遊戯王GX 光を継ぐ者   作:シャインロード

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※あるキャラの性格が再構築されています。


第37話  黄泉がえった伝説

万丈目少年の事件簿から数日。

現在、とある授業の真っ最中で、大徳寺先生が伝説のデュエリストについて紹介しているのだが・・・

 

 

大徳寺「・・・・・・というわけで、この二人が武藤遊戯と海馬瀬人なのにゃ」

 

 

先生・・・

写真は無かったんでしょうか・・・?

 

似顔絵がすごく微妙です。

貫禄が全く感じられません。

 

本物(海馬)と会ったことがあるだけに尚更。

 

 

大徳寺「古代エジプトにも神と呼ばれたデュエリストがいたのにゃ」

十代「へぇ・・・!」

大徳寺「これが生涯無敗の伝説を残した少年王アビドス3世なのにゃ」

 

 

そう言って大徳寺先生が取り出したのはやっぱり微妙な絵だった。

 

 

十代「生涯無敗!?てことは一度も負けたことがない!?俺、その神様とデュエルしてみたかったぜ!」

万丈目「ふん!貴様なんぞ、神の1ターンキルで敗北するに決まっているがな!」

十代「安心しろ万丈目!お前の敵は俺が取ってやるから!」

万丈目「貴様の事だ!」

翔「ちょっと二人共・・・!静かにしないと怒られるよ・・・!」

大徳寺「そこの3人。君たちは居残りなのにゃ」

翔「僕も!?」

 

 

哀れなり、丸藤翔。

 

なんか、ご愁傷さまです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜―――。

 

夕飯を食べ損ねた十代達に飯を作ってやるため、居残りから解放された十代達+杏奈と合流し、レッド寮への道のりを歩いていた。

 

3人が夕飯の心配をしていたので俺が作ってやると言ったらひどく驚かれた。

近くで話を聞いていた杏奈も驚いていた。

 

そんなに意外か!?

 

 

???「キャァァァ!?」

万丈目「天上院君の声!?」

 

 

突然叫び声が聞こえた!

声のした方をみると、埠頭でカイザーと明日香がミイラに襲われてる!?

 

 

翔「お兄さん!?」

杏奈「明日香さん!」

カイザー「翔!来るな!」

 

 

二人の元へ駆け寄ろうとする俺達の前に20体のミイラが立ち塞がる。

 

 

ミイラ「鍵ヲ・・・持ツ者・・・!」

十代「こいつら・・・!」

万丈目「セブンスターズか!」

杏奈「囲まれちゃった!?」

 

 

ここは俺の出番だぜ!

 

まずは、繰り出した時と同じ速さで拳を戻すスピード重視の手刀や拳で相手のガードを崩し、とどめに狼の牙の如く重い一撃を浴びせ・・・!

 

 

理人「“狼牙風○拳”‼」

ミイラ×5「あ~」

翔「ヤ○チャ!?」

 

 

次に、異なる武術の技を流れるような連続攻撃で繰り出し・・・!

 

 

理人「“山突き”‼“カウ・ロイ”‼“烏牛擺頭”‼“朽木倒し”‼」

ミイラ×5「あ~」

杏奈「最強コンボ!?」

 

 

止めにドロップキックの要領で連続蹴りを叩き込む!

 

 

理人「“最上級挽き肉”‼」

ミイラ×10「あ~~~」

十代「黒足?!」

 

 

粗方出て来たミイラは全滅したな。

 

 

万丈目「お前、ホントにデュエリストか!?」

理人「今はリアリストだ。ミイラはデッキもデュエルディスクも持ってなかった。デュエルできるわけがない!よってデュエルする必要はない!」

杏奈「何あれ!?」

 

 

雲間から光る船が降下してきた。

 

 

理人「親方!空から光る船が!」

翔「ボケてる場合ッスか!?」

 

 

船は空中で一旦止まると更に強い光を放った。

俺達の意識はそこで途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと船の甲板(?)にいた。

俺達5人の他にカイザーや明日香、後何故か大徳寺先生。

どうやら残りの鍵を纏めて手に入れるつもりらしい。

 

甲板の中央に立つ古代エジプト風の服装をした仮面の人物。

彼が5人目のセブンスターズらしい。

 

 

アビドス「フハハハハ!余の名はアビドス3世!さあ!余を満足させてみよ!」

理人「・・・満足の神?」

万丈目「アホか。デュエルの神・・・の筈だ」

 

