仮面ライダーパンドラ   作:ホワイト・ラム

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グレイフル、スゲー変身音言いにくい……
文章で表現する人どうやるんだろ?


さらば、帰らぬ友よ

「コレだよ……この力だよ!!」

光一の目の前でビスゴーラがライオンエラーに変化する。

その身は依然より黒味可がかっており、もこもこと右肩げ盛り上がり黒い羊の頭が生え両腕には2枚ずつ半透明のフィンが現れ頭部を守る様に鉄の格子が現れる。

 

「はぁ――キメラエラーαってトコだな?」

 

ニヤリと好戦的な瞳をパンドラに向ける。

そして両手を叩き合わせる!!

 

「ぶっ壊させてもらうぞ!!パンドラ!!」

ビスゴーラの両手のフィンが合体し、扇風機の羽の様に成る!!

腕を振ると同時にフィンが外れ意志を持つかのようにパンドラに迫る!!

 

「どうよぉ!!俺の新い力は!!遠距離だってお手の物さ!!それだけじゃねェ!!俺自身の肉体もパワーアップしてるんだぜ!!」

ゴキゴキと首の骨を鳴らし肩の羊が鳴く、両腕の爪を尖らせパンドラに向かう!!

フィンと爪による波状攻撃だ!!

 

「……なんでだよ………なんでお前は……平然と仲間を裏切れるんだ!!」

パンドラがその手のブレードでフィンを叩き落とす!!

だがそのすぐ後に来るビスゴーラの爪によって、簡単に殴り飛ばされてしまう。

 

「裏切りだとぉ?違うな!!これが俺達の正しい関係!!目的の為に弱者を強者の糧にする!!そして強者が自らの夢を叶える事を願う……俺達は、俺達を不要とし、そして捨てた世界の狭間でずっとそうしてきた!!それしか生き残る手段は無かった!!俺は憎い……この世界が……俺を不要とした世界が憎い!!破壊してやるぞ!!破壊だ!!破壊だ!!そして俺達の世界へ書き換えてやる!!」

 

右肩の羊の角がパンドラに突き刺さる!!

アーマーにヒビが入り火花が飛び散る!!

 

「ぐはぁ!?……共存は……共存は出来ないのか!!」

 

「舐めているのか?下等生物共?俺達はエラー!!お前たちをクレアシオンに変換できるのだぞ?つまり貴様らはただの資源だ!!俺達に使われて初めて意味を成す!!生き残りたいのなら家畜として残してやろう!!ははははははは!!」

 

「そうか……そうなんだな……理解したよ……お前との共存は無理だ。言葉を話す畜生とは……共存は出来ない!!」

その言葉と同時にキュピルスをベルトに押し込む。

 

「あーあー、キレさせちゃった……ビスゴーラ、キミはちょっとやり過ぎたみたいだね?」

何時のも様にキュピルスの他人事のような話し方が川原に響く。

 

「お前が壊すなら俺が守る……理折の帰る場所を――キエラが居たがったこの場所を!!」

 

『シール・ブレイク!!ブレード・シュータ・ダブル・ローディング!!』

機械音が鳴りパンドラの両手に武器が発生する。

右手に大剣、左手に拳銃が握られている。

 

「ハッ!!猪口才な!!」

ビスゴーラが指を振ると同時に、フィンがパンドラに向かって行く!!

4枚の鋭い刃が首を狙う!!

 

「その首貰った!!」

ビスゴーラの言葉と共にフィンがパンドラの隣を通過する!!

パンドラにダメージは無い!!

 

「なにぃ!?避けた?動作など殆ど……」

 

「出来るさ」

その言葉を発した時パンドラはビスゴーラの目の前に立っていた。

正に目にも留まらぬスピードと言う奴だ。

腕を振るいブレードて下段からビスゴーラのを切り割く!!

ダメージを受け、よろめいたビスゴーラに容赦なくシューターの追撃が入る!!

正確無比な射撃に寄りビスゴーラの両足の関節部に弾丸が撃ちこまれる!!

