トカゲの護衛はドラゴン   作:ボンサイ

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前回の失敗を活かし、―を減量しました。
感想で様々なアドバイスを頂き、ありがとうございました。

これから徐々に試して、文章を改善できるように頑張ります。


第九話 擬態を鑑賞したドクロ

「――しかし、意外だったな。四番目の集落ではなく、二番目の集落で先触れが倒されるとは・・・・・・両方とも映像は撮っているな?」

 

 アインズは王座へ座ると同時に、アルベドに確認する。

 

「アインズ様のご指示どおり、全ての接触を映像に収めております。」

 

 アルベドは微笑を湛え返答する。ここまではナザリックお約束の風景である。

 

 アインズは数時間ほど前に、本日のファーストコンタクトの結果を聞いた。『ラミア』に最も近い集落を警戒していたのだが、その警戒は裏切られてしまった。違う集落で使者が倒されてしまったのだ。

 

「よし、ではモニターに映像を出せ。まずは――四番目の集落からだ。何事も無かったとは言え、やはり警戒すべきはこの集落だからな。」

 

「畏まりました。」

 

 アインズの指示を受け、アルベドは<水晶の画面(クリスタル・モニター)>を操作する。そして、モニターに蜥蜴人(リザードマン)の集落が映し出された。

 映像の始まりは使者が集落に降り立ったところからだ。使者に気が付いた蜥蜴人(リザードマン)達がその周りを取り囲み、他の蜥蜴人(リザードマン)も続々と集まってくる。まさに当初の予定通りと呼ぶべき光景が展開されていた。

 その後も目を見張る事態は一切起こらず、使者を無傷で帰してしまうという内容だった。

 

 

「・・・・・・普通だな。」

 

 アインズはポツリと呟いてしまった。

 期待感にも似た警戒心が肩透かしを食らってしまったのだ。この反応は当然だろう。ただただ平穏に事が運んでしまったのだから。

 唯一、予想外の事があったとすれば、集落の代表と思われる人物の外見だ。蜥蜴人(リザードマン)と言うよりは、植物系モンスターを連想させる。どうやら、雑草の塊を装備しているようだ。

 

蜥蜴人(リザードマン)の長とは、こんな服装をしなければならないのか?随分とハイセンスな種族だな。」

 

 軽い笑いを交えながらアインズは感想を述べる。こんな物を警戒していたのか、という自身への嘲笑も含まれていそうだ。

その嘲笑を察したのか、アルベドが慰めるかのようにフォローを入れる。

 

「所詮は下等生物です。下等生物風情の感性など、アインズ様の御眼鏡に適わないのは当然かと。」

 

「ハハハ・・・・・・まぁ、それもそうだな。原始的な種族にセンスを期待するのは、酷だったか。――さて、念のため二番目の集落も見てみるか。杞憂に終わりそうだが、せっかく集まってもらった守護者達に悪いしな。」

 

 アインズは視線を落とし、守護者達を視界に収める。

 強者が確認された場合を考慮し、意見を聞こうと守護者三名を集めていたのだ。アウラ、マーレ、シャルティアの三名だ。

 

 守護者にはあと二名、デミウルゴスとコキュートスという者が居る。

 しかし、デミウルゴスには遠方で任務を任せており、蜥蜴人(リザードマン)鑑賞のためだけに呼ぶのは流石に悪い。

 コキュートスに至っては鑑賞に呼んではいけない人物だ。コキュートスから要請があれば映像を見せるつもりだが、こちらから見せるつもりは無い。

 与えた兵力だけで、今後の計画を判断して貰わなければならないのだ。彼の成長のために。

 

 

「アインズ様のご命令とあらば、馳せ参じるのが守護者。アインズ様は私達程度の事など御気になさらずとも構いんせん。」

 

 アインズの言葉に長い銀髪の少女が答える。吸血鬼の少女だ。

 異質なほど白い体に纏うのは、漆黒のポールガウン。スカートの部分は大きく膨らみ、いわゆるゴスロリ系のファッションに見える。それを証明するかのようにフリルとリボンの付いたボレロカーディガンも装備している。全体的にフリルやリボンが目立つ服装だ。

 彼女が第一、第二、第三階層守護者シャルティア・ブラッドフォールンである。先日、”洗脳される”という大失態を犯したためか、その表情は優れない。

 

「そ、そうです。あ、あの、その・・・・・・あ、アインズ様が、気を使われる必要はありません。」

 

 シャルティアに同意するようにマーレも呟く。アインズにとっては些細な一言なのだが、守護者達が反応するには十分な一言なのだ。このやり取りもお約束の風景である。

 しかし、そんな中アウラだけは反応せず、やや険しい表情を見せていた。先日の一件のせいなのだろう、とアインズは思ったがそれは違う。

 

 

「アインズ様。二番目の集落は少し警戒した方が良いと思います。強い・・・・・・いえ、気になるヤツが一匹だけ居ます。」

 

