ヒトフタサンマル。この表現の仕方が分かりにくいのは俺の問題なんだろうか?
普通に十二時三十分と言った方が伝わりやすいと思う。
ともかく作戦開始三十分前。
全ての艦に三式融合弾を配備。中身の融合炸薬を渡したとは言え、たった一晩でそれぞれのサイズに合わせて作った妖精さんすげー。利根の主砲はヤマトの副砲と同サイズなのでそのまま渡した。
他にも振動魚雷も渡した。渡しただけで量産配備した妖精さんすげー。
そして翔子さんは次元波動エンジンとかショックカノンとかの設計図を妖精さんに渡してたし…。明日辺りには完成してるんだろうな。
あ、提督から通信だ。
「あー暦さん。もう皆準備が終わったから出撃していいよ」
「了解しました。所で俺は艦長と艦隊指揮官兼任ですか?」
「あれ?言ってなかったっけ?」
なるほど。つまり言い忘れたと。
「はあ、では攻撃艦隊出撃します」
通信を切って周波数を変え攻撃艦隊用の周波数に合わせる。
「こちらヤマト。これより攻撃艦隊は出撃し、作戦行動に移る。全艦ヤマトのレーダーとリンクしておくように」
この世界の艦娘は実物の艦体であるがゆえに近代化改修といわず二十一世紀の技術を使った現代化改修が出来る。そのためイージス艦に搭載されてるようなレーダーや遠距離でも使える無線通信機、他にも自動装填装置や自発装填装置を搭載し、弾薬も強化されている。
それでも宇宙空間での使用を想定したヤマトのコスモレーダーには索敵距離、精度共に敵わないため、こちらで索敵を済ませ、その情報を各艦へ送ることにした。
「ヤマト、第二格納庫注水。百式を飛ばしておいて」
「了解しました。第二格納庫注水、百式偵察機発艦します」
百式偵察機はVTOL機だから水中でも発艦出来るのは何となく納得できるが、第一格納庫(の場合は注水機構を持っておらず水中での発艦は出来ない。しかし翔子さんはこんなこともあろうかと艦体を改造してあった。
第二副砲下部にある原作では内火艇発艦口と第三主砲左右のコスモゼロ専用発艦口のL字の溝を改造したのだ。
復活編の重爆機が発艦するシーンと同じように同時に四機発艦出来るようになった(そのためコスモゼロ用の第一格納庫と回転式リニアカタパルトは無くなっている。格納庫の数が減っているのはこれが理由)。
あと艦載機の操縦は全てヤマトの分身体(かわいい)が行っている。有人操作も出来るが今の乗組員の中には操縦できる人は居ない。
艦載機はコスモゼロが四機、コスモパルサーが二十機、百式偵察機とコスモシーガルが二機ずつ。
その内コスモパルサーは重爆ユニットを装備可能。余りにも重いから大気圏内飛行は出来ないけど。
毎度のことながら、この艦は何と戦うことを想定しているんだろう?
ゲッターエンペラーかな?むしろあれくらいじゃなきゃ負ける気がしない。
「神は言っている、結局数の暴力こそが最強と」
ファッ!慌てて周りを見渡すが第一艦橋に居るのは俺と渚と竜也と咲耶とヤマトしか居ない。となると機関室で寝ている翔子さんか…?
「艦長、どうされました?」
「ああ、謎の電波を受信してな」
「謎の電波ですか?私のセンサーにはそんな反応は無かったはずですが」
ヤマトに搭載されてるセンサーでも捉えられない謎電波。
世界七不思議がまた増えたぜ。
次回日曜日更新予定。