遊戯王GX 光を継ぐ者   作:シャインロード

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先に言っておきます。

デュエルは無い!


第36話  鍵頂きます!

(ダミーも含めた)七星門の鍵は3分の1が奪われた。

 

校長と大徳寺先生が話し合い、(今更だが)外部の人間を呼んで警備を依頼する事にしたらしい。

 

 

マグレ「それがこの私、警部のマグレです。」

 

 

恰好は探偵っぽいけど。

 

 

十代「明日香達は鍵をどうしてる?」

明日香「私達はこうして・・・」

 

 

鍵を取り出そうとし、こっちを見て動きが止まる。

 

・・・・・・あ、そういうこと。

 

その意図に気付き、俺含む男性陣は後ろを向いた。

 

 

明日香「首から下げているわ」

杏奈「私も」

万丈目「俺もだ」

十代「俺も」

理人「皆ひねりが無いな」

万丈目「そういうお前はどうなんだ?」

理人「首にかけてる」

万丈目「一緒じゃないか!」

 

 

ナイスツッコミ!

さすがサンダー。

 

 

マグレ「大事な物を身につけているのは一見、安全なように見えます。しかし、それは同時に大事なものの場所を教えていることにもなるのです」

大徳寺「で、彼の提案で一度みんなの持ってる鍵をきちんと保管しようってことになったのにゃ」

 

 

もっともらしい理由に各自の部屋等に鍵を隠して回った。

万丈目は流しの下、十代は引き出し、明日香は宝石箱、杏奈はデッキケースの中、俺はベッドの下に隠した。

最後に大徳寺先生の鍵を金庫にしまって解散した。

 

一応、念のために保険をかけておこうかな。

 

 

 

理人side out

 

 

 

???side

 

 

 

イエロー寮

 

 

我ら!黒蠍盗掘団!

現在、ある人物の依頼で七星門の鍵なるお宝を盗んでいる最中だ!

 

最初の部屋の少年は耳栓をしていたから盗むのは簡単だった。

次の部屋の少年も熟睡していたから然程苦労せずに盗ることができた。

金庫も我々の手に掛かれば朝飯前よ!

この調子で残り3つの鍵を手に入れるぞ!

 

次の標的はラーイエローの銀城理人の持つ鍵!

ベッドの下に隠していたが、そーっとやれば問題ない筈!

 

 

女「お頭。カーテンが開いているわ。中の様子が見えるかも」

 

 

灯りが付いていないからといって、油断してはならない。

先の2部屋の主は耳栓をして眠っていたり、いびきをかいていたが、次もそうだとは限らないからな!

とりあえず内部を確認してから入るとしよう。

 

 

???(お頭)「どれどれ・・・?」

 

 

そっと、中を覗くと・・・

 

 

???1「・・・」

???2「・・・」

???3「・・・」

???4「・・・」

 

 

・・・・・・

馬鹿な!?

部屋の主以外の人間が中にいるだと!?

 

 

筋肉「(なんかいっぱいいるーーーーー!?)」

眼鏡「(武器も持ってますよーーーーー!?)」

チビ「(怖ぇーーーーー!?)」

女「(黒髪の子、タイプかも)」

お頭「(何を言ってるんだ!?まるで意味が分からんぞ!?)」

 

 

どういう事だ!?

この部屋には生徒一人しかいない筈!?

 

見たところ我々の存在には気づかれていないようだが、この状況では・・・

 

 

お頭「・・・ここは後回しにしよう!」

筋肉・女・チビ・眼鏡「「「「同意。」」」」

 

 

奴らの持つ鍵は2つダミーが混じっているらしいからな!

もしかすると1つはここの鍵かもしれん!

ここは後回しにして他の鍵を先に盗む!

 

 

 

 

 

 

ブルー女子寮

 

 

ふ!

3つ目の鍵を手に入れた!

次の部屋だが、まだ起きている様だ。

だが壁に耳を当てたら、「もう寝よう・・・」と聞こえたらしいから暫く待つことにした。

 

誤解のないように言っておくが、中の様子を確認したのはミーネだ。

その辺りのデリカシーは考えているさ!

 

 

杏奈「さてと・・・」

 

 

ベッドに入ったな?

10分したら部屋に入るぞ!

 

 

杏奈「それじゃあお願いね?」

 

 

・・・ん?