 

堂々とした相手と違って、万丈目の回答は自信なさげだ。

でも気持ちは分かる。

想像してたのとだいぶ違うからな。

 

 

十代「俺が行くぜ!無敗の神とデュエルできるなんて!こんな機会2度と来ないじゃん!」

カイザー「十代!これは闇のデュエル・・・かもしれない」

明日香「それに相手は神・・・なのよ」

翔「無茶・・・だと思うよアニキ」

十代「大丈夫大丈夫!あ、そだ。誰かデュエルディスク貸して!」

 

 

イメージと実物とのギャップにカイザーでさえ困惑している。

気にしてないのは十代だけ。

十代にとってデュエルするのにギャップとかは関係無いんだな。

デュエルディスクは万丈目が投げて渡した。

 

 

十代「さ!やろうぜ!神様のデュエルがどんなものか見せてくれよ!」

アビドス「ふ・・・せいぜい余を楽しませてもらおうか!」

理人「デュエルの神っていうから理的なイメージをしていたが、なんというか・・・真逆の性格の王様だな」

???「昔はああでは無かったのです」

翔「うわっ!?いつの間に!?てか誰ッスか!?」

 

 

いつの間にかアビドスの家来の一人が俺の隣に来ていた。

 

 

???「私は神官のケテクと申します。王があの様になったのには訳があるのです」

 

 

最初、彼は普通の強さだった。

実力は家来たちと同じレベルで。

しかし彼は王だった。

王に勝ってしまって機嫌を損ねる事は避けなければならない。

家来たちに残された道はただ一つ。

 

“王に気付かれずに手加減する事”。

悪く言えば八百長。

 

それにより、王は勝利し続けた。

三桁にも及ぶ勝利の数に、いつしか王は“自分は強い”‟自分に敵う者などいない”と思い込んでしまった。

その思い込みが自己暗示となってデュエルの腕を格段に上げ、後から家来達が本気で応戦するも全戦全勝。

結果、王は無敵になったが同時に傲慢になってしまった。

 

 

理人「つまり接待デュエルをしていたら自分は強いと思い込んで、いつしか本当に強くなっちゃったと」

ケテク「その通りです」

 

 

人の思い込みって怖ぇな・・・

 

 

十代・アビドス「「デュエル!」」

 

 

十代 LP4000

アビドス LP4000

 

 

アビドス「先攻は余が貰う!ドロー!」

 

 

 

ターン1

 

 

 

アビドス「魔法カード【暗黒界の取引】を発動。お互いのプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローし、1枚墓地に捨てる」

十代「手札交換のカードか」

アビドス「余はモンスターと伏せカードを1枚ずつセットし、ターンエンドだ」

 

 

アビドス LP4000 手札3枚

 

モンスター 裏側守備表示

魔法・罠  伏せ1枚

 

 

消極的な出だしだな・・・

 

 

 

ターン2

 

 

 

十代「俺のターン、ドロー!」

 

 

十代 LP4000 手札6枚

 

 

十代「俺は【フェザーマン】を攻撃表示で召喚!手札から魔法カード【ヒートハート】を発動!このターン、【フェザーマン】の攻撃力が500上がり、貫通効果を得る!」

 

 

【E・HERO フェザーマン】 攻1000⇒1500

 

 

十代「行け!【フェザーマン】!“フェザーブレイク”!」

 

 

セットモンスターの守備力が1500未満ならダメージを与えられるけど・・・

どうだ・・・?

 

 

アビドス「セットモンスターは【巨大ネズミ】。守備力1450」

十代「ギリギリか~。50のダメージだ」

 

 

アビドス LP4000⇒3950

 

 

翔「僅かだけど先制ダメージを与えたッス!」

明日香「だけど【巨大ネズミ】はリクルーターよ。何が出て来るか・・・」

アビドス「余は【巨大ネズミ】の効果で【クリオスフィンクス】を召喚!そして罠カード【バースト・リバース】を発動!余のライフ2000ポイントをコストに墓地のモンスターを裏守備表示で呼び戻す!」

 

 

アビドス LP3950⇒1950

 

 

杏奈「態々半分もライフを削って【巨大ネズミ】を呼び戻した・・・?」

十代「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 

【E・HERO フェザーマン】 攻1500⇒1000

 

 

十代 LP4000 手札3枚

 

モンスター 【E・HERO フェザーマン】(攻1000)

魔法・罠  伏せ1枚

 

 

 

ターン3

 

