遊戯王GX 光を継ぐ者   作:シャインロード

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深夜デュエルの回、始まるよ~


第4話  ブルーを蹴ちらせ

杏奈が協力者になった帰り道。

ふと校舎が視界に入り、万丈目からの挑戦状が来ていたことを思い出した。

まだ0時前なのでとりあえず行ってみるかと思い、杏奈にその旨を伝えた所、

 

 

杏奈「あー、そう言えば私んところにも万丈目君からメール来てたよ。〔やあ、藤山君。これからドロップアウトボーイたちに身の程を教えて差し上げようと思ってね。この未来の決闘王、万丈目様がね。よければ、デュエル場に来ないかい?〕って」

 

 

万丈目ェ・・・

どんだけ自信過剰なんだ。

そして杏奈よ・・・声真似うまいな。

 

 

理人「しかし、デュエルするのはいいけど、見回りのガードマンが邪魔だな・・・何とかならんかねぇ?」

杏奈「う~ん・・・あっ、そうだ!これ使えるよ!」

 

 

そう言って杏奈が差し出したのは1枚のカード。

 

 

理人「・・・あー、これかぁ」

杏奈「そ、これをハネジローに持たせるの。いいハネジロー?ガードマンが来たら・・・・・・て訳。」

ハネジロー『パムー!』

 

 

ハネジローは大きく頷いた。

ハネジローに重要任務(?)を言い渡し、俺は杏奈と一緒に万丈目の待つデュエル場に向かった。

 

 

 

 

 

(o|o)

 

 

 

 

 

 

十代「お!理人に杏奈!お前たちも万丈目に呼び出されたのか?」

万丈目「何!?」

 

 

指定されたデュエル場に着くと、入って来た俺達に十代が気付いた。

続いて万丈目も気付く。

そしてそ突然キレだした。

 

 

万丈目「貴様!なんで貴様が藤山君と一緒にいる!?」

理人「俺の勝手だろ、そんなの。大体、そっちが俺と杏奈をここに呼び出したんだろ?途中でばったり会う可能性を考えなかったのか?」

万丈目「くっ・・・」

 

 

俺の正論にぐうの音も出ない。

馬鹿か。

 

 

万丈目「・・・まあいい。俺様はドロップアウトボーイの相手をせねばならない。おい、慕谷!ラーイエローの彼の相手をして差し上げろ!」

ブルー生1=慕谷「はい、万丈目さん!」

 

 

どうやら俺の相手はコイツらしい。

てか名前、慕谷なのか。

初めて知ったわ。

 

 

慕谷「分かってると思うが、これはアンティデュエルだ。俺が勝ったらお前のベストカードを貰うぜ!そしてギャフンと言わせてやる!」

理人「(今時ギャフンて・・・)それは無理だね。俺には負けられない理由があるんだ。だから勝たせてもらおう」

 

理人・慕谷「「デュエル!!」」

 

 

理人  LP4000

慕谷  LP4000

 

 

慕谷「先攻は俺だ!ドロー!」

 

 

 

ターン1

 

 

 

慕谷「俺は、【ジェネティック・ワーウルフ】を攻撃表示で召喚!」

 

 

慕谷のフィールドに4本腕の白き獣人が現れる。

 

 

【ジェネティック・ワーウルフ】 攻2000

 

 

慕谷「そして、フィールド魔法【森】を発動!」

 

 

わー、【森】やん。

超懐かしいわー。

 

 

【ジェネティック・ワーウルフ】 攻2000⇒2200

 

 

慕谷「カードを2枚伏せてターンエンド!!」

 

 

慕谷 LP4000 手札2枚

 

 

モンスター 【ジェネティック・ワーウルフ】(攻2200)

魔法・罠  【森】(フィールド)

      伏せ2枚

 

 

 

ターン2

 

 

 

理人「俺のターン!ドロー!」

 

 

理人 LP4000 手札6枚

 

 

理人「相手のフィールドにのみモンスターがいる時、手札から【光の戦士 ウルトラマンティガ】を特殊召喚する事が出来る。更に【光の戦士 ウルトラマンコスモス】を召喚!」

ティガ『デュワッ!』

コスモス『シュワッ!』

 

 

【光の戦士 ウルトラマンティガ】(オリカ)

