仮面ライダーパンドラ   作:ホワイト・ラム

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久しぶりの投稿です。

スイマセンね、待ってた人達……

まぁたぶん居ないけど!!


さ迷う戦士

「ああ……こ、この子だけは……がはぁ!?」

「!?お母さん!!」

子供を庇った母親が何者かに殴りつけられる!!

場所はデパートのフロアの一角。

仲良く買い物を楽しんでいた、楽しい家族の時間は漆黒の怪人達によって無残に破壊された!!

「うわぁ!?いやだぁ!!」

気絶した母親の腕から少年が取り上げられ、まるでおもちゃの様に試着質の鏡に叩きつけられる!!

 

「4ffff!!2@x@jrg@。!!」

「ふぉえw!!」

無残に叩きつけられた少年の様子を見て、怪人たちが指を差す。

全く理解できない言語だが、その様子を少しでも見れば理解できるハズだ。

嘲笑っているのだ、無力な少年を、あっさり壊れる幸福を、ちんけなモノだと目の前で叩き壊し嘲笑っているのだ。

 

「コネクション!!シール・ブレイク!!パンドラシステム・スターティング!!」

無残に破壊されたデパートのフロアの中に、やけにテンションが高い機械音声が響く。

 

「うyq@?wgt!?」

「d@7jr。う!!」

その音に反応したであろう、黒ずくめの怪人が破壊を停止しこちらを向く

 

ノペッとした黒い人型に顔、胸、腹、掌、足のそれぞれぽっかりと穴が開いている。

パズル(キュピルス)曰くこの世界の印刷ミスの「ノイズ」だ。

 

それに純白の戦士がゆっくりと歩み寄っていく。

自身のベルトのバックルからキューブ型のパズルを引き抜き、その場でカチカチと手早く青い面を揃え、再びベルトへ押し込んだ。

 

「コネクション!!シール・ブレイク!!ブレード・ローディング!!」

再び甲高い電子音声が響き、その手に青い大剣が握られる。

 

「お前が……お前たちが……」

この時初めて戦士――パンドラが口を開いた。

どす黒く、重々しい、憎悪に塗られた感情を……

 

「お前たちが理折を殺したぁ!!うああああああ!!!」

 

右手の大剣を思いっきり目の前のノイズに振り下ろす!!

 

「qkへえど、wづrb!!」

「、mjhbgfりぃsp!?!」

 

悲鳴の様な音を立て、次々とノイズ達が消えていく。

この戦いは戦闘ではなかった。

パンドラは己の中に有る、感情を吐き出すだけの一方的な虐殺だった。

 

「お前で最後だ!!」

逃げ惑うノイズを叩き伏せ、その顔面に深々と大剣を突き立てた。

 

 

 

喧騒がデパートに戻った。

音楽が流れ、人々が買い物を楽しむ空間へと……

「おかあさーん!!コレ買って!!」

先ほど鏡に叩きつけられた子供が、怪獣の人形を持って走っていた。

 

パンドラ――栄度 光一はその光景を見て、一息ついた。

 

「……守った……今回も守ったぞ……」

肩で息をし、びっしりと汗をかいた姿だがその眼だけは爛々と輝いていた。

 

「……なーにが『守った』だよ?……お前はアイツの事を誤魔化そうとしてるだけだろ?」

生意気そうな声が耳に入った。

 

「なんだと!!今なんて言った!?ぶっ壊されたいのか!!」

乱暴にポケットからキューブ形のパズルを取り出し顔を近づける!!

 

「やれやれ、次元が低い奴は頭は悪い癖に、プライドばっかり高くてイヤになるよ」

そう言ってパズルの表に現れた顔が、嫌味を飛ばす。

これこそ、パンドラの核にして光一を変身させるアイテム。

キュピルスだ。

 

 

「第一お前が!!あの時しっかり言わないから!!」

「おやおや、ノイズの次は僕のせいかい?忙しくころころ意見が変わるんだね?」

キュピルスが挑発するが、それを無視しポケットに押し込む。

 

(今は利用するんだ、コイツがどんなに気に食わなくても……!!)

