では・・・対抗デュエル最終戦・十代VS万丈目 デュエル開始ィィィィィィ!
ノース校控室から戻るとデュエルは終わっていた。
市ノ瀬「フフフ!これで1勝1敗ですな」
校長「ぐぬぬ・・・!」
理人「三沢負けちまったのか?」
十代「あ、理人!何処行ってたんだよ?」
理人「ちょっとトイレにな」
クロノス「それデーハ、最終戦を開始するノーネ!大将の選手はリングに上がるノーネ!」
呼ばれて十代と万丈目はリングに上がる。
クロノス「アカデミア本校大将、ドロップアウ・・・シニョール十代!」
本校生徒「「「ウオオオオオオ‼‼‼」」」
クロノス「ノース校大将、「いらん!俺の名は俺が告げる!」へ?」
万丈目「引っ込んでろと言ったんだ、オカッパ野郎」
オカッパて・・・
ちょっと酷くは・・・・・・
・・・ないな。
クロノスはなんかごちゃごちゃ言ってポーズを決めたが、いつの間にかマイクのコードが足に絡まりリングから落ちた。
万丈目「お前達!この俺を覚えているか!?この学園で俺が消えて清々した奴!俺の退学を自業自得だと思った奴!知らぬなら言って聞かせるぜ・・・・・・その耳かっぽじってよく聞くがいい!地獄の底から不死鳥の如く復活した俺の名は!一!十!」
ノース校生徒「「「百!千!」」」
万丈目「万丈目さんだ!!」
ノース校生徒「「「サンダー!万丈目サンダー!!」」」
三沢「万丈目の奴・・・ここまで慕われているとは・・・!」
ああ。
俺もアイツの評価を改めないといけないな。
万丈目はただヤンキーのトップになったんじゃない。
レスラー擬きになったんだと。
ゼロ『なに言ってるんだ・・・?』
万丈目「行くぞ十代!負けるわけにはいかないからな」
十代「望むところだ!」
十代・万丈目「「デュエル‼」」
十代 LP4000
万丈目 LP4000
万丈目「俺の先攻、ドロー!」
ターン1
三沢「万丈目の奴はどんなデッキで来るんだろうな」
理人「元々持っていたデッキか、月一試験で使ったデッキか。それとも・・・」
万丈目「俺は、【仮面竜】を守備表示で召喚!」
俺の知る限りでは万丈目が使った事の無いカード。
どうやら向こうで新たなデッキを手に入れたらしい。
万丈目「ターンエンド」
万丈目 LP4000 手札5
モンスター 【仮面竜】(守1100)
魔法・罠 無し
ターン2
十代「俺のターン、ドロー!」
十代 LP4000 手札6枚
十代「俺は【E・HERO バーストレディ】を攻撃表示で召喚!【バーストレディ】!【仮面竜】に攻撃だ!」
【バーストレディ】の炎が【仮面竜】を焼き尽くした。
万丈目「ふ、狙い通りだぜ」
十代「?」
万丈目「【仮面竜】の効果発動!このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下のドラゴン族1体を特殊召喚することができる!俺は【アームド・ドラゴンLv3】を特殊召喚!出でよ【Lv3】」
三沢「【Lv】モンスター!?伝説とも言われるレアカードを奴はいったいどこで・・・!?」
校長「!あれはノース校に伝わる秘宝のカード・・・!市ノ瀬君、君は・・・!」
市ノ瀬「言った筈ですぞ。“私は本気なんだ”とね・・・!例の褒美は必ず頂きますよ」
校長「何と!そうはいくか!褒美は今年も私のモノ!十代君!負けてはならんぞ!」
十代「おう!」
何が両校長をあそこまで駆り立てるんだ・・・?
てか褒美ってなんだろう・・・?
