東方太陽録   作:仙儒

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紅魔郷編

夜の森を走り抜ける。

途中半ピチューンしたチルノにルーミアを見つけたような気がするが気のせいだろう。

てか器用だな、半ピチューンって、これもギャグ補正なのか?

 

そんな事を考えながら先に進む。

私とてこの十年間無駄に費やして来た訳では無い。

一応飛べる様にも成ったし、強化出来る様にも成った。

しかし、移動のさいは走った方が速いので余り飛ぶ事は少ない。強化は意識し始めてから解ったが、今までは自然とやっていたらしい。流石は歴戦の勇者なだけはある。中身が変わった今でも体が覚えていて、無意識に使っていたのだろう。剣術もそうだったし。

霊力や神気の感じ方、妖力の感じ方、気の感じ方等もわかる様に成った。しかし、それが大きいか小さいかが今一基準が解らん。

一応そこそこ大きいな~位は解るんだけどね。

ルーン魔術も小規模な物なら使える様に成った。やはり、ガウェインなので、ルーンの心得位あったのだろう。一応ルーン発祥の地の人だし、ガラティーンにもルーン刻まれてるし。

 

そんな事を考えていたら馬鹿みたいに出かくて赤い館が見えた。

塀の高さだけで数メートルはあるぜ、きっと。それ以上かも知れないが・・・・・。

 

その塀の上に乗り、湖を見る。霊夢に魔理沙がレミリアと凄まじい弾幕の張り合いをしている。

確か自称ツェペッシュの末裔だと言っているが、確かツェペッシュって、ワラキア卿バラド・ツェペッシュの事だろう?

あいつって確か奥さん食っていて子供居ない筈なんだけどな~。

人物としては、貴族社会において、初めて貴族にも罰を与える法を作った人物だった筈だ。

当時では平民は貴族には奴隷扱いだったので大層喜ばれたが、それが元で貴族達と敵対し、教会側が敵に成った事で狂い始めた人物だった筈だ。

銀の髪に血まみれの鎧を何時も着ていて、己が定めた法に触れた奴は串刺しにする事で有名だった。

しかも、何万も殺しておいて、それが全て見方だけと言う事でだ。

初めに戻ろう、奥さんを食った時点で子供が出来る訳が無いのだが・・・・・、しかし、御伽話の吸血鬼成らば生みの親で間違いないんだよな~、ややこしいな。

確か、19世紀に流行人狼と、バラド・ツェペッシュを元に書かれた小説で生まれた存在だ。吸血鬼、バンパイアは。

そもそも、バンパイアとは古い言葉で龍の神を指す言葉なのだが・・・・・、今では見る影も無いな。

そんな訳で500歳と言うレミリアの存在自体が可笑しいのだが・・・・・。

世紀的に400歳が正しいんじゃ無いのか?

まぁ、良いや。

取り敢えず進もう。

 

館の中に入るとなんかナイフが大量に刺さってる部分があった。きっと咲夜と霊夢が戦った後なのだろう。側で咲夜が伸びてるし。

何故霊夢だと確信が持てるかはゴン太レーザー撃つ奴との戦いでナイフが一定の規律を持って刺さっていると思うか?

思わないだろう?そのまま奥に進む。

 

さて、慣れない人助けでもしますか・・・・・。

 

隠れていた妖精メイドを見つけ、地下への入り口を吐かせた。

そんでもって道なりに行き、地下への階段を見つけ、降りて行く。

 

暫く降りると魔方陣と思われる物が扉一杯に刻まれ、札見たいのまである。ここまでするか?普通。

 

剣を出して扉を切り壊す。

 

薄暗い中から金髪の少女が出て来た。

 

「おにーさん、誰?」

 

「貴方を助けに来たしがない騎士ですよ」

 

そう言っておいた。

そうしたらキラキラした目で此方を見上げて来た。

 

「助けてくれるの?あの女から」

 

「ええ」

 

取り敢えずそう答えておく。

どうするかを聞いたら殺すと良い笑顔で答えたのでそれは出来ないと告げた。

そうしたら「嘘つき!!」と言って4人に別れた。

 

「あの女の」

 

「見方をする」

 

「奴は、皆・・・・」

 

「壊レチャエ」

 

そう言って其々が弾幕を放って来る。

先ずは一人、!弾幕を無視してまっすぐ走り、剣を持って接近して来た奴の首を撥ねる。

 

次は天井付近に居る奴に壁を走りながら接近し、切り捨てる。

 

そのままの勢いで剣を投げ飛ばし、3人目を貫いた。

 

