東方太陽録   作:仙儒

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36話

久々に外に出たら早苗からメールが来た。

何やら今すぐに会いたいとの事。

一体何だろうか?

取り敢えず行ってみる事にする。

 

 

 

騎士移動中......。

 

 

 

 

そこには早苗が居たがどうも様子がおかしい。

 

「サナエ、どうしたのですか?」

 

そう聞くと早苗が泣きながら私に抱きついて来た。

いきなりでどうしたのかと思ったが、声を殺して震えながら泣いている事に気がついた。

なにごとか?信仰集めしていじめられたとかか?

取り敢えず早苗が落ち着くまで待とう。

優しく撫でる。心なしか様態が悪化したような気がするが気にしない事にする。

溜めこむのは良くない。

心の全てを吐きだした方が良いだろう。

 

 

それから2時間、ようやく落ち着いた早苗が理由を教えてくれた。

どうやら彼女の両親が亡くなったらしい。しかも居眠り運転のひき逃げらしい。

おいおいマジかよ・・・・・。

聞きながら私の中でも怒りの激情が溢れてくる。

早苗を撫でて居ないほうの腕に力が入りギリギリと音を立てる。

何故あんなにいい人が死なねばならない!

怒り叫びたいが早苗が我慢してるのだ、此方がブチギレる訳にはいかない。

それにその人物はどうやらもうこの世に居ないらしいが・・・・・。

恐らく諏訪子辺りが祟り殺したのだろう。

言いながら泣きじゃくる早苗には悪いが早苗の後ろにジョワイユスを出して真名を解放する。

やり場のない悲しみが少しでも無くなる様に願いを込めて・・・・・。

真名解放の影響か知らないが早苗の泣き声が少しずつ小さく成って行く。

 

こんな乱暴なやり方しかできない私を許してくれ・・・・・。

 

泣き疲れて眠ってしまった彼女の蛇の髪飾りに精神の強さを表すアンスール、光と温かさのケン、悲しみと不運を乗り越えるニード、この子が行く先に不幸が無いように祈りを込めてルーンを刻む。

そして泣き疲れたのか眠ってしまった彼女を彼女の家に能力で飛ばす。

 

「クソッ」

 

行き場のない怒りに隣の壁を殴って壊してしまう。

ッチ胸糞悪い、犯人が死んでいる事で更に怒りを感じる。

初めて殺したいと思った瞬間だった。

 

うさ晴らしに買い物でも行くか。

京都に能力で戻り、京都で一番でかいショッピングモールに行く。

早苗に励ましで何か買って送るか?

そう思ってジュエリーショップに入る。

 

「「「動くな、手を上げろ!!」」」

 

・・・・・・、はぁ~。

何でこうなるのかな。広場的な所で複数人が銃見たいなものを持って叫んでいる。

幸運A仕事しろよな~。

犯人はこの他にも各フロアに居るらしい。トランシバー越しに声が聞こえる。こう言う所、英霊に成ったせいか耳に聞こえてくる。さらにため気が出る。

銀魂の大江戸ヒルズを思い出した。

今まさにそんな感じに成っている。

素早く行ってスパパっと解決したいが目立ちたく無いし、聖者の数字が今は発動してない。

1,2世紀先の兵器なのでもしかしたら英霊にも通用するかもしれない。

しかし、ほっとけない。私も中々に人が良いらしい。

自分の性格を恨む。

音速で近ずき、手加減した手とうで気絶させて一気にかたずける。

最初は何があったのか理解できなかったテロリストだが、気絶させた後に堂々と歩く私を見たらしく、此方に向けて弾の雨が降り注ぐ。

それを全て避けて犯人を一人一人確実に仕留めて行く。

最後に残った奴が近くに居る人を人質に取り、しかも腹にダイナマイトをまいている事を此方に曝した。

弱ったな、人質だけでも厄介なのに腹にダイナマイトとか・・・・・。

能力を外の世界の人前で使う訳にもいかないしな~。

 

「ははは、これで手出しは出来ないだろう、変な真似はするなよ、この御嬢ちゃんと一緒にこのショッピングモールごとおじゃんだぜ」

 

何て言いながら高笑いをしている犯人の一人。

おいおい、このショッピングモールが吹き飛ぶだけの威力があるのかよ。

警備員も少女を人質に取られたのと犯人がダイナマイトまいてるせいで近寄れない。

クソッ、役立たずが、しかし、ホントに参ったな。

犯人を気絶させて少女を救出しても意識が無くなった瞬間に連動して爆発されたら困る。

犯人は逃走用の車を声高らかに用意するように指示を出してる。

不味い、このままでは人質が連れ去られた揚句に殺されてしまう。

それだけは何としても避けたい。

そうすると此方を向いてる犯人の反対側からそろーりそろーりと盾みたいな物を持って近づく警備員の姿があった。

これはいけるか?と顔がそっちに行ったのがばれたのか後ろに振り替える犯人。

今だ!

その一瞬で相手に近づき人質を脇から引き抜く形で救い出す。

後は爆弾か。幸いジャケットにダイナマイトが付いているので猫の首を持ち上げる要領で持ち上げて思いっきり外に投げる。

投げた瞬間に凄まじい衝撃が頭を襲い意思気がブラックアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くっ、完全に油断していた。おかしな次元の歪みを見つけて月から調査しに来たは良いが、とんだ失態をしてしまった。

何とか状況の打開策を練るが爆弾を装備している。

流石にこの距離だと幾ら月の科学で出来たドッグタグと言えどひとたまりもない。

如何した物かと考えていたら探していた人物が目の前に現れた。

綿月家の代名詞、綿月ガウェイン様に瓜二つな御方。今回の調査の要因となった人物。

見れば見るほどに赤の他人に見えない。

正刃様と言う正義の守護神としても名高いお方。

巡り合えたのは不幸中の幸いと言う事か・・・・・。

犯人が後ろに気を取られた隙に私はそのお方に救出された。

次の瞬間には爆弾のついたジャケットを放り投げる姿が映った。

それと同時に私は彼の後ろに成る様に投げ飛ばされる。

瞬間、せん光に大きな爆発音が響く。

彼が盾に成ってくれたのだ。

その爆発を利用して人眼が此方に向いていない内に転移装置で一気彼ごとに月へと転移する。




今回は少し長めの2000字、そしてまさかのミラクル展開。
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