星4/光属性/戦士族/攻1500/守1300

効果モンスター

召喚・反転召喚・特殊召喚した次の自分のターンのエンドフェイズ時、このカードは手札に戻る。

相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

相手フィールド上にセットされているカードを1枚めくり、確認した後元に戻す。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに発動する事ができる。

 

 

【光の戦士 ウルトラマンコスモス】(オリカ)

星4/光属性/戦士族/攻1500/守1800

効果モンスター

召喚・反転召喚・特殊召喚した次の自分のターンのエンドフェイズ時、このカードは手札に戻る。

相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、フィールド上の表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを表側守備表示にする。

 

 

まず赤・青・銀の超古代の戦士と心優しき戦士が降り立つ・・・が、

 

 

慕谷「罠発動!【落とし穴】!これで、通常召喚した2番目に出てきた奴を破壊だ!」

理人「うえっ!?」

コスモス『ヘアッ!?』

 

 

コスモスの足元に大きな穴が開き、そのまま落ちてしまった。

【落とし穴】とか超懐かしいんだけど!

あとごめんねコスモス。

 

 

理人「まぁいいや。【ティガ】のモンスター効果発動!相手の場にセットされているカード1枚を捲って確認できる。その後、確認したカードを元に戻す」

慕谷「なに!?」

 

 

セットカードは・・・【突進】か。

今の手札じゃ勝てねーわ。

コスモスが破壊されたのは、地味に痛い。

 

 

理人「永続魔法【カラーチェンジ B】を発動!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

理人 LP4000 手札3枚

 

 

モンスター 【光の戦士 ウルトラマンティガ】(攻1500)

魔法・罠  【カラーチェンジ B】

 

 

 

ターン3

 

 

 

慕谷「俺のターン!ドロー!」

 

 

慕谷 LP4000 手札3枚

 

 

モンスター 【ジェネティック・ワーウルフ】(攻2200)

魔法・罠  【森】(フィールド)

      伏せ1枚

 

 

慕谷「俺は【激昂のミノタウロス】を召喚!」

 

 

大きな斧を持った獣人が現れ、【森】の効果で攻撃力が上がった。

・・・心なしか、筋肉がムキムキになってるように見えるよ。

 

 

【激昂のミノタウロス】 攻1700⇒1900

 

 

慕谷「行くぞ!【ミノタウロス】で敵モンスターを攻撃だ!」

理人「この瞬間!永続魔法【カラーチェンジ B】の効果発動!自分フィールド上に攻撃表示で存在する【ティガ】【ダイナ】【コスモス】【ゼロ】が攻撃対象になった時、そのモンスターを守備表示にし、攻撃を無効にする!」

慕谷「っ!?」

 

 

【カラーチェンジ B】(オリカ)

永続魔法

自分フィールドの表側攻撃表示で存在する「ティガ」「ダイナ」「コスモス」「ゼロ」が攻撃対象に選択された時発動できる。

このカードを守備表示に変更し、その攻撃を無効にする。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

【ミノタウロス】が斧を振り上げて【ティガ】に近付く。

が、【ティガ】のボディカラーが銀と青紫に変わり、基本形態の“マルチタイプ”から俊敏形態の“スカイタイプ”にタイプチェンジした。

 

 

杏奈「色が変わった!?」

十代「凄ぇ!変身した!」

翔「どうなってるんすか!?」

 

 

分かる、分かるよ十代。

こういうのってロマンがあるよね。

 

【ティガ】は素早く横に跳んで振り下ろされる斧を回避し、防御態勢をとった。

 

 

【ティガ】 攻1500⇒守1300

 

 

慕谷「なら【ワーウルフ】で攻撃だ!!更に速攻魔法【突進】で攻撃力アップ!」

 

 

【ジェネティック・ワーウルフ】 攻2200⇒2900

 

 

勢いをつけて駆け出した【ワーウルフ】の拳が【ティガ】を捉えた。

今度の攻撃は回避できない・・・

悪いティガ・・・

 

 

ティガ『気にするな。君はこの戦いに集中するんだ』

 

 

そう言い残して【ワーウルフ】の攻撃を受けた【ティガ】は砕けて消えた。

 

直後、【ワーウルフ】が薙ぎ払うように腕を振ると、衝撃波が俺を襲う。

 

 

理人 LP4000⇒2400

 

 

翔「え・・・なんで今、理人君のライフが減ったんすか!?理人君のモンスターは守備表示だったすよね!?」

明日香「【激昂のミノタウロス】の効果よ。あのモンスターが存在する限り、獣戦士族モンスターは貫通効果を得るのよ」

 

 

あれ?明日香サンいつの間に?