十代「カード伏せて、ターンエンド」
十代 LP4000 手札4枚
モンスター 【E・HERO バーストレディ】(攻1200)
魔法・罠 伏せ1枚
ターン3
万丈目「そして恐怖の俺のターンが始まる!ドロー!」
万丈目 LP4000 手札6
モンスター 【アームド・ドラゴンLv3】(攻1200)
魔法・罠 無し
万丈目「俺のスタンバイフェイズが訪れたことで【アームド・ドラゴンLv3】の効果が発動!このカードを墓地へ送り【アームド・ドラゴンLv5】を手札かデッキから特殊召喚できる!出でよ【アームド・ドラゴンLv5】!」
余談だが、この時俺の脳内では「BRAVE HEART」が流れていた。
Lv3『アームド・ドラゴン(Lv3)進化~!』
Lv5『アームド・ドラゴン(Lv5)!』
なんだコレ。
三沢「気を付けろ十代!進化した事で【アームド・ドラゴン】の効果も飛躍的に上がったはずだ!」
十代「分かってるぜ!こんな時のために罠発動【ヒーロー・ヘイロー】!」
装備罠か。
ダメージよりモンスターを守る方を選んだか。
でもな・・・
十代「装着完了!これで攻撃力1900以上のモンスターは、装備モンスターを攻撃する事ができない!」
万丈目「ふふふ・・・バカめが!攻撃力1900以上の上級モンスターの攻撃を封じる盾だと?その程度の防御じゃ俺の【アームド・ドラゴン】を止めることはできない!」
十代「何!?」
万丈目「【アームド・ドラゴンLv5】の効果・・・それは手札のモンスターを墓地に送り、そのモンスターの攻撃力以下の相手モンスター1体を破壊する!俺は手札の【グレイ・ウイング】を墓地に送る!」
翔「【グレイ・ウイング】の攻撃力は1300・・・」
杏奈「1200の【バーストレディ】より上!」
三沢「【バーストレディ】は破壊される!」
万丈目「行け!【アームド・ドラゴンLv5】!“デストロイド・パイル”!!」
【アームド・ドラゴンLv5】の全身の棘がミサイルとなって【バーストレディ】を爆破する。
エース『ベロクロンみたいな奴だな』
理人「(あー確かに。それにどっちも全身兵器だしな)」
万丈目「まだだ!まだ貴様への直接攻撃が残っている!【アームド・ドラゴンLv5】で十代にダイレクトアタック!」
十代「ぐああああ!」
【アームド・ドラゴン】の腕が十代を直撃し、ライフと共に十代を吹き飛ばす。
十代 LP4000⇒1600
万丈目「ククク・・・どうした十代?それで終わりか?」
翔「アニキ!」
校長「立て!立つんだ十代君!」
クロノス「TVカメラが回ってるノーネ・・・」
十代「あ!そうだった!これって全国に放送されてるから余りかっこ悪いところ見せられないんだった・・・ハハハ」
万丈目、翔、校長先生・・・あんたらの言葉は聞こえてなかったらしいぞ。
あと十代、その言葉も放送されてるぞ。
万丈目「俺はカードを1枚伏せターンエンド」
万丈目 LP4000 手札4
モンスター 【アームド・ドラゴンLv5】(攻2400)
魔法・罠 伏せ1枚
長作「やるじゃないか準の奴!」
正司「だが、やりすぎて貰っても困る。早々に終わられたら放送時間に空きができてしまう」
長作・正司「「はははははは!」
あいつらは・・・
利益の事しか考えてないな。
ターン4
十代「俺のターン!ドロー!」
十代 LP1600 手札5枚
モンスター 無し
魔法・罠 無し
十代「俺は【フェザーマン】を召喚!そして手札から【ミラクルフュージョン】を発動!場の【フェザーマン】と墓地の【バーストレディ】を融合!」
万丈目「その組み合わせは【フレイム・ウイングマン】か!?」
十代「万丈目、新しいカードを手に入れたのはお前だけじゃないぜ!」
万丈目「!?」
十代「燃え上がれ!【E・HERO ノヴァ・マスター】!」
【バーストレディ】が炎に変わり、【フェザーマン】を包み込む。
そして爆発を起こし、中から炎を超えた爆炎のHEROが降り立った。
