理人side
校長「よくやった!銀城君!」
市ノ瀬「なんと・・・清十郎が負けるとは・・・!」
十代「やったぜ理人!」
三沢「まず1勝だな」
本校側は歓声を上げ、ノース校側は清十郎の敗北を信じられないといった様子で見ていた。
清十郎「凄いなお前。ライフの差はかなりあったのに1ターンで全て削るとはな」
理人「そっちこそ、中々強かったよ。【ザムシャー】もな」
清十郎「ありがとう。・・・俺は控え室に行く。話はそこでしよう」
理人「ああ、分かった」
クロノス「それデーハ、第二戦を開始するノーネ!次鋒の選手はリングに上がるノーネ!」
俺と清十郎がリングを降り、入れ替わるように三沢と相手選手・戸川が上がっていく。
俺は直に会場を出て、ノース校の控え室へ向かった。
理人side out
三沢side
クロノス「アカデミア本校次鋒、シニョール三沢!」
本校生徒「「「ウオオオオオオ‼‼‼」」」
クロノス「ノース校次鋒、シニョール戸川!」
ノース校生徒「「「ワアアアアァァァ‼‼‼」」」
俺の番か・・・
今日までいろいろノース校代表の情報を調べたが、使用デッキや戦略どころか名前すら分からなかった。
だからと言って負ける気は無いが。
クロノス「それでは両者、第2試合始めるノーネ!」
三沢・戸川「「デュエル‼」」
三沢 LP4000
戸川 LP4000
クロノス「先攻はシニョール戸川からなノーネ」
戸川「ドロー!」
ターン1
さて、相手はどんなカードを使う?
戸川「【キラー・トマト】を召喚!」
【キラー・トマト】・・・
闇属性デッキか?
戸川「カードを1枚伏せ、ターンエンドっす」
戸川 LP4000 手札4枚
モンスター 【キラー・トマト】(守1100)
魔法・罠 伏せ1枚
十代「なんか翔みたいな喋り方だな」
俺もそう思った。
ターン2
三沢「俺のターン、ドロー!」
三沢 LP4000 手札6枚
翔「三沢君、どのデッキでデュエルするのかな?」
三沢「俺は、永続魔法【ウォーターハザード】を発動!このカードは俺の場にモンスターがいない時、レベル4以下の水属性モンスターを手札から特殊召喚できる!俺は【海皇の長槍兵】を特殊召喚!更に【海皇の突撃兵】を召喚!」
杏奈「水属性デッキ!」
十代「万丈目とデュエルした時と違うぞ・・・?改良したのか?」
そう、相手のデータを得ることができなかった俺は6つのデッキを強化・改良することにした。
今日選んだのは、水のデッキ改め“海のデッキ”だ!
三沢「【海皇の突撃兵】の効果発動。俺の場にこのカード以外の魚族・海竜族・水族モンスターが存在する場合、【突撃兵】の攻撃力は800ポイントアップする」
【海皇の突撃兵】 攻1400⇒2200
三沢「行くぞ!【長槍兵】で【キラー・トマト】を攻撃!“深海の槍”!」
【長槍兵】の槍が【キラー・トマト】を真っ二つにする。
斬られた【キラー・トマト】の中から種が零れ落ち、地面から新たな【キラー・トマト】が出現した。
戸川「【キラー・トマト】の効果発動っす!デッキからもう1体の【キラー・トマト】を特殊召喚!」
三沢「【突撃兵】で2体目の【キラー・トマト】を攻撃!」
戸川 LP4000⇒3200
戸川「効果で【イービル・ソーン】を特殊召喚っす!」
三沢「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
戸川「永続罠!【自然コントロールマシン テンカイ】を発動っす!」
三沢「ここでだと・・・?」
なんだアレは・・・?
銅鐸状の機械に・・・文字が書いてある?
戸川「このカードの発動時、フィールド上にセットされた魔法・罠を全て持ち主の手札に戻すっす!」
何!?
あの機械の下の部分が回転して、発生した突風で伏せたカードが戻された!?
【自然コントロールマシーン テンカイ】(オリカ)
永続罠
このカードの発動時、フィールド上にセットされた魔法・罠を全て手札に戻す。
自分のターンのスタンバイフェイズ毎に、フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する。
三沢 LP4000 手札2枚
モンスター 【海皇の長槍兵】(攻1400)
【海皇の突撃兵】(攻2200)
魔法・罠 【ウォーターハザード】
伏せ1枚
三沢side out
理人side
ノース校代表の控え室になっている部屋のドアをノックし中に入る。
清十郎「来たか」
ザムシャー『待っていた』
お待ちかねってか。
とりあえずパイプ椅子に座った。
メビウス『ザムシャー、君とまた会えるとは思ってもみなかった。だけど、どうして?』
ザムシャー『・・・エンペラ星人との決戦で命を落とした後、俺は数多の怪獣や星人の魂が彷徨う暗黒の空間を漂っていた』
暗黒の空間?
