この世界にやって来てもう5日目である。二、三日省いたがその間は何も起こらない平和な日であった。
あったイベントなんて波動エンジン始動くらいである。もちろん成功した。翔子さんってすごい。
あと、暇つぶしで始めたお絵かきロジックが楽しかった。あれは本当に面白い。ナンプレは俺にとって難しすぎたんだ…。
「そんな平穏も後一週間は続くと思ってたのになー。何でこうなるかなー」
どう言うことかと言うと、魔物が空中戦艦に乗って襲ってきた。そもそも空中戦艦自体魔物の物だった様だ。
この事実を知ったとき『わー、最近の魔物って賢さ高いんだなー。魔法の威力が高そうだ』としか言えなかった自分を殴りたい、蹴りたい。まだまだドラクエ気分が抜けてないようだ。
「暦様、どうかお元気で」
こんな状況でもサボろうとする使用人兼ボディガードがそこに居た。てかアンチマテリアルライフルを片手で持たないで下さい。しかもそれを両手でやるとか。反動無いのかよ。
「何勝手に死んで仕事をサボろうとしてるんですか。俺は一対一ならともかく、多数相手は無理なんですよ。何か無双系の人居なかったかな」
いくら無双系の人を知っていても俺の能力じゃ今は女性にしか変身できないし……。ここは無難に斧乃木ちゃんかな?
「うぎぎ」
なぜか俺の脳みそは博麗霊夢を採用した。てか何でよりによってこの台詞なの!?えぇい、こうなりゃやけだ!
「スペルカード発動!【夢想封印】!」
大きな弾幕が魔物を呑み込む。ボムの概念が無いようで、スペルカードは体力の続く限り撃ち続けられる。
「スペルカード発動!【夢想妙珠】!」
うん夢想封印より夢想妙珠の方が大軍相手には便利だ。
拡散アミュレットで引き撃ちをする。地球防衛軍基本戦闘術である引き撃ちは大軍相手ならどこでも有効だ。あのゲームすごい。レーラさんなら余裕でライサンダー片手で撃てそう。
「あー他にスペルカード何が有ったっけ?」
記憶力が無い俺にしてはよく頑張ったじゃないか。二つもスペルカードを覚えてたじゃないか。
「だったら別の人に変身するだけだ!弾幕はパワーだぜ」
だけどマスタースパークは使わないぜ。
「スペルカード発動!【ダブルスパーク】!」
マスパより広範囲を攻撃出来るこのスペルカードなら一撃で敵を沢山倒せる。
これでこの辺りの魔物は倒したはずだ。
そんなことより、魔理沙の服と妖刀・深爪が余りにも合わない。俺の能力は服装ごと変身するけど、爪刀に能力は効かないので変身後も腰に着いている。
「レーラさん、ヤマトに行きましょう。多分あそこが今一番安全です」
「そうですね、それにしてもその服装とその刀は合いませんね」
「それは言わないお約束です」
そんなこんなでヤマトへ向けて進み始めた。
ヤマトへの道の途中で翔子さんを見つけた。魔物に囲まれてる状況でだ。
「削除、適用」
そう翔子さんが呟いた。その瞬間翔子さんを取り囲んでいた魔物が消滅した。
「え!?」
「あ、こよみんだ」
本人は何事も無かったかのようにいつも通りに声を掛けてきた。
「あ、今の?今のは私の能力だけど。うーん何て言えば良いかな、あれだよ、『結界師』に出てくる真界だよ」
『結界師』?これまた懐かしい作品だ。確か真界は真界内なら術者の思い通りになる結界だったっけ?よく覚えてない。間流結界術なら理解できるんだけど。
「まあ、よく覚えてないんですけど、それかなりのチート能力ですよね」
今回変身した人
博麗霊夢(東方Project)
博麗の巫女。貧乏。
博麗の巫女の仕事ってなんだろうな。
取りあえず博麗神社にお賽銭を入れてあげよう。
霧雨魔理沙(東方Project)
普通の魔法使い。矛盾した二つ名。
霧雨魔法店という店を構えてる。客は居るのかは知らん。
後借りパク常習犯。本人曰く「死ぬまで借りてるだけだぜ」