IS~ 学園都市が存在する世界~   作:ライナナ

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二話

二日連続の転校生の知らせで、生徒たちが驚く。

 

 

 

そして、転校生の一人が挨拶をした。

 

 

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、みなさんよろしくお願いします」

 

転校生の一人である男子がにこやかな顔で自己紹介する。

 

「お、男・・・?」

 

クラスの誰かがそうつぶやく。

 

「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて本国より転入を――」

 

「きゃ・・・」

 

「はい?」

 

「きゃあああああああああああああああああああああっ!」

 

まるで共振するかのようにクラスの中心から発生した歓喜の叫びは一瞬で教室の隅から隅までに伝播する。

 

「男子! 4人目の男子!」

 

「しかも、またうちのクラス!」

 

「美形! 守ってあげたくなる系の!」

 

「地球に生まれてよかった~~~~~~~~~~~~~~!」

 

 

 

(元気だね~このクラスも。あ~あ~、これで驚愕光だったら楽しめそうなんだけど、

肩身が狭すぎる)

 

 

(原作通りだけど、晶の介入でどう動くか心配だ。

デュノア社が学園都市とつながりがあるとかないよな?)

 

 

「み、みなさんお静かに。まだ自己紹介がおわってませんから!」

 

「・・・挨拶をしろ。ラウラ」

 

「はい、教官」

 

 

 

「ここではそう呼ぶな。もう私は教官ではないし、ここではお前も一般生徒だ。私のことは織斑先生と呼べ」

 

「了解しました。ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

「・・・・・・」

 

 

沈黙が教室を支配する。

 

 

「あ、あの、以上・・・ですか?」

 

「以上だ」

 

 

 

(うわ~、山っちご愁傷様 )

 

 

(シンプルで嫌いじゃないなああいうのは、中途半端な挨拶よりは好感が持てる)

 

 

 

京介と晶がそう思っていると、ラウラは一夏の前で立ち止まる。

 

 

 

「私は認めない。貴様があの人の弟であるなど、認めるものか」

 

そう言ってラウラは一夏の頬を叩いた。

 

 

教室がさらに沈黙に支配される。

 

 

 

「ではHRを終わる。各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。今日は二組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」

 

 

「織斑と佐藤は天ヶ瀬とデュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だろう」

 

 

「あのー、織斑先生」

 

 

「なんだ?」

 

 

「できれば京介と呼んで欲しいのですが?」

 

 

その言葉で生徒達は驚愕しする、京介は理由を述べた。

 

 

「佐藤って在り来たりで嫌いなんですよ」

 

 

 

そういうと、ホッとした生徒やつまんないという表情をした生徒に分かれたが、

一人だけ納得した人物が声を出した。

 

 

「わかります!! その気持ちはよくわかりますよ京介くん!!」

 

 

「や、山田先生!?」

 

 

「いえ、この際名前で呼んでください!!」

 

 

同じ平凡な苗字を持っている成果、京介の手を掴んで同意をする山田先生。

 

それを見て笑顔になっていくセシリアはなにか構え始めた。

 

「山田先生」

 

 

「・・・はっ!!」

 

 

「とりあえず、生徒を特別扱いはいただけないが」

 

 

「そ、そうですね。すいません。昔のトラウマが…」

 

 

「授業に遅れたら分かっているな?」

 

 

「「「「は、はい!!」」」」

 

晶とシャルル意外が返事をした。

 

 

「すぐに出るぞ」

 

 

「そうだな、俺たち男子はは空いてるアリーナの更衣室で着替なきゃいけないから走るぞ」

 

 

「え!?」

 

 

「わかった。 とりあえずシャルル。こいつらの言うことを聞いたほうがよさそうだ」

 

 

「あ、うん」

 

 

 

四人はすぐに教室をでる。

 

 

 

一夏と京介はスピードを落とさず階段を下りていき、晶とシャルルはそれについていく。

 

 

 

「ああっ! 転校生二人発見!」

 

「しかも織斑君と佐藤君も一緒!」

 

 

 

「やべっ!!」

 

 

「いたっ! こっちよ!」

 

「者ども出会え出会え!」

 

まるで時代劇の様なセリフの後、続々と追跡者の人数が増えていく。

 

「なんだ、あれは?」

 

 

「な、なに? なんでみんな騒いでるの?」

 

状況が飲み込めない晶とデュノアは困惑顔で聞いてくる。

 

「そりゃ男子が俺たちだけだからさ」

 

「・・・・・・?」

 

「いや、どう考えても珍しいだろ。ISが操縦できる男って、今のところ俺たちしかいないんだろ?」

 

「あっ! ああ、うん。そうだね」

 

 

「珍しい動物か何か俺たちは?」

 

 

「…はは、その気持ちわかるぞ」

 

 

一夏が乾いた声で言う。

 

 

「まあ、捕まったら遅刻だし、

お前達。目を瞑って耳を塞げ」

 

 

「「「へ!?」」」

 

 

晶の言葉にキョトンとした三人を余所にポケットから細長いものを取り出した晶。

 

そして、それを投げる。

 

 

「はやく!!」

 

 

 

晶の言葉に反応して、三人は目を閉じて耳を塞いだ。

 

プシュッ

 

 

 

「「「「「「「キャーーー!!!」」」」」」

 

 

 

 

女子生徒達が悲鳴を上げた。

 

四人が目を開けると、先程までの女子生徒達は倒れていた。

 

 

「お、おい!?」

 

 

 

「安心しろ。危害を加えてない。これはスタングレネード。

音と光で相手を気絶させる安全なものだ」

 

 

「それって、軍とかが持ってるあれだよな?