少年は一人行き場のない感情を胸に、今日もさ迷う。

 

 

 

 

 

謎の場所。

 

ガタン、ゴトンと、規則的な音をたてて進む列車。

夕焼けに染まったハズの車内は、絵具をぶちまけてゆっくりかき回した様な非常に目に悪い色に染まっていた。

 

コトンと小さく音をたて、床に溶けて固まった歯車の様な塊が落ちる。

その塊から、黒い霧の様な物が漏れ出し人型に変化する。

 

「はぁ、誰もいないのか?」

がっかりと言った感じでその男は椅子にドカっと座る。

ぼーっと外の景色を見ていると……

何かに気が付く。

 

「なんだ、もう居たのか。そんな所に居ないでこっちに来いよ」

窓の外に向かってそう話しかける。

コォン、カァン……

小さく音が響き、車両の外から車内の窓に手を掛け、小柄な男がこちらを覗きこむ。

 

「あららら、らん!!お早いお付きでー!!」

妙に甲高い声で身軽にヒョイっと車内に降りてくる。

その男は小柄で、紫と白のギザギザ模様、顔にはピエロの仮面を付け細長い手足をしている。

 

「やぁ、道化師(ジョーカー)久しぶりだね」

最初の男が親しげに笑いかける。

 

「ハロロン!!ギジョアも久しぶりだねー。まぁだビスゴーラ来てないかい?」

それに対して、おかしくてたまらないと言った様子で、笑を零しそうになりながら答える。

しかしそんな笑い声もすぐに停止した。

「俺の事を呼んだか!?青二才!!」

 

かなり大柄な男が現れ、ジョーカーの腕を掴む!!

「あれれれー?良く顔を出せたね!!もう今日は来ないと思ったよ!!」

その言葉にビスゴーラとジョーカーの両人に険悪な空気が流れる。

 

「止めないか二人とも!!こんな事をしてる場合ではないだろう?」

しかしそれはギジョアによって停止させられる。

 

お互いが構えを時、4人座り用のテーブルに着く。

 

「後は、ディヴィノックだけだが……」

「そいつなら来ないぜ!!」

ギジョアの声にビスゴーラが答える。

 

「へへぇ~!!もう動いてるの!?速いねー」

何かを察したのか、足をぶらぶらさせながらジョーカーが感嘆の声を上げる。

 

「そうか……どうやらお互いに情報は掴んでいるみたいだな……だが、一旦整理しよう。情報というのは必要なものだ」

ギジュアがゆっくりと口を開いた。

 

「さて、3日前の事だが……遂にキュピルスの行方を掴んだ様だな?」

ギジュアが正面に座るビスゴーラへと視線を向ける。

 

「ああ、俺のエラーが一体やられた……」

酷く悔しそうにビスゴーラがつぶやく、性格の問題かそれをジョーカーはおかしくてたまらないという視線で見ていた。

 

「ままままま、いいんじゃない?キュピルスならディヴィノックがつぶしに行ったんでしょ?問題ナーシ!!エラーは残念だったねー」

笑ながら、ジョーカーが話すが反論は誰も居ない。

ディヴィノックが動いたという事は、それはもう既に終わったのと同じ事だからだ。

 

 

 

 

 

「……見つけたぞ……」

鋭い眼光を持った男が、人ごみで光一を見つける。

そしてその方にゆっくりと向かう。

あと僅かで手が触れると言った所で、光一の目の前を通り過ぎる。

 

「……行け」

小さくつぶやき、目の様なパーツを落とす。

それは音も無く地面に吸い込まれ……

 

「良いぞ!!俺の出番だな!!」

眼球の形をイメージしたエラーが地面から生まれる!!

目をイメージさせる鉄球をその手にしている!!

 

 

 

 

 

栄度 光一は混乱していた。

ノイズの発生を感知したキュピロスに付いて行ってデパートに付いたのは良い。

実際ノイズどもは倒したし、死人も出なかった。

 

しかし!!現在目の前になんの前兆も無くエラーが現れた!!

 

突然の事に唖然としてしまう!!

 

「ああ!!さあ!!楽しもうぜ!!」

怪人は手にした眼球型鉄球を鎖ごと振り回す!!

 

「おおら!!」

ガシャーンと音を立て、地面に鉄球がめり込む!!

 

 

 

「オイ!!光一、ぼさっとすんな!!早く変身だ!!」

キュピルスに急き立てられ、ようやく正気に戻る。

 

「変身!!」

いつの間にか腰に現れていたベルト、パラドクスドライバーにキュピルスをはめ込む!!

光一の身体が、光に包まれる!!

「コネクション!!シール・ブレイク!!パンドラシステム・スターティング!!」

電子音声が響き。

光一は次の瞬間、純白に戦士パンドラへと変身していた。

 

 

 




なぜ、毎回タイトルが意味不明なのかって?
特に理由は無いんだ。
何かこう、タイトルでネタバレとか嫌だし……
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