せかいシリーズ   作:猫舌36@活動停止中

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これで五十話目です。
特に記念企画はありませんよ。
所でヤマトのスペックを纏めたものを書いたほうが良いですかね?


第八話

「今回の大規模作戦は深海棲艦の太平洋拠点と北極圏にある深海棲艦建造基地を襲撃するわ」

 

会議室に所属艦娘とか異世界からの協力者とかを集めて大規模作戦の説明を行う。

 

「皆も知っている通り深海棲艦は北極圏で造られ太平洋や大西洋に南下してくるわ。そして太平洋に来た深海棲艦は拠点であるハワイもしくはソロモン諸島に行く。そこで我々は艦体を三つに分け、二つをハワイとソロモンにそれぞれ向かわせ拠点を攻撃。そうすると深海棲艦は増援を送るために北極圏の建造基地からかなりの数を出すはずよ。そうして手薄になった建造基地を破壊。最後は先に言った二つの艦隊と北極圏に行った艦隊で敵増援部隊を挟撃する。うまく行けばこの戦争に勝利することが出来るわ。作戦決行は一週間後よ」

 

深海棲艦を建造している所を壊してこれ以上増えることを不可能にした状況を作ろうとしたらそれが戦争勝利の条件だった、と言うこと。流石に無から生まれることは無いでしょ…。そう言えば無から生まれてきたわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この提督と呼ばれている女性の作戦は確かに合理的だ。

本命は深海棲艦建造基地。そこを守っている深海棲艦を太平洋に誘い出し、その間に建造基地を破壊する。それ以外はおまけみたいなものだろう。

 

「群像、やるのか?」

 

そんなことを考えていたらイオナが俺のそんなことを聞いてきた。

 

「ああ、どっちにしろ深海棲艦を根絶しなきゃ元の世界には帰れないんだろ」

 

「アドミラリティ・コードが言っていることが本当ならな」

 

「“失われた勅令”か…。だとするとこのタイミングでこの世界に来たのも納得できるな」

 

未来を切り拓く力(艦娘、ヤマト、蒼き鋼)が揃っているこのタイミングなのだから。霧の艦隊を作ったと思われるアドミラリティ・コードなら自分たちをこの世界に送り込むくらいは出来るだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦決行までの一週間ヤマトクルーは全員暇だ。俺とヤマト以外は。

俺達は何をやっているかって?鎮守府の戦艦たちに料理を振舞っているんだよ。

なぜか空母の赤城と加賀も居る(本人は『巡洋戦艦、赤城です』とか『戦艦、加賀です』とか言ってる。否定できないのが辛い)。

自称戦艦娘は十七人だが一人当たり五人前は食べると言う提督の言葉通り皆どんどん食べる。

どこに入れてるんだよ。

ちなみにヤマトは包丁で自分の手首を切って倒れた。

指を切るように手首を切った。

本日のドジである。

多分死んでない。左手首にゼータコアを入れているなら話は別だが、生憎あれはそこまで小さくない。人の心臓くらいの大きさだから手首には入らない…筈だ。

 

「今の間は何ですか!と言うより手首を切ったのに何も心配しないんですね!」

 

「最悪コアがあれば何とかなるし。バックアップも取ってあるし」

 

「それはそうなんですけど!少しは心配しても良いんじゃないですか!?」

 

「てかこのタイミングで起きた時点でお前気絶してなかっただろ?」

 

「うぐぅ、でもそれとこれは話が別です」

 

まあ、ヤマトの分身体がせっせと作業してた時点で気絶してないと言うことは分かってたけど。

 

「さて、あとはデザートだな。あと少しだ、頑張ろう」

 

「はぃー」

 

そのあとあの言葉の意味を理解することになる。『甘いものは別腹』と言う言葉の恐ろしさを。

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