メビウス『怪獣墓場の事です』
理人「あ、そうか」
ザムシャー『どれ程の時間が過ぎたのかは分からない。だがある時、近くに何者かの気配を感じ、顔をそいつの方へ向けた。するとそいつは紫の怪しき煙を放出し、魂達を吸収し始めた。俺の方にも伸びてきたから抗おうとしたが、ソレに吸収され、気付けばこの姿となってこの世界にいた、という訳だ』
!
そいつが時空の歪みを作り出した張本人の可能性があるな・・・!
理人「そいつはいったい!?」
ザムシャー『黒いローブを身に纏っていて顔は分からなかった。恐らくあのエンペラ星人を遥かに凌ぐ力を持っている筈』
エンペラ星人以上の力・・・・・・
何体もの怪獣を取り込んで時空を移動する程の奴だ。
恐らく、そいつが黒幕かもしれない。
理人「なぁ、そいつに関する事で他に何かないか?」
ザムシャー『そう言えば、闇に取り込まれる寸前そいつが言っていた。“全ての世界に絶望を、負を与える。手始めに邪魔なウルトラマンのいない世界を闇に塗り替える”とな。』
理人side out
三沢side
ターン3
戸川「自分のターン、ドロー!」
戸川 LP3200 手札5枚
モンスター 【イービル・ソーン】(攻100)
魔法・罠 【自然コントロールマシーン テンカイ】
戸川「自分のスタンバイフェイズに【テンカイ】のもう一つの効果発動っす!フィールド上の魔法・罠カードを1枚破壊するっすよ!【ウォーターハザード】を破壊!」
そんな効果があったのか!?
戸川「【イービル・ソーン】のモンスター効果発動っす!このカードを生け贄に捧げ、300ポイントのダメージを与えるっす!」
三沢「くっ!」
三沢 LP4000⇒3700
戸川「そして、デッキから2体の【イービル・ソーン】を召喚する!【イービル・ソーン】2体を生け贄に!出でよ【紅姫チルビメ】!」
【イービル・ソーン】に【紅姫チルビメ】・・・
彼のデッキは植物族デッキか!
戸川「いくっすよ!【チルビメ】で【海皇の長槍兵】を攻撃!」
三沢 LP3700⇒3300
【チルビメ】の攻撃で【長槍兵】が破壊されてしまった・・・!
【突撃兵】の攻撃力が下がったか・・・
【海皇の突撃兵】 攻2200⇒1400
戸川「自分はカードをセットしてターンエンドっす」
戸川 LP3200 手札4枚
モンスター 【紅姫チルビメ】(攻1800)
魔法・罠 【自然コントロールマシーン テンカイ】
伏せ1枚
ターン4
三沢「俺のターン、ドロー!」
三沢 LP3300 手札4枚
モンスター 【海皇の突撃兵】(攻1400)
魔法・罠 無し
三沢「俺は【海皇の竜騎隊】を召喚!場に海竜族が現れたことによって、【突撃兵】の攻撃力は再び上昇!」
【海皇の突撃兵】 攻1400⇒2200
三沢「フィールド魔法【ウォーターワールド】を発動!これでフィールド上の水属性モンスターの攻撃力は500アップする!」
リングの中心から水が沸き上がり、流れ落ちた水で十代達のいる場所は水没した。
【海皇の竜騎隊】 攻1800⇒2300
【海皇の突撃兵】 攻2200⇒2700
戸川「攻撃力が2000を超えた!?」
隼人「この攻撃が通れば三沢の勝ちなんだな!」
翔「いっけ~!三沢君!」
カイザー「いや、確か
三沢「バトル!【竜騎隊】で【チルビメ】を攻撃!」
戸川 LP3200⇒2700
戸川「【チルビメ】の効果発動っす!このカードが相手によって墓地に送られた時、デッキから【チルビメ】以外の植物族モンスターを呼ぶっす!来い!【椿姫ティタニアル】!」
十代「攻撃力2800!これじゃ追撃できないじゃんか!」
三沢「関係ないさ!【竜騎隊】が存在する場合、レベル3以下の海竜族は相手プレイヤーに直接攻撃できる!」
戸川「なんだってー!」
杏奈「【突撃兵】のレベルは3!」
明日香「これが決まれば・・・!」
三沢「終わりだ!【突撃兵】で攻撃!」
俺の命令で【突撃兵】が相手に向かっていく。
相手モンスターが邪魔しようとするが、【竜騎隊】がそれを妨害。
その脇を【突撃兵】がすり抜け、あと少しで攻撃が届く。
と、思った。
戸川「・・・!と、罠発動っす!」
三沢「!?」
相手の背後に地面から謎の塔が出現した!
