理人「おい作者!最近ミスが多いらしいな?いろんな所から指摘されてるぞ」
作者「えっ!?いや~その~・・・最近忙しくて書き上げるのが時間ギリギリだったから・・・」
杏奈「時間ギリギリ・・・ね」
作者「そ、そうなんだよ」
理人・杏奈「「・・・」」
作者「な、何だよ・・・?」
理人・杏奈「 (;¬_¬)」ジィィー
作者「み・・・見るな」
理人・杏奈「「 (;¬_¬)」」ジィィー-----------
作者「そんな目で俺を見るな・・・!うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
作者の意識はブラックアウトした。
理人「作者がこの様子なんで代わりに・・・それでは最終章・前編!どうぞ!」
対抗デュエルから数日。
今は大徳寺先生の錬金術の授業中だ。
大徳寺「中世の錬金術師はこうやって薬品を調合して金を作っていたんだにゃ」
大徳寺先生がフラスコの中の薬品に試験官の薬品を入れる。
少し振って混ぜて・・・爆発。
大徳寺先生「でも作れるわけないんだにゃ~!」
まぁ事の真偽は兎も角、それで作れたら中世の人はみんな錬金術師を目指してるぞ。
キーンコーンカーンコーン♪
チャイムが鳴り、昼食の時間になる。
十代「昼飯にしようぜ!」
大徳寺先生「あ、ちょっと待ってほしいんだにゃ。このプリントを持って行ってほしいんだにゃ」
十代「げ、宿題かよ」
どんだけ勉強嫌いだよ。
大徳寺「違うのにゃ。今度の日曜日、この島にある遺跡にピクニックに行くのにゃ。詳細はプリントに書いてあるので、希望者はこぞって参加して欲しいのにゃ」
日曜日――――。
大徳寺「今日は皆参加してくれて嬉しいのにゃ!」
翔「皆っていうかいつものメンバーなんスけどね」
この日のメンバーは、
引率=大徳寺。
参加者=俺(暇だったから)、杏奈(明日香の付き添い)、十代(オシリスレッドの義理)、翔(流れで)、隼人(遺跡に興味がある)、明日香(兄の手がかり探し)の計7名である。
大徳寺「さー、皆出発だにゃ」
十代「おー!」
岩だらけの山道を超え、丸太の橋を渡り、森を抜ける・・・
ピクニックというほのぼのとした言葉とは裏腹に、遺跡までの道のりは中々ハードだった。
途中で隼人がダウンしたが、俺が背負って歩き、何とか目的地に到着した。
大徳寺「着いたのにゃ。ここが遺跡の入り口なのにゃ」
十代「おお!なんか遺跡っぽい感じ!」
理人「いや、遺跡だからな?」
奥へ進み、遺跡の説明をする大徳寺先生。
参加者の俺達と違い、何故かすこぶる元気だ。
十代「遺跡探検もいいけどさ、そろそろ昼飯にしようぜ!先生」
杏奈「そうね。私もお腹ペコペコ」
大徳寺「し、しょうが無いのにゃ・・・それじゃお弁当の時間にするのにゃ」
一同「「「やったぁー!」」」
一斉に喜ぶ俺達。
直にシートを広げ、各々が弁当を取り出す。
大徳寺「先生は~♪、トメさんに作って貰った特製弁当なのにゃ~♪」
十代「え?バッグの中全部弁当!?俺にも分けてくれよ~!」
大徳寺「嫌なのにゃ。これは先生の分しかないのにゃ」
先生・・・人の良さそうな顔をして意外と欲張りだったんだね。
びっくりだ。
そんな鼻歌交じりの大徳寺先生がバッグから取り出したのは・・・ファラオ。
大徳寺「ファラオ~~!!!!?特製弁当全部食べちゃったのにゃ!?」
理人「欲張りに天罰が下ったか」
杏奈「あはは・・・」
大徳寺「皆さん、先生に弁当を分けて欲しいのにゃ~」
手の平を返したように弁当を強請る大徳寺先生。
十代達の答えは勿論。
十代「嫌なのにゃ。先生に分ける弁当は無いのにゃ」
明日香「自分の言葉には責任をもって下さいね」
翔「諦めて下さいッス」
隼人「なんだなぁ」
大徳寺「そんなぁ・・・」
一斉に拒否られて項垂れる大徳寺先生。
その時、ふとファラオの姿が無い事に気付く。
辺りを見渡すと直に発見した。
理人「ファラオ?何してるんだ?」
近付くと地面を掘っていた。
杏奈「ここ掘れニャンニャン♪みたいな?」
杏奈さんマジカワユス。
なんて思っているとファラオが何か掘り当てた。
理人「ん?なんだソレ?」
見るとそれは円形状の金属板だった。
中央に石が嵌っている。
この遺跡に関係する物か?