 

 

アビドス「余のターン、ドロー」

 

 

アビドス LP1950 手札4枚

 

モンスター 【クリオスフィンクス】(攻1200)

      裏側守備表示

魔法・罠  無し

 

 

アビドス「お前に見せてやろう!我が王家に伝わりし守護神を!」

十代「来い王様!」

アビドス「余は【クリオスフィンクス】を生け贄に捧げ、【守護神エクゾード】を特殊召喚!」

 

 

【クリオスフィンクス】の姿が光の粒子となり床に吸い込まれていく。

そしてアビドスの背後に巨大な魔神が現れた。

 

 

杏奈「守備力4000!?」

翔「お兄さんの【サイバー・エンド】の攻撃力と同じ数値!?」

十代「けど守備表示なら怖くは・・・!」

アビドス「【エクゾード】はただの壁ではない。セットモンスターを反転召喚!」

 

 

裏守備表示のカードが表になる。

小さな門の形をしたモンスターが姿を現す。

 

 

杏奈「【巨大ネズミ】じゃない!?」

万丈目「あれは【番兵ゴーレム】!」

アビドス「【番兵ゴーレム】の効果。このカードがリバースした時、相手モンスターを手札に戻す」

十代「く・・・【フェザーマン】・・・!(伏せカード【ヒーローシグナル】が発動できるのはモンスターが破壊された時。バウンスじゃ発動できない・・・!)」

 

 

【番兵ゴーレム】の扉が開き、中から吹き出した風で【フェザーマン】はカードに戻って吹き飛ばされた。

 

 

明日香「まずいわ!十代の場ががら空きに!」

アビドス「そして、地属性モンスターが反転召喚に成功した時、相手に1000ポイントのダメージを与える」

十代「!?」

 

 

【番兵ゴーレム】の扉が閉まる。

同時に【フェザーマン】が手札に戻る瞬間【エクゾード】が手の平から光を放ち、十代にダメージを与えた。

 

 

十代 LP4000⇒3000

 

 

アビドス「【番兵ゴーレム】で直接攻撃!」

十代「うぐ・・・!」

 

 

十代 LP3000⇒2200

 

 

アビドス「【番兵ゴーレム】は1ターンに1度、裏守備表示にできる。【番兵ゴーレム】をセットし直し、カードを伏せてターンエンドだ」

 

 

アビドス LP1950 手札3枚

 

モンスター 【守護神エクゾード】(守4000)

      裏守備表示

魔法・罠  無し

 

 

 

ターン4

 

 

 

十代「俺のターン、ドロー!」

 

 

十代 LP2200 手札4枚

 

モンスター 無し

魔法・罠  伏せ1枚

 

 

十代「手札から魔法カード【エマージェンシーコール】を発動!デッキから【E・HERO】を手札に加えることができる!俺は【エアーマン】を手札に加え、【エアーマン】を召喚!」

翔「あれ?あんなカード持ってたッスか?」

理人「ああ、属性融合HEROと一緒に俺が渡した」

十代「こいつが召喚された時、場の【E・HERO】の数だけ相手の魔法・罠を破壊するか、デッキから【E・HERO】をサーチする効果を発動できる。俺はデッキから【E・HERO】を手札に加える!」

 

 

【番兵ゴーレム】だけでも除去したい所だが、今のままでは難しい。

【エアーマン】の攻撃力と【番兵ゴーレム】の守備力は同じ。

攻撃力を上げる【ヒートハート】はさっき使ってしまった。

【スカイスクレイパー】か【融合】でもあれば話は別だけど・・・

 

 

十代「【エアーマン】でセットモンスターを攻撃!」

アビドス「守備力は【エアーマン】の攻撃力と同じだ。破壊されない」

十代「カードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

 

十代 LP2200 手札2枚

 

モンスター 【E・HERO エアーマン】

魔法・罠  伏せ3枚

 

 

翔「なんでアニキはセットされていた【番兵ゴーレム】を攻撃したの?【エアーマン】の攻撃力と【番兵ゴーレム】の守備力は同じなのにのに」

カイザー「【番兵ゴーレム】の効果は1ターンに1度しか使えない。裏守備表示にした後、反転召喚して効果を使えば、アビドスは【番兵ゴーレム】を攻撃表示で場に残さなければならなくなる」

 

 

そうすることで、十代のターンがくれば【番兵ゴーレム】を戦闘で破壊できる。

仮にアビドスが裏守備表示にした【番兵ゴーレム】を反転召喚をしなくても、次の相手のターンで同じことを繰り返せばいい。

 