突然の出現で【突撃兵】の動きが止まる。
そして周囲に無数の木々が生え、水が跡形も無く消えてしまった。
戸川 LP2700⇒500
【突撃兵】が攻撃を再開するが、何故かライフが残っていた。
三沢「どうしてライフが残っている!?」
戸川「永続罠【自然コントロールマシーン シンリョク】。このカードの発動、フィールド魔法を破壊するっす!そしてこのカードがある限り、お互いフィールド魔法を発動できない!」
そうか!それで【突撃兵】の攻撃力が下がってライフが残った訳か。
【自然コントロールマシーン シンリョク】(オリカ)
永続罠
このカードの発動時、フィールド魔法を破壊する。
このカードが存在する限り、お互いにフィールド魔法は発動できない。
自分フィールド上の植物族モンスターが戦闘で破壊された時、デッキから破壊されたモンスターと同じレベルのモンスターを特殊召喚する。
三沢「・・・だが、どうして【竜騎隊】の攻撃の時に発動しなかった?あそこで使っていればダメージを抑えられたハズだ」
戸川「あー・・・と、うっかりしてたんす・・・」
・・・うっかり?
万丈目「ここで出たか・・・1日1回必ず出る戸川のうっかり癖」
市ノ瀬「あれはどうしようもないが、今でなくとも・・・」
万丈目「まあ、ギリギリの所で伏せカードに気付いたから良かったが」
毎度の事なのか・・・
ライフポイントではこちらが有利だが、モンスターの攻撃力では向こうが上だ。
油断はできない。
三沢「カードを2枚伏せ、ターンエンド」
三沢 LP3300 手札1枚
モンスター 【海皇の突撃兵】(攻2200)
【海皇の竜騎隊】(攻1800)
魔法・罠 伏せ1枚
ターン5
戸川「自分のターン、ドロー!」
戸川 LP500 手札5枚
モンスター 【椿姫ティタニアル】(攻2800)
魔法・罠 【自然コントロールマシーン テンカイ】
【自然コントロールマシーン シンリョク】
戸川「スタンバイフェイズに【テンカイ】の効果発動っす!自分は、アンタから見て右のカードを破壊するっす!」
三沢「ただでは破壊されん!罠カード【海竜神の加護】!このターンレベル3以下の水属性モンスターはあらゆる破壊を免れる!」
破壊される寸前に放たれた青い光が【突撃兵】を包み込んだ。
これでレベル3の【突撃兵】は生き残る!
戸川「だったら、自分の場の【ティタニアル】を選択し、手札のレベル4植物族モンスターを墓地に送って【ワンダー・クローバー】を発動っす!このターン、【ティタニアル】以外のモンスターは攻撃できない代わりに、【ティタニアル】は二度の攻撃が可能になるっす!バトル!【竜騎隊】に攻撃!」
【ティタニアル】が茨の鞭を出し、【竜騎隊】に叩きつけ破壊した。
・・・・・・すごく痛そうだ。
三沢 LP3300⇒2300
戸川「再び【突撃兵】の攻撃力ダウン!」
【海皇の突撃兵】 攻2200⇒1400
戸川「【ティタニアル】の追撃!」
三沢 LP2300⇒900
破壊こそされなかったが、ライフのアドバンテージが減ってしまった。
だが、まだ逆転の手は残っている!
戸川「カード1枚伏せる!ターンエンドっす!」
戸川 LP500 手札2枚
モンスター 【椿姫ティタニアル】(攻2800)
魔法・罠 【自然コントロールマシーン テンカイ】
【自然コントロールマシーン シンリョク】
伏せ1枚
ターン6
三沢「俺のターン、ドロー!」
三沢 LP900 手札2枚
モンスター 【海皇の突撃兵】(攻1400)
魔法・罠 無し
・・・!
来た!
