せかいシリーズ   作:猫舌36@活動停止中

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調子に乗って一日に、二話投稿です。さて、何回『に』といったでしょう。


第四話

くっ、思ってた以上にきついぜこの空間。何が悲しくて女王様と個室で夕飯食べないといけないんだよ!

 

「暦、少しは喋ったらどう」

 

「喋る話題が見つからないです」

 

なんていうか昼の謁見と態度が違うな。ステーキ美味い。

 

「喋る話題は無くても聴きたいことは有るんじゃないかしら」

 

「そりゃまあ、有りますけど…。じゃあ、さっきの謁見のときとかなり態度が違うようですが?」

 

「あれは演技よ。元々私は第二王位継承者であって本来は国家を導く役割じゃないのよ。普段は国軍を指揮してるわ。国の指導者としては普段は父と兄がやっているのだけれど二人とも魔物にさらわれたのよねぇ」

 

「いきなり重い話なんですけど」

 

「本来はもっとこう、ひゃっはー!としたいんだけど軍の指揮官としてならともかく国の指導者としてはねぇ。他に質問は?」

 

「ではもう一つだけ。なぜ俺にレーラさんを就けたんですか?使用人なら分かりますがボディガードは無いでしょう」

 

「それは暦がこの世界を救う人ですから」

 

「それ確か謁見のときも言ってましたよね。どう言うことですか?」

 

「世界と言っても沢山の世界があります。この世界だったり、暦が生きていた世界、他にも沢山の世界があります。そしてそれぞれの世界にはその世界を維持する物があります。私達はそれを世界の鍵と呼んでいますが…。ここまで言えば想像出来るかも知れませんが、世界の鍵を壊そうとしている者が居るのです」

 

「ああ、うん。つまりそれを止めろって言うことですか。本当にあの神ろくなことしねーな。え、ああ、分かった分かった。どうせ他にやることもやりたいことも無いですからね。やりますよ」

 

「そうですか。今日はこれにて……と行きたい所ですが、どうやらそうは行けないようです」

 

は?言葉の意味が分からない。訊ねようとしたところで突然揺れが起こる。

 

「これ、地震?」

 

多分震度四だな。静岡に住んでると大体予想できる。

 

「そうだといいわね」

 

また揺れる。今度は震度五弱だ。

外はどうなってるんだろうか。

 

「どうやらドラゴンの襲撃のようです」

 

驚くほどドラゴンだった。これがウマゴンだったら何とかなったのに…。

 

「それは大変ですね。逃げた方がいいのでは」

 

なぜに急に他人行儀になるんだ。ん、ああ。そう言うことか。

 

「逃げないほうが言いのでしょう。逃げた方が逆に危険ですしね。証拠に誰一人この部屋に駆けつけてこないじゃないですか」

 

「あら、もしかして知ってたの?」

 

全然知らなかったけど俺の脳は反射的にある人物を思い浮かべ、俺の口はある言葉を言う。

 

「なんでもは知らない。知っていることだけ」

 

「え、嘘!?」

 

「へ?何が?って、ええぇぇぇええええ!!」

 

また自分の声が変わっている!今度は耳にしたことがある声だ。そうさっき言った言葉を言った人。羽川翼の声だ。正確には堀江さんの声になっている。

 

「ああ、なるほど。それは暦の能力ね。変身系の能力で発動条件はなりたい人物を思い浮かべながら、その人の台詞を言う。効果としては変身した人の能力を使えること。問題点は欠点として同姓の人にしかなれない、三十分しか変身できない。さらに制約として一度変身したらその人物には一時間再変身できないことね」

 

なるほど分かったような分からないような…。

 

「って、何で女王様は俺の能力知ってるんですか」

 

「それが私の能力だからよ。問題点は欠点として一つ、対象の能力が使われるのを観ないと使えないこと。で暦が今変身した人はどんなことが出来るの?」

 

「特に能力は無いですね。ただ単に次元を超えた天才です」

 

「じゃあ、さっさとあのドラゴンを倒してきなさい」

 

「それは…無理です」

 

コンタクトを付けてるってことは夏休み後だからブラック羽川にもなれないだろう。

はあ、星が綺麗だなぁ。




今回変身した人
羽川翼(物語シリーズ)
猫に魅せられ、虎に睨まれた少女
時系列順で行くと阿良々木君が十三人中五番目に会ったヒロイン。でも登場回数はトップクラス。
天才。電話相手が今地面から何メートル上に居て、何を考えてるか分かるくらいには天才。みんなも頑張れば出来るよ。
「実は私着やせするタイプなんです!」って言って欲しい。
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