遊戯王GX 光を継ぐ者   作:シャインロード

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学園祭かぁ・・・・・・


あの頃が懐かしいや・・・


第42話  魔女ッ子

学園祭。

1年に1度の学校行事の一つ。

それは、ここデュエルアカデミアも例外ではない。

生徒たちは学園祭の準備に追われていた。

オベリスクブルーは喫茶店、ラーイエローは屋台。

そしてオシリスレッドは・・・

 

 

十代「コスプレデュエル?!」

翔「そうッス!隼人くんに教えてもらったレッド寮伝統の出し物!」

理人「伝統なんだ・・・?」

隼人「そうなんだな」

 

 

隼人が描いた看板を立て掛けながら話を聞く。

看板に描かれている【ブラマジ】と【ブラマジガール】は隼人が描いたらしい。

 

 

吹雪「楽しそうだな」

十代「知らないのか?」

吹雪「イエローの縁日には行ったことはあるけど・・・」

カイザー「ここまで来たことはないな」

翔「そこなんスよ!レッドの出し物に誰も来ないのは、レッドに女の子がいないからッス!」

三沢「いや、イエローにも女子はいないぞ」

理人「場所の所為だろ?」

翔「そこで僕は考えた!こういう出し物には花がないと・・・てことで明日香さん、杏奈さん!レッド寮を助けると思って!お願いします!!」

杏奈「ちょっ、翔くん!?」

 

 

明日香と杏奈は戸惑った。

力説した後に土下座のお願いだもの。

対応に困るよな。

 

 

明日香「けど、私たちブルーだし・・・」

吹雪「いいんじゃないか?僕も明日香のコスプレなら見てみたいし」

明日香「兄さん・・・!?」

 

 

やんわり断ろうとした杏奈たちだったが、その後ろから吹雪さんが翔を援護する発言。

周囲を固められ、明日香陥落。

 

 

翔「やった!お兄さんのお許しが出たぞ!やったやった!」

杏奈「私はやるなんて・・・」

理人「俺も杏奈のコスプレ見てみたいな」

杏奈「あぅ・・・う~ん・・・はぁ、しょうがないか」

 

 

続いて杏奈も陥落。

 

 

翔「じゃあ、明日香さんにはブラマジガールの衣装を・・・」

隼人「いやブラマジガールはもう・・・」

 

 

隼人が何か言いかけた時、寮から人が出てきた。

そして全員驚愕した。

そこにいたのはボンッ!ボンッ!ボンッ!のブラックマジシャンガール・・・

 

 

トメ「うふん♡」

全員「「「トメさん!???」」」

隼人「言い忘れてたけど、毎年ブラマジガールはトメさんが・・・」

 

 

毎年って・・・まじか。

レッド生は底辺の生活だけでなく、こんな苦痛を受けていたのか・・・!

 

 

トメ「ブラマジガールはあたしの十八番だからねぇ。ほら似合うでしょ?「ビリッ」あ・・・」

翔「いーーーーーやーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

 

あ、翔が壊れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は流れ、学園祭当日を迎えた。

トメさんのコスプレで真っ白になった翔だったが、何とか立ち直ってくれた。

 

 

隼人「いいんだなぁ!ありなんだなぁ!バッチグーなんだなぁ!」

理人「隼人、日本語おかしいぞ」

 

 

レッド寮の食堂では、【ハーピィレディ】のコスプレをした明日香を隼人が褒めちぎっていた。

 

 

明日香「本当は、ジュンコとももえも呼んで【ハーピィレディ三姉妹】をやりたかったんだけど、逃げられちゃって。杏奈は違う衣装が着たいっていうし」

理人「仮に杏奈が【ハーピィレディ】のコスプレを着ても、二人姉妹じゃあ微妙だしな」

隼人「なんだな」

明日香「そういえば十代は?」

十代「ここにいるぜ」

 

 

声のほうへ振り向くと・・・なんかよく分からんモンスターのコスプレをした十代が立っていた。

 

 

翔「えっと・・・その恰好は・・・?」

十代「どれにするか迷って、とりあえずカッコイイモンスターの衣装を片っ端から着てみた」

 

 

複数のモンスターの衣装の一部を身に着けているのを見て思った。

 

それ、なんて暴君怪獣?

