the blue steel…
前回までのあらすじ
「前回、人間の世界でいつも通り生活していた島風、矢矧、しおい。その日常に突如、衝撃波が襲いかかる。けれど衝撃は自分達の家だけに降りかかり、他の家には全く変化はなかった。さらに横須賀港には蒼い潜水艦が現れ…こっから続きでーす…だる…」
私達は潜水艦に近づく、特に反応がない。たとえ威嚇射撃してこようとも、艦娘の身体は銃弾では早々破壊出来ない。が、今回はただの船ではないかもしれないことは三人は熟知していた。もし、本当にイ401だったらミサイルや例の魚雷を放って来る確率も十分あるからだ。流石に艦娘でも例の魚雷を撃たれれば船体は最初の状態から大きく形を変えさせるだろう。慎重に近づくが、一人の艦娘は痺れを切らす。「本物だぁー!」しおいは潜水艦の船体に触れてしまう。それと同時に潜水艦ハッチがが開き、何かが飛び出して来た。それはテレビで見たものと全く同じ…瓜二つだった。
「イ401…!?」私は思わず声をあげてしまう。蒼いロングヘアに、大きな目、黄色いよくわからないメーカーの服を着た目の前にいる彼女はイ401だと言うことを私達の頭に理解させた。
「お前達は誰だ?」401が聞いてくる。テレビとは喋り方が全然違う。その回答にしおいが興奮気味に答える。「私は!伊401です!しおいです!」「伊401?そうか。他は?」
「駆逐艦…島風です…」「阿賀野型軽巡洋艦三番艦…矢矧よ。」
ぎこちなく自己紹介を終わらせた私達。「私は霧の潜水艦イオナ。なぜかここに来てしまった…」
「私が説明するねー!イオナは霧の潜水艦だけど、ある日いきなり人間側につくことになって…人間に協力して秘密兵器を輸送しているんだよ!船は普通このように人間の身体を持たないけれど霧の船に搭載されている、ユニオンコアの力を使って人間の身体を作り出してるんだよ!」
長い説明があってたかはよく分からないが、しおいが次に私達の説明をする。「私達は艦娘です!私達は船の擬人化で人間の形をした船です!まぁ…メンタルモデルみたいなものですね!でも体は人間とは違って硬く、砲撃をくらってもなかなか沈みません!私は艦娘の中での伊401をベースにした艦娘です!」
「ほぉ、駆逐艦でもメンタルモデルがあるのか…艦娘という奴は。」イオナは感心している。「私はお前達に興味がある。乗ってみるか?」
私達は驚いた。でもこれは罠かもしれない…断った方が…
「是非!」どうやらこの特型潜水艦にはそんな考えがなかったようだ。結局潜水艦イ401に乗ることになった。
→→→→→→イ401コックピット
改めて見てもすごい。テレビのままだ…私と矢矧はコックピットを見て回る。なんせ、私達艦娘は普通船に乗らず、操縦するところを見るのは初めてだから興奮は隠しきれなかった。「お前達は何を目的に戦っているんだ?」イオナの問い。
私達は…深海棲艦と戦っている。いきなり現れ、世界の海域を封鎖したの。」「海域を取り戻すために戦ってるか…そこは我々と同じだな。」イオナは頷いて話を聞く。「だから、ここに現れるかもしれない…」「その時はお互い様だな」
頷く。彼女は全く笑わないが、少し信頼していることが感じられた。
そんな中しおいは椅子に座り、艦長になりきっている。
「かかるぞ!…って、あぁ…夢みたい…♪」軽い骨抜き状態になっていた。
「貴方はどうするの?」矢矧が問うがイオナからはすぐ返答が返って来た。「方法が見つかるまでお前達と一緒にいる。一人よりは安心だ。」台に座りながらイオナは答えた。私はソナーを耳につけていた。(舞鶴のやつより良く聞こえる…)海の音が綺麗に聞こえた。私が潜水艦だったら…少し妄想してしまう。が、矢矧としおいに見られてしまったので考えるのをやめた。もう一度後で付けさせてもらおう。ヘッドホンを外そうとした…
その時、私の耳は感じる。あのエンジン音を聞き取り私の頭はすぐにその答えを叩き出す。「雷巡チ級率いる、水雷戦隊が接近!…何この音…?」
聞きなれない音が混ざっていた。何か加工された音なのかもしれない。レーダーの様子がモニターに表示され、何かの正体が分かった。「ナガラ級ナガラ…霧の標準的なlight Cruiser 。」「これはもちろん!戦闘体制!!ですね!」しおいの声で配置につく。武器統制は矢矧、ソナーは私、しおいが指揮を取り、イオナが機関部を管理する形となる。
「ナガラのデータを…と言うか知ってるから…牽制するよ、1〜4番に魚雷装填5番に音響魚雷、後部にバッシヴデコイを装填…!音響魚雷から発射ね!」手際良くしおいの命令通り矢矧がコマンドを入力する。「魚雷接近7かな。」「音響魚雷…発射!」発射された魚雷は5秒ぐらい進んだ後、起爆魚雷を誘導して誘爆させる。が、ソナーがOFFになってなかったので、私の耳は潰れる。「なんでソナーOFFって言わなかったの!?」「………………!」もちろん何言ってるか分からない。「お前がやれ…」