 

 

???『“バオォォン”・・・!』

 

 

何の音だ?

 

 

筋肉「(・・・zzz)」

眼鏡「(・・・zzz)」

チビ「(・・・zzz)」

女「(・・・zzz)」

お頭「(お前たち!?どうし・・・!?)」

 

 

なんだ!?

急に睡魔が・・・!?

 

zzz...zzz...zzz...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不覚・・・!

まさか眠らされてしまうとは・・・!

 

だが、なんとか我々の方が先に起きて鍵を盗むことができた。

 

先の少年の部屋に戻って様子を伺ったが、やはり人がいたので鍵を奪うのを断念し、まずこの5つの鍵を七星門にはめ込むことにした!

上手くいけば開けることができるかもしれん!

 

 

・・・・・・・・・

 

 

眼鏡「・・・はめ込んでみたが・・・」

女「・・・何も起きないわ」

筋肉「扉が開かなければお宝は手に入らない・・・」

チビ「きっと鍵だけじゃない仕掛けがあるんだ」

お頭「く・・・ここは一旦引き上げだ!」

 

 

彼らは七星門の開け方を知っているかもしれん。

なんとか聞き出さねば。

 

 

黒蠍side out

 

 

 

理人side

 

 

万丈目「・・・で、何で俺の部屋なんだ?」

理人「なんとなくだ」

 

 

七星門の鍵が盗まれた。

十代達の鍵は根こそぎやられたが、俺のは盗まれなかった。

念のため(裏守備)召喚しておいたショウ(ビクトリー)・ゲン(レオ)・アスカ(ダイナ)・光太郎(タロウ)というガードマンがいたから、諦めたのかもしれない。

この事件の関係者たちは万丈目の部屋に集められた。

 

 

マグレ「集まりましたな?」

 

 

マグレ警部がレッド寮の管理人ゴーグさん・レッド生チック・警備員のクリフ・女医のミーネ先生を連れて現れた。

 

 

マグレ「これで関係者が揃いましたな。では別室で順番に事情聴取を・・・」

万丈目「いや、その必要は無い」

十代「万丈目?」

 

 

事件の聴取を始めようとした時、突然万丈目がストップをかけた。

 

 

万丈目「鍵を盗んだ犯人は・・・この中にいる!」

一同「えぇ~っ!?」

万丈目「この事件は俺が解決してみせる!万丈目サンダーの名にかけて!」

理人「名探偵の孫?」

十代「確か、き・・・き・・・金田二!」

杏奈「おしい!」

万丈目「そこ!喧しい!」

 

 

そんなこんなで名探偵サンダーの推理ショーが始まったのだが・・・

 

はっきり言おう。

こいつ、小○郎のおっちゃん以下だ。

常にコナ○君がついていないと迷宮入りするレベルだ。

少○探偵団でさえ、もっとマシな働きをするぞ?

 

証拠を消すとかアホか。

そのくせ、上げた証拠が精霊の目撃証言って・・・

 

 

マグレ「さすが名探偵を名乗るだけの事はある」

理人「どこがやねん!」

マグレ「めちゃくちゃな推理だが、結果は全て大当たりだ」

杏奈「認めちゃった!?」

マグレ「そう!我々の正体は!」

 

 

マグレ警部と鍵の守護者以外の4人がバッと衣装を脱ぎ捨てた。

そして決めポーズ。

 

 

黒蠍「「「「「黒蠍盗掘団!」」」」」

一同「黒蠍盗掘団!?」

マグレ=ザルーグ「数年前、我々は七星門の鍵を奪う仕事を受け、部下を密かにこの島に送り込んでいたのだ」

黒蠍「「「「「それが、黒蠍盗掘団!」」」」」

 

 

決めポーズ2回目。

 

 

万丈目「長い時間を掛けた割には仕事が雑だぜ」

黒蠍「「「「「それが、黒蠍盗掘団!」」」」」

 

 

決めポーズ3回目。

 

 

十代「なんか面白いぞ、こいつら」

翔「そうッスね」

黒蠍「「「「「それが、黒蠍盗掘団!」」」」」

 

 

決めポーズ4回目。

 

 

理人「宇宙の帝王に仕える某エリート部隊みたいだな」

黒蠍「「「「「それが、黒蠍盗掘団!」」」」」

 

 

決めポーズ5回目。

 

 

明日香「でも鍵を盗んだだけじゃ七星門は開かないのよ?」

杏奈「意外と間が抜けているのね」

黒蠍「「「「「それが、黒蠍盗掘団!」」」」」

 

 

決めポーズ6回目。

 

 

ザルーグ「で、どうすりゃ開くんだ?」

理人「え、俺達に聞くのか?」

黒蠍「「「「「それが、黒蠍盗掘団!」」」」」

 

 

決めポーズ7回目。

 

 

万丈目「ふふふ・・・俺とデュエルして勝てば、門は開かれる!」

 

 

言うのかよ!?

