彼は生まれてから前世の記憶がある。
幼い頃から神童などと呼ばれていたが、
学園都市の存在を知ってからおとなしくなった。
けど、影で努力はしていた。
そのせいで、朝の鍛錬は日課になっている。
勉学の方はともかく、肉体の鍛錬はごまかせないので聞かれたら鍛えていると答える。
その結果、筋肉バカと影で言われているが本人は気にしていない。
実際、テストの成績は上位を狙えるが京介は中の中と中の下を行ったり来たりしている。
その京介が朝の鍛錬のために寮に出たときに晶を見かけた。
自分と同じように鍛錬をはじめるかと思って、
声をかけようと近づこうとしたら、京介は晶が汗をかいているのに気づいて驚いた。
「よお、お前も鍛錬か?」
晶が京介に近づいて挨拶をする。
「ああ、お前もと聞きたいけど、もう終わったのか?」
「一応な。たっく、もっと手っ取り早く体を鍛えられないかねぇ」
「はは、塵も積もれば山となるって言うなだろ?」
「積もる前に終わったら意味ないと思うが?」
「それをいうな、というか、
いつから始めたんだ?」
「二時間前だ(能力使えたら、
苦労しないけど、侵入者用の監視カメラがある以上、
使えないし、カメラがないところでも人に見られる可能性は低くないし、そのへんは少し後悔してるな)」
「早いな!? 一体どれぐらい寝たんだ?」
「四時間(実際、三倍加速したから12時間だが)」
晶曰く、睡眠時が能力を最大限に使えかつ一番安定する。
通常は二倍から十三倍で、その時のコンディションでかなり差が出る。
だが、睡眠時はその何十倍もできるそうだ。
ただし、起きたら餓死しかけてることもある。
晶が能力を使うときは訓練か、睡眠、読書あるいは食事がほとんど。
二人は適当に話ししたあと、別れ京介はジョギングを開始した。
三十分後、京介はすぐに部屋に戻りシャワーを浴びて食堂に向かった。
いつもなら倍は近くジョギングをしているが、
今回は晶の能力と学園都市の行動について考えていたら集中力が切れたため、
早めに切り上げた。
(学園都市の切り札の一つのレベル5を外部に出すと思えなから、
晶のレベル4ぐらいだともうけど、それよりどんな能力か気になる。
俺もISか能力か聞かれれば能力を選ぶし…)
京介が食堂につくと、そこには珍しいグループがあった。
(晶にシャルル、それにラウラ!?)
三人が同じテーブルで朝食をとっていた。
まだ時間が早いため、生徒は彼等以外にいない。
それゆえ、京介の目に止まった。
(二日目だぞ? シャルルはともかく
ラウラも一緒になって食事って昨晩何があった!?)
京介が驚いていると、
晶が京介に気づき、一緒にくわないかと声をかける。
シャルルはともかく、今のラウラと一緒に食事は避けたい京介だが、
断る理由がないため一緒に食事をすることになった。
「京介も起きるの早いね」
シャルルがそう言うと。
「まあ、いつもこの時間にジョギングしてるからな、
慣れだ」
「ほう、そいつは関心だな」
「え!?」
ラウラの一言に京介が驚いた。
「ん、なんだ?」
「いや(そういえば、恨んでるのは一夏だけか)、
お前ら仲いいなと思って?」
京介がキョトンとした表情をすると。
「あははは、まあ、昨晩いろいろあったからね」
シャルルが苦笑しながら答える。
「ラウラは素直な普通の女の子だぞ。
ただ、一夏が気に入らないだけだろ?」
「晶、いくらなんでもそんな風に言わなくても」
「昨日は堂々とビンタをかましたから別に隠すことじゃないだろ?」
(確かに)
京介が晶の言葉に内心納得する。
「まあ、今日一緒に朝食をとったのは偶然だ。
俺がシャワーを浴びたせいで二人を起こしちまってな。
この時間なら生徒は少ないからゆっくり朝食を取れるという理由でラウラも来たんだよ」
「じゃあ、シャルルは?」
「僕はこのあと、のんびり学園を歩こうかなって思ってるだけだよ」
「俺も来たばっかでよくわかってないから一緒に行くけど、
ラウラはどうする?」
晶がラウラに質問する。
「なんで私が?」
「いや、もし織斑先生に呼ばれた時に、
近道を知れれば役に立つんじゃねえかと思って」
「・・・・わかった、行く」
(ラウラの扱いうまっ!?)