 

 

慕谷「オマケだ!魔法カード【昼夜の大火事】!喰らえ!」

理人「うおっ!?熱っ!!」

 

 

突然上がった火の手に俺のライフが更に削られる。

実際はソリッドビジョンだから熱くはないけど、一瞬本物かと思った。

 

 

理人 LP2400⇒1600

 

 

慕谷「俺はターンエンドだ!」

 

 

慕谷 LP4000 手札1枚

 

モンスター 【ジェネティック・ワーウルフ】(攻2200)

      【激昂のミノタウロス】(攻1900)

魔法・罠  【森】(フィールド)

 

 

翔「アニキ達、勝てるのかな?」

杏奈「大丈夫。二人共、きっと勝つよ」

明日香「あら、どうしてそう思うのかしら?」

杏奈「何となくかな?二人共勝負を捨てた顔をしてないもの。頑張れ二人共!」

 

 

・・・ああ言われて嬉しくない男はいねぇよな。

絶対勝たないとな。

 

 

 

ターン4

 

 

 

理人「俺のターン!ドロー!」

 

 

理人 LP1600 手札4枚

 

モンスター なし

魔法・罠  【カラーチェンジ B】

      

 

 

理人「相手フィールドにのみモンスターがいるので、手札の【光の戦士 ウルトラマンマックス】を攻撃表示で特殊召喚!」

翔「あれ?さっきのモンスターと同じ効果?」

杏奈「多分、理人君が使うモンスター・・・「光の戦士」の共通の効果なんだと思う」

理人「更に、【光の戦士 ウルトラマンガイア】を召喚!」

 

 

二人の赤き戦士が場に現れる。

 

 

理人「俺は魔法カード【メテオール マグネリウム・メディカライザー】を発動!このカードの効果は自分の墓地の「光の戦士」モンスターを特殊召喚できる!」

慕谷「!!」

 

 

【メテオール マグネリウム・メディカライザー】(オリカ)

通常魔法

効果:自分の墓地のレベル4の「光の戦士」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する事ができる。

 

 

今の状況に必要なのは・・・!

 

 

理人「甦れ!【コスモス】!」

コスモス『シュワッ!』

 

 

天から伸びた光が、俺のデュエルディスクの墓地に当たる。

そして、墓地から青い光が飛び出し、フィールドに再び心優しき戦士が現れる。

 

 

理人「お帰りコスモス。早速だけど頼むよ」

コスモス『ああ』

慕谷「おい!何ブツブツ言ってるんだ!」

 

 

おっと、普通の人には精霊の声は聞こえないんだった。

 

 

理人「【コスモス】の効果発動!1ターンに1度、フィールド上の攻撃表示モンスター1体を表側守備表示にする!対象は【ジェネティック・ワーウルフ】!!」

慕谷「くっ!?」

理人・コスモス「『エクリプススパーク‼』」

 

 

【コスモス】が右の拳を前に突き出すと矢尻型の光弾が放たれる。

光弾を受けた【ワーウルフ】は痺れて攻撃表示から守備表示に変わった。

 

 

【ジェネティック・ワーウルフ】 攻2200⇒守300

 

 

理人「バトルだ!【マックス】で【ワーウルフ】を攻撃!」

マックス『いくぞ!』

 

 

左手を天高く掲げて光を集中し、腕を逆L字形に組むマックスの必殺技――――

 

 

理人・マックス『マクシウムカノン‼』

 

 

光の奔流を食らった【ジェネティック・ワーウルフ】は爆散した。

・・・光線撃たれた相手って必ず爆発するのか?

 

 

慕谷 LP4000⇒2500

 

 

慕谷「な!ライフが・・・!?」

理人「【マックス】も貫通効果持ちだ。次は【ガイア】で【ミノタウロス】を攻撃!」

理人・ガイア「『フォトンエッジ‼』」

 

 

ガイアが額に両腕を当ててエネルギーを溜める。

そして頭頂部から赤い高熱鞭のようにしならせながら光の刃が【ミノタウロス】へと放たれた。

 

 

慕谷「血迷ったか?攻撃力はこっちが上だ!返り討ちにしろ!」

理人「・・・【ガイア】はフィールドに地属性モンスターがいる場合、攻撃力が500ポイントアップする」

慕谷「なっ!?」

 