十代「こいつは【ノヴァ・マスター】!【E・HERO】と炎属性モンスターの融合で召喚できるHEROだ!」
万丈目「な、何!?」
三沢「融合素材に属性を指定するカードだって!?」
翔「アニキ凄いッス!」
正司「あれは確か国内では販売されていないカードの筈!」
長作「何故あいつが持っている!?」
俺が渡したからさ。
海外のカードショップで手に入れたカード。
十代「【ノヴァ・マスター】!【アームド・ドラゴンLv5】に攻撃だ!“メテオ・インパクト”!」
万丈目 LP4000⇒3800
十代「【ノヴァ・マスター】の効果発動!こいつが戦闘で相手モンスターを破壊した時、デッキからカードを1枚ドローできるぜ!ドロー!」
万丈目「やるな十代・・・!だが、まだだ!罠発動!【リビングデッドの呼び声】!このカードの効果により、墓地からモンスターを1体特殊召喚できる!甦らせるのは勿論!【アームド・ドラゴンLv5】!」
ノース校生徒「「サンダー!サンダー!万丈目サンダー!!」」
十代「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
十代 LP1600 手札3枚
モンスター 【E・HERO ノヴァ・マスター】
魔法・罠 伏せ1枚
翔「ああ、どうしよう・・・万丈目君の場にまた【アームド・ドラゴン】が・・・」
隼人「けど、大丈夫なんだなぁ。【アームド・ドラゴン】は手札のモンスターを捨てその攻撃力以下のカードを破壊するカード。十代の場の攻撃力2600の【ノヴァ・マスター】以上のモンスターなんて、あまりいないんだなぁ」
翔「そっか!頑張れアニキ~!」
翔・・・隼人・・・
それはフラグだ。
ターン5
万丈目「俺のターン!ドロー!」
万丈目 LP3800 手札5枚
モンスター 【アームド・ドラゴンLv5】(攻2400)
魔法・罠 【リビングデッドの呼び声】(【アームド・ドラゴンLv5】)
万丈目「俺のデッキをあまりなめるなよ?俺は【アームド・ドラゴン】の効果を発動!手札の【ダークストーム・ドラゴン】を墓地に捨てる!【ダークストーム・ドラゴン】の攻撃力は2700!よって【ノヴァ・マスター】は破壊!“デストロイド・パイル”!」
十代「【ノヴァ・マスター】・・・!」
再び破壊される【ノヴァ・マスター】。
三沢「マズイ!十代の場にモンスターがいなくなった!これでダイレクトアタックを受ければ十代の負けだ!」
万丈目「行くぞ!【アームド・ドラゴンLv5】!十代にダイレクトアタック!“アームド・パニッシャー”!」
十代「速攻魔法発動!【クリボーを呼ぶ笛】!デッキ・手札から【ハネクリボー】を呼び出すぜ!来い【ハネクリボー】!」
おジャマイエロー『アニキアニキ~!ひょっとしたらアイツ、おいらの兄弟の事を知ってるかも~!おいらを出しておくれよ~!』
万丈目「うるさい!大事なデュエルの時に貴様如きを出せるものか!」
十代「ん?万丈目、ひょっとしてソイツ精霊か?」
万丈目「!さっさと引っ込め!」
おジャマイエロー『あ~れ~!』
翔「・・・?何を言ってるんだろ二人共」
杏奈「あはは・・・」
まぁ見えない人からしたら、一人コントやってるみたく見えるわな。
万丈目「そいつを蹴散らせ!」
【アームド・ドラゴン】の攻撃で【ハネクリボー】はあっさりと倒された。
万丈目「俺はカードを2枚伏せる!くくく、十代・・・!雑魚モンスターを破壊したことで更なる絶望が貴様を襲う!」
十代「なんだって!?」
万丈目「これで俺の【アームド・ドラゴン】は更に強くなる!見るがいい!【アームド・ドラゴン】の更なる進化を!【アームド・ドラゴンLv7】!」
【アームド・ドラゴンLv5】が光に包まれ、より大きく、より強い武装を纏った【Lv7】へと進化した。
正司「あんなモンスター俺がやったカードにはなかった筈だぞ!?」
長作「何!?」
え、今更?!