三沢「いくぞ!俺は【真海皇 トライドン】を召喚!海竜族の存在で【突撃兵】の攻撃力は三度アップ」
【海皇の突撃兵】 攻1400⇒2200
俺の場に現れた青き幼龍。
このデッキの切り札を呼ぶキーカードだ。
戸川「モンスターが増えた所で【ティタニアル】は倒せないっすよ?どうするっすか?」
三沢「こうするのさ。【トライドン】の効果発動!このカードと海竜族モンスターを生け贄に捧げる!」
戸川「な!?生け贄!!?」
【突撃兵】が水へと変化し、【トライドン】を中心に渦を作る。
三沢「幼き海竜は仲間の力を得て海の皇となる!出でよ【海皇龍 ポセイドラ】!」
水が消え、幼龍は巨大な龍へと姿を変えた。
十代「で、でっかくなったー!」
明日香「あれが三沢君のデッキのエース・・・!」
三沢「そして【トライドン】の効果で相手モンスター全ての攻撃力を300下げる!」
戸川「まじっすか!?」
【椿姫ティタニアル】 攻2800⇒2500
三沢「更に装備魔法【はがねの甲羅】を装備させる!」
【海皇龍 ポセイドラ】 攻2800⇒3200
【ポセイドラ】の背に棘の付いた甲羅が装備される。
これで準備は整った!
三沢「これで終わりだ!【ポセイドラ】で【ティタニアル】を攻撃!」
【ポセイドラ】が口にエネルギーを溜め、青い光線を吐き出す。
十代「この攻撃が通れば・・・!」
翔「三沢くんの勝ちッス!」
俺の勝ちだ!
戸川「罠カード【自然コントロールマシーン エンザン】を発動!」
三沢「?!」
3機目だと!?
十代「暑っ!」
翔「どうなってるんすか!?」
なんだ・・・!?
あれが出現した途端、熱波が!?
戸川「このカードが発動した時、フィールド上の水属性モンスターを全て破壊するっす!」
三沢「なんだと!?」
先程よりも強力な熱が【ポセイドラ】目掛けて放射され、破壊された!
【自然コントロールマシーン エンザン】(オリカ)
永続罠
このカードの発動時、フィールド上の水属性モンスターを全て破壊する。
このカードが存在する限り、自分フィールド上の植物族モンスターはカード効果では破壊されない。
三沢 LP900 手札0枚
モンスター 無し
魔法・罠 無し
ターン7
戸川「自分のターン、ドロー!」
戸川 LP500 手札3枚
モンスター 【椿姫ティタニアル】(攻2500)
魔法・罠 【自然コントロールマシーン テンカイ】
【自然コントロールマシーン シンリョク】
【自然コントロールマシーン エンザン】
場も手札も0・・・
俺の負けか。
戸川「いくっすよ!【ティタニアル】で相手にダイレクトアタック!」
三沢 LP900⇒0
クロノス「第ニ戦勝者、アカデミアノース校・シニョール戸川なノーネ!」
ノース校生徒「「「うおおおおおおおおおお!!!!」」」
~リ・コントラクト・おまけ(題名は適当)~
※デュエル経過割愛。
ドン千「愚かな・・・。まだわからぬようだな。自らがさらなる絶望の扉を開けたことを。
ヌメロニアスが破壊された時、墓地のこのカードをエクシーズ素材として、オーバーレイ!
エクスターミネーション!カオスエクシーズチェンジ!
降臨せよ、CiNo.1000!
我が天は長し、地は久し。人のすがる夢は一場の幻に過ぎず。 虚無の大神よ、闇をもて、光に鉄槌を!
夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメr「あ、特殊召喚無効で」」ディメンジョナル・ディゾルバーハツドウ!
ドン千「何・・・だと・・・!!?」
ドン千 LP5000
モンスター 無し
魔法・罠 無し
理人「俺のターンドロー!」
理人 LP500
モンスター 【光の戦士 ウルトラマンゼロ】(攻2300)
【光の戦士 ウルトラマンタロウ】(攻2500)
【光の戦士 ウルトラマンレオ】(攻2400)
【光の戦士 ウルトラマンティガ】(攻1900)
【光の戦士 ウルトラマンコスモス】(守1900)
魔法・罠 無し
理人「【希望の集束】【メテオール スペシウム・リダブライザー】発動!更に【ゾフィー】を捨て、700アップ!」
【光の戦士 ウルトラマンゼロ】 攻2300⇒3500⇒4500⇒5200
理人「【ゼロ】でダイレクトアタック!“ワイドゼロショット”!!」
ドン千「ぐああああああああああああああああああ!!!!」
ドン千 LP5000⇒-200
一の谷⇒市ノ瀬
こうしてドン・サウザンドは倒され、書き換えられていた市ノ瀬校長の名前は元に戻った。
都合上三沢には負けて貰いました。すまぬ三沢っち。
デッキを改良させたのに・・・