 

 

ターン5

 

 

 

アビドス「余のターン、ドロー!」

 

 

アビドス LP1950 手札4枚

 

モンスター 【守護神エクゾード】(守4000)

      【番兵ゴーレム】(攻800)

魔法・罠  無し

 

 

アビドス「余は【番兵ゴーレム】の効果を使い裏守備表示にし、反転召喚!戻れ【エアーマン】!」

十代「く・・・!」

アビドス「そして【エクゾード】の効果で1000ポイントのダメージだ!」

 

 

十代 LP2200⇒1200

 

 

アビドス「【番兵ゴーレム】でダイレクトアタック!速攻魔法【虚栄巨影】!モンスターの攻撃宣言時、モンスター1体の攻撃力はバトル終了時まで1000ポイントアップする!」

 

 

【番兵ゴーレム】 攻800⇒1800

 

 

大徳寺「【番兵ゴーレム】の攻撃力が十代君のライフを上回ったのにゃ!」

翔「アニキ!」

明日香「十代!」

 

 

【番兵ゴーレム】が手にした杖を振りかぶって十代に襲い掛かる。

 

 

十代「そうはいくか!罠発動!【ヒーロー見参!】!相手は俺の手札のカードを選択して、それがモンスターなら特殊召喚できる!」

翔「アニキの手札は3枚・・・もしモンスター以外を当てられたら・・・」

理人「いや、それは絶対に無い」

カイザー「今の十代の手札は【番兵ゴーレム】の効果で戻った【フェザーマン】と【エアーマン】、そして【エアーマン】の効果でデッキから加えた【E・HERO】の3枚」

万丈目「どれを選ぼうが、【E・HERO】を特殊召喚でき、このターンはしのげるってわけか」

十代「どれを選ぶ!?」

アビドス「・・・余から見て右のカードだ」

 

 

選ばれたカードは・・・?

 

 

十代「王様が選んだのは【フェザーマン】だぜ!守備表示で特殊召喚!」

アビドス「【番兵ゴーレム】!【フェザーマン】を破壊せよ!」

十代「へへ!守備表示だからダメージは無いぜ」

アビドス「フン、1ターン生きながらえたに過ぎない。バトルを終了する」

 

 

【番兵ゴーレム】 攻1800⇒800

 

 

万丈目「よし、これでもう一度【エアーマン】を出せば、アビドスに1000のダメージを与えられる!」

アビドス「フ・・・それを許すと思ったか?速攻魔法【月の書】を発動!」

杏奈「あ、あれは表側表示モンスターを裏守備表示にするカード!」

アビドス「余が選ぶのは、当然【番兵ゴーレム】!」

 

 

月の書から放たれる光によって【番兵ゴーレム】は裏守備表示になった。

やっぱり入ってた【月の書】。

 

 

大徳寺「これで次のアビドスのターンで【番兵ゴーレム】の効果が使えるようになってしまったのにゃ」

アビドス「ターンエンド」

 

 

アビドス LP1950 手札2枚

 

モンスター 【守護神エクゾード】(守4000)

      裏側守備表示

魔法・罠  無し

 

 

翔「アニキ・・・」

カイザー「大丈夫だ、翔。十代の顔を見ろ」

 

 

未だ劣勢なのは変わらないってのに、笑ってるよ。

十代らしいっちゃ、十代らしいけど。

 

 

 

ターン6

 

 

 

十代「俺のターン!ドロー!」

 

 

十代 LP1200 手札3枚

 

モンスター 無し

魔法・罠  伏せ2枚

 

 

 

十代「(!よし・・・!)俺は【クレイマン】を召喚!そして手札から魔法カード【オーバーソウル】を発動!俺の墓地の通常モンスターの【E・HERO】を特殊召喚する事ができる。甦れ【フェザーマン】!」

アビドス「そんなモンスターを出したところで・・・」

十代「【ヒートハート】の“H”!【エマージェンシーコール】の“E”!【ライトジャスティス】の“R”!【オーバーソウル】の“O”!これらのカードを墓地から除外して【ヒーローフラッシュ!!】を発動!」

アビドス「【ヒーローフラッシュ!!】だと!?」

十代「その効果でデッキから【E・HERO スパークマン】を特殊召喚!」

 

 

土・風・雷のHEROが並び立つ。

 

 