シャルルはクスクスと笑った。
京介は3人のやりとりを見て唖然としていた。
そのあと、食事を先に終えた三人は学園の方に向かった。
京介も来ないか誘われたが、京介は断って自分の部屋に戻った。
その日、京介は晶のことを観察していた。
その結果
晶の成績は学年トップ、
加えて、渡されたばかりの参考書は既に暗記したということを知った。
(少なくても、レベル4だよな)
京介の予想はあったていた。
勉強能力が高い=演算が高い結果、高位能力者という考えは間違っていない。
晶の理解力と知識に教師を含め全員が驚いていた。
昼食の時、一夏達が学園都市ではどんな教育をしているのか質問したが、
自分が通っていた学園は普通の学園だと告げた。
「あと、普通と違うなら、俺がいたクラスの連中はノリが良かったな」
と、付け加えた。
その日の放課後、晶はISを持っていないため、
訓練には参加せず、街に出た。
とある裏路地にある汚いドアを晶は開けた。
「いらっしゃい。その顔は始めましたか。
誰に聞いたかわ分からないが、ここで扱ってるものは普通じゃないぞ?」
殺風景な部屋に男は机に座ってノートパソコンをいじっていた。
「しってる。何度か注文したことあるけど、
ここに来るのは初めてだな」
「へえ~」
「キクオカでスタングレネードを注文したやつだ」
「ああ、まさか、キクオカが学生だとは思わなかったけど。
もしかして、あれを取りに来るために学園都市からここまで来たのか?」
「いや、外部に出たのはなりゆきだ。IS学園に通うことになったからな。
ついでに以前注文したやつを取りに来ただけだ」
「あ!? おいおい…まあいい、余計なことは詮索しない。
ちょっと待ってな」
男はそう言って、奥の部屋に入った。
「殺風景にも程があるだろ」
晶が部屋の感想を口にすると、奥から男が戻ってきた。
「俺としては落ち着く。ほれ」
男はそう言って、ケースと大剣を晶に渡した。
「注文通りに創らせたぜ」
「そいつは重畳。おお、
雰囲気出てるな」
晶は大剣をみながら素直に感想を口にする。
「このご時世のそんなものを注文したのはお前が始めただぞ?
本来なら拳銃や手榴弾なのに、そんな骨董品に近いものを作らせるなんて、
正気の沙汰とは思えん」
「まあ、こっちにもいろいろあるんだよ。
で、これってどれぐらい伸びる」
晶はそう言って、大剣をいじると、大剣にヒビが入った、
いや、あちらこちらに線が浮き上がり、晶は刀身がバラバラになった。
「15Mだそうだ。全く蛇腹剣なんて、漫画や小説の中でしか見たことないぞ。
まあ、俺は金を払えば、用意するから止めないけど。加えて今回は学園都市に配送する手間も省けたが」
「さてと、これを振り回せる場所ってどこかあるか?」
「それだと、ここだな」
男はかみに指定の場所を書いて晶に渡した。
「ただし、ここ最近、不良グループのたまり場になってるからな」
「OK,配送料金はサービスだ。返さなくてもいい」
「そうかい、じゃあ、俺もサービスだ。
IS学園にいるなら更識楯無に気をつけろ」
「誰だそれ?」
「IS学園の生徒会長だ。知らなかったのか?」
男は呆れた表情と口調で質問する。
「ああ、ISにもその関係者には興味ないからな」
「まあ、この会長はあまりい話は聞かないから、
頭に止めておくといいぞ」
「あいよ、あ! そうだ、お前古書とか扱ってるか?」
「なんで、また?」
「最近、医学書を暇つぶしに読んでるんだが、
昔の医学書も暇つぶしにならないおかと思って」
「本当に学生かお前?
