送ってから10分位でガラティーンをこちらに戻した。
相変わらずの存在感を発揮しているので大丈夫だろう。
流石神造兵器なだけある。おっと、あんまり出してると又、霊夢からお小言を貰いかね無いので早々にしまう事にする。
立ち上がり屋根から降りようとしたら急に目眩がして視界が真っ暗になる。
そこで意識がブラックアウトした。
目を覚ますと山の頂上にいた。
はて?なして私はこんな所に居るのだろうか?
そもそもここは何処だ?山だと言う事以外何もわからんのだが・・・・・。
まあええか、そんな事を考えながら取り敢えず下山する事にする。
まだ、自然が残っているのだな・・・・・何て感想が自然と出て来る。
そう言えば、私は何をやって居たんだっけか?まぁ、山の天辺に居たと言う事はこの山を登って来たのだろうが・・・・、上った記憶が無いぞ?
おいおい、この年でボケるのは勘弁して欲しいのだが、しかも事前にやったと思われる事には、だ。
ちょっと脳外科行った方が良いか?本気で心配に成るのだが・・・・。
そうこうしている内に中腹辺りまで降りて来ていた。考え事をしながら歩くのは良くないな。
特に、下山中にこけて怪我をしたとか洒落にならん。崖などもあるので余計にだ。
山小屋があったのでそこで休憩する事にする。
山小屋の中ではカフェもやってるらしく、登山客と思われる人達がちらほらと飲み物を飲んだり、甘味を食べて休憩していた。
私も取り敢えずコーヒーを注文して窓側の席に腰を掛ける。
今更だが自分の格好はTシャツにジーパンとシンプルな服装だ。まあ、御洒落が分からんので下手に着るよりはずーと良いだろう。
山小屋で店みたいな事をやってる辺り、そこそこの観光スポットなのかもしれない。
そう言えば、観光スポットで思い出したが、京都に行ってみたいな。
中学の修学旅行先は京都だったのだが当日に熱を出して行けなかったと言う悪魔の罠の仕業で旅行を諦めざる負えなかった苦い思い出がある。
37℃位なら無理してでも行ったのだが39.8℃じゃあ流石に無理だからな~。
その後、奈良の大仏君なるどこにでも売っていそうなストラップを見上げとして貰った。
友達には八橋を頼んだのだが、シャメで八橋の画像だけ来て、クーラー便で贈り物が来たので期待したらコンビニ何かで売っているプリンやシュウクリームだけと言う罠があった。
当然その友はボコボ、コホン。しかるべき裁きを受けて貰った。一応弁解としては本当にあちらで買ったらしいのだが、もっと違うのが有るだろう。地元のコンビニでも売ってる奴送ってきやがって。
っと、まあ、そんな苦い思い出がある訳だ。八橋の画像も消去した。
あっても悲しく成るだけだ。しかし、本当に行ければ良かったんだがな~、個人旅行だと京都は高いのだ。値段が。現実で生きていた時も高かったのに京都に遷都されたこの世界では更に高いだろう。
そんな事を思っている内にコーヒーが来た。
うーん、いい香りだ。インスタント等では無い、本格的なコーヒーの香りがする。
これを麓から持ってくるのは大変何だろうなー、何て考えながらコーヒーを口にする。
ほろ苦いこの感じに懐かしさを覚える。私は本来コーヒーは余り好きでは無い。と言うのも、私の家族はコーヒー好きで良くコーヒーを飲んでいるのだが、その味は下手な薬よりも苦いのだ。
正直飲めた物では無い。家族が言うにはこんだけ苦くなければ唯の温かいお湯だという。
その事と私が甘党なのでおこちゃま味覚だと笑い話にされてちょくちょくからかわれたりした。
一度私が本当におこちゃま味覚だからこのコーヒーを飲めないのかと心配に成り、お正月に集まる親戚にそのコーヒーを飲ませた所、私の家族以外全員が飲めなかった。
それに安堵の息が出たのを今でも覚えている。
缶コーヒーのブラックがチョー甘く感じる位に苦いとは従兄の言葉。
まあ、そう言う理由があり、こう言う外でしかコーヒーは飲んだ事が無い。
それにコーヒーよりは紅茶好きだったので余計にだ。
ここでも紅茶があればそれを頼もうとしたのだが無かったので断念した。
・・・・・・・最近心の中がおしゃべりだな、何ておもう。
少し考え事をし過ぎる癖がついてしまったような気がする。強迫性障害か?それは困るな・・・・。
まぁ、深く考えないようにして今はせっかくの休憩で窓側に座ったので、外の自然を満喫しよう。
今更ここが何山なのかを聞くのはおかしな人を見る眼で見られそうなので聞けない。
おっと、また考え始める所だった。自然を満喫しよう。
窓の外は少し霧が出て来て余り先の方までは見えなかった。おいおい、それは無いだろう。
せっかく人が自然を眺めようとしたらこれとか・・・・・、何て虐め?
