仮面ライダーパンドラ   作:ホワイト・ラム

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今回で幹部4人のエラーが揃いました。

皆さんのお好みのエラーは誰に分類されるかな?


ギジョア襲来

「むぅうっぅううあああああ!!」

ギジョアと名乗った男が、地面に右手の十字架を思い切りたたきつける!!

凄まじい音と共に、ブロック敷きの地面が激しく陥没する!!

 

「ゆるさんぞ……!!絶対に許さんからな!!」

次は左手のステンドグラスの骨組をレイピアの様に、刺突する!!

 

「がぁああ!?」

パンドラが、火花を散らし吹き飛ばされる!!

 

「なんだよ……これ?」

パンドラの目の前に広がるのはまさに悲劇と呼べる光景。

地面から廃教会がどんどん繰り上がり、さらに割れた地面と教会の間に二つの輝く目が存在した。

さらに、地面から廃材で作られたと思しき極太の腕まで現れる。

 

「まさか……」

 

「その()()()さ。コイツはギジョアのエラーだ……教会(チャーチ)エラーって所か……」

 

「んでぇfbrgtふぉp。あz、jぅえもmdk!!!!!!!!!!」

教会エラーがまるでノイズの様な、聞き取り不可能な声を上げる!!

巨大な廃教会のエラー、それがゆっくりと侵攻を始めた。

 

「キュピルスぅ!!今日こそ貴様を破壊してやる!!」

ギジョアがパンドラに向かって、十字架を振り下ろす!!

 

「くそ!!」

『コネクショ!!シール・ブレイク!!ブレード・ローディング!!』

手早く、パンドラ・ブレードを召喚し十字架を受け止める!!

 

「ははぁ……!!クレアシオンの代わりに人間を媒体にしたか!!なるほど!!それなら簡単にはやれない訳だ!!だが!!」

今度は左の骨組みでパンドラを横なぎに殴りつける!!

「ぐはぁ!?」

 

「落ちたな、キュピルス!!あの頃のお前は、人間を毛嫌いしてさえいたのになぁ!!」

ギジョアがパンドラを蹴り飛ばす!!

人間とは思えない衝撃に、パンドラが吹き飛ぶ!!

 

「パンドラこれ以上は危険だ!!最悪逃げる事も考えろ!!」

危険を感じたキュピルスが、選択を迫る。

 

「はぁ、はぁ……」

その言葉に光一は無言で、ベルトからキュピルスを引き抜き面を揃えはじめた。

 

『コングラッチュレーション!!ダブルクリア!!ブレードスタイル!!ローディング!!』

パンドラの姿が、青い姿。ブレードスタイルに変化する!!

 

ゆっくりとギジョアがパンドラに近づく。

 

「そんな力で何が出来るんだ?……それが通用するのは格下だけだぞ!!キュピルス!!」

ギジョアが両手の武器で、パンドラのブレードをはじき飛ばす!!

トドメと言わんばかりにギジョアが、十字を振り下ろそうとする!!

 

「これで終わりだ!!キュピルス!!」

 

「うるせぇ!!()()はパンドラだ!!」

光一がそう叫び、ギジョアの鳩尾にパンチを叩き込む!!

 

「おお!?」

大したダメージは最初から期待していない!!

僅かによろめけば十分だった。

パンドラは隙を突き、落とされたブレードをギジョアに押し込む!!

 

「なんのマネだ?人間?」

悠然とブレードを押しとどめながら、ギジョアが困惑と怒りの滲んだ顔をパンドラに向ける。

 

「俺を、俺を無視するな!!俺が、俺達が2人でパンドラだ!!」

その瞬間キュピルスが、勝手にドライバーを外れる変形する。

『コネクション!!シール・ブレイク!!ブレードストライク!!』

ベルトから、青い光がパンドラの両腕に向かいブレードを青く輝かせる!!

 

「!?しまっ――」

 

「切り裂け!!パンドラ!!」

 

「了解!!うおおおおおおおおお!!!!」

「がぁああああ!?ああああ!?!?!?!?!!」

 

受け止めていたギジョアの腕が切断される!!さらにその刃は胴体に食い込む!!

 

「くそぉおおおお!!!!人間如きがああああああ!!!!」

「人間をおおおおおお舐めんなあああああああああ!!!!」

激しい火花を散らし、ギジョアを切り割く!!

それとほぼ同時に、ギジョアの十字がパンドラを殴り飛ばす!!

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 

「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」

お互いに距離を置き、ゆっくりと立ち上がる。

 

パンドラはブレードを杖にして、ギジョアはステンドグラスの骨組みを杖にしている。

パンドラの胸部アーマーはひび割れ、マスクも半分破損している。

ギジョアも同じく満身創痍だった、肩から足の近くに大きな傷が出来き黒い霧の様な物があふれている。

 

「やるな、キュピルス……そして人間……二人でパンドラか?……良いだろう、お前たちは俺達の最高の障害らしい……ぐは!?……くそ……クレアシオンが足りない……ここは一旦退かせてもらおうか……教会(チャーチ)!!ここ一帯を破壊しクレアシオンに変換しろ!!」

 

「mqまいあうzjsねbdgftrpkmdmsbうぇうう!!!!!!」

 

教会エラーがその言葉に咆哮を上げる!!