まあ、複写したやつなら明日にでも届けさせることができるが」
「じゃあ、頼む」
晶はそう言って前金を払って、店を出た。
そのあと、男に渡された紙に書いてある場所に無kった。
そこは蛇腹剣を振り回すには適した広場だった。
加えて、不良以外に人が見当たらない。
「こりゃあ、いいや」
晶はそう言って、広場に近づくと、
不良立ちが近づいてきた。
「おい、何しに来た、ここは俺たちの縄張りだぞ」
(縄張りって? 猫かこいつら?)
(しかも、スキルアウトと大して変わらないわね)
晶が呆れながら内心口にすると、
奏も感想を口にした。
(でも、武装はスキルアウト以下だな)
(そうねで、どうするの?)
(師匠直伝、
(がんばって)
「何だ、このガキは?」
晶が笑顔で説得を始めようとしたら、置くから2m近い長身のリーゼント男が現れた。
(学ランってことはこいつ学生なのか?)
(大きいわね、しかもグラサンにリーゼントって、
何時の時代のファッションなの?)
(写真とって当麻達に送ろうかな?)
晶達がそれぞれの感想を思っていると、
「古寺の兄貴は下がっててください、ここは俺達だ毛で十分っす」
子分らしき男がそういうと、晶は突然、その男の背後をとり、
首を捻って男の意識を刈り取った。
「さて、お前らに質問するが、
ここはお前達の縄張りだというが、
この土地の名義はお前らなの?」
「てめえ、よくも!!」
古寺と呼ばれた男は晶に襲い掛かった。
それに続く、他の不良達も続いた。
晶は笑みを浮かる。
晶は最初にここを借りたいと言うが、
不良たちは了承する訳もなく、晶を殴るにかかった。
その頃、一夏は京介とアリーナで模擬戦をしていた。
「くっ」
一夏は京介のISから放たれるビームを避けていた。
京介のISはセシリアのBTみたいな二基の大型自立機動兵器から放たれるビームは既存のISの攻撃力ははるかに凌駕している。
加えて、ビームの太さもシャレにならない太さに、
ビームを放っていても射線をずらすことができるため、大きな回避動作をしなければならない。
「スキあり!」
一夏の回避先に京介はビームライフルで一夏を狙った。
そのせいで、バリアを貫通して、一夏の白式の残留エネルギーが大きく減らされる。
一夏は破れかぶれで瞬間加速で京介に間合いを詰めようとしたが。
「残念♪」
「へ?」
白式がなにか捕まった。
「ちょ!? なんだこれ。
セシリアのBTみたいに攻撃を放つだけじゃないのか?」
「ああ、これで掴んだ後はタコ殴りするだけだけど、
降参する?」
京介はファイティングポーズを取るだけでなく、
もう一基余った自立機動兵器を至近距離で一夏に向け、
ビームを放つ準備をする。
「まいった、まいった!」
一夏が降参して、京介の自立機動兵器は白式を離し、
京介の両肩に戻った。
「お前のISの破壊力はチートにもほどがあるだろ?」
「そうか、発射までのタイムラグを見ればそうでもないけど」
「そうだね、発射まで多少隙があるから、
射線軸から離れればどうにかなると思うよ」
「でも、接近したら接近したで、
恭介はビームサーベルで迎え撃つし」
「そうなの?」
「それで時間がかかったら、
後ろからビームですから、本当に手ごわい相手ですわ」
シャルル、鈴、そしてセシリアは二人の会話に割り込んできた。
「全く、勝てる気がしない」
「でも、回避に専念させられたら、こっちのエネルギーが先になくなるから、
そうでもないだろ?」
「それは、そうだけど」
「それで勝ってもうれしくないわね」
一夏と鈴が口にして、セシリアの同意して苦笑する。
(まあ、回避に専念したら、トランザムで仕留めるけど)
その後、恭介は接近戦での戦闘になれるため、ビームサーベルだけで
模擬戦をこなした。
元々、身体を鍛えているため一夏と同等どころか、
倒してしまった。
「くっそー、接近戦でも勝てないのかよ?」
