東方太陽録   作:仙儒

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35話

白玉楼から帰って一番初めに行ったのは剣にルーンを刻む事だ。

中々の業物ではあるみたいだが、西洋剣とは異なり、力ずくで振えば折れてしまうだろう。

取り敢えずそれらの理由も考慮して強化ルーンフェオ、力の行使、敵の撃滅のソーン、幸運のウィン、力の釣り合いのハガル、防衛力、魔力のユル、勝利のテュールを刻んでおいた。

そう言えばこの刀の名前が無かった事を思い出す。

序だからこの際に付けてしまおうと思うが中々に難しくて決められない。

そもそもネーミングセンス零だしな・・・・・。

そうだ、この後萃夢想だしそこから貰っちゃおう。

名前は霊刀「伊吹」

 

うん、そんなに変じゃ無いしこれに決定しよう。

何故か親しみにも似た懐かしい響きがある。

伊吹・・・・・、何かあるのかな?

まぁ、良いか。

 

常に持ち歩いていて余計なごたごたを避けるために鍵剣で宝物庫に入れておく。

入れ終わったらちょうどタイミングを見計らったように優曇華がこの部屋に入って来た。

 

「セイバー様、ご飯ですよ~」

 

どうやらもう飯時らしい。

そう言えば暗く成り始めてるな。時間がたつのは速いもんだ。

 

「わかりました、後様付けはやめて下さい。様をつけられる程偉大な人物では無いので」

 

これは常日頃思っている事だ。

大抵が私を様付けで呼ぶ。そんな偉い人じゃ無いんだけどな・・・・・。

この事も含めて皆に何回も言ってはいるのだが、その申し出は悉く却下された。

今回もダメみたいだ。

席に着くと隣に永琳が居た。あれ?何時の間に隣に座ったんだ?

私が席に着くときには居なかったのに・・・・・。世の中不思議がいっぱいである。

今日も魔理沙に霊夢、魅魔にアリスが来ていた。

そして逆側を振り向くと魅魔がいた。

おい、さっきまで体面に居たぞ。幻想郷の奴らはみんな瞬間移動でもできるのか?

なんか出来そうで怖いわ。

永琳に魅魔が勝ち誇った顔してる。

魔理沙にアリス、霊夢は悔しそうにしてる。

何かあるのか?まぁ、女子独特の事なんだろう。気にしない事にした。

 

「お師匠様、今日はホッケですよ、大根おろしに醤油でどうぞ」

 

そう言って醤油を渡してくれた。

おお、実は私、大根おろしが大好きなのだ。

少しテンションが上がりつつ、頂きますの号令をする。

何故かこの家では私が頂きますの号令をかける事が暗黙の了解に成っている。不思議だ。

そんなこんなで今日一日は静かに終わりを迎えるのだった。




相変わらずの短さです。
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