そうしてゆっくりと最後のフランに向く。

びくびく脅えながら手をグッパグッパしてる。周りで爆発音がする。

ゆっくり近ずく。フランは「何で、何で壊れないの・・・・・」と言いながら涙を流して少しずつ後へ下がって行くが、ついには壁に当たり、もうこれ以上後ろに下がれなくなった。

フランの目の前に立つ。

目をつぶって身構えるフランを思いっきり引っ叩く。

 

唖然とした表情をした彼女を抱きしめる。

 

「これがあなたが今まで人に与えていたもの、恐怖です」

 

周りに人骨が多々あった。それを見ながら続ける。

 

「これが痛みです、学びなさい」

 

抱きしめて撫で続けていると、最初は結構な力で叩かれてたが次第に弱く成って行き、止まった。

フランのすすり泣く声だけが木霊する。

 

「学びなさい、加減を、学びなさい、相手の思いを」

 

そうなのだ、フランは狂気など孕んでいなかったのだ。

だが、強すぎる力故に幽閉され、道徳的な事を学ぶ機会が無かっただけだ。

故に成長する事が出来なかった。

こんな薄暗い中に閉じ込められ、人が来て喜ぶのは当然の事だ。興奮だってする。

だが、子供故に加減が解らず、その興奮を伝える手段を持たなかったが故に狂っていると勘違いされて居るだけなのだ。

その事を周りも知らなければならない。

むしろ何も言わず495年も閉じ込めていたレミリアこそ狂っている。

 

「さて、君を閉じ込めていた奴にお灸をすえに行かねばならないね」

 

そう言うとフランは小さく、こくりと頷いた。

 

 

 

 

 

外に出る。何故かフランは肩車状態だ。

何でも気に入ったとの事。それは良かった。

あちらも決着がついたようだ。

 

館から抜けだしレミリアに思いっきりタックルをかまし、倒れたレミリアのドロワとパンツを脱がす。

そこ、変体と言うな。・・・・・・、それにしても大人ぶったパンツだな。お前にはまだ早い。

そのままお尻を思いっきり叩く。

最初は何かごちゃごりゃ言っていたが無視だ無視。

そのままフランの事を言い、それに準ずる事を怒りながら叩き続ける。

そうしたら涙目で「ご、ごめんなさい」と告げて来たので一応叩くのはやめてあげた。

後は二人の問題だ。私が入るのは野暮だろう。

気まずそうにしてるレミリアに睨んでるフラン。

まぁ、495年もじゃ、そう言う態度とられても文句言えないな。

そうして苦笑いしていたら膨大な魔力に妖力を感じた。

 

そちらに振り替える。

そこには金髪でボインの美人がいた。

おいおい、洒落にならねーぜ。ルーミアの封印が解けたのかよ。

しかも人の好みにドストライクしやがって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

封印が解けたルーミアは意味ありげな笑みを浮かべ、地上に降りて来た。

そして闇で出来た剣を構えた。

・・・・・・、決闘、か。

 

ならば私も剣を構えて名乗りを上げる。

 

「我が名はセイ・・・・ガウェイン!円卓が騎士の一人」

 

「私はルーミア、常闇の妖怪よ」

 

「「いざ、参る」」

 

動き出したのは同時だった。剣同士が真っ向からぶつかり、火花が散る。

そのまま力を抜き左に流す。

 

剣を踏み回りながら切りかかるともう一つの手に闇の剣が出て来てその剣戟を防ぐ。

 

当たった時の衝撃を使い距離を取る。

二刀流か、経験が無いが、どうやらあの構えから相手もそう二刀流が得意では無い事がわかった。

今度は此方から仕掛ける。

縦に切りかかるが、途中で闇の剣に反らされ、今度は逆に剣に乗られて切りかかられる。

それを危なげなく相手の剣の柄を左手を前に突き出して抑える事で止める。

 

・・・・・、成程、剣に関しては此方に部が有りそうだ。

英霊、捨てたもんでは無いな。

 

そのまま左手に力を入れて押し返す。

二人向き合ったまま、ゆっくり離れ、再び構える。

随分と決闘の事を心得てるな、日本での生活の方が長いだろうに・・・・・。

 

相手は二刀流で構え、襲いかかってくる。同時に振るわれた剣戟に耐えきれず、体制を崩す。

そこにルーミアの剣が投げつけられて来る。

剣を鞘で弾く。前を見たらルーミアが剣を振りかぶっていた。

 

ッチ!フェイクか。

左手に持った剣で反らし互いに肩同士が触れ合う形に成る。

しかし、先ほどに比べて剣戟が軽い。見てみると左手を使っていなかった。

 

「ルーミア、貴様、左手を使わないつもりですか」

 

