複数のエラーが生まれた……私達のチームはパンドラシステムではなくエラーの研究を始めた、与える刺激によりエラーを成長させる方法が見つかった……エラー達はクレアシオンを再構築する力が有る、ただのパンドラシステムに武器が生成されるのは……君の相棒の……キュピルスのお陰さ自身のクレアシオンを武器に精製し直しているんだ」
それだけ話すと次は焦らすように、白身魚を切り口に持って行く。
ナプキンで口元を拭き、再びワインを口に含む。
「ある日私は、エラーからエラーにクレアシオンを移動できないか考えた、そしてその計画に乗ってくれてのが、キュピルスだった……」
その言葉に光一がキュピルスを見るが、何も答えようとはしない。
「その時最も力の強かった3体のエラー達、ギジョア、ディヴィノック、ビスゴーラから私はクレアシオンを引きはがしキュピルスに注ぎ込んだ!!
……だが実験は失敗だ、多すぎる情報は進化をもたらしたが暴走を始めた、我々はその暴走したエラーを更なる段階『クラッシュ』と名付けた、我々は暴走するキュピルスをパンドラシステムに閉じ込めた、外から来る影響を防げるなら中からも、と思った。
結果キュピルスは、他のエラーと違い手足を失いそのブロックに封じられた……
現在は一部封印を解く事で、戦闘をしている様だがね」
それだけ言うと霊山時は、テーブルから立ち上がった。
「下に車を用意してある、食事が済んだら帰りたまえ。今は私の作った新たなシステムが有る……君は再び普通の生活に戻りたまえ、それがきっと君の幸せになる筈だ」
そう言って何処かへ消えて行った。
翌日
光一は学校から自宅への道を歩いていた。
昨日からどうも記憶があいまいだ。
突然知った多くの情報、考えていたよりもずっとスケールは大きな事に成っている様だ。
「なぁ、キュピルス……あの時、霊山時が言ったのは本当の事なのか?」
ポケットから、取り出し話しかける。
外である事など気にしていない。
「本当さ、僕はずっと進化したかった……だから霊山時と結託して他のエラー達を裏切った……ずっと憧れてたんだ、青い空、風、太陽……僕たちの生まれて世界と世界のはざまにはそんなのは無かった……昼重が語ってくれたよ、この世界の事をさ……」
キュピルスの言葉に光一はルナイザーの最後を思い出す。
(アイツも、最後はそんな事言ってたっけな……)
「どうする?まだ、ライダーを続けるのかい?……最悪死ぬこともあるよ?君以外のライダーも出てきた……いっそのこと霊山時が言ったみたいに――」
光一はこの言葉を沈黙を持って遮った。
「なぁ、知ってるか?今日の女子の体育バレーボールだったらしいぜ……理折は、馬鹿だけど運動はスゲー得意なんだ、特にバレーが好きでさ……終わった後毎回俺に武勇伝を語るんだぜ?『光一ー!!』って馬鹿みたいに……
俺はアイツが目覚めるまでずっと自分の罪を数えなくちゃいけない……お前言ったよな?『コレから来る第二第三の理折を見捨てる事に成る』って戦う事が出来るなら、俺は戦いたい、戦わなくちゃいけない!!それで、何時か目覚めた理折の居場所を守るんだ」
『守る』何時か光一が言った言葉だ、だが今の光一はその時よりずっと大きな決意を持っている様に見えた。
「光一がそう言うなら、僕は邪魔しない。
行ける所までやってみな、僕も応援してやるからさ!!」
「ああ、アリガトな」
その後二人は理折の病室に寄り花を添えた。
何時か彼女が目覚めたときの為に……
「!?光一!!エラーの反応だ!!」
突如家のまえで、キュピルスが反応する!!
状況は自身の目の前!!
最悪の想像が頭を過ぎり、大慌てで家のドアを開ける!!
「かぁさん?かぁさん何処だ!?」
ドタドタと靴を脱ぎ散らかし、物音のした台所へと向かう!!
「あら、光ちゃんお帰り。どうしたのそんなに慌てて?」
テーブルにホットケーキを置きながら、母親が笑う。
その視線の先には、10歳くらいの男の子が座っている。
「かぁさん?その子は……?」
「あー!この子ね?実はお昼位にウチの前に倒れてたの、心配だからお家に入れてあげたんだけど……自分のお家の事、解らないないんだって困ったわ~
あ、名前は覚えてたみたいだから、きっとすぐにお家も分かる筈よ?」
そう話すと椅子に座った男の子がびくびくしながら、はじめて口を開いた。
「ぼ……ぼく……扇風……機……エラー……」
「ああ、そうそう!!
ヒロインを一話で容赦なく殺した作者が居るらしい……
それどころか、ずっと音沙汰なしで放置したヤツが居るらしい……
最近は敵怪人すら、仲間になるのに……
まぁ、全て私がした事なんだが!!
全て、全て私のせいだ!!
ふぅ、落ち着いた……
さて、久しぶりの理折ちゃん回です!!
彼女のファンの皆さんお待たせしました。