せかいシリーズ   作:猫舌36@活動停止中

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そう言えば宇宙戦艦ヤマト2199の続編やるらしいですね。でも設定上波動エンジン造れませんよね?
頑張れヤマト地球が危ない。


第九話

島の中心部にたどり着いた。この場所まで残ってる人は俺とレーラさんと翔子さんと真琴だ。名有りキャラしか残れない決まりでもあるのだろうか?

話を戻そう。そこには昔からこの島にあったものですと主張するようにぼろぼろに風化して自然に囲まれてるどころか自然に喰われてるような遺跡があった。

いやちょっと待て自分。何だよ自然に喰われるって。まあ言いたいことは分かるよ。苔生してるし、草も生えてる。つーか木も十本くらい生えてるし、蔦も這い回ってるけども、自分の表現だと思うと病んでるとしか思えない

この戦いが終わったら京都へ観光に行こう。いなこんの聖地巡礼するんだ。あ、確かユーフォニアムも京都だったなぁ。

死亡フラグを一本増設した所で少し考えよう。あの遺跡についてだ。

見た目は完全に東南アジアにあるような遺跡を小さくしたようなものだ。所々崩れてもいる。

 

「翔子さん、あれ何です?」

 

早め早めのギブアップ。

 

「私に聞かれても…。取り合えず、突撃」

 

この四人の中で一番階級が高いのは翔子さんである。その命令を受けて俺達は遺跡の中へ入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃遺跡内部。

そこにはヴィノグラフと一人の少女が居た。そして少女は言う。

 

「ヴィ、ヴィノグラフ様。あの者達がこの遺跡に侵入しました」

 

それに対しヴィノグラフは

 

「何だと。ふむ、それでは私は…人前に出ても恥ずかしくない様にシャワーでも浴びてくるか」

 

と言った。

それを聞いた少女は、

 

「ヴィノグラフ様。それは少し、えーとおかしいと思います」

 

と口に出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――はっ!今何か変なものを幻視したような気がする。俺の中のヴィノグラフに対するイメージが結構崩れたぞ。

どうやら相当病んでる様だ。京都には二泊三日から一週間に伸ばそうかな…。いや、京都より先にカウンセリングに行こう。

遺跡の中は傷や汚れは勿論、ごみや埃臭さも無い。はっきり言って怪しい。だけどこれでヴィノグラフがここに居ると断言できた。

はぁ、掃除しなければ俺は引き返したのに。…俺だけは引き返したのに。

少し進むと開けた場所に出た。そこにはさっき見た少女が居た。かなり小柄だ。十歳くらい?あいつロリコンかよ。服装はレーラさんとは意匠の違うメイド服だ。あいつロリメイド好きかよ…、引くなぁ。

 

「お、お待ちしておりみゃ…ました。た、ただ今ヴィノグラフ様はえーと、その…」

 

この少女、言葉が途切れたり噛んだりしてるけどまさか、人見知り?

 

「ヴィ、ヴィノグラフ様はシャワーを浴びておられますので、そのー、しばらくお待ちください」

 

「その必要は無い」

 

奥から別の声が聞こえた。この声は恐らくあいつだ。

 

「ははは、やあ皆さんこんにちは」

 

魔物のイメージとはかけ離れた爽やかな声で挨拶してきた。

 

「おや、挨拶を返すと言う常識を君たち五人は知らないようだ」

 

その言葉に一番早く反応したのは少女だった。

 

「私も入ってるんですか!?」

 

この少女、完全にギャグ要員じゃねーかよ。

 

「ふざけてるの?」

 

思わず口から今思ってることが漏れてしまった。

 

「君は確か大倉暦だったかな。君は少し厄介だ。君たちの中で一番強い訳では無いが一番の頭脳を持ってる訳では無いが、しかしその神を従えてることは障害になりやすい」

 

だからまずは君から殺そう。とさっきまでの爽やかな声から一変、冷たい声でそう言った。

 

「そう簡単に死ぬわけにはいかないけど」

 

これは少し不味いかな。あと誤解しないで下さい。真琴に至っては勝手に仕えるとか言ってきてるだけです。従えるつもりなんてこれっぽっちもありませんでした。

そうじゃなくてこの展開は不味い。数えることも嫌になるほどの数の触手がヴィノグラフから現れ襲い掛かってきた。

 

「ガードスキルハンドソニック」

 

あれ?変身できない。まさかまだ一時間経ってないのか。

 

「だったら、例外の方が多い規則(アンリミテッド・ルールブック)

 

人差し指を肥大化させ触手を吹き飛ばす。しかし生き残ってる触手が人差し指に刺さってきた。かなり痛い。

急いで人差し指を元に戻す。傷口の大きさも比例して小さくなり傷は殆ど確認できない。

斧乃木ちゃんは怪異なので人より遥かに頑丈だ。しかしあの触手は苦も無く人差し指に刺すことができた。恐らく本来の姿だと貫通されるだろう。さらに例外の方が多い規則(アンリミテッド・ルールブック)は軟体生物には効果が薄い。斧乃木ちゃんだと勝てない。だからと言って他にいいキャラが居ない。そうだあの人なら。

 

「それにしてもその触手、センスがねぇなぁ」

 

そして思う。燃えろ、と。

その瞬間。触手たちは跡形も残らず燃え尽きた。

危なかった。燃え尽きてくれなければ触手に殺されるとこだったぜ。何せこの人は発火能力を持つだけのただの人間だから。

しかし、そう考えてる間にも新たな触手が迫って来た。

中には一本だけ太い触手もある。あれを燃やすのは骨が折れそうだ。

考えいても仕方が無いので少しでも多く燃やそうとする。

全てに火を点けたときヴィノグラフが話しかけてきた。

 

「暦君、君は一つ大きな間違いをした」

 

聞くだけで霜焼けになりそうな冷たい声でそう言う。

 

「は?何のことだ?」

 

間違えた?何を?本当に身に覚えが無い。

 

「機動力の無いただの人間になったことさ」

 

その瞬間一本の触手が肉薄してきた。そしてその勢いのまま俺の腹に突き刺さり貫通した。

そして怯んだ隙に他の触手も体中に突き刺さる。

どこからあの最初の触手は出てきたんだ?

あ、あれか。あの太い触手か。一本の触手を他の触手が何本も覆っていたのか。そこまで思い至らなかったぜ。

あーもう駄目だ。目の前が暗くなってきた。また、死ぬのか?




今回変身した人
黒羽美砂(Charlotte)
発火能力者。
作者がcharlotteで一番好きな人。
だって何だかんだ言って一番優しい性格じゃん。
あとこの発火能力は欠点が無い最高クラスの能力だったり。
それとここでは死亡前から能力を持っていた設定。
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