 

【光の戦士 ウルトラマンガイア】 攻1700⇒2200

 

 

迎撃の構えを見せた【ミノタウロス】だったが、それよりも先に“フォトンエッジ”が当たり、やはり爆発した。

 

 

慕谷 LP2500⇒2200

 

 

【光の戦士 ウルトラマンマックス】(オリカ)

星4/光属性/戦士族/攻1800/守1100

効果モンスター

召喚・反転召喚・特殊召喚した次の自分のターンのエンドフェイズ時、このカードは手札に戻る。

相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

【光の戦士 ウルトラマンガイア】(オリカ)

星4/光属性/戦士族/攻1700/守1100

効果モンスター

召喚・反転召喚・特殊召喚した次の自分のターンのエンドフェイズ時、このカードは手札に戻る。

相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

フィールド上に地属性モンスターがいる時、攻撃力が500ポイントアップする。

 

 

理人「最後だ!行け【コスモス】!」

理人・コスモス「『コズミューム光線‼』」

 

 

両腕をクロスしてエネルギーを溜め、右腕から光線を放つ。

 

 

理人「そして手札の【ゾフィー】の効果発動!【ゾフィー】を墓地に送り、【コスモス】の攻撃力を700ポイントアップ!」

慕谷「!それは実技試験の時の・・・!」

 

 

【ゾフィー】から【コスモス】へエネルギーが与えられ、【コスモス】の攻撃力が上がる。

 

 

【光の戦士 ウルトラマンコスモス】 攻1500⇒2200

 

 

慕谷「う、うわあぁぁぁぁ!!」

 

 

【コスモス】から放たれた光線は慕谷に当たり、爆発せずに吹き飛ばして相手のライフを0にした。

 

慕谷 LP2200⇒0

 

 

 

俺が勝ち、ソリッドビジョンが消える。

【森】も消えていき、周囲の様子が分かるようになった。

 

吹き飛ばされた慕谷はむくりと起き上がるが、茫然自失といった様子。

そんなにショックか?

・・・放っておこう。

 

それより十代の方は・・・

 

 

十代「俺は【ミラクルフュージョン】を発動!墓地の【スパークマン】と【フレイム・ウイングマン】を融合!【E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン】を召喚!」

 

 

・・・【ミラクルフュージョン】?

原作だと【死者蘇生】だったよな・・・?

・・・まあいいか。

別に負けるわけじゃないし。

 

 

万丈目「ぐああぁぁぁ!」

 

 

万丈目 LP1500⇒0

 

 

終わったな。

原作と違い、十代の勝利で。

 

 

 

その後、正気に戻った慕谷が見苦しい寝言を言い始めたので割愛。

 

 

ハネジロー『パムパムー!』

 

 

何やら焦った様子のハネジローが杏奈の元に飛び込んだ。

その様子に俺も杏奈もハネジローが伝えようとしている事に気づく。

 

 

杏奈「皆、外に出ない?そろそろガードマンが来るだろうし」

 

 

杏奈の提案に異議を唱える者はいなかった。

ごちゃごちゃ言ってた万丈目達も、デュエルをしなかったもう一人の取り巻きに説得されてデュエル場を去った。

俺達も万丈目達が出て行ったのとは別の扉から出て行き、そのまま各々の寮へと帰って行った。

 

 

アンティカード?

俺も十代も断ったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

理人と杏奈がデュエル場に着いた頃。

 

 

ガードマン1「よし、ここも異常なし」

ガードマン2「次のデュエル場で最後だな」

 

 

デュエル場に向かうガードマンが二人。

 

それを見つめる二つの影。

片方は黄色い体毛、もう片方は眠そうな目をしている。

そして・・・

 

 

???『“バオォォン”・・・!』

 

 

ガードマン1「!?何のお・・・Zzz」

ガードマン2「いったい何・・・が・・・Zzz」

 

 

ホルンのような音を聞き、眠りに落ちるガードマン。

 

 

???『パムパム!(任務完了!)』

???『バォォ!(これ位、朝飯前ですぅ)』

 

 

数分後、無線で同僚にたたき起こされるまで、二人は廊下でグースカ寝ていたのであった。

 




最後に登場した怪獣は分かる人には分かりますよね?
ヒントは「1997/10/25」です。



コスモスは都合上、エクリプスモードで登場です。



2015/10/03……誤表記修正。
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