遊戯王GX 光を継ぐ者   作:シャインロード

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しばらくの間あなたの眼は遊戯王の話から離れてこの不思議な世界へと入っていくのです・・・


理人「パクリか作者!」



番外編
番外編  冬の夜の夢


これは第17話の終盤、港町からの帰りに起きた事件である。

 

 

 

 

どこか海外の街からの帰りの途中。

 

ヘリの椅子に深く腰かけてまったりしていると、ペガサスさんの携帯が鳴った。

 

 

ペガサス「おや、部下からデース。ハロー?・・・イエース。・・・What's!?それは本当デスカ!?・・・わかりまシタ、すぐ向かいマース」

 

 

何かあったのか?

 

 

杏奈「なにかあったんですか?」

ペガサス「本社で働いていた社員数名が倒れたそうなのデース。すみませんが、これから病院に向かわなければいけまセーン」

理人「俺たちのことは気にしないでください。早く病院に行きましょう」

ペガサス「すぐ○○メディカルセンターへ向かうのデース」

 

 

パイロットに行先変更を告げ、俺たちは急いで病院に向かった。

 

 

 

 

 

それから1時間後、ヘリは病院の屋上に降りた。

待機していた社員と合流し、病室へ急ぎ足で向かった。

 

 

ペガサス「我が社の社員たちは!?」

 

 

病室に着くと直ぐに中に入り、中にいた医師に容態を聞く。

 

 

医師「内的にも外的にも特別な疾患は見られません。ただ眠っているだけです」

ペガサス「そうデスカ・・・」

医師「ただ、昨日から同じ症状の患者が十数名運び込まれているんです。彼らはまだ目を覚ましていません」

ペガサス「原因は分かっているのデスカ?」

医師「今のところ何も。ただ、通報者によると患者達は眠る直前に“オーロラが見える”と言っていたそうです」

 

 

患者の容態について、医師から説明を受ける。

しかし、オーロラねぇ・・・

 

幻覚でも見たのか・・・?

 

 

他の社員のいる病室を回ったが何処も似たような感じだった。

ペガサスさんは医師から詳しい説明があるとかで別室に連れていかれた。

残された俺と杏奈は、売店に行くことにした。

 

売店で買った飲み物を飲んでいると、通路の奥からナース二人が歩いてきた。

すれ違う時、彼女達の会話が聞こえた。

 

 

ナース1「知ってる?昨日運び込まれた患者さん、変な寝言言ってるんだって」

ナース2「寝言?」

ナース1「羊がどうのこうのって」

ナース2「普通じゃない?」

ナース1「それが一人じゃないらしいのよ!8人が寝言で言ってるらしいの」

ナース2「えーホント?」

 

 

・・・んー?

羊の寝言・・・?

 

 

ナース1「それに患者の周りで出るらしいのよ。ゆ・う・れ・い!」

ナース2「またまた冗談言ってww」

ナース1「ホントホント!ドクターも目撃したって!」

ナース2「えー?」

 

 

突然眠る人々・・・

眠る前に見たオーロラに・・・羊・・・

眠った人の周りに現れる幽霊・・・

 

 

コスモス『・・・・・・』

理人「?どうかしたのか、コスモス?」

 

 

何やら考え込んでいる様子のコスモスにこっそり声を掛ける。

 

 

コスモス『羊のことだが、私に心当たりがある』

理人・杏奈「「ホント(か)!?」」

コスモス『以前、似た現象に立ち会った事がある。解決する方法はただ一つ。我々も夢の世界に行き、そこで原因を取り除くしかない』

理人「どうやって?」

コスモス『簡単な事だ。眠ればいい。後はこちらが誘導する』

 

 

・・・こんとんじょのいこ

 

 

杏奈「誰のマネ?」

理人「地の文にツッコむな」

 

 

対処法は分かった。

後は、眠った後に第三者に起こされないように何処かの部屋があればいいんだけど。

ペガサスさんに相談するか。

 

 

 

 

 

 

∩(o|o)∩

 

 

 

 

 

 

理人「という事でどこか部屋を借りたいのですが・・・」

ペガサス「フム・・・ならばそこのベッドを使ってくだサーイ」

理人「ありがとうございます」

 

 

空いている3つ内の真ん中のベッドに横になる。

そしてゆっくりと目を閉じる。

 

 

杏奈「おー?ふかふかだー!」

ペガサス「枕もベリーグッドデース!」

 

 

・・・・・・・・・

何してるんだ?

