人間は未知の出会いを信じるか。信じれば報われる?そんなお話。
『サイドキック!取り舵いっぱい!』「おぉ…よく気づいた…人間すごーい!」
今日も部屋の奥から大声が聞こえる。今語り部をしながら部屋の掃除をしているのは私、島風。奥の部屋で騒いでいるのは伊401。彼女はいつからか呉鎮守府からこの家に住み着くようになり、神通曰く晴れの日は全裸でひなたぼっこをし雨の日は死んだように部屋から出てこないとても自由な艦娘と聞いている。別に言えば川内に似ている。
私が掃除している横で料理を作っているのは矢矧。この家の主であり、この家の料理担当である。料理はうまいが、一つ弱点がある。
「矢矧、今日の昼ごはんは?」
「ふふ…今日は人間の世界で研究した成果を発表したいと思うわ!」
「いや、あまり気にしていないけれど一応聞いとくわ…今日のご飯は?」
「今日のご飯は…ハンバーガーよ!」…そんな気がした。そう、矢矧は人間の世界に来てファストフードの美味しさを知ってしまい、そこからNがマークのファストフード店の味を完全コピーを目指すようになってしまった。「あのさ!バカなの!?何日ハンバーグ食べさせればさ気が済むのさ!?」
「いや…今日はパンが付いてる…」
「ざっけんな!!脂っこいものが腹に入らんわ!!」
「ねぇ…食べてくれない?」
「性格変えて頼んでくるな!麻婆春雨作るわ!」
だいたいいつもこんな感じだ。そんな中いつもしおいは某アニメを見続けているのだった。
私達は偵察任務以来自分たちの休みが取れる時にこの家に集まり身体を休めている。特に理由はないけど、お互い集まれば落ち着くからだそう。しおいは何故かいきなりうちに来てテレビを見るようになった。
「ねぇねぇ!ぜかまし!この私さ、潜水艦なのにすんごい武器持ってるよ!」いつものことなので、適当に無視する。「はぁー私にもあんな武器があったらいいなぁ…!」『逃げられそうです!』
『超重力砲、撃て!』テレビで超重力砲が撃たれた瞬間私達の家を衝撃が襲った。窓ガラスは割れ、家は揺れ続ける。矢矧の顔はケチャップまみれ、私はただ呆然と立ち尽くすしかなかった。
「ねーねー!ぜかましー人間の世界にあるテレビってテレビの中の衝撃を伝えてくれるんだね!」
「いや…それはない…それはアニメの中だけの話だけど…外に行こう、状況を確認するんだ!」二人に命令する。私達は家の外へと駆けて行った。
→→→→→→横須賀港
さっきの衝撃はどうやら自分たちの家だけに来たようで、周りの家には何も変化がなかった。私達は三笠公園に向かった。が、三笠が動いた形跡もなく今日に限っては三笠叔母さまも来ていなかった。
「まさかだけど…イ401がいるかもっ!?」
「そんなわけ…」私の声を遮るよう轟音が鳴り響く。「この方向…横須賀港ね…車で向かいましょう。」矢矧は提案すると私らをとある店に連れ込んだ。その店でレンタカーを借りて矢矧が運転することとなった。
「ところで…どこを動かしたらこの塊は動くのかしら…」そう、艦娘は誰も車を運転したことなんてない。それは器用な矢矧にもわからなかった。「ここかしら…!?」矢矧が左側足元のレバーを踏み込む。車は急発進し矢矧はそれに合わせハンドルを切る。まるで初心者には見えない手つきだ。乗っている私としおいはドリフトをかけられるたび悲鳴を上げる。
「これどうやって止めればいいかしら!?」「舵切ればとまるんじゃない!?」
「わかったわ!投錨!!」「「はぁ!?」」
矢矧は錨を投げ捨てる。怒りが地面につき車は急停止。私達は前に投げ出された。が、横須賀港には着いた。そこにはかつて見たことのないものがいた。
「嘘でしょ…!?」
海の上にはそう、青い潜水艦イ401の形をした潜水艦が停泊していた。
to be continued…
この話は二本立てです。
というわけで島風は未知との遭遇を果たしました!実は私はイベントに参加してないんです…(・_・;
だから、動画見て勉強してます!うまくかけるよう頑張ります!
ではでは!後編でまた!