 

「なんだ……何が起こっている?」

 

「言ったろ?お前はやり過ぎたんだ……」

後方を全く見る事も無く後ろから戻ってきたフィンを回避するパンドラ。

戦い方に完全に余裕が有った。

 

「恐怖さえなければ、どんな攻撃も紙一重で避けられる……速さが有ればどんな攻撃も当てられる……ビスゴーラ!!キエラの仇だ!!俺の持ってる全部の力でお前を倒す!キュピルス!!」

 

「悪魔と相乗りする勇気……って聞く必要もないよね!?」

 

「ああ。そうだな!!」

 

その言葉と同時に光一がキュピルスの最後の面を完成させる!!

変身の白、スピードの青、正確性の赤、機械召喚の緑、必殺の黄色それに続いて完成した面は黒だった。

 

完成と同時にベルトに黒い面を押し込む!!

 

『コンプリート!!オールシールブレイク!!センキュー!!プレイザゲーム!!パンドラ・ローディング!!』

 

「うわぁあああああああ!!!」

電子音と同時にパンドラの姿が黒く染まる!!

純白の姿は輝く黒に、そして中身が噴き出すように赤くヒビの様なラインが入る!!

 

『デットゾーン……』

その電子音が鳴ると同時にパンドラの新たな姿『デットゾーン・パンドラ』が動き出す!!

 

「気を付けなよ?死亡領域(デットゾーン)の名の通りコレは凄まじく危険な力だからね?」

 

「分かってる……けど、コイツだけは!!ここで必ず倒す!!」

足を一歩差し出すと同時にビスゴーラが宙に舞う!!

体の痛みでビスゴーラが己が何かをされ空中に投げ出されたのだと理解する!!

 

「シューター!!」

パンドラが声を掛けるだけだその手にシューターが再度出現する!!

 

「おらああああ!!」

一度引き金を引くだけで無数の弾丸が空中のビスゴーラを打ち抜く!!

 

「嘘だ……俺が……俺がこんな奴に……俺が……!!」

 

「五月蠅いぞ!!お前が今まで踏みにじったヤツの所へ行け!!」

DZ(デットゾーン)パンドラの両足に黒いエネルギーが収束する!!

そのまま助走をつけ、地面を蹴る!!

 

必殺の一撃!!『デットゾーンストライク』がビスゴーラにヒットする!!

 

「あああ……俺の……俺のクレアシオンが……俺の力がぁああああああああああ!?」

解放されたように両腕のフィンと、羊の頭が崩壊する。

そしてビスゴーラは空中で爆散した!!

 

 

 

 

 

ビスゴーラが爆散し、再び静寂を取り戻した河で光一が静かに水面を見つめる。

 

「よう、ライダー!!もう片付けたみたいだな!!酷いよな~、帰ってる最中に社長からお呼び出しだぜ?でっかいエラーが出たらしいけど、入れ違ったみたいだな?しかも来てみたらそっちが倒した後みたいだし……あーあ。最近オレ活躍不足だなー」

 

古矢がそう言いながら、石を水面にい投げる。

 

「なんか言えよ……辛いなら泣けばいい、許さないなら怒ればいい、慰めてほしいなら誰かに甘えろ、けどな?一回決めたんなら何が有っても迷うな。それがヒーロー、だろ?なんでいい奴のヒーローが仮面をかぶるか知ってるか?どんな感情も全部隠すためだ。怒りも悲しみも辛さも……それがヒーロー俺は少なくともそう思ってる。

お前はどうだ?」

それだけ言うと古矢は再びバイクだ走って行ってしまった。

 

「光一、今のお前はライダーじゃない。好きなだけ泣けよ……泣いても帰ってこないのは知ってるけどさ、けどな?コレは自分の為の儀式でも有るんだ、泣いた後はまた前に行かなくちゃいけない……泣いてる間だけは下を向いていいんだよ?」

キュピルスまでがそう話す。

 

「おまえ……それ、この前見たドラマのセリフじゃねーか……パクんなよ、けど少しだけ元気でたアリガトな!!」

そう言った川に背を向け再び歩き出した。

 

エラーは何処へ消えるのだろう?

人は魂は天に帰ると言う人もいる。

次元の狭間に生まれた、本来いなかったモノたちは一体どこへ行くのだろう?