だとすればかなりの侮辱だ。

ここ十年で随分と思考がガウェインよりに成った気がする。

まぁ、中身はひよっこなのでそこまで怒りはしないが、思う処はある。

 

「勘違いはよしてくれないかしら、力で負けている以上、此方が全力で挑めば、あなた相手には致命的な不覚に成るわ、故に・・・・・、貴方を倒す一番良い手段よ」

 

その言葉を聞いた瞬間に気持ちが高ぶるのを感じた。

そうだ、ガウェインは相手を軽く見る事は決して無い。

勝手に口が動く。

 

「騎士道に誉あり、あなたも又、騎士なのですね」

 

ならば此方も全力で挑まなければならない。

本当に十年で変わった物だよ、要らぬ戦いはしない主義のままだけど。

厄介事に自分から首を突っ込むようにも成ったし。

おおっと、これ以上の思考は相手に失礼だな、律儀に構えながら待っててくれてるし。

 

再度剣を構える。ルーミアも二刀流で構えた。

成程、手数を増やす訳か。

 

ルーミアが仕掛けて来る。今までよりも速い。最初の一撃を左手に持った鞘で反らし、右手のガラティーンで二撃目を受け止める。互いに首に刃先が付きつけられる形に成る。

二人してゆっくり剣を引き、また構える。

 

これで三度目の仕切り直しか。

だが・・・・・・・、悪くない。

 

またルーミアが動いた。今度は二刀流の持ち味であるスピードと手数で攻めて来た。

一撃、二撃、三撃、四撃とガラティーンの腹で受け止める。

ッチ、この大きな剣では小回りが利かない。

それに加え、相手は場に応じて長さを変えたりしている。

今の二刀流の剣のリーチは短い。

 

守ったら負ける、此方も反撃に出る。

今の状態だとじり貧だ。

 

大きく出ずに剣を表に反らすように剣戟を放つ。

動く度に大きく揺れ動く女性の象徴は目の保養だが、そちらに気をまわしている余裕は無い。

 

ッ!今だ。縦からの剣戟をやめ、突きに出る。

 

「きゃっ!!」

 

かわいらしい悲鳴が聞こえる。当たりが浅い。

どうやら闇で剣を作り、盾にした見たいだ。

何でも有りだな、おい。

剣戟では無理なのを悟ったのか闇で出来た剣を大量に飛ばしてくる。

全て直撃コースだ。

 

ッチ!

 

二度目の舌打ちをする。

 

ガラティーンを振り、剣を弾きながら相手に接近する。

今度は弾幕も放ってきた。

ッく、次から次へと珍妙な攻撃してきやがって!

だが、不思議と心躍っている私が居たりする。そんな自分自身に戸惑いつつも前へ進む。

 

剣が鎧に弾かれる。それに疑問を持つ。

今は夜の筈だ。ガウェインが無敵なのは昼間のみ、夜であればこれ程の攻撃なら鎧を突き抜けて来てもおかしく無い筈だ。

それなのに何故?

 

「考え事とは余裕ね、白騎士さん!」

 

気が付けば目の前に剣を振りかぶったルーミアがいた。

私は腰を捻り、前屈みの状態にし、そこからバネの要領で思っきし体ごとガラティーンを振る。

相手が剣を離して吹き飛んだ。

仕掛けるなら今しか無い!

 

思いっきり走り、剣の柄で心臓部分を思いっきり叩く。

ルーミアは血を吐きながら私に持たれ掛ってくるように倒れて来た。

 

「久しぶりに、心躍ったわ・・・・」

 

そう言い残してルーミアは気を失った。

ガラティーンを消す。周りを見渡すと霊夢に魔理沙がポカーンと此方を見ていた。

レミリアは何故か左手が無い状態でフランに支えられていた。

いったい何があったんだ?

まぁ、さっきまでの気まずい感じが無くなったので良しとするか。

ルーミアの手当てもしなきゃならないし。

そのまま、ルーミアをお姫様抱っこして家に急ぐ。

加減はしたし、妖怪だから大丈夫だとは思うが念のため、だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーミアを連れて家に帰って来た。

良い所に永琳が居たので彼女を託すと、またかこいつ・・・・・。

 

見たいな眼で見られた。

どうしてだろうか?

取り敢えずルーミアの回復を待つしか無い。

 

封印し直したい所だが、生憎術式が解らん。リボンも見当たらなかったし。

 

しかし、封印するだけしか出来なかった大妖怪をそのままにしておいて大丈夫か?