「ほぅ・・・・・・?」

 

 意外な事にアウラが警鐘を鳴らした。敗北の一件が尾を引いているのは確実だろうが、蜥蜴人(リザードマン)達にまで警戒しているのは驚きだった。

 今回は映像に記録するだけでなく、アウラにも長距離から接触を監視するように命じている。もしかすると、その時に何かを感じ取ったのかもしれない。

 

「私の感知に引っかからないヤツが居ました。使者を倒したのもそいつです。それから私のスキルを――」

 

「――そこまでだアウラ。後は映像を見てから聞かせて貰おうじゃないか。少しは楽しみを残しておかないとな。」

 

 アインズは片手を上げつつ、アウラの言葉を遮った。理由は何にせよ、アウラが警戒するという蜥蜴人(リザードマン)に興味が沸いたのだ。せっかくならネタバレは遠慮したい。

 畏まりました、とアウラが頷き顔を伏せる。相変わらず、普段の快活さが感じられないのが寂しいものだ。はたしてそれほどの事態が記録されているのだろうか?

 

「アルベドよ。さっそく映像を見せてくれ。」

 

「はい、アインズ様。」

 

 

 先ほどと同じように<水晶の画面(クリスタル・モニター)>には使者が映る。その使者の周りに蜥蜴人(リザードマン)達が集まり、周囲を取り囲む。ここまでは先ほどの映像をリプレイしているかのようだ。

 そして、そこから先の展開にアインズは目を奪われた。思わず前のめりになり、モニターを食い入るように眺めていた。

 

 モニターに映し出されたのは、使者がドラゴンと思われる生物に倒されるところだ。まさに一刀両断。大剣による刹那の一撃で決着が付いてしまった。

 

(なんだ?この蜥蜴人(リザードマン)――いや、小型のドラゴンか?コイツは・・・・・・強い?)

 

 そのドラゴンは蜥蜴人(リザードマン)とは一線を画す動きと力を見せ付けた。

 使者ごと大地を抉る斬撃、蜥蜴人(リザードマン)には視認出来なかったであろう速度。明らかに桁が違うのだ。蜥蜴人(リザードマン)の集落に居るべき存在ではない。今までの調査ではまるで確認できなかった戦力である。

 また、使者を倒せることから、それなりの魔法武器を持っていることも明らかだ。

 

「アルベド、この映像を最初から見せろ。先触れを送る前から撮っているならそこからだ。このドラゴンを確認したい。」

 

 アインズはアルベドを一瞥すらせずに指示を出した。そして、再び流れ出した映像を真剣に観察し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「相変わらずロロロには嫌われてんなぁ。いい加減、慣れてくれてもいいんじゃねぇか?」 

 

「オクト、お前が強すぎるのが悪いんだ。魔獣の危険感知は蜥蜴人(リザードマン)の比じゃないからな。・・・・・・少し離れろ、ロロロが怖がって出て来れないだろ。」

 

 村の外れ。ザリュースのペット”ロロロ”の小屋の前で、オクトは穏やかな日常を過ごしている。

 レベルアップの一件で丸一日は悩んでいたものの、そんな事はすでに忘れている。諦めの境地というものだろうか。分からない事は切り捨てていく方針にしたのだ。そのおかげで、穏やかに日々を送っている、というわけだ。

 

 オクトが蜥蜴人(リザードマン)の村に滞在し始めてから丁度、四日目。異世界に転移してから一週間が経過した。

 その間、多くの蜥蜴人(リザードマン)と取引を行い、この村にもかなり馴染んだと自負している。

 ただ、魔獣――”多頭水蛇(ヒュドラ)”であるロロロには、未だに怯えられている。餌やりに行くといつもこの調子で、小屋から出てこないのだ。

 

「これでもスキルでかなり弱くなってんだぜ?これ以上、弱くはなれねぇよ・・・・・・」

 

「我等を殺さないための保険だったか?俺には弱くなったように見えないがな。」

 

 しぶしぶ小屋から離れるオクトに、ザリュースは懐疑の顔を向けつつ声を掛ける。オクトが使用しているというスキルを信用していないようだ。

 

 

 オクトは蜥蜴人(リザードマン)にこれ以上の力を見せ付けないために、タンク系スキル<堕ちた聖騎士(デーモンズ・パラディン)>を発動してる。

 その効果は被ダメージを八十パーセント軽減する代わりに、HP、防御以外のステータスを三割まで減少させる。さらに味方に対する回復系、補助系の魔法、スキルが全て使用不可になるという永続スキルだ。ゲームでは一部のレイドボスでしか意味を成さなかった”死にスキル”である。

 

 しかし、この世界では非常に都合が良い。住人を誤って殺してしまう可能性は減少する上に、強者からの不意打ちで即死する可能性も激減する。<UMAの気配>と合わせて、街中では常時使用したいスキルだ。瞬きほどの時間で解除も出来るため、緊急時も安心である。

 

 