 

 

理人「とりあえず着替え終わったんなら出ようか」

 

 

外に出ると、【XYZ】の恰好の万丈目が歩いてきた。

重そうな足取りからすると、金を掛けて作ったものだと思う。

 

 

オジャマグリーン『かっこいいぞ!万丈目サンダー!』

万丈目「当然!」

ブラック『俺達ができない事を平然とやってのけるぜ!』

万丈目「当たり前!」

イエロー『そこにしびれる!憧れるゥ!』

万丈目「常識常識!」

十代「おお!【XYZ ドラゴン・キャノン】か!」

隼人「素人の仕事じゃないんだな」

万丈目「ふっ。万丈目グループをなめるなよ」

明日香「でも似合ってるわよ」

万丈目「え、そ、そうかい?」

翔「万丈目くん、顔赤いよ?」

万丈目「う、五月蠅い!」

 

 

褒められて顔がにやける万丈目。

そこを翔に指摘され必死に誤魔化す。

 

と、そこへカメラのシャッター音が聞こえてきた。

振り向けば吹雪さんがいて、カメラを使い明日香を激写していた。

 

 

吹雪「いいね~明日香のコスプレ似合ってるじゃないか」

明日香「・・・兄さん。写真なんか撮ってどうするつもり?」

吹雪「ふふふ・・・!それはね、明日香のファンクラブに配るためだよ」

明日香「兄さん!そのカメラを渡して!」

吹雪「いくら可愛い妹のお願いでもそれは聞けないなぁ。」

明日香「なら力づくでも!」

吹雪「おっと、じゃあコスプレデュエル頑張りたまえ。さらば!」

明日香「待ちなさい!」

 

 

明日香は逃げる吹雪さんを追いかけて行ってしまった。

けど、必死に追いかける明日香から逃げつつ写真を撮るあたり、余裕そうだ。

たぶん吹雪さんは逃げ切るだろう。

 

 

翔「吹雪さんってあんなキャラだったんスね」

理人「意外だったな」

杏奈「お待たせ~!」

 

 

吹雪さんのキャラに呆然としていると、レッド寮の仮設更衣室でコスプレに着替えていた杏奈が出てきた

杏奈の恰好は黒いワンピース、胸部には黄色い生地を縫い合わせ、ストライプのアームカバーとソックス、黒い手袋と靴、頭の二本の角が生え、額付近に黄色い菱形とその左右に黒い三角形のパーツ2つ。

 

 

翔「・・・?なんのコスプレなんスか?」

理人「これ」

 

 

ゼットンである。

 

 

十代「いやいやいやいや!絵柄と違くないか!?」

理人「それがさ、杏奈が怪獣のコスプレしたいって言ってさ。けど、怪獣のコスプレなんて無いじゃん?だから作ることにしたんだけど、ふと前の世界にあった怪獣の擬人化を思い出したんだ。で、杏奈に聞いて了承を得たから、いくつか擬人化怪獣の絵を見せて選んだのがアレ」

杏奈「だって他のは肌の露出が多かったりするのよ?【ゴモラ】の絵もあったけど、半分スク水だったし」

十代「うわぁ・・・」

隼人「スク水は・・・ないんだな」

理人「違う!最初からそういうデザインだったんだ!俺は悪くねぇーーーーー!」

 

 

必死に叫んだけど、突き刺さる視線が痛かった。

まぁ、下心が全く無いと言ったら嘘になるけど。

 

 