「俺から言わせれば、常に鍛えてる俺と帰宅部だったお前が
あれだけ戦えるのが不思議でならん」
「そりゃあ、昔剣道を習ってたし、
箒のおかげで勘が戻ってるからな」
「それで、あれだけ戦えるのは十分すごいぞ、
というか、驚異的な成長速度だぞ?」
「はは、お世辞でもうれしいよ」
「お世辞じゃないが」
恭介がそう言うと。一夏はここにいない男性操縦者がきになった。
「晶って、専用機をもっていないよな?」
「まあ、コアには限りがあるし、でも、俺達みたいな男性操縦者のデータを取るためには、
専用機を持たせるのがてっとり早いし、そう考えると少しおかしい話だな。
(学園都市製のISか…化け物みたいなISしか思い浮かばないんだが・・・)」
「シャルルは一度、晶に操縦を教えたよな、
どうだったんだ?」
一夏の質問に鈴達も気になってシャルルに視線が移った。
「う~ん、適正はDみたいだよ。本人も動かしにくいって言ってたし」
「でも、晶さんの適応能力ならいい線いくかもしれないですわね」
セシリアの言葉になぜか納得する一夏達。
この二日、晶の様子を見ていた彼等の感想だ。
晶の頭がすこぶるいいというレベルではない、頭の回転が常人よりはるか上だと感想を抱くくらい、
この二日間の授業態度をみればわかる。
しかも、昼休みの余った時間で、暇つぶしに辞典クラスの医学書を読むほど変わり者である。
そんな感想を聞いたシャルルは苦笑しながら、その日の訓練を終えた。
自分の部屋に戻って、シャワーを終えると、
晶も戻ってきた。
「おかえり、どうしたの疲れた顔をして?
それにその買い物袋、晶って料理するの好きなの?」
「まず、二度目の質問だが、俺は料理は全くしない、
作る時間が勿体無いから外食かコンビに弁当」
「そうなんだ。 でもなんで、そんなに材料を?」
晶は余った時間を読書に費やしているため直ぐに納得するシャルル。
「こいつは、最初の質問に関係する」
「へ?」
「ちょっと、不良たちと喧嘩してな、
それでそいつ等を倒した後、商店街の人たちがお礼といって渡してきたんだよ」
「その不良たちって商店街の人達に迷惑かけてたの?」
「直接的ではないらしいが、近くにいるだけで、
お客さんが逃げて行くと言ってた」
「あれ、お礼を渡せれて疲れた顔をしたの?」
シャルルは質問すると、
晶は明らかに嫌な表情をした。
「いや、それ自体ありがたく思っているが」
「思ってるけど、あ! もしかして不良達に
因縁をつけられたの?」
「それだったら楽だ。その逆だ」
「逆?」
「……懐かれた」
ボソっと口にする晶。
「へ」
「懐かれたんだよ。晶のアニキと呼ばれて、IS学園生徒だと知ったら崇拝する奴もいたぐらいだぞ?」
困ったように説明する晶に苦笑するシャルル。
「とりあえず、生で食べれる物はそのまま食べるけど、
肉とかはレンジで何とかするつもりだ」
「・・・・・・」
晶の言葉に言葉を失うシャルル。
「どうした?」
「いや、僕料理するの好きだから、晶とラウラの分もつくらから
その材料僕がもらっていいかな?」
「俺はいいけど、シャルルに負担がかかるんじゃないのか?」
「それは大丈夫だよ。じゃあ、直ぐに作るね」
「ああ、頼む」
その後直ぐに、ラウラも部屋に帰ってきた。
「おかえり」
「あ、おかえりラウラ」
「…」
部屋に帰ったラウラは二人の言葉に何か暖かいものを感じたが、
それをなぎ払うように、質問した。
「何をしてるんだ?」
「夕飯だよ? ラウラもまだだよね。だったら一緒に食べよう?」
「わかった」
ここで断っても、二人はよほどの理由が無い限りここで食べさせるだろうとおもって了承した。
それに、食堂の人数を考えればここの方が静かに食べれるという理由もある。
そう考えていたラウラに晶はラウラの頭をなでた。
「……」
頭を撫でられてるラウラの表情は見る見るうちに不機嫌になる。