 

「……さらばだ、パンドラ……生きていたならまた会おう……」

そう言うと同時に、ギジョアは霧の様に消えて行った。

 

 

「パンドラ……まだ、動けるか?」

キュピルスがそう聞いてくる。

全身痛いし、目もかすむ、体の至所から悲鳴が聞こえてくる。

しかし答えなどもう既に決まっている。

 

「もちろんさ……アイツを……ぶっ倒さないと……死んでも死にきれない!!」

 

そう言ってパンドラはベルトから、キュピルスを引き抜く。

「僕と緑の面だよ?」

 

「ああ、解ってる……」

カシャ、カシャと面を動かしていく……キュピルスの顔を残しつつ、緑を……

薄れていくような意識の中で、痛みによってかろうじて意識をつなげる。

 

「頑張れパンドラ!!面さえ完成したら僕が後は何とかする!!」

 

振るえる指先にキュピルスの応援が跳ぶ。

 

「気持ち悪い……ぞ……キュピル……ス……待ってろ……すぐに……」

カツーン……小さく音をたてキュピルスがパンドラの手から落ちる。

その瞬間、パンドラのアーマーが破壊され元の光一の姿に戻る。

 

「おい?おい!!光一!!しっかりしろ!!起きろ!!守るんだろ!?エラーを倒すんだろ!?こんな所で寝てるなよ!!起きろ!!起きろってば!!お前しか……お前しかアイツを止められないんだぞ!!」

破壊され正しき姿を失いつつある町で、キュピルスの悲痛な声がむなしくコダマする。

しかし光一は目を覚まさない……

 

 

 

「ふ~ん……外部と内部の2重認証で初めて正確に動くのか……安全だけどめんどくさいな……」

さっきキュピルスを拾った男が、興味深々といった顔でキュピルスを眺める。

 

「な、何だよお前!!」

 

「なにかって?ん~お前らの敵?」

そう言って、自身のポケットから何かを取り出す。

それは銀地に黒いエックスの模様が掛かれた、銃だった。

銃口が長方形で長く、デザインが入っている。

 

「さぁて……さっさと片しますかね?」

そう言ってまたポケットから、銃弾を取り出しリボルバーの弾倉に入れる。

そしてピタリと光一のこめかみに、押し当てる。

 

破壊音響く街に一発の銃声が響く……

 

「はい、お仕事しゅーりょー!!今日はここまで、あとよろしく」

そう言って青年は手を振りながら去って行った。

 

 

 

 

 

「……ハッ!?町は!?」

光一が目を覚ます、彼の身体に有った傷はすっかり治っている!!

 

「まだ、破壊途中だ!!サッサと僕の面を揃えろ!!」

 

「分かってる!!」

カチンと音を立てキュピルスの緑の面が揃う!!

 

『コングラッチュレーション!!ダブルクリア!!バトルマッシャー!!ローディング!!』

電子音が鳴り響く!!

 

「バトルマッシャー?」

「すぐに来るよ」

 

先ほどの廃教会と同じ様に、地面を突き破り一台の戦車が現れる。

白いボディに4つの車輪が装備された、縦に長い戦車だ。

「さぁ、行くよ!!」

キュピルスの言葉にバイクが走ってくる!!

パンドラがそれにまたがると同時に、バイクが変形し戦車の上部に収まる!!

 

バイクの車輪はタービンに、残りは2本のアームに変化する!!

戦車は一瞬にしてロボに変形した。

 

「いいねぇ!!こういうの!!俺ワクワクしちゃうかも!!」

パンドラがアクセルを、踏み込む!!

 

バトルマッシャーが、高速で移動し始める!!

 

「prkdmdんぇいえんばbっをdmmxdk!?」

教会エラーが驚き、こちらに向かってくる!!

 

太い腕が、2度3度とパンドラを狙う!!

 

「当たるかよ!!のろま!!」

操作部の赤いスイッチを押すと同時に主砲からエネルギーの光線が教会エラーを焼く!!

 

「えcvfrtbhy!!!」

聞き取れない悲鳴をあげる、教会エラー!!

 

「いっくぜ!!人間なめんなよ!!化けモン共!!」

 

「消飛ばせ!!パンドラ!!」

 

「了解ぃ!!」

主砲から、さっきよりずっと大きな光線が発射される!!

その攻撃は教会エラーを打ち抜いた!!

 

「ンhyygvcで…………」

腹に大穴が開いた教会エラーは、地面に倒れるように消えて行った。

 

「やってやったぜ!!」

光一が飛び上がって喜ぶ!!




補足、ギジョアは建造物をエラーにしていましたがコレは正確には人工物です。
後に、爪切りエラー(深爪させるだけ)とか出る可能性は有ります。
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