万丈目「さあ諸君!オシリスレッド怒涛のコスプレデュエルを始めようじゃないか!まずは遊城十代に挑む命知らずなモンスターは名乗りを上げろ!」

十代「おっしゃあ!俺が1番か!さぁ来い万丈目!」

万丈目「この格好でデュエルできるわけがないだろ!俺は解説だ」

十代「じゃあ隼人やろうぜ」

隼人「今日は裏方なんだな」

十代「じゃあ翔」

翔「ゴメン兄貴!今日は実況やるんだ!」

十代「杏奈は」

杏奈「私は模擬店で売り子の手伝いをしないと」

十代「理人・・・」

理人「今から選んで着替えてたら間に合わないって」

十代「(´・ω・)」

 

 

十代の相手がいなくなったな。

 

んー・・・

見物客の中から選ぶか・・・

 

 

???「はいは~い!私、立候補しま~す!」

十代「ん?」

翔「!!!」

杏奈「ブ、ブラック・マジシャン・ガール!?」

 

 

そこには【ブラック・マジシャン・ガール】がいた。

勿論トメさんではない。

誰もがすれ違ったら振り向くような美少女だ。

 

 

見物客1「おいおい【ブラック・マジシャン・ガール】だぜ!」

見物客2「マジかよ!本物そっくりじゃん!」

見物客3「チョーカワイイ!」

ブラック・マジシャン・ガール(以後BMG)「いいですか?」

万丈目「当たり前だ!コスプレデュエル実行委員長、この万丈目準が許可する!」

見物客「「「「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」

見物客4「ブラマジガールのデュエルが見られるとは・・・!」

見物客5「俺、デュエルアカデミアに通ってて良かった・・・!(ノД`)・゜・。」

見物客6「はぁ・・・はぁ・・・ガールたん・・・」

見物客7「でへへ・・・ガールのコスプレ・・・」

 

 

最後の方、変なのがいたぞ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十代・BMG「「デュエル!!」」

 

 

十代 LP4000

BMG LP4000

 

 

理人「間に合ったか」

三沢「ん?どこに行ってたんだ?」

理人「ちょっとゴミを捨てにな」

 

 

変態(ゴミ)共に無言の腹パンを入れた後、捨てに行って戻ってきたら、丁度デュエルが始まるところだった。

近くに三沢・カイザー・クロノスがいたので合流した。

ちなみに、三沢の恰好が【アマゾネスペットタイガー】だった事は敢えてスルーすることにした。

 

 

理人「なんで十代はコスプレ脱いでいるんだ?」

三沢「見物客からのヤジが飛んだ事と、ごちゃごちゃした装備のせいでデュエルディスクが付けられないという理由で自分で脱いだんだ」

理人「・・・」

BMG「私のターン、ドロー!」

 

 

 

ターン1

 

 

 

BMG「私は【ベリー・マジシャン・ガール】を召喚!」

見物客「「「いいぞー!ブラマジガール!」」」

BMG「【ベリー・マジシャン・ガール】の召喚に成功した時、デッキから【マジシャン・ガール】1体を手札に加えまーす!」

見物客「「「可愛い!ブラマジガール!」」」

十代「・・・やりづらいなぁ」

BMG「カードを1枚伏せてターンを終了しまーす!」

 

 

BMG LP4000 手札5枚

 

モンスター 【ベリー・マジシャン・ガール】(攻400)

魔法・罠  伏せ1枚

 

 

翔「ブラボー!ブラマジガール!さて次は十代選手のターンです!」

 

 

 

ターン2

 

 

 

十代「俺のターン!ドロー!」

 

 

十代 LP4000 手札6枚

 

 

十代「俺は【E・HERO エアーマン】を召喚!【エアーマン】が召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから【HERO】を手札に加えることができる!俺は【E・HERO ネクロ・ダークマン】を手札に加え、【融合】を発動!場の【エアーマン】と手札に加えた【ネクロ・ダークマン】を融合!」

翔「おっと十代選手、いきなり融合を使いましたが、この組み合わせで呼べるHEROなんていましたっけ?」

万丈目「おそらく特別な融合HEROを呼ぶつもりなんだろう」

十代「漆黒の使者!【E・HERO エスクリダオ】!」

 