「あ! 悪い、つい癖で」
「私は風呂に入ってくる」
「おう」
ラウラは素っ気無く言った後部屋を出て浴場にむかった。
「晶って、ラウラに優しいよね?」
不機嫌な声でシャルルは質問するが晶は気づかず答える。
「優しいというか、癖かな」
「癖?」
「ああ、学園都市には俺みたいな親がいない子供が多いって覚えてるか?」
「うん」
「そういった子供を預けてる施設も有るんだけど、
俺はその施設によく顔を出すんだが、
そこにいるチビ達とラウラは似てるんだよな」
「似てる?」
「それなりの時間を一緒に過ごすと家族見たいな関係になるけど、
新しく入った子供ってさ、なんか遠慮してるんだよ。
自分はここでは異物だと思ってな」
「その気持ちはよくわかるよ」
「まあ、毎回そんな子供の頭を撫でて安心させてるから、
癖になってるんだな」
苦笑しながら口にする晶の表情はどこかやら若く、
優しく感じたシャルルの頬は少し赤くなる。
晶はそれに気づかず、子供達と遊んでいたときを思い出す。
「男の子にはよくいたずらを教えたっけな」
「そうなんだ」
「ああ、その後、師匠に殺されかけたな」
「へ? 晶って師匠いたの?」
「ああ、師匠って言っても教えてもらったことは相手の意識を一瞬で刈り取る方法なんだけど、
あの人はすごいというか強い、とにかく強い、
俺能力使っても一度も勝てた試しがないからな」
「どんな能力をもってるのその人?」
「いや、能力は持ってない、
強いて言うなら名門女子中学の寮監をやってるって聞いた。
問題を起こす高能力者がいるから戦いなれているといってたな」
顔を青ざめた晶がそういうと苦笑するしかなくなったシャルルは乾いた声で苦笑する。
「あれ、女子中学ってことは、その人女の人なの?」
「ああ、但し、強いぞ、女と見てかかったら死ぬぞ?
確か、愚痴を言ってたとき、武装したコソ泥を素手で倒した時、
後始末が面倒だったといってたな」
なぜか強いを強調する晶に苦笑するシャルル。
「はは…、な、なんかすごい人だね」
「ああ、すごいぞ」
「織斑先生とどっちが強いのかな?」
「俺としては師匠だな、俺が能力を使っても勝てないし…、
だ、駄目だ思い出しただけであの痛みが…ガクガク」
晶の震えに、その人と合ってみたいという好奇心が生まれたシャルルだが、
恐怖心が勝ったため、この話は切り上げた。
一方ラウラは、湯につかりながら、
晶に頭を撫でられたときのことを思い出した。
初めて味わった感覚、その感覚に戸惑うラウラは、
直ぐにそれを忘れ、自分の目的を無理やり頭に思い浮かべた。
だけど、晶の言葉を思い出す。
『俺が復讐をしないのかと思ってるようだけど、
機会があるなら迷わず、その研究者を殺すぞ。
復讐の道を選んだからといって日常を楽しめないわけじゃないし、
俺の人生俺が主役だ、脇役を気にして日常を楽しめないなんて誰が決めた?』
ハッキリと力強く言ったその言葉を誰かに重ねれる。
その後、部屋に戻ると、夕飯の準備が終わっていて、
晶もシャルルもラウラが戻ってくるまで待っていた。
その事にどこか安心している自分に気付かず、
素っ気ない態度で夕飯を取るラウラ。
そのラウラに気安く話す晶に、それを眺めたり、
晶と同じように話しかけるシャルル。
そんなラウラにとって奇妙な生活の二日目は終わった。
鉄装 「鉄装 綴里です」
山田「山田 真耶です」
鉄装&山田「……」
鉄装「何を喋ればいいんでしょうか?」
山田「ええ!? 鉄装先生も聞かされてないんですか?」
鉄装「では、山田先生も!?」
山田「はい、ど、どうすればいいんでしょう?」
鉄装「で、では次回予告をするのは?」
山田「そうですね、鉄装先生は台本を持っているんですか?」
鉄装「山田先生がもっているんじゃ?」
鉄装&山田「……」
鉄装&山田「誰か助けてくださいーーーー!!」