 

 

杏奈「出て来て!“バオーン”!」

バオーン『バオォォン・・・!』

 

 

バオーン!?

ちょ、おまっ・・・・・・zzz

 

 

 

 

 

 

(-|-)zzz...

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

目を覚ますと、知らない夜空が視界に入る。

満月と辺り一面の星々が輝いていた。

起き上がって周囲を見渡すと森の中だった。

 

 

理人「ここが夢の世界か・・・」

杏奈「見た感じは現実とあんまり変わらないね」

ペガサス「ですが、何処か不思議な感じがシマース」

 

 

・・・やっぱり来てたのかorz

 

 

理人「なんでここにいるんです?」

ペガサス「この病院に運ばれたのは我が社の社員デース。それなのにYou1人に任せるなんてできまセーン!」

理人「ペガサスさんはまぁアレとして、杏奈は?」

杏奈「ノリで(ノ≧ڡ≦)」

 

 

ノリで付いて来ちゃった!

帰れ!・・・と言いたい所だけど、直には戻れないよなぁ・・・

しょうがいないか。

 

 

理人「二人共、俺のそばから絶対に離れないでくださいね」

ペガサス「OKデース」

杏奈「で、これからどうすればいいの?」

コスモス『私から説明しよう』

 

 

俺の隣にコスモスが現れ、全員驚く。

 

 

杏奈「わっ!?コスモス!?」

ペガサス「ワーオ!ウルトラ戦士デスカ!」

 

 

デュエルディスク通してないのに見えてる・・・

夢の世界だからか?

 

 

コスモス『ああ。今回の事件、恐らく怪獣の仕業だ』

杏奈「え!?」

コスモス『“夢幻魔獣 インキュラス”。発生させたオーロラのような光を見た者をレム睡眠状態にして、その時に生じる脳波を吸い取る怪獣だ。こいつを倒さない限り、眠っている者は目を覚まさない』

 

 

・・・・・・そんな怪獣いたっけ?

 

 

ペガサス「どうすればいいのでショウ?」

コスモス『まず羊を探すんだ』

杏奈「・・・!」

コスモス『大型犬程の大きさでピンクの体毛が特徴はだ』

杏奈「あ、あのさ・・・それって、あれ?」

 

 

杏奈の視線の先へ顔を向けるとそこには・・・

 

 

 

 

 

 

  ((・エ・@ @・ェ・@ @・エ・))

((・エ・@ @・ェ・@ @¯ェ¯@ @・エ・))

((・エ・@ @・ェ・@ @・ェ・@ @・エ・))

((・エ・@ @・ェ・@ @・ェ・@ @・エ・))

((・エ・@ @・ェ・@ @・ェ・@ @・エ・))

((・エ・@ @・ェ・@ @・ェ・@ @・エ・))

 

 

 

理人「・・・・・・羊だ」

ペガサス「・・・・・・羊デース」

 

 

羊だ。

それはもう、鬱陶しいくらいにいた。

 

群れている羊たちの多さに茫然としていると、羊たちは一か所に集まり、合体し始めた。

羊だったソレは形と大きさを変え、羊の面影を残す二足歩行の怪獣へと変貌した。

 

 

コスモス『あれがインキュラスだ』

杏奈「こっち来るよ!どうするの!?」

コスモス『この中であいつと戦ったことがあるのは私だ。私が行こう。理人、デュエルの時のように私のカードを!』

理人「え!?ソリッドビジョンで立ち向かえる訳が・・・」

 