先生に尋ねようと思い拾おうとした時、突如中央の石から光が発せられた。
それに呼応するかのように、周囲に光の柱が立ち上る。
翔「え!?何々!!?」
明日香「これは?!」
十代「どうなってるんだ~!!?」
突然の出来事に混乱する中、光が広がっていき、遺跡を包み込んだ。
少し体の怠さを感じつつ、目を覚ました。
理人「・・・・・・・・・んあ?どこだここ?」
起き上がると目の前には見知らぬ光景。
何処かの森の中っぽい。
遠くにさっきまでは無かったピラミッドがそびえ立っていた。
ゼロ「どうやら、別の世界に飛ばされたらしい」
理人「うおっ!いたんだ・・・・・・てか、ゼロの姿がはっきり見えるんだが?」
ゼロ「それだけじゃねぇ、ちゃんとした実体もあるぜ。この世界に来たせいだろうな」
理人「へぇ・・・ん?じゃあ他のウルトラマン達も・・・」
ゼロ「ああ、全員実体を持っている」
・・・はっ!
今ならウルトラ戦士全員集合を写真に撮れるんじゃ!?
くそっ!カメラを持ってくるんだった!
ゼロ「けど何故か、俺達ウルトラマンが実体化するとお前の体力を消費するらしいな」
理人「マジ?あ、だから怠かったのか」
ゼロ「ああ、それで俺が代表して出てきたんだ」
ほいほい呼び出せるわけじゃないらしい。
残念。
ゼロ「それに今は力が半減している上に時間制限もある。見ろ」
理人「ホントだ」
ゼロのカラータイマーが赤く点滅し始める。
俺の体力と時間の制限・・・力も半減。
・・・ウルトラマン達にこの辺りを散策を頼もうと思ったんだけどな。
しょうがない。
理人「とりあえず皆でこの辺を・・・・・・あれ皆は?」
ゼロ「最初から誰もいなかったぜ」
・・・俺だけはぐれた?
ゼロ「どうする?」
理人「・・・とりあえず、ピラミッドに向かうよ。誰かいるかもしれない」
ゼロ「分かった。何かあったら俺達を呼べよ」
そう言ってゼロは姿を消した。
デッキに戻ったんだろう。
心なしか体も少し軽くなった気がする。
理人「さて行くか」
仲間を探しにピラミッドへと歩き出した。
(o|o)_旦~~
数分ほど歩き、ピラミッド前のアーチ状の建造物の前に着いた。
理人「十代達は・・・見当たらないな」
ここにはいないのか・・・そもそも“この世界”に来てないのか・・・
考えているとそばの茂みが揺れた。
理人「!!」
十代達か?
それとも動物か!?
ピグモン「きゅ?」
あ!やせいのピグモンがとびだしてきた!
たたかう ▶どうぐ
ポケモン にげる
いけモンスターボール・・・ってんなモン無いわ!
てかピグモンってことは・・・!