「スゲー弱くなってるぜ?この村を全滅させるのに五秒掛かるところが、二十秒(・・・)になるくらいにはな。」

 

 ザリュースは頭を抱えながら溜息を漏らすと、ロロロをあやすようにして小屋から呼び出した。

 甘えるような鳴き声と共に、ニュルリと蛇の頭が窓から顔を出す。合計で四つの濃い茶色の頭が出てきたが、それぞれがオクトを警戒している。ザリュースに体を擦り付け、じゃれては居るものの、瞬時に逃げ出せるように・・・・・・もしくはザリュースを守れるように準備している。

 そんなロロロを撫でながらザリュースは餌を与える。餌として与えるのはザリュースが養殖した魚だ。驚くべきことだが、蜥蜴人(リザードマン)は魚の養殖を行っている。これはザリュースが旅先で得た知識を元に、一年間も試行錯誤した結果らしい。今では一メートルを超える魚を、安定して供給できるとのことだ。

 

(やっぱ、早いうちに別の村に行きたいな。少なくとも養殖できるだけの知識や技術が存在してる世界か・・・・・・その辺の情報はリザードマンには殆ど無いんだよなぁ。現在の強者についても全く知らないし・・・・・・)

 

 

 この数日間でオクトは様々な情報を集めていた。

 主に集めたのは危険と判断した階位魔法に関する情報だ。伝説や神話に残る魔法を細かく聞いていき、どれほどの威力があるのか確かめようとしたのだ。司祭頭の補足説明を受けた甲斐もあり、どの魔法を使えばどのくらい危険なのかを大まかに理解することは出来た。

 

 しかし、伝説や神話には抽象的な描写が多く、司祭頭も経験ではなく知識でしか話せないため、正確なところは分からない。

 さらに、現在そういった魔法を使用できる人物、に関しては全くのノーデータだ。単純に存在しないという可能性も高いが、閉鎖社会であるため情報が入ってこないとも言える。

 

 唯一、外の世界を知るザリュースも、現在の強者についてはあまり情報を持っていない。知識や技術に関しての情報も、聞きかじった程度の内容ばかりである。全くもって信憑性に欠けるのだ。

 そのため、当初の予定を切り上げて明日にでも別の村に行かないか、とザリュースに打診している。可能なら別の村を足がかりに、文明の発達した――情報の集まりやすい都市に行ってみたいのだ。

 

 

「なぁ、ザリュース。昨日も言ったけど、すぐに別の村に行くって訳にはいかねぇのか?そりゃ準備はあるだろうけどさ・・・・・・」

 

「オクトが村に来たときから準備は進めているが、まだ終わっていなくてな。弱い俺は、色々と準備が必要なんだ。お前に話した養殖にしても、俺と同じに世話を出来る者が居ないしな。――すまないが、あと二日は時間をくれ。」

 

「まぁ、養殖のことを出されると何も言えねぇわ。しっかり喰わせて貰ったしよ。・・・・・・ただ、道中ならオレが護衛してやるから安全だぜ?快適な旅は保障するって。」

 

 オクトは自慢げに笑みを浮かべながらザリュースを見た。立てた親指で自らを指差し、任せろ、と言わんばかりである。それとは対照的に冷めた表情のザリュースは、ポツリと呟く。

 

「どうなってもオクトとの旅が快適とは思えないがな・・・・・・」

 

 ザリュースはやれやれと首を振りながら、オクトに近づいて来た。

 

「それで、今日はどこへ行くつもりだ?また司祭頭の所か?魔法について熱心に聞いているようだが。」

 

「いや、ババァの所はもういいや。ほとんど情報集めも終わったし、今日はお前の好きにして良いぜザリュース。」

 

「そうか?・・・・・・ならば狩猟頭の所に行こう。養殖に関しては狩猟頭に一任するのが最も良いだろうからな。」

 

「あ~狩猟頭か。ヤツも結構、頭良いんだよなぁ・・・・・・オレと違って。まぁ、もうチョイ警戒心を薄くしてくれれば良いヤツなんだが・・・・・・ん?」

 

 

 オクトは突然立ち止まると空を見上げた。さっきまでのおちゃらけた表情とはまるで違う。険しい表情で空を見回している――警戒しているのだ。

 ザリュースもつられて見上げてしまったが、何も違和感は感じられない。司祭達の予報どおりの雲一つ無い青空だ。

 

「・・・・・・オクト、一体どうした?」

 

 疑問に思ったザリュースが問いかけるが、オクトは無言だ。ギョロギョロと鋭い眼光を泳がせ続けている。

 

 

(<UMAの気配>で無効化できない感知系スキル!?効果は――ただ見るだけ?後は・・・・・・映像としての保存だぁ?何だこりゃ?)