万丈目「見たか!これがノース校に伝わる伝説のLvアップモンスター【アームド・ドラゴンLv7】だ!」
十代「おおおお!めちゃくちゃかっこいいな!俺も欲しいなぁ!」
万丈目「・・・ふん!良い気になるのも今の内だ!ターンエンド!」
万丈目 LP3800 手札3枚
モンスター 【アームド・ドラゴンLv7】(攻2800)
魔法・罠 【リビングデッドの呼び声】( )
伏せ1枚
ターン6
十代「俺のターン!ドロー!」
十代 LP1600 手札4枚
モンスター 無し
魔法・罠 無し
十代「俺は【並行世界融合】を発動!除外されている【E・HERO】をデッキに戻して、融合召喚できる!」
万丈目「何!?」
翔「除外されたモンスターで融合だって!?」
明日香「そんな融合があるの!?」
十代「俺は除外されている【フェザーマン】と【バーストレディ】をデッキに戻し、吹き荒べ!【E・HERO Great TORNADO】!
今度は【フェザーマン】が風になり、【バーストレディ】を包み込んだ。
風が治まるとマントを纏った烈風のHEROが立っていた。
万丈目「攻撃力2800だと!?相打ち狙いか!?」
十代「違うぜ!【Great TORNADO】が融合召喚に成功した時、相手の場のモンスター全ての攻撃力・守備力を半分にする!“ダウンバースト”!」
万丈目「な!?融合召喚しただけで半分だと!?」
【アームド・ドラゴンLv7】 攻2800⇒1400
よくよく考えると結構強い効果だよな、これ。
【Great TORNADO】単体で【青眼の究極竜】や【究極竜騎士】を倒せるんだぜ?
十代「【Great TORNADO】で【アームド・ドラゴンLv7】を攻撃!“スーパーセル”!」
【Great TORNADO】が起こした竜巻が【アームド・ドラゴン】を破壊し、万丈目を襲う。
万丈目 LP3800⇒2400
万丈目「おのれ・・・!だが罠発動【転生の予言】!互いの墓地のカード2枚を選択し、持ち主のデッキに戻す!俺はこの2枚を戻す!」
万丈目が選択したのは【アームド・ドラゴンLv7】と【ノヴァ・マスター】。
十代「カード2枚伏せてターンエンド」
十代 LP1600 手札1枚
モンスター 【E・HERO Great TORNADO】(攻2800)
魔法・罠 伏せ2枚
ターン7
万丈目「俺のターン!ドロー!」
万丈目 LP2400 手札4枚
モンスター 無し
魔法・罠 【リビングデッドの呼び声】( )
万丈目「魔法カード【レベル調整】!相手に2枚ドローさせる!」
十代「え、いいのか?じゃあドロー」
万丈目「そして墓地から【Lv】モンスターを召喚条件を無視して復活させる!出でよ【アームド・ドラゴンLv5】!」
再び現れる武装竜。
万丈目「但しこの効果で特殊召喚したターンは、攻撃できず効果も使えない」
翔「え?攻撃できないんじゃ、次のアニキのターンで攻撃されて破壊されちゃうのにどうして・・・?」
明日香「万丈目君はどうするつもりなの?」
万丈目「手札から【レベルアップ】を発動!場の【Lv】モンスターを召喚条件を無視してレベルを上げる!」
十代「なんだって!?それじゃあ・・・!」
万丈目「現れろ!【アームド・ドラゴンLv7】!」
カイザー「まずい!これで【アームド・ドラゴン】の効果を使えるようになってしまった!」
後は攻撃力2800以上のモンスターが万丈目の手札に無ければ・・・まだ勝機はある!
