せかいシリーズ   作:猫舌36@活動停止中

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魔科学世界編
第一話


神様め。どんな世界に転生させたんだ?説明くらいして欲しいぜ。後必要最低限の装備も欲しかったよ。

 

「何でスライムが居るんだよ」

 

あの人気RPGドラクエに出てくるあのスライムが俺の前に飛び出してきた。

本当ひのきのぼう程度の武器は欲しいぜ。

 

「あぶなっ!」

 

スライムが突然突っ込んできた。攻撃対象にされてるのかよ!

こうなったら最後の手段だ。

 

「逃げるんだよー!」

 

ジョセフは勝つために逃げるけど俺は違う。生きるために逃げる。逃げるが勝ちだ。

 

しかしまわりこまれてしまった

 

「これがお約束って奴なのか」

 

よく見たら囲まれてるし…。ホイミとかベスも混じってるし。奥に居るでかいのはまさかキング?転生した瞬間にまた転生する系主人公になった記憶は無いぞ!詰んだ。セーブポイントからやり直してー!

 

「何か、何か武器は」

 

あたり一面草っ原。寝たら気持ち良さそうだ。て、そんなこと言ってる場合じゃない!雑草で戦えと?

…行ける。戦ってやる。この雑草で!

雑草を掴む。

 

「行っけえぇぇぇ!」

 

そのまま一気に引っこ抜く。

そして雑草の根に付いていた土がスライムに当たる。当然ダメージは期待できない。だが、目に土が入るとすごく痛い。

 

「今のうちに逃げる」

 

遠くにアスファルトで舗装された道が見える。ん?アスファルト?ドラクエ世界だと石畳程度しかないはずだけど…。まあいいか。

 

「そこの君、早く!」

 

突然声が聞こえた。見ると銃で武装した人が三人位立っている。どうでも良いけど早くなんて言わないでください。これでも精一杯なんです足首と膝が痛いです許してください。

 

「よし、後少しだ!総員戦闘準備。目標、前方のスライムの群れ!あの者に当てるなよ」

 

「了解!」

 

「早く私達の後ろへ!……撃て!」

 

何とか三人の所に来れた俺はそのまま三人の後ろに飛び込む。

銃から出てくるのは弾丸では無くレーザーの様な光の弾だ。いやそんな訳無いか。きっと光の反射か何かだろう。

そうに決まってる。あんなアサルトライフルサイズでレーザーとか出せるわけが無い。

あれ、ドラクエの技術レベルでアサルトライフルとか出来るのか?せいぜい火縄銃だと思うけど…。

 

「目標の殲滅を確認」

 

「では予定通りこの者を連れて行け」

 

「了解。さあ来い」

 

三人のリーダーと思われる人が一人にそう言うと、その人は俺の腕を引っ張りながら歩いて行く。

え?ちょ、展開について行けない。何で。俺この世界でまだ誰とも会ってないよ?何で予定通りに俺は連行されてるの?予定って何だよ?俺がここに現れることは予定だったの?

 

「はあ、あの人の予言はよく当たるな。まあスライムに襲われてるとは思っても見なかったけどな」

 

「ええと、何故お、私は連行されてるんですか?」

 

「連行なんて人聞きの悪いこと言うなよ。これは護送だよ。護って送るって書いて護送だよ」

 

予言って何。俺がここに居ることを知ってる人が居るの?どうやって知ったんだよ。あの人の予言はよく当たるって事は予言者が居るってことか?予言者すげー!

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