 

それにこっちの世界じゃ戦えない筈・・・

 

 

コスモス『ここは夢の中。現実とは別の次元だから、我々は全力で戦うことができる』

理人「・・・分かった!コスモスを召喚!」

 

 

デッキから【コスモス】のカードを引き抜き、デュエルディスクに置く。

カードを置いた瞬間、カードから青い光が飛び出し、夢幻魔獣インキュラスの前に降り立ち、ゆっくり構える。

一方インキュラスも突如現れた敵を7つの眼で睨みつける。

 

暫くこう着状態が続いていたが、先に動いたのは・・・いや、消えたのはインキュラスだった!

 

 

杏奈「消えた!?」

 

 

コスモスは慌てずに周囲に気を配る。

次の瞬間、コスモスの目の前にインキュラスが現れて蹴りを繰り出そうとする。

 

 

コスモス『その攻撃は読んでいた!』

 

 

コスモスはヒョイッと体を捻って蹴りを躱した。

だが敵もさるもの、躱されたと知るやすぐさまパンチを繰り出した。

 

 

コスモス『ハッ!』

 

 

今度は躱しきれないので腕を交差してガードする。

 

 

杏奈「がんばれー!」

ペガサス「これが彼らの戦い・・・」

 

 

その時だった。

 

 

理人・杏奈・ペガサス「「「!?」」」

 

 

急に俺達3人の周囲が暗くなった。

背後に気配を感じて振り返ると、ドレッドヘアのような頭をした怪獣が黄色い目をギラつかせてこっちを見ていた。

 

 

理人「あれはバクゴン!?」

杏奈「あれも怪獣!?」

理人「ああ、夢幻怪獣バクゴン。人間の見ていた夢に出てきた怪獣なんだが、その人が夢を現実にする特殊な宇宙線モルフェウスDを浴びたことで現実世界に現れたんだ」

ペガサス「!そう言えば、ナースたちが幽霊が出るという話をしてマシタ!ありがちな噂と思ってましたが、眠っていた人達の夢から出てきたのでショウ」

 

 

そうこう言ってる間に、バクゴンが手をこっちに伸ばしてきた!

コスモスはインキュラスの相手をするので手一杯。

なら・・・!!

 

 

理人「頼んだティガ!」

ティガ『任せろ!』

 

 

カードから飛び出した光はティガの姿に変わり、バクゴンを横から蹴りを食らわせふっ飛ばす。

そしてコスモスの邪魔にならないよう、距離を取って戦闘を開始した。

 

バクゴンは直に起き上がり、吠えながらティガに突進する。

それを右に避けて躱し、ティガはすれ違いざま手刀を叩きこむ。

 

 

ティガ『シェアッ!』

 

 

攻撃を躱されたバクゴンは怒り、尻尾でティガの足元を薙ぎ払う。

それによってティガが転ばされるも、直に体制を立て直した。

 

そこにインキュラスの蹴りを回避したコスモスが並び立つ。

ティガとコスモスは背中合わせになり、さっきよりも大きくなった月が彼らを照らす・・・

 

・・・・・・大きくなった月?

 

 

ティガ・コスモス『『グァ!?』』

 

 

ティガとコスモスが月にふっ飛ばされた!!?

 

 

マックス『!違う!あれは月じゃない!』

理人「マックス!?」

マックス『夢幻神獣 魔デウスだ!!』

杏奈「え!?あの丸いのも怪獣!?」

ペガサス「アンビリィバボー!」

 

 

夢の中は怪獣祭りかよ!?