 

 この時、オクトは感知系スキルによって村全体が見られている事を、<竜眼>で感じ取った。感知系スキルは<UMAの気配>によって全て無効化してしまうはずなのだが、その防壁が貫通されてしまったようだ。

 デーモンオンラインでもチート系の感知スキル等、一部の例外には引っかかってしまうのだが、まさかこの世界で<UMAの気配>を貫通されるとは思ってもみなかった。どうやらこの世界にも警戒すべき存在が居るらしい。

 

 同時に<竜眼>によって効果を把握できたが、名称は分からない。つまり、デーモンオンライン以外の魔法かスキルということだ。

 オクトはこの村でいくつかの実験をしており、デーモンオンライン以外の魔法は<竜眼>で名称を看破できないことを確認している。物によっては効果も一部確認出来ない。

 

(デーモンオンライン系以外の魔法かスキルだな。・・・・・・もしかするとユグドラシルのプレイヤーか?いや、この世界の強者か?)

 

 

 様々な事に思考を巡らせつつ、上空以外にも警戒を強める。すると後方から何らかのスキルを使用される。

 

(次は後ろか・・・・・・!今度は無効化出来たが、何モンだ?)

 

 弾かれたように後を振り返ると、<鷹の目(ホーク・アイ)>で辺りを見回す。

 視界に入るのは民家や日常を送る蜥蜴人(リザードマン)のみだ。少なくともこの村の中から使用されたスキルではない。

 次は森の中へ視線を移し、遠くへピントを合わせていく。すると・・・・・・

 

(お!・・・・・・今、木から何か飛び降りたな。オレに見つからないように逃げたのか?クソ、木が邪魔で見えない。)

 

 相手の容姿までは確認出来なかったが、確かに何かが飛び降りた。おそらく、スキルを使用した人物と見て間違いないだろう。

 約二キロという長距離からのスキル使用だ。少なくとも雑魚ではない。タイミング的に上空からスキルを使用している人物、もしくはその人物と関わりのある人物、と見るのが妥当だ。

 

 

 しかし、相手の目的が理解できない。上空から村を撮影してどうしようというのだろうか?

 撮影を看破したオクトにスキルを使用したのは、"警戒した"という事で理解できるが・・・・・・

 

 

「・・・・・・ザリュース。空から村全体が魔法で観察されてるぜ。理由分かるか?」

 

「何・・・・・・?」

 

 分からなければ賢いザリュースに聞く。この村で生活して学んだ事の一つだ。

 突然の報告と問いかけにザリュースは戸惑うものの、オクトの表情と声から真実だと悟ったらしい。即座に表情を引き締めると考えを述べる。

 

「・・・・・・理由は思い浮かばないな。だが、本当に監視されているなら・・・・・・相手は敵かよほど警戒心の強い訪問者だ。前者なら何らかの動きがあるだろう。上空以外には何も無いのか?」

 

今は(・・)無ぇな。・・・・・・それから一つ付け加えとくが、オレは感知系を常時無効化してる。だが、これは無効化出来ねぇ。かなり上位かもしくは、特殊な魔法だと思うぜ。」

 

「・・・・・・それは聞きたくなかったな。」

 

 ザリュースは皮肉を言いつつ、フロスト・ペインを構え辺りを警戒する。オクトはホラディラを抜くことまではしないが、<鷹の目(ホーク・アイ)>を使用して、再度、不審な影を探す。

 二人が警戒を強める中、ついに事態は動き出した。

 

 

「おい、空が曇ってきたぞザリュース。司祭の予報は外れねぇんじゃなかったのか?」

 

「ああ、基本的には外れないな。・・・・・・残念ながら敵だったようだ。」

 

 ギギギと、歯軋りの混じった唸り声でザリュースは返答した。

 空に現れた暗雲は村を中心に渦巻きながら、徐々に拡大していく。太陽を遮りつつ拡大した暗雲は、ついに村全体をその影で飲み込んだ。

 明らかに自然現象とは言い難い雲の動きだ。誰かの意思によって天候が操作されている、と考えるべきだろう。

 

「この雲はババァから聞いた魔法だな。第六位階魔法<天候操作(コントロール・ウェザー)>、第四位階魔法<雲操作(コントロール・クラウド)>・・・・・・どっちにしてもリザードマンより強いんじゃねぇか?敵がオレに攻撃してくるなら助けてやるぜザリュース。」

 

「それに期待せざるを得ないな。・・・・・・敵同士潰し合ってくれるなら、願っても無い事だ。」

 

 相手は最低でも第四位階魔法の使い手だ。蜥蜴人(リザードマン)では手に余る強敵だろう。そのため、ザリュースも少しは恐怖を覚えているかと思い、からかってみたが冗談とも本音とも取れる言葉が返ってきた。その声に怯えの色は感じられない。

 

「なんだ、少しは余裕があるじゃねぇか。」

 

「オクトのせいで、この程度の事では恐怖出来なくなったんだ。初めてお前に感謝したぞ。」

 

 

