東方太陽録   作:仙儒

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紅魔郷編

ふむ、外の世界(こちら)に来られたと言う事は、運命を操る程度の能力が及ばないのか、はたまた、相手の気まぐれなのか・・・・・、絶対に後者だよな~。

兎に角、その気まぐれの御蔭で助かった訳だ。

暫くは人里に戻らずに外の世界に居た方がいいかも知れない・・・・・。

 

 

 

と、思っていた時期がありました。

 

気まぐれにテレビをつけて見ていたら、私そっくりな人物が写っているのだ。その名も「ガウェイン・ペンドラゴン」。祖国イギリスより、若くして「サー」の称号を与えられた天才らしい。既に幾つもの博士号も会得しているとの事だ。

崎さんが言うガウェイン先輩と言うのは間違いなく彼だろう。

それは置いておいて、不味いのは彼と容姿が全く同じ事だ。

それに私以外の転生者の可能性が高い。そいついが善人にしろ、悪人にしろ、関わらない方が吉だろう。

面倒事は嫌いだ。

まぁ、奴さんが幻想郷に襲いかかってこない限り大丈夫だろう。

一応警戒はしておくか、万が一、億が一と言う言葉がある位だ。

それはそれとして、これのせいで暫くは外では出歩く事はしにくくなった。

 

何てコッたい、大事件だ!!

 

暫くはお互いの為にも行動を起こすのはやめておこう。

しかし、解せんのは何故崎さんが来た時に何故そいつが付いてこなかったかだ。

話ぶりからして故人らしかったし、ほっとけば万事おkだろう。

何があったのかは解らんが、私には関係ないので良いだろう。

外での活動は控えるべきか。取り敢えず幻想郷に戻り、弁当を能力で出し、一人さびしく食べてその日は終了した。

 

そう言えば、ガウェインの衝撃で忘れていたが、レミリアから逃げて外に出たんだった。大丈夫か?と警戒したが、能力の都合上此方が戻って来たこと位解っているだろう。

奇襲等は彼女の性格上あり得ないので安心して休むようにしよう。

深く考えたら負けだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、

朝布団から出ると咲夜が枕元に居て、これまた招待状を渡して帰って行った。

な☆ぜ☆だ!

 

そんなライオンが居る檻に自ら入る勇気等無いので燃やした私は悪くないと思う。

燃やした方が余計にヤバいんじゃ無いか?とも思ったが、もう燃やしてしまったので気にしない事にした。

 

 

そんなこんなで今日も寺子屋で授業。ここ十年で大分板についたと思う。

相変わらず慧音には及ばないが・・・・・。

そう言えば今朝はルーミアが居なかったな、どうしたんだろうか?

まぁ、久しぶりの自由を満喫しているのだろう。

ちゃんと朝食とお弁当を作り置きしていてくれたので、コンビニ弁当は免れたようだ。感謝感謝。

 

そんなこんなで昼。

子供達は昼飯を食いに一時的に帰り、今は慧音と職員室で二人きりだ。

今日も私の昼飯を作って来てくれたみたいだが、生憎ルーミアの弁当で間に合っている。

その旨を伝えたら、鬼のような形相をして誰が作ったのかを聞いて来た。

ルーミアと言いかけたが、それを言うとBAD ENDな気がして式が作ってくれたとだけ言っておいた。

しかし、慧音の追求は止まらない。式とはどういう事だ!とか、式は男か女か?とか色々、根掘り葉ほり聞かれた。

女と言った時に凄まじいプレッシャーを放ちながら、会いたいと言って来たが、生憎今朝から行方知れずだ。その事を言うとそんな奴が作った食べ物よりも此方を食えと、弁当を取り上げられそうに成ったが、それだけは譲れない。

式が折角作ってくれたのにそれを取り上げるとは何事だ!と。

それがいけなかった。

慧音が下を向きながらブツブツ言いだした。しかも凄いプレッシャーを放ちながら。

 

「・・・・・か・・」

 

何?

 

「私の飯よりもその何処の馬の骨とも知れない奴の方が大事なのか!!」

 

な、なんだ?それとこれとは別だろう。

そう言おうとしたらすごい勢いで走って職員室を出て行ってしまった。

おい・・・・・・。まぁ、いいや。

取り敢えず弁当を食う事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガウェインが私の弁当を食わないだと?

それで聞いて見たら式が作ってくれたとの事。

彼が式を作ったのは初耳だ。ともあれ、それが男か女かを聞かねばならない。

聞いて見た所、女との事だ。これは一大事だ。

ただでさえライバルが多いのだ。これ以上増えられても困る。

取り敢えずそんな何処の馬の骨とも解らぬ奴の弁当をくわせる訳にはいかない。しかし、彼はそれを拒否した。

そんな・・・・・、そんなにその女の料理が良いのか?

 

 

・・・・・・、そうか、わかったぞ。彼は優しすぎるのだ。

その女はそこに付け込んだに違いない。そうだ、彼が私の料理を拒む筈が無い。

そんな悪く狡賢い奴はちゃんとお灸をすえないとな。

探し出してそこの所をちゃんと言わなければならない。

待って居ろ、ガウェイン。そんな悪い女から私が守ってやるからな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おい、慧音よ。授業どうした。

そんな訳で時間に成っても帰ってこない訳だ。

しょうがないから私一人で授業した。

別段、これが珍しい事でも無かったので気にせず授業。

しかし、初めは意外だった。あの真面目な慧音が、である。

やはり原作だけだと・・・・・、否やめよう。

彼女達は生きている。もう物語の中ではないのだ。




ようやく幻想郷を現実として受け入れ始めた主人公。

何かどんどんヤンデレェ~
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