 

2人のウルトラマンをふっ飛ばした球体・・・魔デウスは進路を変えてこっちに向かってきた。

 

 

ペガサス「こちらに向かって来マース!」

マックス『理人!私のカードを!』

理人「マックス召喚!」

 

 

俺達は召喚したマックスに抱えられて移動し、魔デウスの突進をギリギリのところで回避する。

マックスは俺達を離れた所に下ろして、魔デウスと対峙する。

ティガとコスモスも体制を立て直し、それぞれの敵の所へ向かった。

 

手始めにマックスはパンチを繰り出すが、魔デウスは体を三日月型に変化させてパンチを躱した。

次に頭部の角飾りを投げつける技マクシウムソードを放つも、今度はドーナツ状に変化させて避ける。

 

 

マックス『やはりダメか・・・ならば・・・!』

 

 

ティガ達の方へ視線を移すと、ティガはパワータイプに、コスモスはコロナモードにチェンジしていた。

 

ティガはバクゴンの背後に回り込みんで尻尾を掴んで力任せに振り回した。

そして数回転した所で尻尾を掴んでいた手を放す。

 

 

ティガ『ハッ!』

 

 

振り回されていた勢いで宙を飛び、離れた所に転がり落ちた。

起き上がってきたところに横蹴りを食らわす。

 

一方、コスモスは渾身のパンチを敵の胸部に叩きこむ。

攻撃を食らったインキュラスは胸を抑えて後退るが、すぐに吠えながら突進してきた。

 

 

コスモス『ジェア!』

 

 

だが、カウンターの要領でコスモスのエルボーが腹部に入り、再び後退る。

 

投げ飛ばされたバクゴンが起き上がり、後退ったインキュラスと背中合わせになった。

ティガとコスモスはここで決めるべく、現形態での必殺光線を放った。

 

 

コスモス『ネイバスター光線‼』

ティガ『デラシウム光流‼』

 

 

2人の光線を受けて、2体の怪獣は爆発して消えた。

 

 

理人「よしっ!後は魔デウスだけ!」

杏奈「頑張れー!マックス‼」

 

 

マックスは頷き、右手を高く掲げた。

すると何処からともなく光が飛んできて、マックスの右手に装着された。

 

魔デウスは何かを感じ取ったのか、体を槍のように変化させてマックスへと突っ込んでいく。

 

 

ティガ・コスモス『『ウルトラ念力!』』

 

 

2人が同時に使ったウルトラ念力によって、魔デウスは完全に行動を封じられ、移動も変形もできなくなる。

マックスは右手に装着されたマックスギャラクシーをスパークさせて光を蓄積した。

 

 

理人「今だ!」

マックス『ギャラクシーカノン!!』

 

 

右手のマックスギャラクシーを突き出し、蓄積した光を放った!

マックスが放った光線は魔デウスを呑み込み、跡形も無く消滅させた。

 

 

ペガサス「終わったようデスネ」

杏奈「やったー!」

理人「これでこの事件は解決か?」

コスモス『ああ、眠っていた人々も目を覚ます筈だ』

ティガ『君たちも現実に戻らないとね』

マックス『私達が送ろう』

 

 

3人のウルトラマンが手を前に出すと、掌から光が放射された。

その光を浴びた俺達の意識はそこで途切れた。

 

 

 

 

 

 

Σ(o|o)

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと白い天井が視界に入る。

起き上がって部屋の時計を見ると、既に0時を過ぎていた。

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

年、明けてるよ・・・orz

 

 

 

かくして、この世界に来て初めての年越しは眠ったまま新年を迎えるという、どこかモヤッとしたものになったのであった。

 

追伸、眠っていた人たちは全員目を覚ました。

 

 

 

 

 

 

 

~久々のおまけ~

 

 

 

病院廊下。

 

 

ナース「ふぅ・・・年末だって言うのに、原因不明の昏睡患者が大勢運び込まれてくるなんて・・・今年は両親と一緒に年を越そうと思ったのになぁ・・・」

 

 

ナースはとある病室の前へと行き、ドアノブに手をかけた。

 

 

ナース「(えーと、次の部屋の患者は・・・イクタ、ハスヌマ、フランツね)皆さん、就寝の時間で『バオォォン・・・!』え!?な、なんのおt・・・zzz」

 

 

 

 




次の投稿は1月10日です。



ではこれから正月を楽しんできヒャッハー!===========┏(´∀`)┛
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