 ちょうどザリュースが感謝を述べたタイミングで、甲高い警戒音が鳴り響いてきた。これは強者を意味する音だ。――それも避難を勧める程の。

 村の中心部から響いてきたことを考えると、そこに何者かが現れたらしい。それを聞いたザリュースは真剣な表情で口を開いた。

 

「オクト、俺は村の中心部に向かう。部外者であるお前について来いとは言わないが、可能なら来てもらえるか?ここで蜥蜴人(リザードマン)が全滅するのは困るだろう?」

 

「元から向かうつもりだぜザリュース?オレを監視してるって可能性もあるんでな・・・・・・場合によっちゃオレが殺してやる。」

 

「それは助かるな。」

 

 僅かな笑みを漏らしながらザリュースは駆け出した。オクトもそれに追従する。ザリュースより早く走ることは可能だが、目立つのは不味い。そのため、従者のように付いていくことにしたのだ。

 相手が第六位階を使えるというのはどうでも良いが、非常に高い感知能力を持つのも事実。オクトといえども初手は警戒しておくべきだ。

 

 

 オクトとザリュースは湿地を慌しく駆け抜けると、村の中心部へたどり着いた。

 そこではシャースーリューや戦士階級達が円陣を組むかのように、村の中央を睨み付けていた。オクト達も同じように村の中央へ視線を向ける。

 

(何だ・・・・・・?幽霊?煙のモンスター?アンデッド系か?)

 

 蜥蜴人(リザードマン)の視線を一身に浴びるのは、黒い霧のようなモンスター。

その体は、多数の種族の顔が浮かんでは消えを繰り返す実体の無い物である。浮かび上がる表情は共通して苦痛を訴えており、すすり泣く声や断末魔の悲鳴といった怨嗟の声も聞こえる。お世辞にも趣味の良いものではない。

 周りを見てみると、戦士階級達は身震いしている。蜥蜴人(リザードマン)にとっては、強敵という事だろう。

 

(こんな雑魚が上から監視してるのか?後ろからスキル使ったのもコイツ・・・・・・?リザードマンより強いみたいだが・・・・・・弱いな、スキルは解除しなくても十分だ。)

 

 オクトは瞬時に判断する。警戒するような相手では無いと。モンスターから放たれているであろう威圧感が、まるで感じられないのだ。

 そのおかげで、先ほどまでの緊張感は完璧に崩壊してしまう。それどころか、このモンスターを有効的に活用出来ないか、と考え出す始末である。

 

 

(ん~・・・・・・さっさと倒してリザードマンに恩でも売った方が良いか?”リザードマンを救った英雄”とか呼ばれるのも悪くないなぁ。いや、むしろその方が好都合じゃないか。)

 

 今後のことを想像し、ただ一人にやけるオクト。

 一方的な暴力から弱きものを救う。想像するだけで心臓を掻き毟りたくなるほど恥ずかしい言葉だが、実現できればメリットは非常に大きい。

 ”異世界からの遭難者”なんて馬鹿げた肩書きよりは、遥かにマシな肩書きを得られるはずだ。情報収集――引いては、この世界で生きていくうえで有利に働くのは間違いない。

 

 

 オクトがそんな邪な考えを巡らせていると、突如として静寂が訪れた。先ほどまでモンスターが発していた怨嗟の声が止まったのだ。

 そして、幾つもの声が重なり合い、一つの声となって言葉を発した。

 

『――聞け、我は偉大なる御方に使えしもの。先触れとして来た』

 

 蜥蜴人(リザードマン)はざわめき、お互いの顔を見合わせている。ザリュースとシャースーリュー、そしてオクトのみ視線を動かさず、モンスターを睨み付けている。

 

(“偉大なる御方”ね、空から監視してるのはそいつか?・・・・・・煙を殺すかどうか迷うな。わざわざ、私は強いですよ、なんて正体不明の敵にアピールするのは御免だし。でも、英雄も捨てがたいんだよなぁ・・・・・・)

 

 モンスターの一言を聞いても、オクトは相変わらず緊張感の無い考えを巡らせていた。

 非常事態なのは認めるが、弱者同士の非常事態など、オクトからすれば平穏な日常と大差ない。緊張感はおろか、なんの感情も抱きようが無いのだ。

 

 

 だが、モンスターの次の発言は、オクト――ドラゴニュートの逆鱗に触れてしまう。

 

 

 最上位種族に対して下位、もしくは中位程度の種族が、上から見下すような発言をするのは非常に危険である。

 戦士階級のときのように、発言を想定しているならまだ良い。ザリュースとの接触の時のように、取引と割り切っているなら問題ないだろう。なぜなら、ただの戯言として聞き流す準備をしているからだ。

 

 

―――しかし、準備してない今は聞き流すことが出来ない

 

 

『汝らに死を宣言する。偉大なる御方は汝らを滅ぼすべく軍を動かされた。されど寛大なる御方は汝らに必死の――無駄な抵抗をさせるための時間をお与えになられるとのこと。本日より数えて八日。その日、この湖の蜥蜴人(リザードマン)部族の中で、汝らを二番目の死の供物としよう』

 

 

(今、なんつった?)