ピグモン「きゅー!」
杏奈「あや?理人君発見」
ピグモンの後に続いて杏奈が茂みから出てきた。
前にも似た状況あったね。デジャヴ。
杏奈「理人君一人?他の皆と一緒じゃないの?」
理人「ああ、起きたら俺一人だった。周囲に誰もいないし、誰かいるかもと思ってこのピラミッド目指して来た所だ」
杏奈も似た状況だったらしいな。
杏奈「ここ何処なんだろうね?見ての通り、精霊たちに触れるし」
理人「ゼロが言うには異世界らしい」
杏奈「ええ!?じゃあ私たち帰れないの!?」
方法はあるにはあるけど・・・
まず皆と合流しないと。
理人「ピラミッドに上ってみるか。あそこならこの辺りを一望できるだろうから、誰か見つかるかもしれない」
杏奈「分かった。ピグモンありがと。デッキに戻っててね」
ピグモン「きゅ~!」
ピグモンはデッキに戻り、俺達はピラミッドを上っていった。
(₋|₋)
ピラミッドの頂上まで来た俺達は辺りをくまなく見渡したが、十代達は見つからなかった。
理人「いないな・・・」
杏奈「そうだね・・・どうしよっか」
理人「う~ん・・・」
???「止まれ!」
理人・杏奈「「!!」」
次の行動を考えながら下へ降りていると、どこに隠れていたのか更に槍を構えた10人の兵士達が出てきて取り囲まれてしまった。
俺一人なら何とかなるかもしれないけど、杏奈が危険にさらされてしまう可能性がある。
ここは大人しくした方がいいか。
長槍兵「お前達、何をしにここへ来た?」
理人「俺達は怪しい者じゃない。ただ、はぐれた仲間を探しにここへ寄っただけだ」
杏奈「そうそう!」
長槍兵「・・・」
長槍兵達は何も言わなかった。
代わりにじりじりと近付いてくる。
理人「ちょ、落ち着こうぜ!?」
???「・・・!待て、お前達!」
長槍兵「長・・・?」
どこからか男の声が聞こえ、兵士たちの動きがぴたりと止まった。
そして正面にいた長槍兵2人が間を開けるように左右にずれ、奥から髭を生やした男が姿を現した。
【墓守の長】だ。
その長は俺達が身につけているペンダント(※16話で購入した物)を凝視している。
杏奈「・・・えっと・・・何か?」
長「お前達、光の巨人を知っているか?」
理人「!?」
光の巨人って・・・ウルトラマンの事か!?
どうしてそれを!?
長「知っているようだな。ついて来い」
杏奈「・・・どうする?」
理人「行ってみよう。少し気になるし」
俺達はピラミッドの中に入る長の後について行った。
地下への長い怪談を降り、狭い通路を抜け、広い部屋に着いた。
杏奈「あの・・・この部屋は?」
長「ここは“古の間”。この下には大昔に封じられた“災厄”が眠っている」
理人「災厄?」
長「そうだ。正面を見よ」
正面には巨大な石板があった。
そこに掘られていた絵に衝撃を受けた。
理人「ウルトラマン!?」
杏奈「それに・・・あれは怪獣?」
所々欠けているが、人々を蹂躙する怪獣軍団。
そして立ち向かう人々とウルトラマンに酷似した巨人。
これはいったい・・・!?