なんで、お前が持ってるの?」

 

 

 

晶の答えに京介が呆れた表情で質問する。

 

 

「いや、以前の学園の生活指導室の災g…、飼育小屋から逃げ出しだゴリラの為に取り寄せたものだ」

 

 

「今、あきらかに生活指導の先生の名前を言おうとしたよな?」

 

 

 

「気のせいだ、それより、早く行かなくていいのか?」

 

 

「そうだった!!」

 

 

「え!? でもあの子達は?」

 

 

「外傷はないから大丈夫だろ。それともお前の姉貴の地獄の特別カリキュラを受けたいのか?」

 

 

「う…それは…」

 

 

「更衣室は?」

 

 

一夏が戸惑っていると、晶は京介に質問すると、一夏は意を決して京介達に続いた。

 

 

 

「なんだあれ?」

 

 

 

「一夏は優しいからな」

 

晶が京介に一夏の行動を聞くと京介は答えた。

 

 

 

「優しいというより中途半端だろ?」

 

 

「まあ、そうとも言うけど…お前って極端だな?」

 

 

 

京介が苦笑しながら言うと。

 

 

「よく言われるな。(食べ物の好みも極端なモノが好きだし、

能力も両極端だし…)」

 

 

 

 

「ついたぞ」

 

 

 

京介がアリーナに到着して更衣室入った。

 

「なあ、晶」

 

 

「ん」

 

「さっきのスタングレネードって、学園都市製なのか?」

 

 

京介の質問に一夏も気になって、視線を晶に向けた。

シャルルはそのチャンスを感謝してその隙に着替えを始めた。

 

 

 

「いや、外部ものだ。どこかの軍の横流しされた製品だ。

手に入れるには苦労したぞ。違法スレスレだったからな。

楽しかったけど」

 

 

「「……」」

 

 

 

「ん、なにか問題あるのか?」

 

 

「「ありまくりだ!!」」

 

 

 

「いいだろう、そのおかげでお前たちも助かったんだから?

それとも、あのまま、女子に襲われたほうがよかったのか?

まあ、それも男としては嬉しい場面だと思うが」

 

 

 

「「ぐ…」」

 

 

「つーか、お前達、着替えなくていいのか?」

 

「「は!?」」

 

 

二人はすぐに着替え始めた。

 

 

「くそ、ひかかった」

 

 

「ふぇ!!」

 

 

シャルルは顔を赤くして顔をそらした。

 

 

(そういえば、シャルルは女だったな。

さっきのスタングレネードですっかり忘れてた)

 

 

 

一夏と京介が着替えを終えたとき、晶は携帯が鳴ったため三人を先に行かて携帯をとった。

 

ディスプレイに写っていたのはかつて隣人だった当麻だった。

 

 

「どうした? 当麻?」

 

 

『晶か? 頼みがあるんだけど?』

 

 

 

「外部にいる俺出来ることならな」

 

 

『お前が教室に置いてある辞書を貸してくれないか?』

 

 

「それぐらい、勝手にもってけばいいだろう?」

 

 

晶は呆れながら言う。

 

 

『悪い、助かる』

 

「まあ、万が一…というよりかなりの確率でもし、

使い物ならなくなっても気にするな」

 

 

『うう…、そうならないように気をつける』

 

 

 

「あいよ」

 

 

 

晶は携帯を切ってロッカに入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏達は集合場所に着く。

 

 

「遅い」

 

 

時間に間に合わず千冬に怒られる。

 

 

 

「天ヶ瀬はどうした?」

 

 

「後ろに既に待機していますが?」

 

 

 

千冬の質問に本人は突然後ろから返事を返した。

 

 

 

「うお!?」

 

 

「「は!?」」

 

「へ!?」

 

 

さすがの千冬も突然背後からの返事でお毒も、

一夏達の驚愕はそれ以上だった。

 

 

「いつの間に?」

 

(テレポート!?)

 

 

 

「自分存在感薄いっすから」

 

 

(うそだ)

 

 

晶の言葉に内心叫びたくなった京介。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では、本日から格闘及び射撃を含む実践訓練を行う」

 

「はい!」

 

 

 

(気合入ってるな、もしかしてあまりISの訓練って多くないのか?)