 

 ザリュースが威嚇音を鳴らす中、オクトの頭には激怒が渦巻き始めていた。

 

 

死を宣言?

滅ぼす?

寛大なる御方?

無駄な抵抗?

時間を与える?

死の供物?

 

 

(・・・・・・オレに対して言ってんのかぁ!?モンスター風情がぁッ!!)

 

 

 モンスターの発言はオクトの沸点を一気に振り切った。あまりの怒りから牙をむき出しに、モンスターを睨む事しか出来なくなってしまっている。・・・・・・モンスターにとっては幸運な事である。

 その凄まじい怒気を感じたのかザリュースはモンスターではなく、オクトに対して後ずさりを始めた。近くに居た蜥蜴人(リザードマン)も同様である。

 その後も、モンスターはオクトを煽ってしまう。

 

『必死の抵抗をせよ。嘲笑を以って――』

 

(嘲・・・・・・笑・・・・・・?)

 

『偉大なる御方がお喜びになられるよ――』

 

「おい、煙。その言葉――オレに対しても言ってんのか?」

 

 オクトは低く唸りながら、ホラディラを背中から抜き取った。

 <UMAの気配>を以ってして溢れ出した莫大な怒気と殺気。それによって蜥蜴人(リザードマン)達は自然と道を作ってしまった。偉大なる御方や目の前のモンスターのことなど頭から吹き飛んでいる。

 

 

それ以上の化物が居るのだ

 

 

『偉大なる御方は汝らを滅ぼすと仰った。この場に居る者、全てが――』

 

「つまり、オレにも喧嘩売ってんだな・・・・・・下等種族の分際でぇ!!このッ!!オレにぃッ!!」

 

 ついにオクトはキレた。声を荒げ、怒りをむき出しにしている。突如として高エネルギーの塊が現れたかのようである。

 もはやオクトの怒りは臨界に達しているのだ。仮に、蜥蜴人(リザードマン)が一声上げようものなら――いや、物音一つでも危険かもしれない。それだけで爆発しかねないほど危険な状態だ。

 蜥蜴人(リザードマン)は本能でそれを察したらしい。時が止まったかのように固まったままだ。

 

 

「先触れとか言ったがぁ!!生きて帰れると思ってんのかッ!?ブッ殺すぞテメェッ!!」

 

 オクトは喚き散らしながら、ズンズンとモンスターに近づいていく。

 不幸な事にアンデッドであるモンスターには、恐怖という感情が無い。そのため、一切の恐れもなく、その後もオクトに敵対してしまった。

 

 オクトはドラゴニュートとしてのプライドは高いが、驕りも高い。泣いて詫びるような真似をすれば、命だけは助けたかも知れない。これが運命の分かれ目だった。

 

 

『偉大なる御方の御言葉も聞けぬ、愚かな蜥蜴人(リザードマン)よ!その身を以って――』

 

「ッゼェんだよカスがッ!!!!」

 

 オクト、怒りの一撃はモンスターを一瞬にして両断し、地面を深々と抉った。

 このモンスターに実体はないが、ホラディラには意味を成さない。

 

 

―――大剣ホラディラ

 

 物理耐性、斬耐性、ダメージ軽減etc...ゲームや異世界には様々な耐性が存在する。しかし、ホラディラはその全てを貫通する武器だ。つまり、単純な防御力のみで受けなければならないのだ。

 その前には”非実体”など何のアドバンテージにもならない。もっとも、ホラディラが無くても結果は同じだが・・・・・・

 

 

『おおおお!!!』

 

 オクトの一撃を受け、モンスターは絶叫を上げて苦しみだす。両断された体は徐々に霧散しており、その偽りの生命は残り僅かだ。

 モンスターは薄れ行く意識の中で自らの主を思い出していた。そして、禁じられていた一言を発してしまう。

 

『あ、あい、・・・・・・んず、さ、さま・・・・・・お、おゆるし・・・・・・を・・・・・・』

 

 主人への謝罪を発しながら、モンスターは消滅していく。偽りの生命は完全に絶たれたのだ。

 

 その死に様を鬼の形相で睨みつけていたオクトは、モンスターの一言を頭に刻みつける。自らを殺すと宣言した”偉大なる御方”の名前を・・・・・・

 

 

 

「偉大なる御方、”アインズ”様ねぇ・・・・・・!!オレに喧嘩を売ったのはキサマかぁッ!!」

 

 ビリビリと大気が震えるほどの咆哮が村に響き渡った。その咆哮に気圧されるかのように暗雲と監視も消えていく。そこには数分前の何一つ無い青空が広がっていた。

 

 

 一先ずの脅威は去ったものの、未だ激怒するオクトに蜥蜴人(リザードマン)達は震え上がっていた。とても一息付けるような状況ではない。新たな脅威が現れてしまったのだ。

 ザリュースやシャースーリューでさえ身動き一つ取る事は出来ない。そんな事をすれば怒りが爆破してしまうのではないか、と恐れおののいているのだ。

 オクトは怯えるザリュースを睨みつけると咆哮を発する。

 