と思っていた、そんな時期が俺にもありました。
万丈目「まだだ!【アームド・ドラゴンLv7】を墓地に送り・・・!」
杏奈「まさか!」
万丈目「これがこいつの究極体!出でよ!【アームド・ドラゴンLv10】!」
【Lv7】がより凶悪な武装を身につけた、破壊の竜へと進化した。
三沢「あれが・・・【アームド・ドラゴン】の最終形態・・・!」
十代「うおおおお!すっげぇ!!」
万丈目「このカードは手札を1枚墓地へ送る事で、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する!」
カイザー「捨てたカードの種類・攻撃力関係無しに全てを破壊できるのか!?」
杏奈「正に究極の破壊竜・・・!」
万丈目「破壊しろ!【Lv10】!」
万丈目の命令を聞き【アームド・ドラゴンLv10】は口を大きく開け、ブレスを吐き出し【Great TORNADO】を破壊する。
・・・・・・あれ、武装は?
万丈目「どうだ!」
ノース校生徒「「サンダー!サンダー!万丈目サンダー!!」」
長作「準め・・・!」
市ノ瀬「万丈目君・・・!」
ノース校側のテンションが最高潮に達する。
万丈目「いくぞ十代!【アームド・ドラゴンLv10】!十代にダイレクトアタック!“アームド・ビッグ・パニッシャー”!!」
十代「罠発動!【リビングデッドの呼び声】!」
万丈目「【Great TORNADO】を復活させて、このターンを耐え凌ぐつもりか・・・!だが、そんなもの一時的なものに過ぎないぞ!」
十代「いや!俺が復活させるのはこいつだ!戻って来い!相棒!」
ハネクリボー『クリクリ~!』
十台が復活させたのは【Great TORNADO】ではなく、【ハネクリボー】だった。
翔「ええ!?【ハネクリボー】!?」
万丈目「ふん!なんだろうと破壊するのみ!いけ!」
十代「俺は手札2枚をコストに【進化する翼】を発動!これにより【ハネクリボー】はレベル10へと進化するぜ!【ハネクリボーLv10】!」
万丈目「何!?雑魚モンスターがレベル10!?」
【ハネクリボー】に金の鎧が装着され、翼が巨大化する。
【アームド・ドラゴンLv10】の腕が振り下ろされるが、【ハネクリボーLv10】は押しつぶされることなく耐えた。
翔「持ちこたえた!」
杏奈「凄い!」
十代「【ハネクリボーLv10】はその身を犠牲に相手の攻撃表示モンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力の合計分のダメージを相手に与える!【ハネクリボー】!」
三沢「【アームド・ドラゴンLv10】の攻撃力は3000。万丈目のライフは2400。勝負あったな」
【ハネクリボーLv10】が弾丸のように【アームド・ドラゴンLv10】へと突進し、両者破壊される。
TVスタッフ「ま、まずい!カットだカット!」
破壊によって生じた衝撃が万丈目を襲う。
万丈目「ぐああああああ!!」
万丈目 LP2400⇒0
クロノス「最終戦勝者、アカデミア本校代表・ドロッ・・・シニョール十代なノーネ!2対1で対抗デュエルは本校の勝利なノーネ!」
本校生徒「「「うおおおおおおおおおお!!!!」」」
十代「ガッチャ!」
デュエルが終わり、膝を付く万丈目。
そんな彼に近付く二人の人物。
長作「準!貴様何をやってるんだ!自分のやったことが分かっているのか!?万丈目一族の名に泥を塗りおって!」
万丈目「すまない・・・兄さん達」
正司「貴様、俺たちの与えたカードはどうした!?なぜ使わない!そうすればもっと強いデッキが出来たはずだ!!」
万丈目「俺は自分のデッキで勝ちたかったんだ」
万丈目の言葉に兄二人は激昂し、次兄が万丈目の胸倉をつかむ。
そして罵声を浴びせた。
正司「この馬鹿弟がぁっ!」
長作「だから貴様は落ちこぼれだというのだ!!」
十代「やめろよアンタら!万丈目は一生懸命戦ったんだ!」
長作「他人が我等兄弟のことに口出しするのか!」
会場の中央でやってるからだと思う。
一番人目のつく場所で口論して何言ってるんだか。
十代「兄弟なら尚更その態度はないだろ!?俺も万丈目・・・サンダーも、俺達の前に戦った4人も、できることの全てを出し切って戦ったんだ!」
正司「我らは途中経過には興味ない・・・結果が全てだ!」
長作「我々にとって重要なのは結果なのだ!結果こそ全て!勝利こそ全てなのだ!大体このデュエルのためにどれだけの金をつぎ込んでいると思ってるんだ!」
あーあ、あの二人。この会場内の人間全員を敵に回したのに気付いてるのかね?