しおいをソナーに連れていき替わる。艦長席に座り指揮を執る。私への配慮かモニターに文字が浮かぶ。「武装分かるのか?」頷く。あれだけ休日にテレビ流されていたらそりゃあわかる。「魚雷発射。その後迎撃魚雷準備。…」「あのさーぜかましーなんか船じゃない音が聞こえるんだけど、呼吸音だー」「障壁を下ろせ、後で相手させてもらうから。イオナ!」「がってん」シャッターが閉まりはじめる。「さて、仕留めよう。前発射管に通常弾頭を装填。射程範囲に入り次第発射。」魚雷が発射される。「敵艦4艦撃沈!ナガラ、クラインフィールドを展開~どうする~?」「イオナ、重力砲使えそう?」「あぁ、一回ぐらいなら使えそうだ。準備しておく。」「さて、浸食魚雷を七番、八番に装填。」さぁ…「艦影補足新たに軽巡洋艦二隻~」相手するのもだるくなってきた…そうだ。「しおい、外に出て軽巡の相手してあげてよ。そろそろ、人間の相手もしないといけないからさ。」「えぇ~なんで私だけはぶるの~!!」「イオナのためだから。ね?」「頼む、お願いだ。」「やる~!!」飛び出していった。先に二隻はつぶしておこう…「九番にアクティブデコイを装填。注水後すぐに撃って。私らも戦闘準備しよう…矢矧!」「分かってる!」私たちは立ち上がり準備体操をしはじめる。「お前たち、何をするんだ?」「この艦を守るための戦闘。恐らく、相手は憲兵ね。イオナは潜水艦のコントロールを任せてもいい?」「分かった。あまり艦内を汚すなよ?」「えぇ…では…」「「「「かかるぞ!」」」」
「しおい、デコイ内部はどうだ?」『すっごく過ごしやすいよー!』島風によると彼女は潜水艦なので、デコイが沈没しても自力で浮上することができるそうだ。とりあえず、ナガラを減らす。「浸食魚雷、発射。」日本の浸食魚雷はナガラ内部に入り込み赤い渦を作りはじめる。その渦はナガラの船体を抉っていき消えた直後大爆発を起こして沈んでいった。『じゃあ、私もやりますよ~!!』デコイから飛び出したしおいはナガラのもとに向かって行く。ナガラからレーザー、爆雷、浸食弾頭が発射されるがしおいは危なげなく避ける。『魚雷発射しまーす!浸食弾頭込8発…ふぁいやー!』ナガラに直撃した魚雷は炎を上げナガラの船体に穴をあける。『やったよ!イオナ姉様!イオナ姉様~!!』水中ではしゃぐ彼女を見て、楽しそうだと、そう思った。「しおい、前方から何か迫ってきている。気をつけろ。」そう言ったがもう一度確認して私は安堵した。そう、あれが来たからだ。
憲兵も片付け、再び横須賀港。イ401から降りた私たちはイオナ達と話していた。そこにはさっきまでのメンバー―に加えヒュウガが合流していた。ヒュウガはイ401に合流してイオナにあってからずっと引っ付いたままでイオナもいつもこれでどうやら困っているらしい。まるで本当に存在するのではないかというぐらいな事実であり、非現実的な事だった。「一時間もすれ元の世界に帰ることができるわ姉様。」「あぁ、ありがとうヒュウガ。」また、イオナに抱きつくヒュウガ。一体こいつの精神年齢は何歳なのだろう…「ヒュウガ、お前が来てくれるまでこの艦娘たちが私を守ってくれたんだ。」「それは、私にとって残念な話ね…姉様といるのは私だけなのに…」やはりこいつ危ないな。これからのイオナへの無事を祈った。
「しおい、ありがとう。これはお礼だ。」401から何か降ってくる。浸食魚雷だった。「えっ…大事なものでしょ…?いいよいいよ!!戦いのために使ってよ!」しおいは首を振り続けた。が「これは私ができる感謝だ。お前が喜ぶことを演算するとこの結果になった。私たちには害はないから行った。」「イオナ…」ヒュウガは察したのか私たちとその様子を眺めていた。「私は…私は…晴嵐をあげるよ!」イオナの顔が少し凍りついた気がするがイオナは黙って晴嵐を受け取った。しばらく二人きりにし私たちは横須賀でラーメンを食べた。
そして一時間後。401の甲板にはヒュウガとイオナ。「また会ったときはよろしくな。」「まぁ、また会えばの話だけどね…」イ401が出港していく。そして、夕日に向かって401は消えていった。
そして、その後だが。特に変わったことはなく霧の艦隊も現れず、海上には深海棲艦がまたうようよしていた。警察が家の周りを観察し始めたこととしおいの部屋にあった潜水艦プラモデルが一つ減っていただとか。
「そういやさ、なんか今日一日さおかしくなかったか―?」
「いや…特にわかりませんでしたが…隼鷹さん何か感じられたんですか?」
「まぁ…いや…特にそうゆうのはないけど…まぁいっか!今日も酒がうまいっ!!」
「…何か、ですか…」
「ここはどんなお店なんだ?キリシマ、分かるか?」
「わからんな。少しアルコールのにおいがする。建物は木でできている。何故人類はこのような建物を建てたんだ…?」
「分からない…が、人がいないことは分かった…そして、休んでいる。我々も休もう。
「そうだな、ハルナ。」
「知らない顔だねぇ…何の仕事してんのさ?」
「霧の大戦艦だ。」
「「!?」」
というわけでアルペジオコラボ第二弾です!!前回の続きから書いたんですけど…最後が少し雑になってしまった…堪忍してつかぁさい。お願いです。というわけで時間できればブイン編を書いて行こうかなぁ…と思っております!ではでは!!