翔「【ライトジャスティス】なんて使ってないッスよね?」

理人「あの時だ。アビドスが【暗黒界の取引】を使った時に墓地に捨てたカード・・・あれが【ライトジャスティス】だったんだ・・・!」

アビドス「無駄な事を。いくらモンスターを揃えようと、【守護神エクゾード】の守りの前では到底敵わない!」

十代「いいや、【守護神エクゾード】は倒さないぜ!【ヒーローフラッシュ!!】の効果で通常モンスターの【E・HERO】はプレイヤーに直接攻撃ができるのさ!」

アビドス「!?」

十代「いけ!俺のHERO達!“ヒーローフラッシュ”‼」

 

 

アビドス LP1950⇒950⇒150⇒0

 

 

十代「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ王様!」

アビドス「よもや余が負けるとは・・・だが、楽しいデュエルだったぞ」

 

 

アビドスは初めての敗北に悔しさがあったがそれ以上に満足感に満たされた顔をしていた。

闘いの後に握手が交わされる。

 

その後、十台とアビドスが100年後にデュエルするという約束をして、アビドス達は成仏していった。

 

 

万丈目「良かったな十代。成仏先が決まって」

十代「皆で一緒に行こうぜ。あの王様結構面白いし」

万丈目「死んでも貴様と一緒だなんてごめんだ」

翔「万丈目君天国に行けるの?」

万丈目「どういう意味だぁ!?」

 

 

十代達がコントのような会話を繰り広げている間、俺は考え事をしていた。

 

 

 

 

 

 回想―――

 

 

デュエル後、十代が100年後のデュエルの約束をしていると、さっきの神官・ケテクが話しかけてきた。

 

 

ケテク「少しお伝えしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?

理人「俺に?」

ケテク「ええ。アビドス様は普段は棺の中で眠っておられ、その間セブンスターズに関する事は私が交渉していました。その際、他のセブンスターズと会う機会があったのですが、残っている二人は今までの相手とは別格。ひょっとするとアビドス様以上かと」

 

 

そんな奴が二人もいるのか・・・!?

 

 

ケテク「特に“テスタ”と名乗っていた者・・・あなたのデッキから漂う気配と似たものを感じました。努々油断なさらぬ様」

理人「ああ、ありがとうな」

ケテク「では、これにて」

 

 

 回想end―――

 

 

 

デッキから漂う気配と似た気配を持つ“テスタ”・・・

その正体は分からないが、恐らくイグニスやムルシエと同じ・・・!

 

 

十代「理人~早くメシ作ってくれよ~!」

杏奈「早く早く!」

理人「はいはい」

 

 

・・・敵の事はとりあえず置いておこう。

今は腹ペコな十代達の為にメシを作ってやるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこかの空間。

 

日の光も差さず、照明もない部屋の中でモニターの灯りだけが2つの影を照らしていた。

 

 

???1《ふむ・・・デュエルの神と呼ばれた男でさえ敗退するとは・・・》

???2「1人あたり、ダミーを含めて3つ奪わねばならなくなったが君は大丈夫か・・・?」

 

 

仮面の人物は大柄な影に問いかける。

大柄な存在は自信満々に答えた。

 

 

???3「誰に物を言っているのさ?ボクは天才テスタ様だよ?それよりも約束は覚えているよね?」

???1《ああ・・・三幻魔復活の報酬として“あの”カードを渡す契約であろう。勿論忘れてなどいない》

???3=テスタ「それならいいんだ。じゃあ、行ってくるよ」

 

 

 

かつてない脅威がアカデミアに迫る――――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

 

アビドス「さぁ!!余とデュエルだ!」

十代「おう!」

セブン『・・・・・・』

理人「?どうかしたのか?」

セブン『あの者を見ていると、自らの力を過信していた昔のゼロを思い出してな』

ゼロ『ちょっ!親父!?』

エックス『ゼロにそんな時期が?』

ビクトリー『その話詳しく聞きたい』

セブン『いいだろう。アレは・・・』

ゼロ『やめてくれ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アビドスのデュエル史『簡略版』


①アビドス「今日もデュエルだ!」
②アビドス「また余の勝ちだ」
③アビドス「あれ?余って最強?」
④アビドス「温い……温い!温い!温過ぎる!!」
⑤アビドス「またか・・・つまらんぞ」
⑥アビドス「忘れちまったよ・・・満足なんて言葉」




【スピリッツ・オブ・ファラオ】?
そんな奴はいなかった。
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