まあ、山の天気は変わりやすいのでしょうがないか。雨が降らない内にとっとと降りる事にしよう。
そうして一気にコーヒーを飲み干し会計をすませ外にでる。
自然が多いので覚悟していたが草むら等にはやはりクモの巣がある。
蜘蛛だけは虫の中でも特に嫌いなのだ。出来るだけ近づかないようにして降りて行く。
所々、小さな青っぽい花が纏まって咲いていたりちりじりになって咲いていたりした。
これは・・・・・、伊吹草か?
と言う事は伊吹山か?ここは。確か萃果の密と疎を操る程度の能力の元はこの花が集まって咲いていたり、ちりじりに成って咲いていたりするからそれを元につけられた能力だった筈だ。
この山には確か伊吹童子がいて言い伝えでは目が10数個あるんだっけか?
全然東方の萃香には似ても似つかないなと苦笑い。
何故外の世界に居るのかはわからないがこう言った聖地巡礼はしてみたかったのでよしとする。
しかし、メリーの話から推定するに人工物が殆どじゃ無かったのか?
連台野の時に桜を見てそう言葉を漏らしたのを覚えている。時間軸がどうなのかわからんが、これは例外に当たるのかな?
考えても仕方が無いので兎に角降りよう。
たまにはこうやって山を歩くのもいいものだ。空気もひんやりと冷たいがうまい。
都会だと排気ガスだらけだからな。
私が居た世界でそうなのだから、未来の設定である東方では測り知れないだろう。
そんな事を考えながら降りたらいつの間にか麓まで降りて来ていた。
結局、景色を満喫する事は出来なかった。何てこったい!
で、だ。成るべく突っ込まないようにしていたが、もう無理だ。
目の前に隙間がある。しかし、大量の目が無い事から紫の隙間ではないのか?
と言う事はこれがメリーの見ていた線と言うものなのだろう。
軍師危うきに近寄らず、だっけか?まあ、そんな諺的な何かが残っているのだ。
危ない冒険はしない方が良いだろう。
しかし、運命は残酷である。
そうは問屋が卸さないと言わんばかりに凄い勢いで風が吹き、隙間に飲み込まれて行く。
それは私とて例外なく、だ。足が浮、捕まる物も無いし、こう言う時に限って人も通らない。
結論:隙間送りにされました。そこで意識が途切れた。
目が覚めると永遠亭のベッドで眠っていた。
そう言う事だ?確か私は屋根の上で月見アイスと洒落込んでいた筈なのだが・・・・。
しかし、こう何かをしていた様な気がするのだが・・・・?
こ、珈琲?
・・・・・、まぁいいや。
思いだせないのなら大した事無いだろう。
それよりも、恐らくは能力の限界で気絶したのだろう。
私が外に行って帰っての往復で2回、剣を送って戻しての2回、服装を出すのに2~3回、それに財布とお金を出すのに2回、計8~9回何だが。
今一限界が分からない。取り敢えず7回以下位に留めた方が良いかもしれない。
外を見るにまだ暗い。一応永遠亭には電気が通っているのだが、行燈の光が障子越しに見える。
こう言う処、中々永琳も分かっていると思う。もしかしたら輝夜の趣味かもしれないが・・・・。
っと、これはどうでもいい。その事から気絶してからそんなに時間が経っていないのだろう。
この位のデメリットなら戦闘にも使えるかもしれない。
まあ、今の所戦闘する気は更々無いので隠しの手札として使おう。
とは言っても、7回じゃたかが知れてるが・・・・・。本当にピンチの時しか使えない諸刃の剣だが、無いよりはマシなので無理やり納得する事にする。
最悪、気絶しても永遠亭に逃げる事が出来ればいいのだ。逃げるのには持って来いの能力とも言える。
立ち上がり障子を開けたら永琳が素敵な笑顔を此方に向けて立っていた。
・・・・・、黙って障子を閉める。マジで怖い。
目が笑って無かった。私の脳が危険を知らせる信号をマッハで鳴らしまくっている。
何故永琳はこんなに怒っていらっしゃるのでせうか?