 

「そこの所、どうなのですか・・・・、八雲殿」

 

徐に問いかける。

流石に事が事だけに紫が動いていない訳が無い。

すると、案の定何も無い空間に亀裂が走り、開いて姿を現した。

 

「私としては今すぐに封印するべきだと思います、術式も完成していますし」

 

ほら、と言いながらリボンを出して来た。

しかし、紫にしては様子がおかしい。普通ならこんな事をせずに付ければそれでおしまいなのに何故それをやらない。

幻想郷を誰よりも愛してる彼女なら尚更だ。

裏があると思った私は悪くない。

 

それを聞いて見ると呆れたような顔をして、

 

「彼女とお話したいんじゃなくて?セイバー様」

 

おらら、バレテーら。しかし、封印は免れないだろうな。

常闇の妖怪と言えば、神をも超える力を持って居るのだ。それに正体は闇そのもの。

下手に放って置いて朝が来ませんじゃ洒落に成らない。

しかし、ガウェインとしての自分がそれを避けようとしている。

私自身、金髪美人巨乳とストライクなのでおいそれと封印は勿体無い気がする。

それに、彼女も出来れば封印はされたく無いだろう。

 

だが、彼女なら自分から封印を申し出てくるかも知れない。

それはあの戦いで解った事だ。彼女の潔白さは。その騎士道に誉もあった。

そんな人物をみすみす封印させるのは惜しい。

 

 

そう考えていたら永琳から彼女が目覚めたと報告が来た。

いよいよ、か・・・・・

 

 

彼女に会い、話を聞く事にした。

まどろっこしいのは嫌いなので本題だけを話す。

 

封印されたく無いか?

 

そんなの誰だって好き好んで封印されたがる奴はいない。

しかし、彼女は悲しげな顔をして封印を申し出た。このままでは幻想郷に朝が来ないと。

大き過ぎる力を制御出来ないと。

故に封印を望んだ。

 

他の二次創作何かでは片っぱしから食おうとしたり、だがおバカと言う印象の私には驚きだ。

こんなにも優しい少女を苦しめるか、世界は!

 

思わず拳を強く握る。無意識に奥歯をギリッっと鳴らす。

 

そうしたら優しく拳を包まれるような感覚にハッ、と成る。

気が付けば彼女が私の拳を握っていた。

 

そして、”ありがとう”と告げて来た。

 

余計に辛く成る。こんな少女一人救えなくて何が騎士か!

そんな事、世界が認めても私が認めない。ああ、認めてやる物か!

 

隣に立って複雑そうに見ていた紫の手からリボンを引っ手繰る。

有りっ丈の思いを込める。せめて、封印されても彼女のままでいられるように。

 

自分の今一解らん能力に問いかける。

彼女のまま、力だけを封じる事を強くイメージする。

後は賭けだ。

 

彼女にリボンをつける。

ひとりでに巻き付いたリボン。どんどん力が弱く成ってくのを感じる。

しかし、彼女の姿は変わらない。

彼女の驚いた顔を見て思う。賭けは私の勝ちのようだ。

ざまぁみやがれ、世界!!

 

そう考えてたら意識が遠のいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

驚いた、彼は私を封印し、確かに大分力は制限されたが、意識や姿はそのままだ。

以前の封印のような感覚は一切無い。

大妖怪レベルの所で妖力が止まる。魔力もだ。

彼はそれを見ると、嬉しそうな顔をして、そのまま倒れてきた。

必然的に私が受け止める事に成る。

急に倒れたからびっくりしたが、まずは彼の安否が心配だ。

それでをひっくり返した所で心配が吹き飛ぶ。

 

何て清々しそうな顔をしてるんだ。

 

心配して損した思いに成る。

彼には大きな借りが出来てしまった。

私と同等以上に渡り合える腕、諦めていた事を現実にしてくれた事。

本当に感謝してもしきれない。

彼の頬に軽くキスをする。

そうしたら後ろの二人から凄まじい殺気を感じる。

 

成程、この二人は彼の事が好きなのだと。

 

だが、譲る気は無い。こんな良い男何てこの世にいまい。

ああ、譲る物か。ようやく私に降り注いだ希望の光なのだから。彼は。

 

私は妖怪だ。故に人以上に欲に忠実だ。もう離さない、離してやるものか。

 

愛しい愛しい白騎士様。




まて、次回

少しスピーディー過ぎるが気のせいだ。
金髪ロングで巨乳とかマジ好み。
金髪爆乳な紫はマジ神。チョー好み。

作者は金髪美人美巨乳、金髪美人美爆乳派

後、似たようなシュチエーションがあった気がするが気のせいだ。

新たなフラグの予感。

異論は受け付けない。

金髪巨乳は正義。何か感情的過ぎた気がするが気のせいだ。
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