長「ここに描かれているのは過去に実際に起きた出来事。超古代の大戦の様子」
杏奈「大戦?」
長「そうだ。遥か昔、我々の先祖は平穏に暮らしていた。ある時、空を闇が覆い尽くし、巨大なモンスターの集団が現れたのだ。先祖たちは死力を尽くして戦った。多くの犠牲を払って、モンスターの大半を殲滅する事はできた。しかし、最後に現れたモンスターにはまるで歯が立たず、一気に追い詰められていった。もう駄目だと誰もが思った時、空の彼方より光がやって来て襲い来るモンスターの前に立ち塞がり、先祖たちを守ったのだ。光は巨人の姿へと変化し、モンスターと戦った。互いの力はほぼ互角、戦いは7日間続いた。7日目の夜、巨人の胸の結晶体が赤く点滅し始め、巨人に疲労の色が見え始めた。それを見た先祖たちは巨人にもう力が残されていない事に気付いた。対してモンスターの方は巨人に比べてスタミナが残っているようだった。大人たちの脳裏に巨人の敗北がよぎり、絶望しかけた。だが、子供たちは諦めなかった。巨人の勝利を最後まで信じ、精一杯の声援を送った。諦めかけていた大人たちも、子供たちの姿を見て希望を取り戻し、巨人を応援した。するとその声を受けて巨人の体が光輝きだした。それを見て焦ったのか、モンスターが止めを刺そうと襲い掛かった。が、先に巨人にしがみつかれたために動けなくなった。モンスターは必死に足掻くが、巨人は絶対に放さなかった。そして巨人放つ輝きがいっそう強くなり、モンスターを地中深くに封印したのだ」
理人・杏奈「「・・・・・・」」
俺と杏奈は長の話に聞き入っていた。
大昔にそんな事があったなんてな・・・
長「封印を終えた巨人は先祖たちに向き直り、こう言ったそうだ」
~~~~~~~~~~
巨人『いつの日か、これと同じ青い石を持った者が現れる筈だ。その時はその者に協力して欲しい』
~~~~~~~~~~
長「巨人は空の彼方へ飛び去り、この地に再び平穏が戻った。先祖たちは巨人の栄誉を称えてこことこの石板を作ったと謂われている」
杏奈「青い石って・・・」
理人「これ・・・か?」
俺と杏奈の視線はペンダントに向かう。
確かに青い石が使われているけど・・・
長「あれが巨人から預かった石だ」
長は石板の右に描かれている巨人の胸に埋め込まれた青い石を指した。
うん。形は違うけど同じ石だ。
その時、黒いローブを着た男【墓守の偵察者】が血相を変えて走ってきた。
偵察者「長!ここに居られましたか!」
長「どうした?」
偵察者「先程、祭壇近くに隠れていた怪しい者達を捕らえました!今、処刑の準備を進めている所で・・・」
長「分かった。直に行こう」
そう言って長は部屋を出て行った。
杏奈「・・・?もしかして明日香さん達じゃ・・・?」
理人「俺達も行こう!処刑される前に止めないと!」
俺達も急いで長の後を追って走り出した。
その部屋に残ったのは【偵察者】だけ・・・・・・
外に出ると、長が【長槍兵】の一人と話をしていた。
声は聞こえないがその顔はかなり驚いているっぽかった。
理人「どうかしたんですか、長?」
長「お前たちか。今、兵達に聞いたのだが、怪しい者など知らぬと言うのだ」
杏奈「え?でも、さっき・・・」
長「これは一体・・・む?先程の者は何処に!?」
俺達はここで【偵察者】の姿が無い事に気付いた。
一緒にいないって事は遅れている。
もしくは・・・・・・
長「・・・!まさか!」
長も俺と同じ考えに至ったんだろう。
急いで地下に戻った。
理人「俺達も行くぞ!」
杏奈「にゃ!?待ってよ~!」
石板のある部屋へ向かっていると大きな音と共に通路・・・いや建物全体が揺れた。
杏奈「な、何!?地震!?」
理人「地震じゃない!奥からだ!」
長「まさか封印が・・・!?急がねば!」
嫌な予感しかしねぇ・・・!
“古の間”に入ると部屋の中央の床に大穴が開いており、その縁に人影が立っていた。
床の大穴を開けた際に発生した土煙でよく見えないが、先程見た【偵察者】ではなく、人の形が青白く光っている。
???「おや。意外と早かったですね」
理人「お前は誰だ!さっきの長の部下じゃないだろ!」
???「私はキリエル人・イグニス。先程は姿を借りただけ。」
長「姿を借りただと?貴様、私の部下をどうした!?」
イグニス「どこかの部屋でお寝んねしてますよ。寝言を言うくらいにぐっすりと。『もう食べられないよサラちゃ~ん』とか言ってました」
寝言の情報すっげぇいらねぇ!