理人「バカじゃねぇの?」
長作「何!?」
理人「デュエル直前にアポ無しで来てカードを渡してデッキを組めって、デュエルモンスターズ舐めてんの?デッキってのはデュエリストにとって大事な物なんだ。時間をかけて調整して試運転してまた調整して・・・試行錯誤の繰り返しを経て、初めて『自分のデッキ』になるんだ!それに十代と万丈目の互いに全力を出したデュエルは素晴らしいものだった。会場中の皆もそう思っている筈だ。なのに“結果が全て”?“勝利こそ全て”だ?アンタらはデュエルの何を知っている?万丈目の何を知っている?万丈目はアンタらの期待・・・いや、くだらないプレッシャーと戦っていた!万丈目は落ちこぼれなんかじゃない!万丈目は強い男だ!アンタらが、ぼろ糞に言って貶していい奴じゃないんだ!」
本校生徒「「そうだそうだ!」」
ノース校生徒「「よくやったぞ!万丈目サンダー!!さすがサンダー!!」」
会場の溢れんばかりのサンダーコールを受けて、兄二人は舌打ちと捨て台詞を残して去って行った。
(o|o)+===========
俺達生徒と教師一同は再び埠頭に来ていた。
これからノース校の代表一団を見送るためだ。
理人「またいつか、遊びに来いよ」
清十郎「必ず」
メビウス『ザムシャー、元気で』
ザムシャー『再び戦える日を楽しみにしているぞ』
翔「行っちゃうんスね・・・」
十代「元気でな万丈目」
万丈目「・・・いや俺はノース校へは帰らん」
ノース校生徒「「えぇ!?」」
驚愕の色に染まるノース校の面々。
万丈目「俺はここでやり残したことがある。江戸川!キングの座、お前に帰すぜ」
江戸川「返すって言われても・・・サンダー!?」
清十郎「落ち着け江戸川。これは彼が選んだ道なんだ。彼の意思を尊重してやれ」
江戸川「・・・分かりました。キングの座、受け取ります!」
うまく話がまとまったようだ。
万丈目「校長、そういうことだ。また厄介になる」
校長「構いませんよ。君は元々ここの生徒なんですから」
クロノス「それでは出港の時間もあるノーデ、これより表彰式を行いたいと思うノーネ!そしてご褒美を渡すのは・・・ミスデュエルアカデミア!」
十代「ミスデュエルアカデミア?」
翔「そんな人がいたんスか?」
クロノスが紹介すると奈落から出てきたのは・・・・・・・・・!
理人「・・・・・・はっ!?」
そこから数分間、俺の記憶は飛んでいた。
気が付くと既にノース校の潜水艦が埠頭から離れていた。
翔「理人君・・・やっと気がついたんスね・・・」
理人「翔・・・何があった?記憶が飛んでいるんだけど」
翔「・・・知らない方が幸せっスよ」
周囲を見ると、何人かは何かゲッソリしていた。
・・・何があった?
こうして無事に(?)アカデミア対抗デュエルは幕を閉じたのであった。
おジャマイエロー『じゃあね~ザムシャーの旦那~!』
ザムシャー『・・・・・・』
月一試験で十代は万丈目と当たらなかったので、ここでハネクリボーの見せ場を作ってみた。