願わくばキエラが愛したこの世界の一部に成る事を、光一は誰にでもなく願った。

 

 

 

 

 

次元の狭間。

何処でもない絵具をぶちまけゆっくりかき回した様な空間にて……

 

「がぁ……ハァ、はぁ……まさか……まさかお前に……はぁハァ……助けられるとは」

かろうじて消滅していないビスゴーラが、目の前の人物を見る。

 

「いえいえいえいえイェイ!!お気使いなくー!!元気がいーちーBAN!!」

くるくるタタン!!とその場でステップを踏むのは紫の色のピエロの仮面を付けた小柄な男、ジョーカーだった。

 

「お前は正直いって俺の事が嫌いだと思っていたよ……」

息も絶え絶えにビスゴーラが愛想笑いをする。

正直言ってビスゴーラはあまりジョーカーが得意ではなかった。

何時も軽薄な態度のジョーカーが気に食わなかった。

その言葉にジョーカーが激しく反応する。

 

「何を言っているんだい!?僕はね、他のみんなと比べてもキミが一番のお気に入りなんだよ!?」

余程ショックなのか何時の態度はすっかり消え失せている。

 

「ほぉう本当か?……うれしい事言ってくれるな……」

そう言って今度は愛想笑いでなく本当の笑顔を、ジョーカーに向ける。

 

「そうともサ!!君はいつも勇敢で凛々しくて誰よりも早く先陣を切る勇士サ!!

それだけじゃない!!エラーも多く持っている何より経験もある!!思い切りがいいのもポイントかな?それと後は…………馬鹿で簡単に策に引っ掛かるところかな!!」

 

トン!!と胸に僅かな衝撃をビスゴーラが感じた。

胸には深々とジョーカーのナイフが突き刺さっている。

 

「ジョーカー!?貴様!!」

 

「ほーんとに君は馬鹿だなー!!あははははははは!!けどそこが君の一番いい所さ!!単純で、無様で無能でクズ!!それなのにクレアシオンはたーっぷり!!君ったライオンって言うよりカモとネギの複合エラーなんじゃない!?あはっはははっは!!」

そう言った2度3度とナイフを振り下ろす!!

 

「ぐはぁ……ジョーカー……なぜだ……少なくとも俺達はたった数人の仲間……」

 

「ばーっかじゃない!?ギジョアの事言ってる?『俺達エラーは仲間』?それこそありえなく無くなく無く無い?正直言った馬鹿らしくないかい?何が仲間だよ!!人間のマネかい?アレだけはいただけなかったねーマジキモい!!」

 

「ギジョアは……弱ったお前を仲間に入れて……」

 

「しーらない!!そっちが勝手にやった事でしょ?

ああ!!ああ!!ああ!!あああ!!いいよ!!すごくいいよ!!すごく無様で間抜けな姿だぁ!!この瞬間も僕は君の事をもっと好きになってるよ?さぁ、もーっと僕にとっての素敵な姿に成ってよ!!ほら!!ほら!!ほらぁ!!アハははっはあハハハハハハははあはハハハハハハはああああああはっはあははははははははっははあはははははっはあはははっはははははははっははあああああははあはああはあああああははっはああはあああはあははははあああああはははっははあははっはあああああ~あ……飽きた!!」

 

そう言ったあと原型をとどめていないビスゴーラを捕食しようとする!!

 

「ききぃーい!!」

ジョーカーを後ろから何者かが攻撃する!!

それはビルの一件で消滅したと見られていたバットエラーだった。

 

「うっざいな!なんだい!!ご主人様を守るつもりかい!?もう手遅れだよ!!」

そう言ってバットエラーにトランプを投げる!!

胸にトランプが刺さり爆発する!!

 

「キキキぃ!?」

バットエラーが悲鳴をあげ、そのまま空間に消えて行った。

 

「いっただっきまーす!!」

謎の空間で何かをむさぼる道化師が居る。

己の野望の為容赦なく他者を犠牲にする道化師が……

 

「さぁーて!!コレから忙しく成るぞー」

そう言って楽しそうに道化師は笑った。




お待たせしました!!遂にジョーカーが裏切りました!!
作品が始まって9割以上の読者が「コイツ裏切るな」
と確信したであろうジョーカーが遂に!!裏切りました!!

ライダーは裏切り合いでしょ!?な人や。
オンドゥルルラギッタンデスカ!!な人も大満足の裏切り!!

何はともあれビスゴーラは退場です。
いやー、はやり死にましたね。
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