長「貴様!ここに災厄が封印されているのを知らぬのか!?」
イグニス「知ってますよ。私は“ソレ”を呼び起こしに来たのですから」
杏奈「何ですって!?」
長「おのれ・・・!ここから逃がさんぞ!」
長は杖を構えてイグニスに飛びかかった。
イグニス「邪魔です」
長「ぐあっ!?」
理人「長?!」
イグニスの手から炎が放たれ、直撃した長は俺達の横を通り過ぎ、壁まで吹き飛ばされた。
俺達は直に長の元へ駆け寄った。
その隙にイグニスは穴に飛び込んだ。
杏奈「大丈夫ですか!?」
長「私の事はいい!それよりも早く奴を追うのだ・・・!」
理人「・・・分かった。杏奈、長のこと頼n・・・」
杏奈「行くよ!」
杏奈は俺の腕を取って引っ張っていく。
理人「お、おい杏奈!?」
杏奈「理人君一人で行く気だったでしょ?私も行くから!」
理人「いや何があるか分からないんだぞ!?」
杏奈「なら尚更一人で行かせないから、ねっ!」
そして、そのまま穴の中へと飛び込んだ。
理人「~~~っ仕方ねぇ!絶対俺の側を離れるなよ!?」
杏奈「うん!」
理人「・・・で、着地はどうするんだ?」
杏奈「ふふん♪こうするの。来て!」
杏奈は1枚のカードを出した・・・?
と思ったら次の瞬間、俺達は柔らかい何かの上に落ちた。
ソレは凸凹した歪な風船のようだった。
正体は直に分かった。
理人「成程」
杏奈「下までお願いね、バルンガ」
風船怪獣の異名を持つバルンガはゆっくりと降下していった。
下に着き、バルンガから降りて周囲を見渡す。
辺りは薄暗かった・・・が、直に見つけた。
この暗闇の中だと奴の青白い体は丸見えだった。
まっすぐにそこへ向かった。
イグニス「さて、目的のモノは回収したことですし、帰るとしましょうか」
遅かったか!?
いや、まだ間に合うか・・・?
頼むぞゼロ!
デッキからカードを引き抜き、掲げてゼロを呼び出す。
ゼロは出口に向かっていたイグニスの前に立ち塞がった。
ゼロ「おっと!逃がさねぇよ!」
杏奈「ゼロ!」
イグニス「!貴方はゼロ・・・!成程。これは逃げられそうにないですね。ならば!」
イグニスは青白い人影から、あざ笑っているかのような顔をした悪魔のような姿に変身した。
お前はどこぞのバ○アンか!?
イグニス「今回の回収命令とは別に『ウルトラ戦士と遭遇した場合、抹殺せよ』との命が全員に下っているのでね」
?何か投げた・・・?
イグニスが放った“何か”が割れて、中の何かが球状に広がって・・・俺と杏奈はあっと言う間に飲み込まれてしまった。
理人「これは・・・?」
イグニス「一種の結界のようなものです。展開したが最後、発動者である私の許可なく一切の出入りはできなくなります。出られるのはデュエルで勝利した者のみ」
それなんて○フィアフィールド!?
イグニス「さあ、災厄の力を以って二人一緒に始末してあげましょう」
そう言ってイグニスはデュエルディスクを展開させた。
理人「杏奈、力を貸してくれるか?」
杏奈「勿論だよ!絶対に勝とう!」
イグニス「あなた方のライフは共有で4000。フィールド・墓地は別々です」
理人「別々だ?」
イグニス「ええ。その方が都合がいいのでしょう?」
こっちのデッキの情報を知っている・・・?
それに2対1でライフ4000・・・
余程の自信があるのか?