 

 

 

 

晶がそんなことを考えていると、上空から叫び声が聞こえてきた。

 

上を見ると、山田先生が晶たちいるところに落下している途中だったが、

晶は体感時間を引き伸ばし、

左右にいた京介とシャルルの袖を掴み後ろに引っ張り、

真ん中にいた位置を前に蹴り飛ばした。

 

 

そのおかげで山田先生にぶつからずに済んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

千冬はその山田先生相手に鈴とセシリアに実演させる。

 

 

その結果は代表候補の二人は惨敗する結果となった。

 

 

 

 

 

「専用機もちは佐藤、織斑、オルコット、デュノア、凰、ボーデヴィッヒだな。では七人グループになって実習を行う。各グループリーダーは専用機持ちがやること。いいな? では分かれろ」

 

 

その言葉で、女子達は自分達が習いたい相手の方に向かったが、

千冬の一言で出席番号順になった。

 

 

晶は専用機持ちじゃないので、ほかの書士と同じく専用機持ちのシャルルに教えてもらうことになった。

 

 

 

「よろしく、シャルル」

 

「う、うん」

 

 

シャルルは顔を隠しながら返事をした。

 

 

(男の子にこうして触れるのはやっぱり恥ずかしい)

 

 

「シャルル?」

 

 

「ふぇ!? うわひゃ!!」

 

 

 

突然の返事でシャルルは倒れそうになると、晶が支えた。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「う、うん」

 

 

シャルルは顔を真っ赤にして返事をする。

 

それをみていた女子生徒は。

 

 

「ハァ、ハァ、ハァ、まさか転校生どうしで愛が芽生えた」

 

 

「お母さん、幸せです」

 

 

「そのまま、ふたりは木陰に休み…そして!! 

 

 

 

 

「催涙弾を持ってくればよかったようだな」

 

 

「アハハ」

 

 

晶の言葉に乾いた笑いをするシャルル。

 

 

そのあと授業が終わり昼休み。

 

 

専用機持ちに混じって晶は昼食をとることになった。

 

 

 

セシリアが京介のために弁当を作ってくれたらしいが、かなりまずかったらしく、

京介は素直に不味いと言った。

 

その子t馬にセシリアはショックを受け、一夏は「そこまで言うことはないだろ?」

と、いったら、セシリアはそんなことはなくと行って、

素直に言ってくれたことに感謝した。

 

 

京介はうまく作れるようになったら食べさせてくれればいいと言ったらセシリアは元気よく返事をした。

 

 

 

 

 

 

それをみていた晶は内心一夏に呆れ、京介を賞賛していた。

 

 

 

 

放課後、晶は千冬にシャルルとラウラ、二人と同室だということを伝えられる。

 

 

「晶の持ち物ってあんなに少ないの?」

 

 

 

シャルルが見たのはひとつのスポーツバックだけだった。

 

「ああ、制服と私服と財布だけだな、

一昨日いきなりほかの学園に通ってもらいますと言われてな、

準備なんてろくにできなかった」

 

 

 

「そうなんだ…はは」

 

 

「とりあえず、俺は床で寝るからお前達はベットを使っていいぞ」

 

 

「わかった」

 

 

「で、でも!?」

 

 

「気にするな、以前は敷布団で寝てたから問題ない」

 

 

 

 

 

その夜、ラウラが突然制服を脱ぎだした。

 

 

「お前は何やってる!?」

 

 

「ボーデヴィッヒさん!?」

 

「私はいつも裸で寝るが?」

 

 

 

「せめてパジャマをきろ」

 

 

「そんなものはない。それにとてつもなく寝にくいだろ?」

 

 

「シャルル」

 

 

「うん」

 

 

ふたりは目を合わせる。

 

 

「?」

 

 

「服を着ろ!!」

 

「服を着て!!」

 

 

シャルルは予備のジャージを持って、

晶と一緒に力づくで服を着せることにした。

 

 

 

「待て、貴様ら。 いきなり何をする」

 

 

「それはこっちのセリフだ」

 

 

「離せ!」

 

 

「暴れないでよボーデヴィッヒさん!!」

 

 

 

「無茶を言うな貴様ら!!」

 

 

傍から見たら、かなりやばい場面なのだが、

幸い彼ら以外この部屋にいなかった。

 

 

 

「きっさまっら!!」

 

 

ラウラが本気で抵抗し、シャルルがバランスを崩した。

 

その時、シャルルのジャージがベットの角引っかかり、

シャルルはそのまま地面に転んだ、それと同時引っかかったジャージが敗れ、

そこに二人の目に映ったのは…。

 

 

 

「いたた…」

 

 

「…コルセット?」

 

 

「へ?」

 

 

ラウラが呟き、晶はISの授業でシャルルの肩が男にしてはおかしいと思いだし。

 

 

「…もしかして女の子」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃職員室では、山田先生が三人一緒の部屋にしたことを不満に思っていた。

 

 

 

 

「織斑先生、本当にいいんですか、あの三人を一緒の部屋にして」

 

 

 

「転校生どうし、うまくやるでしょう。それに…」

 

 

 

千冬は学園都市から送られてきた資料をみていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

天ヶ瀬 晶

 

家族構成は無し

 

 

成績はトップだが、問題を起こし

生活指導の災誤先生からよく逃亡する問題児だが、

クラスを引っ張るリーダーシップあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(これで、あの愚直すぎるラウラにいい影響を与えればいいんだが…それにして、

山田先生が突っ込んだ時に見せたあの動きは)

 

 

 

 

 

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