遊戯王GX 光を継ぐ者   作:シャインロード

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2015/9/20……サブタイを修正。


第1章 学園生活編
第1話  運命の出会い


・・・・・・どこやねん、ここ?

 

おっと、思わず大阪弁になっちまった。

暗くて何にも見えねぇ。

 

俺、銀城理人が何故こんな所にいるのか

考えてみよう。簡潔に。

 

確か部屋で借りたブルーレイを見ていて、

何故かそのまま寝ちまって、

起きたらな宙を漂う様な、水の中にいる様な不思議な空間で。

 

・・・うん、分かんね。全く分かんね。

3行で終わったもん。

 

どうすっかな、これから・・・

 

 

???『目覚めたか・・・』

 

 

・・・!どこからか声が!?

 

 

???『こっちだ。』

 

 

ん?この展開って二次創作によくある、神に会って別の世界に転生って流れじゃね?

なんてことを考えながら声のする方へ振り返る。

 

そこにいたのはあの特撮シリーズに登場する伝説の超人、

 

 

 

 

理人「ウルトラマンキング!?」

キング『そうだ。』

 

 

よく見ると他にも影が・・・

ウルトラの父やウルトラの母、ゾフィーもいる。

 

 

ウルトラマンって特撮のヒーローだぞ!?架空の存在じゃなかったのか!?夢か!?

 

 

ウルトラの父『夢ではない』

ゾフィー『君の宇宙とは別の宇宙に我々はちゃんと存在している』

 

 

心を読まれた!?

マジもんのウルトラマン・・・!

 

 

キング『実は我々の宇宙・・・そっちではM78ワールドという呼び名だったかな?ある日、銀河の片隅に時空の歪みが生じて、本来ならば交わる事のない複数の世界同士が一時的に繋がったのだ。我々が駆け付けた時には既に歪みは閉じていたが、その歪みを通って闇の力が一つの世界に流れ込んでいたのだ』

 

 

闇の力?

 

 

ウルトラの父『怨念と言ってもいい。各々の世界でウルトラ戦士達に倒された強大な闇だ。このままだとその宇宙は滅亡するだろう・・・』

理人「そんな・・・何とかならないのか?」

ゾフィー『歪みは既に閉じられている。行くとなると光の国の全エネルギーを使っても送り込めるのは一人が限界だ。更にその宇宙では世界の理が異なる為、我々ウルトラ戦士は戦うことができないのだ。』

 

 

確かに、映画でもエネルギーの事は言っていたな。

それに一人しか行けないのに、全力を出せないんじゃ・・・

 

辺りを沈黙が包み込む。

長くも短くも感じられる時間が流れる。

重苦しい空気の中、キングが口を開く。

 

 

キング『・・・だが、解決の策が無いわけではない。その為にお前をここに呼んだのだ』

 

 

どういうことだ?

 

 

ウルトラの父『我々とて、ただ指を咥えて静観していた訳ではない。

数あるマルチバースの中から例の世界に馴染める者を探していたのだ。

そして瀕死の状態のお前を見つけた』

 

 

あ、やっぱ死んだ・・・いや死にかけてたのか。

 

 

ウルトラの母『ギリギリでしたが』

 

 

おぅふ・・・まじか。

 

 

理人「てか、なんで俺死にかけてたのさ?」

ゾフィー『君が寝入ってしまった後、大地震が起きた。その時倒れてきた箪笥に下敷きにされていたのだ。見つけるのが数秒遅れていたら助からなかっただろう』

 

 

危ないところをありがとうございます。

ホントに。

 

 

キング『もう気付いていると思うが、お前には例の世界に行って闇の力からその世界を救ってほしい。』

理人「でも、俺に何ができるんだ?その世界ではウルトラマンは戦えないし・・・あ、分かった!バトルナイザーか!?俺ってば、レイオニクスなのか!?」

ゾフィー『いや違う』

 

 

・・・・・・

 

 

キング『その世界ではこれを使うそうだ』

 

 

キングが手をかざすと強い光がフワフワとやってくる。

あまりの眩しさに目の前に腕をやって顔を背けると、光は俺の腕に装着される。

そして光が治まり腕に目をやると・・・

 

 

理人「デュエルディスク・・・!?え、例の世界って遊戯王の世界なの!?ウルトラの世界と遊戯王の世界ってジャンル違うけど行き来できるの!?」

キング『可能だ。我々はウルトラマンだから』

理人「これデッキとかないんだけど!?」

ウルトラの父『問題無い。向こうの世界に行けば手に入る』

 

 

・・・もう何も言うまい。

 

 

ウルトラの父『さて、そろそろ時間だ』

ゾフィー『すぐに君を異世界に送ろう』

理人「早っ!もうちょっと説明とか・・・」

キング『では頼んだぞ。少年よ』

理人「おいっ・・・!!!」

 

 

俺の言葉をスルーしたキング達から先程とは別の光が放たれ俺の体を包みこむ。

次の瞬間、俺はその空間から消え意識を失った。

 

 

 

キング『・・・頼んだぞ、人間よ・・・!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(o|o)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと白い天井が目に入った。

 

 

理人「・・・・・・知らない天井だ」

 

 

起き上がって辺りを見回すと結構な金持ちの部屋だということが分かる。

だって照明がなんか普通のじゃないし、箪笥も高級そうだし、何より窓の外にプールが見えるし!