「おい、ザリュースッ!!」

 

 突然のオクトの呼びかけにザリュースは大きく跳ね上がった。一瞬、心臓が止まったのではないか、と思うほど恐怖している。

 オクトに返事をしなければならないが、言葉が喉から出てこない。無理に声を出そうとすれば、先に胃の内容物が出てきそうだ。

 

 何とかして声を出そうと、ザリュースは自らの舌を喰い千切るつもりで噛んだ。刹那、口の中にマグマが放り込まれた、と錯覚するほどの激痛が走る。大量の血が溢れ出し、味覚は鉄一色に染まる。――そして、擦れるような声を絞り出した。

 

「な何、だ・・・・・・オ、オク、ト・・・・・・」

 

 ザリュースは目の端に涙を溜め、口から血を垂れ流してる。そんなザリュースを射殺すかのように睨みつけ、オクトは再び吠えた。

 

 

「テメェ等に協力してやる!!傭兵としてオレを雇え!!アインズをブチ殺してやるぞぉッ!!!!」

 

 

 蜥蜴人(リザードマン)の村にオクトの怒号が響き渡る。

 こうしてオクトは蜥蜴人(リザードマン)の傭兵となった。いや、傭兵にさせたのだ。蜥蜴人(リザードマン)に対して二度目の脅迫である。

 

 そして、アインズに対する明確な殺意は・・・・・・ここで芽生えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 蜥蜴人(リザードマン)の鑑賞を終え、王座の間は沈黙に包まれている。

 ニグレドの監視を見破り、アウラのスキルを無効化・・・・・・あまつさえ、使者を一撃で仕留める。蜥蜴人(リザードマン)の集落では決して起こり得ないはずの事態に、驚いているのだ。

 最も驚いているのはアインズだろう。口に手を当て、なにやら考え込んでいる。

 

(こんな奴が何故、今まで発見できなかったんだ?ここ数日は『ラミア』の実験に熱中してたから仕方が無いとして、それ以前の報告にはドラゴンの事は無かったぞ・・・・・・?ラミアと同じく突然・・・・・・やはり、何か関係があるのか?)

 

 モニターに写ったドラゴンに対して、様々な疑問が浮かんでくる。

 だが、最も気になるのはラミアとの関係だ。両者とも突如として存在が確認され、蜥蜴人(リザードマン)とは桁違いの強さを誇る。さらに、蜥蜴人(リザードマン)の近くに存在している。

 関係性を疑いたくなる材料がゴロゴロしているのだ。無関係という方が不自然ではないだろうか?

 

 

(やはり、ラミアと関係していると考えた方が無難か・・・・・・?だが、強さの桁が違う。)

 

 アインズは自らの感じた事を確認するために、守護者に意見を求める。

 

「シャルティア。このドラゴン、どれほどの強さだと思う?」

 

「そうでありんすね・・・・・・映像を見た限り、プレアデスよりは少ぉし強いと思いんすが、守護者とは比べ物にならないくらい、弱いでありんす。」

 

「ふむ・・・・・・やはり、そう思うか。アウラはどう思う?」

 

 続けてアウラに問いかけるが、少しの間を空けてアウラは返答した。

 

「・・・・・・強さに関してはシャルティアと同じです。ですが、感知スキルには警戒しておくべきだと思います。私のスキルも無効化されていますし。」

 

「なるほどな・・・・・・マーレも同じか?」

 

「は、はい・・・・・・お姉ちゃんと同じです。」

 

 

 守護者の意見は概ねアインズと同じだ。ナザリックの基準で考えるとドラゴンは強敵ではないのだ。

 確かにこの世界の基準で考えれば伝説級の強者だろう。このドラゴンの存在が知られれば色んな意味で大騒ぎになるはずだ。

 

 しかし、ナザリック基準ならレベル五十程度のプレアデス以上、レベル百の守護者未満だ。強いて近いものを上げればレベル80台――ザイトルクワエ程度だろうか?それでもドラゴンの方が多少、弱い気がする。

 唯一、優れているのは感知系だけだろう。

 

(強さを考えるとラミアとは差があり過ぎるんだよな・・・・・・強い事は強いから警戒はすべきだけど。――やはり、もう少し情報を集めてからでないと結論は出せないな。この戦争を利用して情報を集めるか。)

 

 

 蜥蜴人(リザードマン)の集落に居るならば、この戦争にも参加してくるはずだ。ならば、その時の反応を見て判断するのが良いだろう。

 下手に今から尾行させたりすれば、気づかれて警戒させてしまうし、ある程度のレベルが無ければ返り討ちに合う可能性もある。

 今回のようにニグレドに監視させるのも悪くないが、結局、警戒して行動を自重してしまうはずだ。

 

