そして午後一時。俺は地下工場に来た。
なぜか置いてあったパンフレットを一組取り、読んでみた。
艦名 ヤマト
艦種 超弩級宇宙戦艦
全長 353m
艦体幅 47m
最大幅 66m(安定翼展開時93m)
艦体高 101m
最大高 105m
最大速力 亜光速
機関 主機関 三連次元波動超弦跳躍機関×1基
副機関 相転移エンジン×2基
武装 次元波動爆縮放射機×1門
グラビティブラスト×1門
主砲:48サンチ三連装陽電子衝撃砲塔×3基
副砲:20サンチ三連装陽電子衝撃砲塔×2基
魚雷発射管×12門
短魚雷発射管×16門
八連装ミサイル発射塔×1基
ミサイル発射管×8門
94式爆雷投射機
高角速射光線砲塔多数
司令塔近接防御火器×2基
特殊装備 波動防壁
ディストーションフィールド
なんと言うかもうチートだ。何に対して攻撃しようとしてるのだろうか。
「こよみんそこに居たのか。時間になっても来ないから迎えに来たよ」
「こよみん!?」
ありゃりゃ木さんも臥煙さんからそう呼ばれてた気がするぞ。
「ありがとうございます、濁り川さん」
「確かに緑色の川って聞いたら冬の屋外プール的な物を想像するかも知れないけど、自然の川が緑色に見えるのは光の波長が関係してるんだよ。それについての説明は尺がないからまた今度ね。そして私の名前は緑川よ。て言うか普段は翔子さんって呼んでるよね」
「失礼。噛みました」
「いいえ、わざとね……」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
「蟹増した」
「あーごめん。私蟹アレルギー」
何と言うことだ。どこで選択を間違えたんだ俺は。
「私の名前を噛んだ辺りからかな」
最初から選択を間違えてた様だ。
「蟹アレルギーの翔子さんには役に立たない雑学。かにの肉には味が無い」
「本当に役に立たないわね。そんなことは良いからさっさと行こうよ」
ヤマトの中はやっぱり2199版だった。動く歩道くらい欲しいな。一部導入されてるらしいけど動かせないらしい。
何でもエンジンが動いて無いからエネルギーは全て外部からの供給だそうだ。
「相転移エンジンは動かないんですか」
「相転移エンジンは大気中だと反応が低下するって設定でしょ。でも私が作ったのは模造品だから低下どころか作動しない。つまり波動エンジンへのエネルギー供給が終わらないと何も出来ないの。まあ、後で改良するけど」
何のための補助エンジンだよ!普通に核融合炉造ればよかったんじゃないの!
「ちなみに波動エンジンへのエネルギー供給は後どれ位なんですか」
「後三日」
「あ、はい」
ちなみにこの国中のエネルギーを集めれば即起動するらしい。でも急いでる訳じゃないからしないとのこと。
「そもそも何で造ったんですか。これ何に使ったってオーバーキルでしょう」
「赤いジムへの対抗?」
「最近の人はイデオンなんて知らないですよ」
何で翔子さんは知ってるんだろう。どう見ても十代前半だぞ。あ、確か年齢を下げられたんだっけ?
「まあ、そのうち分かると思うよ。じゃあ、見学会終わり!ありがとうございました!」
ヤマトの安定翼はナデシコにおける重力ブレードを兼ねています。