冗談を入れながら現実逃避していたら今度はあちらが障子をあけて来た。
おお、神よ、私は何か悪い事をしたでしょうか?
その事について小一時間問いたい。
「お師匠サマ~今、何処に行かれようとしたのでしょうか?」
こ、怖い。ホラー映画と同じくらい怖い。
それから永琳のお説教タイムが始まった。もちろん土下座で、だ。
話を聞いてみると、ドサッ、と言う大きな音が聞こえたので見に来てみれば私が倒れていたとの事。
それに丸1日目を覚まさなかったので心配に成り、脳を検査したりもしたらしい。
それは流石にこちらが悪いな・・・・。さっきの考えは訂正しよう。隠し札としては使え無さそうだ。
これから先、使いこなせるように成るまでは余り多様しない方がいいだろう。
まあ、最低二回は使いならすと言う意味で使おうと思う。
主に私の暇つぶしと趣味の為に。だって、現実世界よりも此方の方が科学レベルが上なのだ。
天文学などにも興味があるのでそこら辺を勉強しようと思う。永琳に教えて貰おうかと最初は考えたが、初歩の初の字も無いのだ。そんな状態で物事を教わっても分からないのが目に見えている。
しかも相手は月の頭脳なのだ。最早次元が違いすぎるので私がついて行ける自信が無い。
取り敢えずは昨日、じゃなくて、二日前に行けなかった本屋に行こうと思う。
全く懲りて無いような気もしないでも無いが、能力を使いこなす為だと自分に言い聞かせる。
その後、この背広はどうしたんだ等の質問をされた、特に他の女の臭いがするとかお前は犬か!っと言いたかったが、永琳が怖くて言えなかった。そう言えば女の子を助けたんだっけか?
取り敢えず、素直に能力の所業で外に行っていた事を話したら、絶対に一人で行くなと言われた。
これには少々思う処があり、永琳に意を唱えたら「また倒れられると面倒」と言う事を言われ、少々納得いかないが渋々了承した。
とは言え、内緒で外に出かけるつもりではいるのだが・・・・・。暫くは行けそうに無いな。
まったく、お師匠様ときたら・・・・・、
ドサッ、と言う音を聞いて様子を見に行ったらお師匠様が庭に倒れていた。
慌ててお師匠様を呼びかけるが意識が戻らなかった。
1日経っても起きる気配が無かったので余計心配に成る。
頭を打ったのではと思い頭の検査をしたが何の異常も無かった。しかも服装も患者服から背広に代わっていたし、何よりもこの背広から他の女の臭いがする。
そこの所、どうなのかを起きたら聞く必要がある。
そう、色々とね・・・・・・、
そんなこんなでお師匠様の部屋に行ったらお師匠様が部屋から出ようとしていた。
これだけ心配させておいて何処に行くつもりなのかしら?
その事を含めて色々問い詰めて見たら、信じられない事を耳にした。
能力を使って外の世界に行っていたそうだ。お師匠様の能力も気になるが、外の世界に行かせる訳にはいかない。お師匠様は記憶が無いのでしょうがないが、下手をすれば月の使者に捕まる可能性が出て来る。そうなれば彼は間違いなく月に連れてかれるし、私達の居場所もばれてしまうだろう。
それだけは避けねばならない。お師匠様は月では其れほどまでに重要な人物なのだ。
現に、地上にお師匠様に似ている神が居ると言うだけでマークされていた位だ。
実際にその神はお師匠様だったし。輝夜を連れて逃げる際に月の民を相手して月の民にも存在がばれたと言っていた。
未だにお師匠様共々血眼に成って探しているだろう。
しかし、この様子では全く懲りてい無さそうなので、外の世界に行く際には絶対に私を同伴するように言った。
それは流石に思う所が有るのか意を唱えたが、それっぽい理由を言ったら渋々納得した。
そう言えば彼、案外縛られるのが嫌いだったっけ?まぁ、月に連れてかれるよりはずーと自由な筈なので我慢してもらおう。
それに、お師匠様と二人っきりでデートできる口実が出来た。今はそれでよしとしよう。
間休と書いて息抜き、と読む。
ガウェインは現実世界で行きたかった場所を旅してます。
主に東方元ネタ的な意味で。その内真田に伊達とかも幻想入りしそう。
まあ、神主次第だが。