イグニス「先攻は私が貰います。そして全員最初のターンは攻撃できません。よろしいですね?」
理人「ああ」
俺と杏奈はデュエルディスクを展開。
イグニスも腕を悪魔の翼のようなデュエルディスクに変化させ構えた。
理人・杏奈・イグニス「「「デュエル!」」」
理人・杏奈 LP4000
イグニス LP4000
~ルール~
・全員初期ライフは4000
・順番は「イグニス⇒理人⇒杏奈」。
・全員最初のターンは攻撃不可。
・フィールドは独立。
イグニス「私の先攻、ドロー」
ターン1
イグニス LP4000 手札6枚
イグニス「まずは舞台を整えましょう。私はフィールド魔法【絶望の遺跡 ルルイエ】を発動!」
イグニスがカードを発動すると、何も無かった空間にボロボロの遺跡が出現した。
上を見ると天井が無くなり、空に暗雲が立ち込めていた。
俺達は今、遺跡の屋根の上に立つ形になっている。
屋根の下を覗きこむと所々浸水していた。
杏奈「気味悪い・・・!」
イグニス「このフィールドでは闇属性モンスターの攻撃力は600ポイントアップし、光属性モンスターの攻撃力は600ポイントダウンします。」
!!?
俺にとっては不利なフィールド魔法じゃん!
イグニス「魔法カード【闇の覚醒~超古代からの刺客~】を発動。このカードは私の場にモンスターが存在しない場合に発動でき、デッキからレベル4以下の【超古代】モンスターを2体特殊召喚します」
理人「デッキから2体も・・・だと?」
イグニス「私は【超古代竜 メルバ】と【超古代怪獣 ゴルザ】を特殊召喚!出でよ、空を切り裂く怪獣【メルバ】!大地を揺るがす怪獣【ゴルザ】!そしてフィールド魔法【ルルイエ】の効果。1ターンに1度、デッキから“あるカード”を手札に加えるか、デッキまたは墓地からモンスターを特殊召喚するかを選んで使うことができます。私は2番目の効果を使い、デッキから【超古代怨霊翼獣 シビトゾイガー】を召喚します。出でよ、暗黒を招く悪しき翼【シビトゾイガー】!」
イグニスの背後の地面から鳥のような怪獣【メルバ】と強固な皮膚を纏った怪獣【ゴルザ】が、遺跡の中から小型の怪獣【シビトゾイガー】が出現した。
イグニス「【ルルイエ】の効果で闇属性モンスターである【シビトゾイガー】の攻撃力はアップします」
【超古代怨霊翼獣 シビトゾイガー】 攻1000⇒1600
イグニス「カード1枚伏せ、ターンエンドです」
【絶望の遺跡 ルルイエ】(SERAPHIM様考案:オリカ)
フィールド魔法
闇属性モンスターの攻撃力を600ポイントアップし、光属性モンスターの攻撃力は600ポイントダウンする。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●「闇の戦士」モンスターをデッキから手札に加える。
●デッキまたは墓地から「超古代怨霊翼獣 シビトゾイガー」を特殊召喚できる。
【闇の覚醒~超古代からの刺客~】(SERAPHIM様考案:オリカ)
通常魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、発動できる。
デッキからレベル4以下の「超古代」モンスターを2体特殊召喚する。
特殊召喚したモンスターが「超古代怪獣 ゴルザ」または「超古代竜メルバ」の場合、以下の効果を得る。
●「超古代竜 メルバ」:相手モンスターの攻撃宣言時、その攻撃対象をこのカードに変更できる。
●「超古代怪獣 ゴルザ」:このカードが攻撃対象となった時、このカードを手札に戻しバトルフェイズを終了する。
【超古代竜 メルバ】(オリカ)
星4/風属性/ドラゴン族/攻1400/守1200
効果モンスター
このカードが裏守備表示モンスターを攻撃し破壊した時、もう一度続けて攻撃できる。
【超古代怪獣 ゴルザ】(かもめカメ様考案:オリカ)
星4/地属性/恐竜族/攻1500/守1400
効果モンスター
このカードが戦闘で破壊された、または手札から墓地に送られた場合、手札の炎属性または炎族モンスター1枚を墓地に送る事でデッキまたは手札から「ゴルザ」と名の付いたモンスター1体を特殊召喚する。
【超古代怨霊翼獣 シビトゾイガー】(オリカ)
星3/闇属性/鳥獣族/攻1000/守0
効果モンスター
「絶望の遺跡 ルルイエ」を破壊するカードの効果が発動した時、このカードをリリースして発動できる。
「絶望の遺跡 ルルイエ」の破壊を無効にする。
イグニス LP4000 手札3枚
モンスター 【超古代竜 メルバ】(攻1400)
【超古代怪獣 ゴルザ】(攻1500)
【超古代怨霊翼獣 シビトゾイガー】(攻1600)
魔法・罠 【絶望の遺跡 ルルイエ】(フィールド)
伏せ1枚
ターン2
理人「俺のターン、ドロー!」
理人・杏奈 LP4000 手札6枚(理人)
【ゴルザ】に【メルバ】に【シビトゾイガー】・・・
超古代怪獣のオンパレードじゃねぇか。
だとすると災厄の正体は・・・!