 

 

十代「あれ?俺は?」

明日香「私もいるわよ?」

杏奈「私もね」

 

 

もう、やりたい奴にやらせたらいいんじゃね?

 

 

ザルーグ「ならばデュエルだ!小僧!」

万丈目「来い!黒蠍盗掘団!」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、万丈目と黒蠍盗掘団(代表ザルーグ)がデュエルをした。

黒蠍のコンビネーションの前に苦戦したが、おジャマ3兄弟の力を上手く使い勝利した。

 

黒蠍盗掘団 ――その正体はデュエルモンスターズの精霊だった―― はカードに戻り、とりあえず万丈目が預かることになった。

 

その夜から万丈目の部屋は精霊たちの宴会場になりましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

万丈目「犯人は・・・お前!お前!お前!そしてお前だ!」

チック「な、何を根拠に!?」

ミーネ「そうよ!証拠があるんでしょうね?!」

万丈目「証拠は・・・これだ!」

 

 

万丈目が自信満々に提示したのは・・・

 

 

つ【おジャマイエロー】【おジャマブラック】【おジャマグリーン】

 

 

万丈目「ちゃんと犯行の瞬間を目撃した奴らがいる!」

ミーネ「どこに?」

 

 

だめじゃん・・・OTZ

精霊なんて普通の人には見えないんだからさ・・・

 

迷探偵サンダーの推理に呆れかえっていると・・・

 

 

ファラオ「フニ゛ャ~!?」

万丈目「グギャ!?」

 

 

ファラオが梁から落ちて万丈目の頭にぶつかった!?

 

 

十代「万丈目!?」

明日香「大丈夫!?」

万丈目?「大丈夫だ、あす・・・天上院くん。お陰で頭がすっきりした」

 

 

あれ・・・?

雰囲気が・・・

 

 

万丈目?「今回部屋を荒らした痕跡は無く、鍵の隠し場所をピンポイントで探し当てていることから、その場所に隠してあるのを知っている人物だ。鍵を隠している時、近くにいたあなたたちなら知ることができる」

ゴーグ「だが、俺たちは隠す瞬間は見ていない」

万丈目?「見たんじゃない・・・聞いたんだ!」

十代「聞いたって・・・誰から?」

万丈目?「そもそも鍵を隠そうと言い出したのは誰だ?」

大徳寺「それは・・・」

 

 

全員の視線が一人の人物へと注がれた。

 

 

万丈目?「あなたですよね?この事件の黒幕のマグレ警部!」

翔「なんだって!?」

隼人「この人が黒幕!?」

万丈目?「あなたは容疑者4人が現れた時、わざと疑ってみせる事で、俺達に彼らを弁明させた!そうすることによって彼らを疑う気持ちを消したんだ!」

 

 

万丈目さ~ん?

頭打っておかしくなったのか?

 

 

ザルーグ「・・・フ。さすが名探偵を名乗るだけの事はある。そう俺達は!」

黒蠍盗掘団「「「「「黒蠍盗掘団」」」」」

万丈目「う・・・?俺は一体・・・?」

 

 

あ、戻った。

 

 

ザルーグ「で、どうすりゃ開くんだ?」

万丈目「?俺とデュエルをして勝てば・・・」

ザルーグ「なるほど!ならばデュエルだ小僧!」

万丈目「状況が読めないが、そのデュエル受けて立つ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏奈「見た目は少女、頭脳は普通。その名は・・・名探偵アンナ☆」

ハネジロー『パムー!』

 

 

藤山杏奈(16)

特技:声帯模写。

 

ハネジロー(?)

ファラオを梁から落とし、万丈目を気絶させた。

 

 

 

 





作者はミステリー漫画の中では、加藤元浩作『QED 証明終了』押し。
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