 

地面に現れた黒い穴から出てきた闇の名を持つHERO。

 

 

翔「解説のXYZさん、これが特別なHEROですか?」

万丈目「ああ、通常の融合召喚と違い“属性+E・HERO”の融合で召喚される“属性融合HERO”の1体だ。この場合は闇属性の【ネクロダークマン】と【E・HERO】の組み合わせだ」

翔「召喚条件緩いっすね」

十代「【エスクリダオ】の効果!墓地の【E・HERO】1体につき攻撃力が100ポイントアップする!墓地にの【E・HERO】は2体!200ポイントアップ!」

 

 

【E・HERO エスクリダオ】 攻2500⇒2700

 

 

十代「バトル!【エスクリダオ】で【ベリー・マジシャン・ガール】を攻撃!“Dark Diffusion(ダーク ディフュージョン)”!」

見物客「「「遊城ィテメェェェェェェェ!!!」」」

 

 

【エスクリダオ】の黒い爪が宙を飛び、【ベリー・マジシャン・ガール】へと向かう。

それを見た見物客は激昂。

 

 

翔「あーっと!闇のHEROがちびっ子魔女に襲い掛かる!」

万丈目「間違ってはいないが・・・」

見物客「「「危ない!【ベリー・マジシャン・ガール】!」」」

BMG「私は【ベリー・マジシャン・ガール】の効果を発動!1ターンに1度、このカードが相手の効果の対象または相手モンスターの攻撃対象になった時、【ベリー・マジシャン・ガール】の表示形式を変更し、デッキから【ベリー・マジシャン・ガール】以外の【マジシャン・ガール】モンスター1体を特殊召喚するよー!」

見物客「「「おおおおおお!!!」」」

BMG「来て!【チョコ・マジシャン・ガール】!」

 

 

ピンクの魔法少女が杖をチョンと振ると光が集まり、中から青い魔法少女が現れた。

なお、杖を振っている時、見物客の顔はデレ~っとなっていた。

 

 

十代「バトル続行!【ベリー・マジシャン・ガール】は破壊するぜ!」

BMG「罠カード【ハーフ・アンブレイク】!私の場のモンスター1体を戦闘での破壊から守り、戦闘ダメージを半分にします!」

 

 

シャボン玉が【ベリー・マジシャン・ガール】を包み込み、【エスクリダオ】の爪を弾き飛ばした。

攻撃が来ないことにホッとする【ベリー・マジシャン・ガール】を見て、翔を含むブラマジガールファン達も安堵する。

が、すぐに十代の方を睨む。

 

 

十代「やりにくいぜ・・・カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

 

十代 LP4000 手札3枚

 

モンスター 【E・HERO エスクリダオ】(攻2700)

魔法・罠  伏せ1枚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

 

BMGがコスプレデュエルに参加した時。

怪しい見物客がいたので気配を殺し、そっと近づく。

 

 

見物客6「デュエルが始まったらチラリを・・・」

見物客7「俺は着替えをこのジョナサン(カメラ)で・・・」

 

 

聞こえてきた言葉は完全にアウトです。

なので見物客6&7の背後に立ち、拳を握りしめる。

 

 

理人「おい」

見物客7「でへへ・・・ガールのコスプレ・・・」

見物客6「はぁ・・・はぁ・・・ん?何だお前」

理人「・・・」

 

 

そして無言の腹パン。×2を叩き込む。

 

 

見物客6・7「「ぐはっ!?」」

理人「翔!ちょっとゴミを捨ててくるわ」

翔「分かったッス」

 

 

崩れ落ちたゴミを両手に持ち、見物客達の向こう側にいるであろう翔に声をかけてからゴミを捨てに行った。

 

 

 

 

 

 

 

この日、ボロ雑巾のようになった男二人が医務室に運ばれたという。

 

 




この話を書くまで、【エスクリダオ】を【エクスダリオ】だと思ってました。

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