理人「・・・早めに決着をつけねぇとな。お前の場にモンスターがいて俺の場にモンスターがいない時、手札の【ジャック】を特殊召喚できる。行くぜ【ジャック】!」
ジャック『シェアッ!』
【光の戦士 ウルトラマンジャック】(オリカ)
星7/光属性/戦士族/攻2400/守1900
効果モンスター
召喚・反転召喚・特殊召喚した次の自分のターンのエンドフェイズ時、このカードは手札に戻る。
相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚した場合、攻撃力は800ポイント下がる。
1ターンに1度、このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に自分の墓地の魔法カード1枚を選択してデッキに戻す。
理人「そして【ウルトラマンダイナ】を召喚。カードを1枚伏せてターンエンド」
理人・杏奈 LP4000 手札3枚(理人)
モンスター 【光の戦士 ウルトラマンジャック】(守1400)
【光の戦士 ウルトラマンダイナ】(守1500)
魔法・罠 伏せ1枚
ターン3
杏奈「私のターン、ドロー!」
理人・杏奈 LP4000 手札6枚(杏奈)
理人「気を抜くなよ杏奈。これは恐らく闇のゲームだ」
杏奈「分かったわ!私は【再生怪獣 ライブキング】を守備表示で召喚!」
地中からアヒルに似た頭の「でべそ」で「メタボボディ」の怪獣が出てきた。
ライブキング『ヒハハハハ!ヒーッハハハハハ!』
ものっそい笑いながら。
【再生怪獣 ライブキング】(オリカ)
星4/地属性/獣族/攻1400/守1800
効果モンスター
このカードが戦闘で破壊され墓地に送られた時、次の自分のスタンバイフェイズにデッキからカードを2枚墓地に送り、このカードを手札に戻す。
杏奈「そして、カード2枚をセットしてターンエンド!」
理人・杏奈 LP4000 手札3枚(杏奈)
モンスター 【再生怪獣 ライブキング】(守1800)
魔法・罠 伏せ2枚
これで全員最初のターンは終わった。
次のターン、イグニスの2度目のターンが始まる・・・!
~おまけ・NG~
理人「先生・・・1ついります?」
そんな大徳寺先生に作ってきたおにぎりを一つ差し出す俺。
大徳寺先生は涙を流しながら喜んで受け取った。
大徳寺「ありがとうなのにゃ~!一生感謝するのにゃ~!いただきま~す!」
大徳寺先生は大きく口を開けて齧り付く。
理人「・・・必殺タバ○コおにぎり」ボソッ
大徳寺「・・・・・・ッ!!」
大徳寺先生の顔が下から真っ赤に染まり、滝のように汗が流れ出る。
次の瞬間、火を噴いて地面を転げ回った!
大徳寺「に゛ゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!辛ぁぁぁぁぁ!!?水水!」
理人「どうぞ」
水筒を渡して飲ませた。
数秒で水を飲み切った大徳寺先生の顔は、唇がこれでもかっていうくらい赤く腫れあがっていた。
翔「理人君・・・おにぎりに何を入れたんスか?」
理人「タバスコ丸々1本」
十代「鬼か!?」
明日香「なんでそんな物を入れたの!?」
理人「ロシアンおにぎりをしようと思って?」
この後めちゃめちゃ怒られた。
突如遭遇した敵・キリエル人イグニス!
彼の操る超古代怪獣軍団の脅威!
次回、学園生活編・最終章中編!