東方太陽録   作:仙儒

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39話

お師匠様からの連絡が途絶えてから焼く1日。

一応発信機を付けておいたのだが、発信機の反応は無い。

また勝手に外の世界に遊びに行ったのかと頭を抱える。

 

あれほどダメだと言ったのに・・・・・

 

そんな事をしてる内に慌ただしい様子で妖怪の賢者が家を訪ねて来た。

普段なら門前払いなのだが、どうも様子がおかしいので家に入れて話を聞く事にした。

そうしたら恐れていた事態に成ってしまったようだ。

お師匠様は月に囚われたらしい。

そこからは速かった。

幻想郷で科学の力を保持する河童と連携を取り、ロケットを作る作業に取り掛かる。

それと同時進行で戦力を集める。

かつての自分の弟子と闘わねばならない。

自分で言うのも何だが、損所そこらの奴にやられる程弱くは無い。

それに戦力は大いに越した事は無い。

いざと言う時の為にも。

待っててください、お師匠様。今永琳が助けに行きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから二週間がたった。

今は検査を受けながら病院で勉強会をしている。

何故か入院してる子供たち以外に老若男女様々な人が授業に来ていたりする。

その代表格が綿月姉妹だ。

出会ったのは二週間前。突然の訪問からだった。

まぁ、良い姉妹だ。

しかし、今日も来ているが仕事は大丈夫だろうか?

一応確認したがおkとの事。

それよりも子供たちやその他からの連中からの尊敬の眼差しが痛いです。

私は尊敬に値する程の人物じゃ無い。

今日もサインを求められたりファンレター?見たいのをもらったりした。

ファンレターの殆どは綿月姉妹が処理を手伝ってくれていて、正直助かっている。

そう言えばまたテレビ局らしき人が訪れて取材を煽って来た。

取材する事なんて何も無いので断り続けて居るのだが、やはりしつこい。

そう言えば此処の所外が騒がしいが祭りでもやって居るのか?

暇つぶしに行ってみるのも悪くないかもしれない。

と言うか何時まで病院のお世話に成らなければならないのだろうか?

頭の傷はもう完全に塞がったし、居る意味無くない?

まぁ、此方としては医者の指示に従わざるおえないわけだが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お姉さまに渡された資料を見て思考が停止してしまう。

嘘だウソダ嘘だウソダ!

否定したいがためにお姉さまに言い返すが下を向いて首を横に振るお姉さま。

頭が真っ白に成る。

それから日が経ち、病院からお兄様が目を覚ましたと報があったので飛んで行った。

そこで告げられた残酷な事実・・・・お兄様に記憶が無い。

最悪のシナリオだった。

恐れて居た事態に成った。無意識に医者の襟元を掴んでしまった。

それをお姉さまに止められ、ハッとなり医者を離す。

覚悟をきめてお兄様の前に出たら、その動作が、仕草が変わらないさまを見て泣きたくなった。

あなたの妹の依姫だと。

しかし、お姉さまに止められ、お姉さまが無理に笑顔を作り、自己紹介をし始めた。

私もそれに乗って挨拶する。

お兄様はセイバーと名乗った。

月で祀られて居る神、正刃様。子供の守り神であり、宇宙開発の父であり、綿月家をこの地位までの仕上げ、世界最古の戦い。人妖戦争をたった一人で戦い抜いた大英雄。

何度もドラマ化されたり映画化されたりしている。

月で生まれた者は一度は夢見る存在。

そして私達姉妹のかけがえのない大切で愛おしい兄だ。

しかし、その兄は記憶を失い、こうして目の前に居る。

その日は挨拶をし終わって早々に帰った。

そして家で二人揃って大声で泣いた。

夢なら覚めて欲しい。お願、私達のお兄様を返して!

 

 

 

 

それから幾日かしてようやく気持ちが落ち着き、また会いに行った。

お兄様は病院で勉強会を開いているらしい。

お兄様らしいなと思わず苦笑いが漏れる。

それからどこから情報が漏れたのか月では正刃様が戻って来たとお祭り騒ぎだ。

それにお兄様に言い寄る悪い虫がわんさか出て来た。

そんな悪い虫からお兄様を守る為に今日もファンレターを焼き払う。




物語は加速する
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