「このドラゴンに関しては戦争で判断するとしよう。もしかすると力を隠しているのかもしれないしな。――だが、ドラゴンが相手ではコキュートスは負けるな。食屍鬼(グール)千体程度の増援では善戦も難しいか・・・・・・」

 

(負けること自体は想定内だ。――だが、コキュートスにヒントを与えないと不味いな。少しは善戦して、ドラゴンの戦力を測らないといけない訳だし。過剰戦力と思える者を与えてやるべきか・・・・・・)

 

 アインズはコキュートスへ与えるヒントを考える。ある程度レベルの離れたモンスターを送れば何か察してくれる、と期待しての事だ。

 だが、あまりに強いモンスターだと、蜥蜴人(リザードマン)達を手早く殺しつくしてしまうかもしれないし、弱すぎるとドラゴンの独壇場だ。強すぎず弱すぎず・・・・・いや、もしくは硬いだけでも良い。ドラゴンに対する壁役――

 

 その時、パッと頭に浮かぶ。

 容易に作り出せる上に、硬いだけのモンスター。しかも、今回の軍勢の中に居ても違和感がない。

 ドラゴンの攻撃も一体に付き必ず一回は耐えてくれる存在だ。二十体も居ればどんなに悪い結果になっても、ドラゴンの攻撃くらい把握できるのでは無いだろうか?

 

 適当なヒントを思いついたアインズは、直ぐにアルベドに指示を出した。コキュートスへの期待感が含まれているせいか、その声はどこか明るく感じられた。

 

 

 

「――よし、アルベドよ。コキュートスに増援を送る。先に準備した食屍鬼(グール)千体。そして――死の騎士(デス・ナイト)二十体だ。死の騎士(デス・ナイト)の武装は魔法アイテムに変更する、攻撃を二回程度は耐えてくれるようにな。」




あとがき
やっと戦争準備開始です。開戦までの流れと結果は大きくは変りません。
しばらくの間は消化試合です・・・・・・コキュートスはチョット賢くなります。


今回から少しづつ、あとがきに設定を載せてみます。今回は職業について少し説明します。
相変わらず長いので興味の無い方は戻るをクリックしてください。



以下捏造設定



デーモンオンラインの職業について
1.職業の概念
 デーモンオンラインの職業はユグドラシルとは全く異なる概念です。手っ取り早く言うとド○クエ6とかドラ○エ7の職業みたいなものです。熟練度がレベルになっただけですね。
 職業に就くだけで能力値の上下があり、耐性の上下もある。レベルに応じて魔法や武技、スキルを習得できる。さらに、レベルによっては能力値の上昇や、耐性の上昇もある。ってカンジです。
 職業に就くにはダー○神殿ではなく大神殿という施設に行けば就職できます。各地に点在する大神殿によって選べる職業が異なるので、いろんなところに行かなければなりません。また、神殿という施設もあり、そこでは一度、取得した職業にならいつでも転職できます。神殿は沢山あるので取得した職業への転職は簡単です。

2.職業の種類
 下位職、中位職、上位職、禁断職の四種類があります。下位職や一部の中位職は大神殿に行くだけで取得可能です。
 中位職や上位職になると、「この職のLVが○○以上で、この職もLV○○以上」といった条件が必要になります。必ずしもカンストが必要ではないので、オクトのように中途半端に職のレベルを上げていることが多いです。禁断職への転職は「複数の職業のLv100」がデフォになります。
 上位職以上に就いているのがデーモンオンラインでは基本です。理由としては上位職から能力値ダウンや耐性ダウンが無くなるからです。もちろん、ピーキーな職は逆に差が広がります。
2.1対人職
 職業には戦士系、魔法系、モンスター系など様々な分類があるのですが、対人戦を想定した武技や魔法を覚える職業が存在します。これは下位職で覚えるものでも、PKでは猛威を振るえます。オクトの取得している<ランツクネヒト>など傭兵系の職業はほとんどPK用の職業です。
 <ウォーロード>と呼ばれる上位職もありますが、この職業で覚える禁断魔法がユニオン(複数のギルドの連合)戦では非常に有用な物です。条件次第では、一撃でアインズ・ウール・ゴウンを瓦解に追い込むこともできるでしょう。もちろん、オクトも覚えています。

3.オクトの禁断職
 『ドラゴン』と『UMA』です。
 『ドラゴン』は本編で触れてますが、すごく強いです。能力値は全て上昇しますし、耐性もほぼ全て上昇します。覚えるスキルは基本的に普通なので、能力値と耐性目当てで就く職業です。一つだけチートスキルがあります。
 『UMA』はほぼ触れてませんが、個性的な職業です。能力値や耐性は微妙ですが、覚えるスキルに独特なものが多く、チートかゴミのどちらかになります。<UMAの気配>もこの職で習得します。職業の名前はUMAですが、覚えるスキルには超常現象系の物も含まれており、その一つがユグドラシルメタになります。

今回は以上です。
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