 

 

つか、よくよく見ると自分の体縮んでないか!?

いつの間にアポトキシン4869を飲まされた!?

 

・・・いやいや落ち着け俺。

これはアレだ、ウルトラの奇跡(?)だ。

だからしょうがない。

いやでも・・・

――――――――。

 

 

 

 

数分後、ようやく冷静になれた。

一先ず自分の体の事は置いといて、ここが何処なのかを考えていてふと気づいた。

 

 

・・・待てよ・・・

ここが遊戯王の世界で、こんな豪邸っぽい建物に住んでる人物つったら・・・・・・

 

 

そこまで考えていると部屋のドアがノックされた。

そしてドアを開けて入ってきたのは顔の左半分を隠すほど長い銀髪に赤い背広を着た男だった。

 

 

 

遊戯王の世界でデュエルモンスターズを世に送り出した創造主――――

 

 

 

 

ペガサス・J・クロフォード。

 

 

ペガサス「おや、もう起きてましたか。一先ず良かったデース。気分はどうですカ?」

理人「あ、ああ・・・大丈夫です・・・」

 

 

いきなりの大物遭遇に思わず敬語になった。

 

 

ペガサス「そんなに畏まらなくても大丈夫デース。それよりYouは銀城理人で間違いありませんカ?」

理人「そうだけど、なんで・・・」

ペガサス「フフフ・・・Youの事は光の巨人達から聞いてマース。別の世界の事もYouに託された使命もね」

 

 

・・・ああ、ウルトラマンから聞いたのか。

 

その言葉に納得しているとペガサスが指を鳴らしアタッシュケースを持ったSPっぽい黒服が入ってきた。

黒服はケースをペガサスに渡して部屋を出ていった。

 

 

理人「何ですそれ・・・?」

ペガサス「これはYouの物デース」

 

 

ケースを開き中の物を取り出し俺に差し出した。

それはデュエルモンスターズのカード。

それを受け取って見て驚いた。

 

 

なぜなら、そこに描かれていたのはウルトラマンだったからだ。

 

 

理人「これ・・・!?」

ペガサス「驚いてますね?最初からお話ししまショウ」

 

 

ペガサス曰く、半年ほど前から、不思議な光の夢を見るようになったそうだ。

その光はペガサスに様々な事を話した。そこで異世界の事、この世界の危機の事、俺の事を聞いたらしい。更にペガサスに俺の為のカードを作ってほしいと頼んだんだとか。

目を覚ましたペガサスはただの夢だとは思えず、直ぐにカード制作に取りかかった。

不思議な事に描こうとするカードのデザインが脳裏に浮かび、驚くほどに筆が進み数日前に完成させた。

しかし、カードの制作を開始してから不思議な光の夢を見ることがなくなり、カードを託す人物の情報も名前しか教えられていなかった為、完成したカードたちをどうすればいいか悩んでいた。

そんな時に外の森の中にまばゆい光(昼間なのに物凄い光だったらしい)が落ちてくるのを目撃、駆けつけると倒れている俺を発見。

ペガサスは、もしかして夢で会った光が言っていた銀城理人とはこの少年の事なのでは?と思い、俺をここに連れてきた。

とのこと。

 

 

不思議な光って言うまでもなくウルトラマンだろうね。

ウルトラの父が言っていた「行けば手に入る」ってこういうことだったんだな。

てかキングさんよ、送り先を森の中にしないでくれよ・・・偶々ペガサスが気付いたから良かったものの。

ペガサス・・・いやペガサスさん、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

その後、俺とペガサスさんは時間を忘れて色々話し合った。

まず、俺の世界の遊戯王・・・デュエルモンスターズについて。

特に食いついたのはシンクロ・エクシーズ・ペンデュラムだった。

ただ、手ぶらでこの世界に来たので、現物を見れずに残念がっていたよ。・・・最も、遊戯王は5D'sの放送終了に伴い卒業してカードは親戚の子にあげちゃったから無いんだけど。

あったとしても作られて世に出回るのは早くても数年かかるらしい。あっても無くても変わらないということだ。

 

そして、俺のこれからの事。

今の俺は大体15歳くらいの年齢だと思う。

年齢を聞いたペガサスさんはデュエル・アカデミアの受験を進めてきた。

最初はウルトラマンからの使命の事もあり断ろうと思ったが、この世界に入り込んだ闇の力の所在も分からないことに気付いた。

探すにしても情報も何の当てもない。

なので“インダストリアルイリュージョン社に闇の力の情報を探してもらう”事を条件に、ありがたく受けることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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